iPhoneの調子が気になりつつも、いざという時のバックアップをiTunesでどう取れば良いか戸惑っていませんか?
このガイドでは、自宅のパソコンと付属のケーブルだけで安全な保存先を用意し、写真や連絡先はもちろんLINEの履歴まで丸ごと守る方法を、一歩ずつ画面の位置やボタン名まで示しながら説明します。さらに容量不足を避ける設定や、暗号化してパスワードを忘れず管理するコツも盛り込みました。
今すぐiPhoneをパソコンにつなぎ、ページを開いたまま一緒に操作して、安心できる最新のバックアップ作りを始めましょう。わかりにくい専門語は省き、つまずきそうな場面では追加のヒントも表示するので、初めてでも落ち着いて進められます。
iTunesでiPhoneを安心バックアップするやさしい手順

iPhoneのバックアップは初めてだと少しドキドキしますよね。でもパソコンとiTunesがあればサクッと安心対応できます。
- パソコンに最新のiTunesをインストールして開く
- iPhoneをLightningケーブルで接続する
- iTunes画面の左上にあるデバイスアイコンをクリック
- 「バックアップ」欄で「このコンピュータ」を選んで「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェック
- 「今すぐバックアップ」を押して完了を待つ
上記の流れで進めると、写真やメッセージはもちろんアプリの設定までしっかり残せます。
WindowsパソコンでiTunesを使う

WindowsパソコンにiTunesをインストールしておくと、ケーブル1本でiPhoneをつなぐだけで丸ごとバックアップできます。初めての人でも、画面の案内にそって「今すぐバックアップ」をクリックするだけでサクッと作業が完了する手軽さが魅力です。バックアップを暗号化すると、パスワードやヘルスケアデータまでしっかり残せるので、大切な情報をしっかり守りたいときにぴったりです。
①LightningケーブルでiPhoneとパソコンをつなぐ
まず手元にApple純正のLightningケーブルを用意してください。ケーブルの片側をiPhoneの下部端子にまっすぐ差し込み、もう一方をパソコンのUSBポートにしっかり挿します。難しくなく、まるで電源コードをつなぐ感覚です。
ケーブルがグラつかないように、iPhoneとパソコン側の両方をまっすぐ差し込んでください。斜めに入れると端子が痛むので要注意です。
注意:サードパーティ製ケーブルだと認識しにくい場合があります。なるべく純正またはMFi認証品を使いましょう。
②iTunesを開き左上のiPhoneマークをクリック
MacやWindowsでiTunesを起動したら、画面の左上隅にある小さなiPhoneアイコンを探してください。
このアイコンをクリックすると、接続中のiPhone情報画面にパッと移動できます。バックアップ設定や暗号化の切り替えもここから手軽に操作できるので覚えておくと便利です。
③概要タブでバックアップの暗号化にチェックを入れる
iTunesの概要タブにあるiPhoneのバックアップを暗号化にチェックを入れます。パスワード設定画面が表示されるので、忘れにくく安全なパスワードを入力してください。暗号化をオンにすると健康データやキーチェーン情報もまとめて守れます。
パスワードを忘れるとバックアップを復元できなくなるので、大切に管理してください。
④暗号化パスワードを入力して設定を完了する
パスワード入力画面が出たら、安全に覚えられる8文字以上の英数字と記号を組み合わせたパスワードを入力してください。
同じパスワードを再入力して確認したら、画面右下の「バックアップを暗号化」をクリックして設定が完了です。
⑤今すぐバックアップをクリックして待つ
「今すぐバックアップ」をクリックするとプログレスバーが表示されます。バックアップ中はケーブルを抜かないように注意してください。
写真やアプリが多いと数分~数十分かかることがあります。長くなるときはパソコンをスリープさせずに、電源につないでおくと安心です。
完了すると「最新のバックアップ」に押した日時が並びます。表示を確認できたらバックアップは無事に終わっています。
⑥バックアップの完了表示を確認する
iTunesのメイン画面で「iPhone“○○”の最新バックアップを作成しました」というメッセージが出たらバックアップ完了です。
さらに念のため、iTunes上部メニューの「編集」>「設定」>「デバイス」タブを開いて、バックアップ日時が最新になっているかチェックしましょう。
MacでFinderを使う

Macを使っているならFinderが心強い味方になります。macOSCatalina以降ではiTunesのかわりにFinderでiPhoneのバックアップや同期をまるごと管理できるんです。
ケーブルでiPhoneをつなげばサイドバーにデバイスが表示されて、クリックするだけでバックアップ画面がパッと出てきます。インターフェースはすっきりしていて、初めての人でも迷いにくいのがうれしいポイントです。
Finderバックアップのここがいい!
