iPhoneを手にしているのに地図がさまよい、位置情報が実際とは違う県を指してしまい戸惑った経験はありませんか?
原因の多くは設定のわずかなずれや測位データの混乱です。設定のオンオフや日時の自動調整、ネットワークのリセットなどを順番に試すだけで、数分で現在地が正しく戻るケースがほとんどです。正確な位置が復活すれば、天気や乗換案内、写真の思い出整理まで快適さが一気に高まります。
さっそく設定アプリを開き、紹介した手順を上から順に試してみてください。地図の青い点が居場所にぴたりと戻った瞬間、移動も記録も安心して楽しめるようになります。
iPhoneの位置情報を正しく戻す具体的な手順

iPhoneの位置情報が突然おかしくなると、地図アプリで正しい場所を示してくれなくて困りますよね。
- 位置情報サービスのオンオフ:設定>プライバシー>位置情報サービスを一度オフにしてからオンにし、GPSを再起動します。
- ネットワーク設定のリセット:Wi-FiやLTEの情報が古いと位置がずれるため、設定>一般>リセット>ネットワーク設定をリセットします。
- 日付と時刻の自動設定:設定>一般>日付と時刻を「自動設定」にして、端末の時刻ズレを防ぎます。
エンジニア視点では、Wi-Fiスキャン情報のキャッシュが原因になることもあるため、機内モードのオンオフや再起動を組み合わせると復帰しやすくなります。
位置情報サービスをオンオフする方法

位置情報サービスをオンオフするには、まずホーム画面から「設定」を開いてください。そして「プライバシーとセキュリティ」>「位置情報サービス」をタップすると、画面上部にあるスイッチでまとめて切り替えられます。
まとめてオフにすると全アプリの位置情報が停止しますが、必要なアプリだけ使いたいときは、その下に並んだアプリ一覧から個別に設定できます。もしオフにしてもうまく反映されないときは、いったん機内モードをオンオフしたり、端末を再起動すると改善しやすいですよ。
①設定アプリを開く
ホーム画面で歯車アイコンの設定を探してタップしてください。もしアイコンが別の画面にあれば、画面中央から下へスワイプして検索バーに「設定」と入力し、候補をタップすると素早く開けます。
②プライバシーとセキュリティをタップ
ホーム画面から設定アプリを開いたら、画面を下へスクロールしてプライバシーとセキュリティを探します。見つかったら、そっとタップして詳細メニューを表示しましょう。
③位置情報サービスを一度オフにする
ホーム画面から「設定」を開きます。
「プライバシー/セキュリティ」をタップして「位置情報サービス」を選びます。
画面上部のスイッチをタップしてオフに切り替えてください。
システムサービスの位置情報も一時的にオフになるので、マップアプリなどが使えなくなる点に注意してください。
④再度オンにしてiPhoneを再起動する
設定アプリの「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」で位置情報をオンに戻します。
サイドボタン(または上部の電源ボタン)を長押しすると「スライドで電源オフ」が表示されるので、画面を右にスワイプして完全に電源を切ります。
電源が切れたら再度同じボタンを長押しし、Appleマークが表示されたら指を離して再起動完了です。これで新しい設定がしっかり反映されます。
日時とタイムゾーンを自動にする方法

旅行先や県をまたいだ移動でiPhoneの日付とタイムゾーン設定が古いままだと実際の位置とずれてしまうことがあります。設定>一般>日付と時刻から日時を自動設定にしておくと通信状況に合わせて正しい時刻と地域情報を取得してくれます。これでマップや天気などのアプリでもズレが起きにくくなります。設定はオンにするだけなので手軽に試せるのがうれしいポイントです。Wi-Fiやモバイル通信が弱いときは機内モードを一度オンオフすると切り替わりがスムーズになります。
①設定アプリで一般をタップ
まずはiPhoneのホーム画面で設定アプリを探します。歯車アイコンが目印ですよ。
設定アプリをタップしたらリストの中から一般を見つけて押しましょう。スクロールで出てこないときは画面をゆっくり引っ張ると早く見つかります。
②日付と時刻を開く
「一般」の画面を下にスクロールして「日付と時刻」を見つけ、タップします。
③自動設定をオンに切り替える
設定アプリをタップして開きます。
「一般」をタップしたら「日付と時刻」を選びます。
「自動設定」のスイッチをタップして緑色に切り替えます。
Wi-Fiまたはモバイルデータ通信がオンになっているか確認してください。通信がオフだと自動設定が正常に動きません。
自動設定がグレーアウトする場合は機内モードをオフにするかWi-Fiを再接続してください。
④本体を再起動して位置を確認する
電源ボタンと音量ボタン(+か-どちらか)を同時に長押しして電源オフのスライダを表示させます。
スライダを右へスワイプして完全に電源を切り、画面が真っ暗になるまで待ちます。
再度電源ボタンだけを長押ししてAppleロゴが出てくるまで待ち、再起動を完了させます。
起動後にマップアプリを開き、現在地が正常な県に戻っているか確認します。
再起動で位置情報のキャッシュや小さなシステムのゆらぎがリセットされることがあり、誤った県表示が直る場合があります。
ネットワーク設定をリセットする方法

