iPhoneのバックアップがMacの内蔵ストレージを圧迫して困っていませんか。
この記事を読むと外付けSSDに安全にバックアップを移して内蔵容量を確保できるようになります。準備から実行までの具体的な手順と途中での対処法を丁寧にお伝えします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実際の手順 | FinderとターミナルでBackupフォルダを外付けSSDへ移しシンボリックリンクで置き換える実務的手順を丁寧に解説します。 |
| トラブル対処 | フォーマットとアクセス権の問題や途中で失敗した場合の戻し方を事例付きで紹介します。 |
| プログラマー視点の小ワザ | 大量データを効率よく移すスクリプトや確認の手順など現場で役立つ技を伝えます。 |
準備はシンプルですぐに始められますのでリラックスして読み進めてください。
iPhoneマニア焦らず一歩ずつ進めれば大丈夫です。わかりやすく順を追って手順を示すので不安な点は遠慮なく確認しながら進めてください。
MacでiPhoneのバックアップを外付けSSDに保存する方法
MacでiPhoneのバックアップを外付けSSDに移して内蔵ストレージを空けたいときは、実は手順が限られていて落ち着いて進めれば問題ありません。ここではCatalina以降とMojave以前のやり方をわかりやすくまとめて、安全にSSDへ移す方法を紹介します。
要点はバックアップフォルダをSSDに移して元の場所にシンボリックリンクを作ることです。コピー中はFinderやiTunesを終了して、暗号化バックアップの有無を確認してください。
- Catalina以降はFinderのバックアップ本体をSSDに移してリンクを作る方法。
- Mojave以前はiTunesのバックアップフォルダを同様に移す方法。
- 作業前に権限とSSDのフォーマットを確認するエンジニア的な注意点。
iPhoneマニア初めてでも大丈夫です。手順を順番にやれば確実に終わるので落ち着いて進めてくださいね。途中でつまずきそうなポイントもやさしくフォローします。
Finderでバックアップ本体をSSDに保存する方法（macOS Catalina以降）
macOS Catalina以降はiPhoneのバックアップ管理がFinderで行われますが、バックアップの実体はユーザーライブラリのMobileSyncフォルダにあります。手順はその実体をSSDに移して元の場所にシンボリックリンクを張るだけで、Finder上の取り扱いは変わりません。
作業前にバックアップを最新にし、暗号化設定の有無を確認してください。コピーは属性を保持する方法で行い、完了後に正常に復元できるかを必ず確認すると安心です。
外付けSSDをMacに接続してマウントポイントをFinderで確認する
外付けSSDをMacに接続して電源やケーブルを確認してください。接続後にFinderでドライブが表示されるかを確認します。
Finderの環境設定でサイドバーとデスクトップに外部ディスクを表示する設定を有効にしておくと見つけやすくなります。
FinderでSSDを選び情報を見るを開くと場所やファイルシステムが確認できます。必要ならボリューム名をわかりやすく変更してください。
ターミナルで既存のiPhoneバックアップをSSDのフォルダに移動してシンボリックリンクを作成する
元のバックアップはユーザーライブラリのApplicationSupport内MobileSyncBackupにありますので場所を確認してください。
SSDの任意の場所にiPhoneバックアップ用のフォルダを作成します。パーミッションを現在のユーザーが扱えるようにしておきます。
フォルダを属性を保った方法でSSDへコピーして元のフォルダをリネームし、lnで元の場所にシンボリックリンクを作成します。
iTunes形式のバックアップを外付けSSDに移す方法（macOS Mojave以前）
macOS Mojave以前はバックアップをiTunesが管理しており、実体は同じMobileSyncのBackupフォルダにあります。iTunesを終了してからフォルダをSSDに移しリンクを作る手順が有効です。
移動前に暗号化設定を確認し、コピーは属性を保持する方法で行ってください。作業後はiTunesでバックアップの検証や復元テストを行うと安心です。
iTunesのバックアップフォルダの場所をFinderで開く手順
Finderで移動メニューからフォルダへ移動を選びます。ここでパスを入力して直接Backupフォルダを開くことができます。
入力するパスはユーザーライブラリ内のApplicationSupportMobileSyncBackupです。フォルダを開いて中身を確認してください。
作業前にBackupフォルダ全体を別の場所へコピーして保険を残しておくと失敗したときに戻せます。
バックアップフォルダをSSDにコピーしてターミナルでリンクを張る実際のコマンド操作
Finderコピーかrsyncのようなツールで所有者とタイムスタンプを保持してSSDへコピーしてください。これで復元時の問題を減らせます。
