MacのFinderでiPhoneを初期化している途中に不明なエラーが出て慌てている気持ち、よくわかります。
この記事を読むと、まず試すべき手順を迷わず実行できるようになり、ログや接続周りの見方といったプログラマー視点のコツまで身につけられますので、短時間で安全に問題の解消を目指せます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実体験に基づく具体的手順 | Finderでの初期化で効果があった順番どおりの手順をわかりやすく提示します。 |
| トラブル診断のチェックリスト | 端末・ケーブル・Mac・ネットワークを効率よく確認するチェック項目を用意します。 |
| プログラマーの実用ワザ | ログの読み方や端末とMacのやり取りを確認するちょっとした裏ワザを教えます。 |
順を追って落ち着いて進めれば解決できることが多いので、気楽な気持ちで読み進めてください。
iPhoneマニア焦っても焦点がぼやけるだけなので、深呼吸して一つずつ片付けていきましょう。うまくいかない箇所があれば、寄り添って次の手を一緒に考えます。
MacでiPhoneをFinderで初期化中に不明なエラーが出たときの基本対処
FinderでiPhoneを初期化しているときに「不明なエラー」が出ると慌てますよね。多くはケーブルや接続、ソフト側のちょっとしたかみ合いの問題で、落ち着いて順に確認すると直る場合が多いです。
ここでは手早く試せるチェック項目をリストにしました。順番に試すことで原因が分かりやすくなりますし、最後に役立つちょっとしたコツも載せてあります。
- 別のLightningケーブルで接続してみる。
- Macの別のUSBポートや別のMacで接続してみる。
- Finderを完全終了してからMacを再起動する。
- MacのOSとiPhoneのバージョンを最新にしてから再試行する。
- ウイルス対策ソフトやセキュリティツールを一時的に無効にする。
- DFUモードで復元を試す（最後の手段として）。
- 会社支給などの端末ならMDMやアクティベーションロックを確認する。
ケーブルと接続の問題を切り分ける
まずはケーブルとポートの物理チェックをしてください。ケーブルの折れやコネクタの汚れがないか目で見て確認すると、案外ここで解決することが多いです。
次に別のケーブルや別のポートでつないでみてください。安価なサードパーティーケーブルやUSBハブ経由は通信が不安定になることがあるので、可能な限り直接接続できる信頼できるケーブルを使うのが安心です。
別のLightningケーブルで接続して試す
コネクタの曲がりや被覆の裂け、端子の汚れを確認してください。汚れはやわらかい布で優しく拭き取ってください。
同じタイプの別ケーブルで接続してエラーが出るか確認してください。純正またはMFi認証のケーブルだと成功率が高くなります。
充電のみ対応のケーブルだと通信ができない場合があるので、データ通信対応のケーブルを使ってください。
Macの別のUSBポートや別のMacで接続して試す
- 別のUSBポートで接続してみる。背面や左側など違うポートを試す。
- USBハブやドッキングステーションを介さず、Mac本体のポートに直結する。
- 可能なら別のMacで同じ操作を試してみる。環境依存の問題か確認できる。
- 接続ポートにゴミがないか確認し、必要ならエアダスターで軽く飛ばす。
MacでFinderを完全終了してからMacを再起動する方法
Appleメニューから「強制終了」を選び、一覧でFinderを選んで「再度開く」をクリックしてください。これでFinderがクリーンな状態になります。
Appleメニューから「再起動」を選んでMacを再起動してください。システムの一時的な問題がリセットされます。
iPhoneの画面がロック解除されていることを確認してから接続し、表示される「このコンピュータを信頼しますか」などのダイアログに応答してください。
MacでDFUモードを使ってiPhoneを初期化する方法（不明なエラー回避）
DFUモードは、通常の復元やリカバリで直らない不明なエラーを解消するための最終手段になります。Macで試す前にバックアップがあるかの確認と、充電が十分にあることをまずチェックしてください。