ネットワーク設定をリセットすると、iPhoneに保存されたWi-FiネットワークやVPN、モバイルデータの情報がぜんぶ初期状態に戻ります。このときに古い接続キャッシュが消えることで、位置情報の判断に使われるネットワークベースのデータがリフレッシュされることがあるんです。
操作は設定アプリを開いてサクッと数タップするだけなので、とても気軽に試せます。リセット後はWi-FiやVPNの再設定が必要になるため、パスワードをあらかじめメモしておくと安心です。ほかの手順で直らなかったときに、最後の切り札として活躍してくれる方法ですよ。
①設定アプリで一般をタップ
ホーム画面から歯車アイコンの設定を選びます。表示されたメニューを少し下にスクロールして、一般を見つけたらそっとタップしてください。
長いリストは指でスワイプするとサクサク進むので覚えておくと便利です。
②転送またはiPhoneをリセットを選ぶ
設定アプリを開き一般を選びます。画面を一番下までスクロールし転送またはiPhoneをリセットをタップしてください。
③ネットワーク設定をリセットを実行する
設定アプリをタップして起動し、画面を下にスクロールして一般を選びます。
「転送またはiPhoneをリセット」をタップし、「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」を押します。パスコードを求められたら入力して確認すれば完了です。
注意:この操作でWi-FiやBluetoothの設定が初期化されるため、再接続の際はパスワード入力やペアリングが必要になります。
④Wi-Fi再接続後にマップで現在地を確かめる
ホーム画面からマップアプリのアイコンをタップしてください。
画面右下の現在地アイコン(矢印マーク)をタップしてください。
青い丸が画面上に表示されれば、位置情報が正常に戻った合図です。
もし青い丸が表示されない場合は、一度アプリを完全に閉じてから再度開いてみてください。
オフライン地図を事前に保存しておくと、電波状況が不安定な場所でもスムーズに現在地を確認できます。
iOSを最新にアップデートする方法

端末のシステムを最新にすることで、位置情報まわりの細かな不具合がすっきり直ることがよくあります。特に古いiOSだと、マップアプリや位置サービスの挙動がちょっとズレることがあるので、まずは最新のiOSにアップデートするのがおすすめです。
アップデートすると、OS全体に入っている位置サービスのチューニングやセキュリティ強化も同時に反映されるので、新しい機能はもちろん、見えない不具合までまとめて解消できます。初学者でも安心して使える、最新の安定環境を手に入れましょう。
①設定アプリで一般をタップ
まずはホーム画面から歯車マークの設定アプリを開きましょう。リストの中から一般を見つけてタップしてください。
「一般」は画面の中ほどに並んでいて、アイコンがほかの項目よりも少し大きめの歯車です。ゆっくり探してみてください。
②ソフトウェアアップデートを開く
一般画面でソフトウェアアップデートをタップします。
利用中のiOSが最新かどうか、ここで確認できます。
③ダウンロードしてインストールを実行する
安定したWi-Fiに接続してから設定>一般>ソフトウェア・アップデートを開いてください。
画面下のダウンロードしてインストールをタップするとiOSの最新版を取得できます。
ダウンロードが終わるとパスコード入力画面が出ますので、ロック解除用のコードを入れて待ちましょう。
ダウンロード完了後に今すぐインストールを選ぶと再起動がかかり、最新の状態にアップデートされます。
バッテリー残量が50%以上か充電ケーブルをつないだ状態で作業してください。
④アップデート完了後に位置を確認する
地図アプリを立ち上げて右下の現在地ボタンをタップします。
画面にブルードットが現れるので、都道府県名がきちんと合っているかゆっくり確認してください。
設定>プライバシー>位置情報サービスを開いて、スイッチがオンになっているか見てみましょう。
もしオフになっていたらタップしてオンにすると、正しい位置情報がすぐに戻りやすくなります。
コンパスで位置を再キャリブレーションする方法