コピーが終わったら元のBackupフォルダを名前変更して退避しておきます。問題がなければ後で削除できます。
元の場所に対してlnでSSD上のフォルダへのシンボリックリンクを作成してください。作成後にFinderやiTunesでバックアップが見えるか確認します。
MacでiPhoneの写真とビデオを外付けSSDに移す方法
外付けSSDにiPhoneの写真やビデオを移すと内蔵ストレージの空きが増えて気持ちが楽になります。ここでは主に二つの方法を紹介します。写真アプリのライブラリをSSDに移して一元管理する方法と、ImageCaptureで元ファイルを直接SSDに取り込む方法です。
どちらを選ぶかは運用に応じて決めると良いです。ライブラリ移行は写真アプリでの管理が楽になり、ImageCaptureはオリジナルファイルをそのまま保存したいときに便利です。SSDはAPFSかMacOSExtended(Journaled)で使うことをおすすめします。
- 写真アプリのライブラリをSSDに丸ごと移すと写真アプリ上でそのまま管理できるようになります。
- ImageCaptureで直接SSDのフォルダに取り込むとライブラリを介さず元ファイルだけを保存できます。
iPhoneマニア初めてでも安心してください。手順に沿ってゆっくり進めれば大きなデータでも安全にSSDへ移せますよ。
写真アプリのライブラリを外付けSSDに移して管理する方法
写真アプリのライブラリをSSDへ移すと写真アプリがSSD上のライブラリを直接読み書きします。まずは写真アプリを完全に終了してからライブラリファイルをFinderでコピーしてください。コピーが終わるまで元ファイルは残しておくのが安全です。
コピー後はOptionキーを押しながら写真アプリを起動してSSD上のライブラリを選びます。必要なら写真アプリの環境設定でシステムフォトライブラリに設定しておくとiCloud同期などが正しく動作します。
写真アプリを終了してライブラリファイルをSSDの指定フォルダへコピーする操作場所と注意点
写真アプリが完全に終了していることを確認します。起動中だとライブラリがロックされてコピーできないことがあります。
ユーザーフォルダのピクチャにあるPhotos Library.photoslibraryを選びます。パッケージの中身を直接編集しないでください。
SSD上に専用フォルダを作ってからライブラリファイルをコピーします。コピー後にサイズやファイル数を確認してから元を削除してください。
Optionキーで写真アプリを起動してSSD上のライブラリを選ぶ設定のやり方
DockやLaunchpadから写真アプリを選びOptionキーを押したまま起動します。ライブラリ選択ダイアログが表示されます。
『ほかのライブラリを選択』をクリックしてSSD上のPhotos Library.photoslibraryを指定します。選択したら開いて動作を確認します。
必要であれば写真アプリの環境設定の一般で『システムフォトライブラリに設定』を有効にしてください。
Image CaptureでiPhoneの元ファイルを直接SSDに保存する方法
ImageCaptureを使うとiPhoneの元ファイルをそのままSSDのフォルダへ取り込めます。ケーブルでiPhoneを接続してロック解除と信頼を済ませたらImageCaptureを開いてデバイスを選びます。取り込み先にSSDのフォルダを指定してから読み込みを開始してください。
この方法は写真アプリのライブラリを増やさずにファイルを保存したいときに向いています。HEICやHEVCなどのフォーマットは残るので互換性が気になる場合は取り込み後に変換や別管理を考えてください。
Image Captureでデバイスを選んで保存先にSSDのフォルダを指定して取り込む手順
ケーブルで接続してiPhoneのロックを解除し『このコンピュータを信頼』を選びます。これでMacからファイルにアクセスできます。
アプリを開いて左側のデバイス一覧から接続中のiPhoneを選びます。読み込みたい写真やビデオが一覧で表示されます。
ウィンドウ下部の『読み込み先』で『その他』を選びSSD上の任意フォルダを指定してから『読み込み』か『すべて読み込み』をクリックします。
Finderでファイルを確認して問題なければSSDを安全に取り出してください。元のファイルは確認できるまで残しておくと安心です。
MacでSSD上のiPhoneバックアップから新しいiPhoneに復元する方法
SSD上のiPhoneバックアップから新しいiPhoneに戻すときは、大きく分けて3つのやり方があります、どれも慌てずに手順を踏めば問題ありません。まずは外付けSSDをMacに接続して正しくマウントされているか確認してください。
- Finderに外付けSSDのバックアップを直接参照させる方法。移動やコピーをせずそのまま使えて速いです。
- 外付けSSDから一時的にローカルのBackupフォルダへコピーしてから復元する方法。互換性トラブルが少なく安心です。