準備ができれば落ち着いて手順を進めるだけで多くの失敗は防げます。次に示すおおまかな選択肢をざっくり把握してから作業を始めると安心です。
- DFUモードで完全初期化してエラーを消す。
- 純正ケーブルと別のUSBポートで接続を試す。
- MacのOSとFinderを最新にしてネットワークを安定させる。
- セキュリティソフトを一時停止するか別のMacで試す。
iPhoneマニア焦らずゆっくり進めてください。手順どおりにやれば復元はちゃんと終わりますから安心してくださいね。
iPhoneのモデル別にDFUモードに入れる実践手順
iPhoneは機種ごとにボタン操作のタイミングがちがうため、モデル別の手順を守ることが大切です。ここではiPhone8以降、iPhone7系、iPhone6s以前それぞれの押し方を簡潔に示します。
DFUは画面が真っ黒の状態でMacがデバイスを認識するのを確認することがポイントです。リズムよくボタン操作を行うためにタイマーやカウントを準備すると失敗が減ります。
iPhone8以降でDFUモードに入れるボタン操作手順
iPhoneをMacに接続して電源を入れたままにします。ケーブルは純正か信頼できるものを使ってください。
音量上げを素早く押して離し、次に音量下を素早く押して離します。
サイドボタンを長押しして画面が真っ黒になるまで待ちます。
画面が黒くなったらサイドボタンと音量下を同時に約5秒押し続け、次にサイドボタンだけ離して音量下はさらに約10秒押し続けます。Finderがデバイスを検出したらDFU成功です。
iPhone7と7PlusでDFUモードに入れるボタン操作手順
iPhone7系をMacに接続して、サイドボタンと音量下を同時に押し続けます。
約8秒経ったらサイドボタンだけを離して、音量下は押し続けます。
さらに約10秒後にFinderがデバイスを検出したらDFU状態です。画面が真っ黒のままになるのが目安です。
iPhone6s以前でDFUモードに入れるボタン操作手順
iPhone6s以前をMacに接続して、ホームボタンと上または横の電源ボタンを同時に押し続けます。
約8秒たったら電源ボタンだけを離して、ホームボタンは押し続けます。
さらに約10秒後にFinderがデバイスを検出し、画面が真っ黒ならDFU成功です。
Mac上でDFU復元を実行する具体的な操作
MacでのDFU復元はFinderで行います。最新のmacOSと安定したネット接続を用意してから始めると、ファームウェアのダウンロードがスムーズになります。
Finder上でデバイスがDFUとして認識されたら、復元ボタンを押して指示に従います。復元中はケーブルを抜いたりMacの電源を落としたりしないでください。
FinderでDFU状態のデバイスを検出して復元を開始する手順
MacでFinderを開いてからDFU状態のiPhoneを接続します。サイドバーにiPhoneが表示されたらクリックします。
デバイス情報画面で復元または復元とアップデートのボタンをクリックします。ダウンロードが始まる場合は完了まで待ちます。
復元中はケーブルを外さずにそのまま待ちます。完了後にiPhoneが再起動したら初期設定またはバックアップから復元を選んでください。
Macでネットワークやセキュリティが原因の不明なエラーを切り分ける方法
MacでiPhoneを初期化中にネットワークやセキュリティが原因で不明なエラーが出ることがある。慌てず接続経路を単純化していけば多くの問題は解決できるので安心して進めてください。
ここでは最初に接続先を切り替え次にVPNやプロキシやルータの設定を確認し最後にコンソールログを見て原因の手がかりを拾う流れで案内する。ケーブルは直差しで純正品か信頼できるものを使うと余計なトラブルを避けられます。
- 別のネットワークで試す(スマホのテザリングや別のWiFiを使う)。
- VPNやプロキシを完全にオフにしてから再試行する。
- ルータやMacのファイアウォール設定を確認する。
- USB接続は直差しでハブや延長ケーブルは避ける。
- Consoleアプリでエラーやタイムアウトのログを確認する。