iPhoneのコンパス機能を使うと、内蔵された磁気センサーをリセットして正確な方角情報を取り戻せます。位置情報が県をまたいで大きくずれているときに活躍する方法です。
- 磁気干渉を減らす:周囲の金属や電波の影響をリセットして安定した方角を取得できます。
- GPSと方角を同期:正しい方角が得られることでマップアプリ上の自分の向きが改善されます。
- 簡単に実行:特別な道具は不要で、iPhoneを動かすだけで完了します。
①コンパスアプリを起動する
ホーム画面の何もないところを中央から下にスワイプしてSpotlight検索を表示します。
検索欄にコンパスと入力し、表示されたアイコンをタップしてください。
または、ホーム画面を右端までスワイプしてAppライブラリを開き、ユーティリティフォルダ内のコンパスをタップしても起動できます。
これでコンパスアプリが立ち上がり、方位を確認できる画面に進みます。
②画面の指示に従い八の字を描く
コンパスを平らな場所で水平に保ち、画面のガイドに合わせてゆっくり八の字を描いてください。リングが色付きになるまで動かすと調整が完了します。金属製の机や磁気の強い場所を避けるとより正確に行なえます。
③キャリブレーション完了を待つ
キャリブレーション中はiPhoneを平らな場所に置き、動かさずにそのまま待ちます。画面に進行状況が表示されるので、完了のメッセージが出るまで触らないでください。
キャリブレーション中に端末を動かすと再計測が必要になる場合があります。
④マップを開き現在地を確認する
ホーム画面からマップアプリを探してタップします。地図が表示されたらしばらく待つと青い●が現在地を示します。
もし青い●が見当たらないときは、画面右下の現在地を表示アイコンをタップしてください。地図が現在地を中心に移動します。
青い●が地図の中心にあれば、現在の都道府県が正しく表示されています。ずれている場合は再度アイコンをタップして調整しましょう。
屋内やビルの間はGPS信号が弱くなりやすいです。屋外の見晴らしのいい場所で改めて確認すると安定しやすいです。
位置情報が正しくなったらもっと便利に!楽しい応用アイデア

位置情報がちゃんと戻ったら、新たな楽しみが広がります。普段の使い方をさらに便利にする応用アイデアをまとめました。
応用アイデア | 活用シーン |
---|---|
家族とリアルタイム共有 | 旅行先やお迎えの時間をひと目で把握して安心 |
ジオフェンス通知の活用 | 自宅や職場の出入りでリマインダーが自動でお知らせ |
写真アプリで場所タグ整理 | 旅行先ごとにアルバムを自動作成して思い出探しが楽々 |
ランニングアプリ連携 | コースとペースを正確に記録して運動管理をレベルアップ |
これらのアイデアを試してみると、位置情報がただのデータじゃなく、毎日の生活を楽しくサポートしてくれるパートナーに変わります。
天気と地図をぴったりに合わせる