- MobileSync/BackupフォルダをSSDにシンボリックリンクで置き換える方法。プログラマー的に管理しやすい運用ができます。
iPhoneマニア初めてでも大丈夫です。SSDがちゃんと認識されていれば、あとは落ち着いてFinderの復元手順を進めるだけで新しいiPhoneに必要なデータが戻ります。
FinderでSSDのバックアップを指定してiPhoneを完全復元する手順
FinderでSSD上のバックアップを指定して復元する基本の流れはシンプルで分かりやすいです。外付けSSDを接続してFinderでiPhoneを選び、バックアップから復元を選択するだけで始まります。
注意点として暗号化バックアップを使っている場合は復元時にパスワードが必要になります、また復元中はiPhoneを切断しないでください。進行には時間がかかることがあるので電源や接続を確実に保ってください。
iPhoneをMacに接続してFinderのバックアップ一覧からSSDにあるバックアップを選ぶ操作場所
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 接続とデバイス表示 | 外付けSSDをMacに接続してFinderを開きます、左サイドバーにiPhoneが表示されたらクリックしてください。 |
| バックアップ選択の場所 | iPhoneを選ぶと概要画面が出ます、その中にある「バックアップ」セクションの「すべてのバックアップを管理」または「バックアップから復元」を選んでください。 |
| SSD上のバックアップを参照する方法 | 一覧に目的のバックアップが出ない場合は、あらかじめSSDをMobileSyncのBackupにリンクしておくか、Finderの表示から直接Backupフォルダを指定してから復元を行ってください。 |
復元中に暗号化バックアップのパスワードを入力する方法と復元完了後に確認する箇所
復元を開始すると暗号化バックアップの場合にパスワード入力を求められます、ここで正しいパスワードを入力してください。パスワードを忘れるとHealthやパスワード等の復元ができない点に注意してください。
パスワード入力後は復元が進行します、iPhoneをMacから外さないで電源や接続を維持してください。復元完了までに再起動が複数回入ることがあります。
完了後に設定アプリでサインイン状態や写真・メッセージの有無を確認してください、特にキーチェーンやヘルスデータは暗号化でないと戻らないことがあるので重要です。
よくある質問
- 外付けSSDにiPhoneのバックアップを保存しても安全ですか
はい、安全に保存できます。大事なのはSSDを常時接続できるようにし、バックアップを暗号化しておくことです。バックアップ保存場所を移すときは元のバックアップを残しておき、動作確認してから運用するのがおすすめです。
- どのフォーマットでSSDを用意すればいいですか
最新のmacOSを使っているならAPFSをおすすめします。古いmacOSを使う場合はMac OS Extended（ジャーナリング）を選ぶと互換性が高いです。
- 保存先を外付けSSDに変更する手順を簡単に教えてください
FinderでiPhoneのバックアップを一度停止し、~/Library/Application Support/MobileSync/Backupを外付けSSDに移動します。その後ターミナルで移動先へのシンボリックリンクを作成して、Finderから通常どおりバックアップを作成します。リンクが正しく動いているかを確認してから普段使いに戻してください。
- 運用で気をつけるポイントはありますか
SSDは取り外しに注意して常に安全に取り扱ってください。バックアップは暗号化しておき、定期的に復元できるか確認しておくと安心です。必ずバックアップ作成後にログやサイズをチェックしてください。
- 復元するときに特別な操作は必要ですか
復元時は外付けSSDをMacに接続した状態にしてください。シンボリックリンクが正しく機能していれば、Finderは通常どおりバックアップを認識して復元できます。万が一見つからない場合はリンクの状態を確認してください。
まとめ
ここまでの手順を読めば、MacでiPhoneのバックアップを外付けSSDへ移す基本がつかめます。Finderを使った保存先の切替方法と、TerminalでバックアップフォルダをSSDへ移動してシンボリックリンクを張る方法の両方を分かりやすく説明しました。
実作業では、まずSSDをAPFSで初期化して容量とアクセス権を確認することが大事です（APFSはAppleのファイルシステムです）。バックアップは暗号化設定にしておくと安全性が高まりますし、移行後にFinderで正常に認識されるか確認してください。
現場で役立つ小さなコツは、バックアップ中にSSDを抜かないことと、定期的に古いバックアップを整理して空き容量を確保することです。落ち着いて手順を一つずつ確認すれば問題なく移行できますので、安心して試してみてくださいね。