特徴 | メリット |
---|---|
ワンクリック操作 | 面倒な設定なしでバックアップを開始できる |
自動バックアップ設定 | Mac起動時や接続時に自動で保存できるから手間が減る |
暗号化オプション | パスワード付きで大事なデータも安全に保管 |
プログラマー目線のちょっとしたアドバイスですが、Finderはキャッシュがたまると動きが重くなることがあります。定期的にFinderを再起動すると快適さが戻ります。
MacユーザーにとってFinderバックアップは手軽で頼りになる方法です。iPhoneとMacをつなげたら、あとはFinderにおまかせしてください。
①LightningケーブルまたはUSB-CでiPhoneとMacをつなぐ
まずiPhoneとMacを目の前に並べてください。iPhoneに付属していたLightningケーブル、もしくはMacに合わせたUSB-Cケーブルを用意します。
ケーブルのコネクタをiPhoneの充電口にそっと差し込みます。向きを間違えると入らないので、無理に押し込まないようにしましょう。
次にケーブルのもう一方をMacの対応ポートに接続します。端子の汚れがないか軽くチェックすると接触不良を防げます。
②FinderのサイドバーからiPhoneを選ぶ
LightningケーブルでMacとiPhoneをつなぐとFinderのサイドバーにiPhoneが表示されます。
表示されたiPhoneアイコンをクリックすると、バックアップや同期の設定画面が開きます。
サイドバーにiPhoneが見当たらないときはFinderのメニューから“環境設定”→“サイドバー”を開き、“CD・DVD・iOSデバイス”にチェックを入れてください。
③一般タブでローカルバックアップを暗号化にチェック
iTunesの左上にあるiPhoneアイコンをクリックしてデバイス画面を表示します。上部にある一般タブを選んでください。
「ローカルバックアップ」の欄でiPhoneバックアップを暗号化にチェックを入れます。続いて任意のパスワードを入力し、確認のため再入力して「パスワードを設定」を押してください。
暗号化パスワードを忘れるとバックアップから復元できなくなるリスクがあります。
④暗号化パスワードを入力して保存
パスワード入力画面が出てきたら、上と下の欄に同じパスワードをタイプしてください。
iTunesは英数字を組み合わせた8文字以上がおすすめです。
最後に「パスワードを設定」をクリックすると、暗号化バックアップが保存されます。
パスワードを忘れるとバックアップが復元できないので、必ず安全な場所にメモしておいてください。
⑤今すぐバックアップをクリックして待つ
「今すぐバックアップ」をクリックするとバックアップがはじまります。画面上部に進行バーが現れるので、そのまま完了のメッセージが出るまでケーブルを抜かずに静かに待ちましょう。
バックアップ中にパソコンがスリープになると途中で止まることがあるので、事前にスリープ設定をオフにしておいてください。
⑥完了メッセージと日付を確認する
バックアップが終わると、画面上部に「iPhoneのバックアップが完了しました」というメッセージが出ます。そのすぐ横に表示されている日付を見て、最新の日時になっているかをチェックしてください。
完了メッセージが出ない場合は、ケーブルやネットワークの接続状態を見直してからもう一度バックアップを始めてみましょう。
バックアップを使ってもっと便利になる応用ワザ

バックアップの基本をマスターしたら、もっと便利に活用する応用ワザを試してみましょう。普段の作業がグッと楽になるヒントをまとめました。
応用ワザ | 活躍シーン |
---|---|
一部だけ復元 | 万が一誤って消した写真やメッセージだけを取り戻したいとき |
新端末への一括移行 | 買い替え時にアプリや設定をまるごと引き継ぎたいとき |
暗号化バックアップ | Wi-Fiパスワードやキーチェーン情報までしっかり保護したいとき |
家族でまとめ管理 | 複数台のiPhoneを同じPCでバックアップして整理したいとき |
どのワザもほんのひと手間でできるものばかりです。習得したら日常のiPhone操作がもっとスムーズになりますよ。
新しいiPhoneへまるごと引っ越し

古いiPhoneと新しいiPhoneを近づけるだけで、アプリや写真、設定まるごと引っ越しできるクイックスタート機能は、ケーブルやパソコンがいらないラクラク引っ越し方法です。転送中は両方の端末を充電器につないでおけば安心ですし、最新のiOS同士なら面倒な手順をほとんど省いて元の使い心地がそのまま再現されます。新しいiPhoneへまるごとデータをお引越ししたい人にぴったりの選択肢です。