「天気」アプリと「マップ」アプリを組み合わせる方法は、位置情報のずれを直感的に確認しながらサクッと調整できる方法です。
まず「マップ」アプリで現在地をピンチイン・ピンチアウトして、県境や市町村の目安をしっかり確認します。そのあと「天気」アプリを開き、表示されている地域名とピンが指し示す場所が違っていないかチェックします。もしズレがあれば、位置情報取得の設定を見直すと効果的です。
この方法のメリットは、システム標準のアプリ同士を使うので余分な操作がいらず、しかもリアルタイムで位置ズレを確認しながら直せる点です。地図で合っているのに天気が違うと感じたときにおすすめです。
設定アプリで位置情報の許可を「使用中のみ」にする
ホーム画面で設定
をタップして開きます。
リストを下にスクロールしてプライバシーとセキュリティ
を選び、その中の位置情報サービス
をタップします。
位置情報サービスの画面でアプリ一覧から対象のアプリをタップし、許可を「使用中のみ」に切り替えます。
アプリがリストにない場合は、一度起動して位置情報を使わせてから再度設定画面を確認してください。
天気アプリを開いて現在地を更新する
天気アプリを使って今いる場所の情報をサクッと新しくしましょう。GPSと連携しているので、開くだけで最新の天気が届きます。
ホーム画面かAppライブラリから天気アプリをタップして起動します。
画面をいちばん上までスクロールし、下に向かってスワイプすると現在地情報が最新化されます。
写真の思い出を地図で振り返る

撮影した写真がどこで撮られたかを地図上で一覧できる機能があれば、旅行のルートや街歩きの思い出がひと目でよみがえります。地図をスクロールしながら写真をタップすると、その場所で撮った一枚一枚をじっくり振り返ることができるので、思い出をただ眺めるだけでなく「ここでこんな出来事があったな」という気持ちまでしっかり蘇らせてくれます。
写真アプリでアルバム「マップ」を開く
写真アプリの「マップ」アルバムを使うと、撮影場所ごとに写真が並ぶので、位置情報のチェックや思い出探しがとてもラクになります。
ホーム画面から写真アプリをタップして起動します。
画面下部にある「アルバム」をタップしてアルバム一覧を表示します。
アルバム一覧を下にスクロールし「マップ」を見つけたらタップします。
位置情報オフの写真はマップに表示されません。端末設定の「プライバシー>位置情報サービス」で写真アプリの許可を確認してください。
場所がずれた写真を編集で正しい位置に直す
Photosアプリで位置がずれている写真をタップし、画面を上にスワイプして情報パネルを表示します。
情報パネルの地図下にある「場所を調整」をタップして、編集用のピンを表示します。
ピンチ操作で地図を拡大し、ピンをドラッグして正しい位置に合わせます。地名検索も使うと素早く見つかります。
地図右上の「完了」をタップして、修正済みの位置情報を保存します。
ショートカットで到着時に家電を動かす

家に着いたらすぐ家電が動き出すと、帰宅した瞬間から快適空間が広がります。ショートカットアプリの「到着」を使えば、iPhoneが自動で位置を感知して、対応する家電をスムーズにオンにできます。
- 位置情報がトリガー:自宅の敷地に入ったら正確に動作
- HomeKit対応機器と連携:ライトやエアコンなどを一括操作
- 赤外線リモコン機器もOK:ネットワーク化したリモコン経由で古い家電も動かせる
ショートカットアプリで「到着」をトリガーに選ぶ
ショートカットアプリの下部にある「オートメーション」をタップし、「個人用オートメーションを作成」を選びます。表示されたトリガー一覧から「到着」をタップしてください。該当する場所をマップ上で選ぶか、住所を直接入力して保存します。
マップのピン位置が微妙にずれると自動実行が反応しにくくなる場合があります。ピンをドラッグして中心位置を調整すると精度が上がります。
スマートホーム機器をアクションに追加する
ホーム画面からHomeアプリを探してタップします。サードパーティ製のスマートホーム機器は初回登録時にアプリ内で設定が必要な場合があるので、事前にメーカー公式アプリでペアリングが完了していることを確認してください。
右上の「+」をタップしてアクセサリを追加を選びます。カメラやQRコードリーダーが起動したら、機器本体や取扱説明書にあるHomeKitコードを読み取って登録を進めてください。
アクセサリが登録できたらショートカットアプリを開き、対象のアクション(例:帰宅時)を編集します。「ホーム制御を追加」をタップすると登録済みの機器が一覧表示されるので、動作させたい機器にチェックを入れて保存してください。
よくある質問