iPhoneマニア接続の切り分けは意外とシンプルで結果が出やすいですよ。焦らず順番に試していけば短時間で原因が見つかることが多いです。
ネットワークやVPNを切り分けて接続問題を確認する手順
まずはVPNやプロキシを疑う。これらは通信経路を迂回させるためAppleの認証サーバに届かないことがあるので必ずオフにして試してください。
別ネットワークに切り替え(例えばスマホテザリング)しても改善しない場合はルータのポート制限やDNS設定を確認する。MacのConsoleアプリで接続ログを見れば失敗箇所が分かることが多いです。
別のWi‑Fiやスマホテザリングで試す方法とVPNやプロキシの無効化手順
スマホのテザリングや別のWiFiに切り替えて初期化を再実行してください。ネットワーク側の問題か端末側か速く判別できます。
メニューバーやVPNアプリで完全に切断してから再試行してください。バックグラウンド接続が残っていないか確認すること。
システム環境設定のネットワーク→詳細→プロキシで設定を全てオフにして保存してください。不要なプロキシが原因のことが多いです。
AppleIDや『iPhoneを探す』が原因のときの確認手順
AppleIDや『iPhoneを探す』が原因だと機器側の認証やアクティベーションで弾かれることがある。まずはAppleIDに正常にサインインできているかと二要素認証の設定を確認してください。
iPhoneが『iPhoneを探す』で紐づいていると初期化がブロックされることがあるため必要に応じて設定確認とサインアウトを行う。これらの操作にはAppleIDのパスワードが必要になる点に注意してください。
iPhoneでAppleIDのサインアウトと『iPhoneを探す』の設定を確認する場所と操作
iPhoneの設定を開き画面上部の自分の名前をタップしてAppleID画面を表示してください。
画面を下にスクロールしてサインアウトを選びAppleIDのパスワードを入力してサインアウトしてください。
設定→自分の名前→探す→『iPhoneを探す』をオフにしてください。オフにする際にパスワードが求められます。
よくある質問
- 初期化中に不明なエラーが出たらどうすればいいですか？
まずMacとiPhoneを再起動してから、ケーブルとUSBポートを確かめてください。純正かMFi認証のケーブルを使うと安定します。Finderを再起動して再接続すると直ることが多いです。
- FinderがiPhoneを認識しないときの対処は？
別のケーブルや別のポートで試してください。iPhone側でコンピュータを信頼する確認と、macOSとiPhoneを最新にすることも忘れないでください。
- エラーコードが出たらどう確認する？
エラーコードをメモして公式サポートで検索してください。ネットワークやディスクアクセスが原因のことが多いので、ネット接続やディスク診断も試してみてください。
- 初期化が途中で止まる場合の追加対処は？
セキュリティソフトを一時停止してから再試行してください。重要なデータがあるときはバックアップを必ず確保してください。
まとめ
ここまでいろいろ試してきて疲れているかもしれませんが、落ち着いて大事なポイントをまとめます。まずは基本としてLightningやUSB-Cケーブルの故障、接続ポートの不安定、そしてmacOSとiPhoneの再起動を順に確認してください。この段階だけで案外解決することが多いので、焦らずトライしてください。
次に試すのはリカバリーモードとDFUモードを使った復元で、画面表示ができない場合はこちらが有効です。別の公式ケーブルや別のMacで試すと、ハード寄りの問題かソフト寄りの問題かがはっきりします。ログを取りたいときはConsole.appでusbmuxdやmobiledeviceのログを検索すると、エラー番号や原因の手がかりが見つかります。
ネットワークが怪しいならルーターを再起動し、VPNやセキュリティソフトを一時停止してから復元を試してください。それでもダメならAppleのサポートへログを見せるためにipswを手動で選んで復元するやり方を試すと役に立ちます。慌てず一つずつ潰していけば大抵は戻りますから、落ち着いて取り組んでください。