古いiPhoneの最新バックアップをとる
古いiPhoneを安全にバックアップするには、PCとつないでiTunesから操作します。事前に最新バージョンのiTunesをインストールしておくと安心です。
純正ケーブルで古いiPhoneとPCを接続し、iTunesを立ち上げます。
画面上部の小さなiPhoneマークをクリックして、デバイス情報画面を表示します。
「ローカルのバックアップを暗号化」にチェックを入れて、わかりやすいパスワードを設定します。
「今すぐバックアップ」をクリックすると、最新のデータがPCに保存されます。
バックアップの暗号化パスワードを忘れると復元できないので、必ずメモを残してください。
新しいiPhoneをパソコンにつなぎデータを復元する
付属のLightningケーブルまたはUSB-CケーブルでiPhoneとパソコンをつなぎます。ケーブルに傷や緩みがないかも軽くチェックしましょう。
画面に「このコンピュータを信頼しますか?」が出たらiPhone側で「信頼」を選びます。パスコードを求められたら入力してください。
パソコンのiTunesを起動し、左上に表示されたiPhoneアイコンをクリックします。バックアップ一覧から復元したいものを選び「バックアップを復元」を押します。
暗号化バックアップの場合、パスワード入力が必要です。忘れないようにメモしましょう。
復元後にLINEや銀行アプリを再ログインする
ホーム画面からLINEアプリをタップして起動します。
「ログイン」を選び、登録している電話番号を入力してください。
SMSで届いた認証コードを入力し、パスワードを入力すると再ログイン完了です。
トーク履歴をiCloudから戻す場合は、ログイン直後の画面で「バックアップを復元」を選んでください。
銀行アプリを起動し、IDとパスワードを入力してログイン画面に進みます。
二段階認証が設定されている場合は、SMSやトークンで届いたワンタイムコードを入力してください。
Face IDやTouch IDでの再設定が必要なら、アプリの設定画面から生体認証を有効にしておくと便利です。
認証に使う電話番号やパスワードがわからないと、再発行の手続きが必要になるので、事前にメモやパスワード管理アプリを確認しておきましょう。
もしものときに復元してトラブル回避

いきなりのトラブルでiPhoneの調子が悪くなるとドキドキしますよね。でもiTunesで定期的にバックアップさえしておけば、そんなときも安心です。
PCに接続してバックアップから復元を選べば、数分で元どおりの状態に戻せます。設定やアプリ、メッセージまで丸ごと復活するので、データ消失への不安から解放されます。
さらに大事なポイントとして、プログラマーの経験から言うと、古いバックアップをアーカイブしておくと、思いがけない不具合が発生したときに“さらに過去の状態”へも戻せるのでとても心強いですよ。
iTunesまたはFinderでバックアップ一覧を開く
USBケーブルでiPhoneをパソコンに接続したら、macOSならFinder、WindowsならiTunesを起動してください。
Finderのサイドバー、またはiTunesの上部に表示されるiPhoneアイコンをクリックしてください。
概要表示の「バックアップを管理」をクリックすると、これまでに保存したバックアップ一覧が現れます。
Finderでサイドバーが見えないときは、画面上部の「表示」→「サイドバーを表示」で表示できます。
最新の暗号化バックアップを選び復元をクリック
iTunesの画面で「バックアップを復元」を選ぶと、保存されているバックアップが一覧表示されます。
その中から最新の日付が付いた暗号化バックアップをクリックして、右下の「復元」ボタンを押してください。
復元中はiPhoneを絶対にパソコンから外さないことが大切です。ケーブルが抜けると途中で失敗してしまうので注意してください。
復元完了後に再起動して動作を確認する
復元の完了を確認したら、サイドボタンと音量アップボタンを同時に長押しして電源オフスライダーを表示させます。
スライダーを右にスワイプして電源を切り、再びサイドボタンを長押しして電源を入れてください。
ロックを解除してホーム画面が正常に表示されるか確認します。