- 県をまたいだら位置が別の県になってしまうのはどうしてですか?
iPhoneは衛星(GPS)だけでなく、近くの基地局やWi-Fiの情報も使って位置を割り出しています。県境近くで電波の届き方に差があると、別の県の基地局に「つながっている」と判断されてしまうことがあります。風景の開けた場所ほど衛星がつかみやすく、建物の多い場所では基地局の影響を受けやすいんですよ。
- 「正確な位置情報」を許可しても直らない場合はどうすればいいですか?
設定アプリの「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」→「システムサービス」を開いて、「モーションキャリブレーションと距離」にもチェックが入っているか確認してみてください。これをオンにするとセンサーが自動で校正されやすくなって、誤差が減ることがあります。ぼくもこれで近所の散歩マップがピタッと合うようになりました。
- バッテリー消費が気になるんですが、いつも位置情報をオンにして大丈夫ですか?
位置情報サービスは確かにバッテリーに影響があります。ただ普段はアプリごとに必要なときだけ使う仕組みなので、大きく消費しすぎる心配は少ないです。ぼくは「マップ」「天気」「写真」だけ常にオン。それ以外は「次回確認」にしておくと、必要なタイミングだけオンにできて安心ですよ。
位置情報をオフにするとバッテリーは長持ちする?
位置情報を完全にオフにすると、バックグラウンドで位置情報を取得しないぶん通信処理が減ってバッテリー消費はわずかに抑えられます。
ただしiPhoneはシステム全体で省電力制御を行っているため、オフにしたから劇的に長持ちするわけではありません。実際には天気やマップアプリなどで位置情報をオフにするときだけ切り替えるほうが使い勝手を損ねずに済みます。裏ワザ的には「常に許可」ではなく「使用中のみ許可」に設定すると、バッテリーと利便性のバランスがうまく取れます。
ネットワーク設定をリセットすると写真は消える?
ネットワーク設定をリセットしても、iPhone内の写真や動画が削除される心配はありません。
リセットでクリアされるのはWi-FiパスワードやVPN設定、モバイルデータの設定などネットワークまわりだけです。大切な写真はそのまま残るので安心して操作してください。
同じWi-Fiにいるのに位置が飛ぶのはなぜ?
実はiPhoneはGPSだけでなく、近くのWi-Fiルーター情報を使って位置を推測しています。Wi-FiルーターのSSIDやMACアドレスから場所をAppleのデータベースで照合する仕組みですが、登録情報が古かったりルーターを移動したまま更新されていなかったりすると、実際の現在地とは違う場所が表示されてしまうことがあります。
同じWi-Fiにいるのに位置が飛ぶ場合、SSIDを共有する複数のルーターを端末が誤って判別している可能性があります。特に屋内ではGPSが弱まりやすく、Wi-Fiベースの位置情報に頼るぶんズレが出やすい点も覚えておくと安心です。
iPhoneのGPSとWi-Fiはどちらが正確?
iPhoneは衛星を使ったGPSと、周辺のWi-Fiネットワークの情報を組み合わせて位置を出しています。
- GPS:屋外で数メートル単位の高精度
- Wi-Fi:屋内やビル街で10~20メートル単位の補正
- 両方を有効化:Wi-FiをオンにするとGPS切れ時も位置補正がスムーズ
実際に試してみたところ、屋外ではGPSをメインに、建物内や街路が狭い場所ではWi-Fiの情報を活かすと、迷子なしでナビが安定しました。両方をオンにしたまま使うのがおすすめです。
位置情報が復活しないときはどうすればいい?
色々な方法を試しても位置情報が戻らないときは、設定の範囲を超えた深いトラブルが起きているかもしれません。この場合は、システムの根本をクリーンにリセットできるDFUモードで初期化するか、ハード面までプロにチェックしてもらえるApple正規サポートへ相談するのがおすすめです。
- DFUモード初期化:パソコンと接続してシステムをまっさらにできます。
- Appleサポート相談:オンラインや店頭でハード面までチェックしてもらえます。
DFUモード初期化は内部データがすべて消えるため、あらかじめバックアップを必ず行ってください。
まとめ

これまでの手順で、設定アプリから位置情報サービスのオン・オフやネットワーク設定のリセット、地域と言語の見直しを試してもらいました。さらに機内モードの切り替えや屋外でのGPS受信リフレッシュといった応用テクも活用すると、正しい県の位置情報が戻りやすくなります。
一通りの方法を試したら、マップアプリなどで位置を確認してみてください。もしそれでも直らないときは、Appleサポートに相談すると安心です。これでまた、迷わずお出かけを楽しめますね。