いくつかのアプリを開いて、ページ遷移や通知、Wi-Fi接続などが問題なく動作するか確かめましょう。
再起動中は充電ケーブルを抜かずに電源が安定するまで待ってください。
外付けドライブへバックアップを移してパソコン容量を節約

バックアップが増えてパソコンの空き容量が気になるときは外付けドライブへ移すのがおすすめです。大容量のHDDやSSDに保存すればいつでも最新のバックアップを残しながらパソコンの動作を軽快に保てます。USBやThunderbolt接続なら転送速度も速く、何十ギガものデータもさくっと移動できます。プログラマーならではのコツとしては、バックアップフォルダを外付けに配置してシンボリックリンク(簡単に言うと特別なショートカット)を作ると、iTunesの設定を変えずにそのまま利用できるので便利です。
外付けドライブを接続しバックアップフォルダをコピーする
USBポートまたはUSB-Cポートに外付けドライブをしっかり接続して、エクスプローラーでドライブレター(例:E:\)を確認します。
エクスプローラーのアドレスバーに C:\Users\ユーザー名\Apple\MobileSync\Backup
と入力してEnterキーを押し、iPhoneのバックアップフォルダを表示します。
Backupフォルダを右クリックして「コピー」を選びます。ファイル数が多いので全体をまとめて選択すると楽です。
先ほど確認したドライブレターを開き、空白の場所を右クリックして「貼り付け」を選びます。コピーが完了するまで待ちましょう。
外付けドライブは大容量ファイルを扱うためにexFATまたはNTFSでフォーマットしておくと安心です。
シンボリックリンクを設定して保存先を変更する
iTunesを閉じたら、まずはバックアップフォルダをまるごと新しい保存先へ移動しましょう。
エクスプローラーで「C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup」を開き、まるごとコピーして「D:\iTunesBackup」など新しい保存先に貼り付けましょう。
管理者としてコマンドプロンプトを起動して、以下のコマンドを実行します。これで古い場所から新しい保存先へつながる「つなぎ目」ができます。
mklink /J "C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup" "D:\iTunesBackup"
「Junction」が作成されたらエクスプローラーで確認してみましょう。
移動したデータは元のフォルダに残っていないので、誤って消さないよう注意してください。
次回から外付けドライブに直接バックアップされることを確認する
外付けドライブをパソコンに接続してiTunesを開きます。iPhoneアイコンをクリックして「今すぐバックアップ」を選ぶと、新しいバックアップが外付けドライブに保存されます。
Finderまたはエクスプローラーで外付けドライブのMobileSync/Backup
フォルダを開きます。最新のタイムスタンプが付いたフォルダがあれば、次回からもここに直接バックアップされることが確認できます。
バックアップを自動化して取り忘れゼロ

iCloudにワイヤレスで自動バックアップを設定すると毎晩寝ている間にiPhoneのデータをしっかり守れます。Wi-Fiと電源に接続し、画面がロックされた状態であればこまめな手動操作なしでバックアップを完了できます。
パソコンを開かなくても大丈夫なので外出が多い方にもおすすめです。バックアップの進行状況や直近の実行日時は設定アプリの[Apple ID]→[iCloud]→[iCloudバックアップ]画面でサクッと確認できます。
プログラマー経験を活かした一工夫として、iCloudストレージが満杯になる前に不要なアプリや古いバックアップを整理しておくと、途中で止まるトラブルを未然に防ぎやすくなります。
WindowsタスクスケジューラでiTunesコマンドを登録する
スタートメニューをクリックし、「タスクスケジューラ」と入力して起動します。
右側の「基本タスクの作成」をクリックし、名前に「iPhoneバックアップ」と入力して「次へ」を押します。
「トリガー」画面で「毎日」を選び、バックアップを始めたい時刻を指定して「次へ」を押します。
「操作」画面で「プログラムの開始」を選び、プログラム/スクリプトに作成済みのバックアップバッチ(例:C:\backup\backup_iphone.bat)を指定して「次へ」を押します。
最終画面で設定内容を確認し「完了」を押すと登録が終わります。テスト実行ボタンで動作を確かめましょう。
管理者権限で実行しないと起動に失敗することがあるので、タスクの「最上位の特権で実行する」をオンにしてください。
MacでショートカットAppを作り定期実行を設定する
MacにHomebrewを入れていれば、まずlibimobiledeviceでiPhoneバックアップをコマンド化できます。
brew install libimobiledevice
LaunchpadからショートカットAppを開き、右上の「+」をクリックします。
「シェルスクリプトを実行」を検索して追加し、以下のコマンドを貼り付けます。
/usr/local/bin/idevicebackup2 backup ~/iPhoneBackup
右上の「i」アイコンを押し、名前をiPhoneバックアップに変更しておきます。
ターミナルでエディタを開き、以下を追記します。
crontab -e
ファイル末尾に0 3 * * *のように月日と時刻を指定し、以下を追加します。
0 3 * * * /usr/bin/shortcuts run "iPhoneバックアップ"
Homebrewのパスが異なる場合は$(brew --prefix)/bin/idevicebackup2
で確認してください。
ログファイルを確認して成功をチェックする
MacならFinderで「移動」→「フォルダへ移動」を選び、~/Library/Logs/MobileSync/Backup.log
を入力します。WindowsではエクスプローラーのアドレスバーにC:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\Logs\MobileSync\Backup.log
と打ち込んでアクセスします。
Backup.logをダブルクリックしてお使いのテキストエディタで開きます。文字化けを防ぐにはプログラマー向けエディタで「文字コードUTF-8」を選んで読み込むのがおすすめです。
「Backup completed successfully」や「Finished backup session」といった文言を探します。最新のタイムスタンプが実行した時間と合っていれば、きちんとバックアップが終わっています。
ログが長い場合はテキストエディタの検索機能で「completed」をキーワードにすると素早く見つかります。
よくある質問

- バックアップが途中で止まってしまいます。どうしたらいいですか?
接続ケーブルが緩いと途中で止まりやすくなります。しっかり差し直して、iTunesとmacOS(またはWindows)の最新版を導入すると解決率が高いです。それでも止まるときはiPhoneを再起動するとバックアップ処理がスムーズになります。
- 暗号化バックアップを使わないと何が保存されませんか?
暗号化なしだと、Wi-Fiパスワードやヘルスデータ、ログイン資格情報などが含まれず復元後に再設定が必要になります。重要な情報も一括で残したいなら暗号化を設定するのがおすすめです。
- バックアップ先のPCの容量が足りないときはどうすればいいですか?
空き容量が少ないとバックアップに失敗します。不要なファイルを削除した後、外付けドライブをバックアップ先に指定する手もあります。Finderで外付けドライブを選び、iTunesの環境設定から「バックアップ場所」を移すと大型ファイルを気にせず保存できます。
- バックアップから復元するときの注意点はありますか?
バックアップ作成時よりiOSのバージョンが古いと復元できない場合があります。エラーが出たら、iPhoneを最新のiOSにアップデートしてから試してください。アプリのログイン情報が必要なときは事前にメモを残しておくと安心です。
バックアップにどれくらい時間がかかる?
バックアップにかかる時間はデータ容量やPCのUSB規格、接続ケーブルの性能などで変わります。
- 初回バックアップ:写真や動画が多いと30分~1時間ほどかかりやすい
- 2回目以降の増分バックアップ:変更分だけなので5分~15分程度
- Wi-Fi経由の場合:転送速度が遅いと1.5倍~2倍時間がかかることも
少しでも時間を短くしたいときはUSB3.0以上のポートや高速ケーブルを使うと効果的です。
不要な大容量ファイルを事前に整理しておくと、バックアップ時間をさらに短縮できます。
暗号化しないと何が困るの?
何気なくiPhoneをパソコンにつないでバックアップを取っても、暗号化をオフにしたままだとApple Payのカード情報やWi-Fiパスワード、ヘルスケアの記録など、重要なデータが保存されません。
実際に試したときは、パスワードを何十個も再入力してヘトヘトに。プログラマー目線でも、暗号化しないバックアップは「半端なセーブデータ」みたいな感じで、復元後が一番大変でした。
暗号化なしではiPhoneに保存された機密情報を丸ごと守れないので注意してください。
iTunesがiPhoneを認識しないときは?
iTunesがiPhoneを認識しないときは焦りますよね。でも大丈夫です。原因をひとつずつ潰していくと、ほとんどの場合スルッと解決します。
まずはUSBケーブルやポートの接触不良を疑ってみましょう。ケーブルを別のものに変えたり、別のポートに挿し直したりすると意外とあっさり直ることがあります。また、iPhoneのロックが解除された状態で「このコンピュータを信頼しますか?」のポップアップを許可しているかも確認してください。
加えて、iTunesやパソコンのOSが最新バージョンかどうか、iPhone側のiOSがアップデート済みかもチェックしておくと安心です。プログラマー目線の裏技として、Windowsならデバイスマネージャー、Macならシステムレポートで接続状況を見てみると、原因の切り分けがスムーズに進みます。
バックアップ中にケーブルが抜けたらどうなる?
バックアップ中にケーブルが外れると、iTunesはすぐに処理を止めて「バックアップが完了しませんでした」と表示します。せっかく進んでいたバックアップも中断され、iPhoneのデータはまだ保存されていない状態になります。
中断を検知したら、まずはケーブルをしっかり挿し直してください。ケーブルの接触が安定すれば、iTunesの左上にある<デバイスアイコン>をクリックすると再度バックアップを開始できます。途中から再開はされないため、最初からやり直す必要がありますが、焦らずに手順を踏めば簡単に完了できます。
注意点がある場合はここに記載
容量不足でバックアップできないときの対処は?
バックアップ先のパソコンに空き容量が足りないと通知されることがあります。そんなときは古いiPhoneバックアップを整理したり、外付けドライブを活用したりする方法が選べます。
まずはiTunesの「環境設定」→「デバイス」から過去のバックアップを一覧表示して、不要になったものをまとめて削除してみましょう。数GB以上の空きが一気に生まれることもあります。
それでも足りない場合は、バックアップフォルダを外付けHDDに移すのがスマートです。プログラマーならではのコツとして、macOSはターミナルでlnコマンド、Windowsはmklinkコマンドを使ってシンボリックリンクを作成すると、iTunesがあたかも元の場所にあるかのように扱ってくれます。
もしiCloudバックアップの容量がいっぱいなら、Appごとのデータ保存をオフにしたり、写真や動画を先にパソコンに移動してからバックアップを実行してみてください。必要であればストレージプランをアップグレードすると安心感が得られます。
WindowsとMacのどちらが速い?
最新のWindows11やmacOSVentura環境なら、どちらもiTunes(音楽アプリ)を使ったバックアップ速度はほぼ同じです。
ただし細かな違いはあるので、パソコン側の構成によって体感速度に差が出ることがあります。
- Windows:Apple Mobile Device Service経由でバックアップするので、USB 3.0ポートとSSDを組み合わせると安定して速くなります。
- Mac:Finderや音楽アプリに直結して動くため、APFS対応のSSD環境ならさらにスムーズに処理できます。
同じUSBケーブルや同じポートを使って比べると、環境差がわかりやすくなります。
結局のところ、最新OS+SSD+USB 3.0環境なら数分でバックアップが完了するので、どちらを選んでも安心して使えます。
バックアップを複数残しておいても大丈夫?
iTunesは通常、同じ端末のバックアップを上書きします。そのため、過去の状態を残しておきたいときはバックアップのアーカイブがポイントになります。
アーカイブしたバックアップは自動で消えないので、万が一何かあったときに安心です。ディスク容量は増えますから、使わないものは定期的に整理すると気持ちよく使えます。
まとめ

この記事ではパソコンとiTunesを使ってiPhoneを丸ごとバックアップする流れをわかりやすく紹介しました。iTunesのインストールからケーブルでの接続、バックアップの開始、暗号化オプションの設定までを順番どおりに進めれば、写真やメッセージ、アプリのデータなど大切な情報をまるごと守れます。
大事なポイントは定期的にバックアップをとることです。iOSのアップデートや機種変更の前は特に忘れがちなので、カレンダーのリマインダーを活用してみると安心です。暗号化バックアップを有効にするとパスワードやヘルスケアデータもまとめて保護できるのでおすすめです。
これでiPhoneに何かあっても慌てずに復元できます。まずは一度バックアップを試してみませんか?慣れてしまえば作業はサクサク進むので、次のスマホライフはもっとゆったり楽しめます。