iPhoneの標準アラームでは日付指定ができず、旅行や重要な試験の朝に一度きりの設定を忘れてしまわないか心配ではありませんか?
時計アプリでの基本操作に加え、カレンダーと連携するリマインダー、さらに複数の日にちをまとめて登録できるショートカットを使い、画面を数回タップするだけで目的の日と時刻を確実に呼び出す手順を、つまずきやすいところを写真の代わりになる図表とともに丁寧に解説します。
流れにそって試せば今日の目覚ましはもちろん、半年先のイベントまで迷わず用意できます。安心して眠るために、今この瞬間に端末を手に取り、最初のアラームをセットしてみましょう。
iPhoneアラームを日付指定でセットするやさしい手順

iPhoneの標準アラームは「毎日」「平日だけ」など繰り返し設定が中心で、単発の特定日には対応していません。でもプログラマー視点で試してみると、ショートカットやカレンダーを組み合わせれば、ピンポイントの日付指定アラームが実現できます。
- ショートカットを使った日付指定アラーム:指定した日付と時間で通知→アラーム音を再生
- カレンダーのアラート機能:イベントを作成して「通知」で好みのサウンドを指定
- リマインダー+自動化アプリ:Remindersで日時設定→サードパーティ自動化アプリ連携
これらの方法を選ぶポイントは「日付指定に柔軟性があるか」「アラーム音のカスタマイズ度合い」です。特にショートカット活用なら、時間前や時間後の動作も細かくコントロールできるので、プログラマーならではの自由度の高さを実感できます。
まずはショートカットやカレンダーで試してみて、あなたの使い方にぴったりのやり方を見つけてみましょう。
時計アプリでピンポイントの日付アラームを作る

時計アプリとショートカットオートメーションを組み合わせる方法だと、標準のアラーム音をそのまま使えてロック中でも確実に通知を受け取れる安心感が魅力です。プログラマー視点の自動化ルールを組み込めば、指定した日だけアラームをオン/オフする動きをコントロールできるのも大きな利点です。
- 標準アラーム音をそのまま活用できるので聞き慣れた音で安心して使える
- ショートカットオートメーションで指定日だけアラームを自動で有効化/無効化できる
- バイブ・スヌーズ設定も含めた細かい挙動を自由に調整できる
①時計を開いてアラームをタップ
まずホーム画面の時計アプリをタップします。アイコンは黒い長針と短針が描かれた文字盤ですよ。続いて画面下部のメニューからアラームを選んでください。
②右上のプラスをタップして新しいアラームを選ぶ
画面右上にあるプラスアイコンをしっかりタップします。新しいアラーム設定画面が開くので、ここで日時やラベル、サウンドなどの詳細を入力できます。
もし別のタブを押してしまったときは、画面下部のアラームタブをもう一度タップするとすぐに戻せます。
③時刻を回して合わせる
時計のダイヤル部分を親指と人差し指で軽くつまんで上下にスワイプすると、時刻がくるくる回ります。
分単位の誤差を少なくしたいときは、ゆっくりスワイプして細かく調整するとスムーズです。
午前と午後(AM・PM)を切り替えたいときは、ダイヤルを合わせたあとAM・PM表示をタップしてください。
ダイヤルを勢いよく動かすと設定したい時刻を飛び越えることがあります。ゆっくり回すのがコツです。
④繰り返しをオフにして一度きりにする
“繰り返し”をタップすると頻度の選択肢が表示されます。
リストから“なし”を選ぶと、一度だけのアラームに設定できます。
設定が終わったら右上の“保存”をタップして完了です。
⑤ラベルとサウンドを決めて保存をタップ
「ラベル」をタップして予定や用事がわかりやすい名前を入力します。例えば「朝のヨガ」「重要ミーティング」などにすると、目が覚めたときにも迷いません。
次に「サウンド」をタップして、好みの着信音を選びます。リストから項目をタップするとプレビューが流れるので、耳で確認しながら決めてください。
最後に画面右上の「保存」をタップすれば、指定したラベルとサウンドでアラームが登録されます。
カレンダーと合わせたリマインダー通知を活用する

カレンダーに予定を入れたタイミングでリマインダー通知を設定すると、うっかり忘れがちな用事も安心してお任せできます。例えば、歯医者さんや会議の時間をカレンダー登録したあとに通知を組み合わせると、直前の慌ただしさをグッと減らせます。
最新のiOS17なら、カレンダーアプリで予定を選んで「リマインダーを追加」をタップするだけでOK。通知時刻を細かく調整できるので、「30分前」「1日前」など、シーンに合わせて使い分けると便利です。
開発作業でいうと、リリース作業の直前やテスト開始のタイミングをカレンダーで管理しつつ、合わせて通知が飛ぶようにしておくと、手順を見落とす心配がなくなりました。プログラマーならではのワザで、タスク管理がもっとスムーズになります。
①リマインダーを開いて新規を追加
ホーム画面またはAppライブラリからリマインダーをタップして起動します。
画面右上の+アイコンをタップし、表示された入力欄にリマインダーの名前を入力して新規作成を完了させます。
②タイトルを入力して詳細をタップ
新しいアラーム画面でタイトル欄をタップし、好きな名前を入力します。その後、画面下部にある詳細をタップすると、日付指定や繰り返し、通知音などの細かい設定画面が開きます。
③日時をオンにして日付と時刻を選ぶ
アラーム設定画面で日時のトグルをタップしてオンにします。カレンダーアイコンが現れたらタップして希望の日付を選び、隣の時刻部分を上下にスワイプしてアラームを鳴らしたい時間を指定してください。
④優先度やリストを整えて完了をタップ
リマインダーの詳細画面で「優先度」をタップして高・中・低・なしの中から選びます。
「リスト」を選択すると仕事や買い物などに分けられて後で確認しやすくなります。
最後に画面右上の完了をタップすれば、日付指定のアラームがしっかりセットされます。
⑤設定した通知を長押ししてテストで鳴らす
設定した通知を長押しします。表示されたメニューで「通知をテスト」をタップすると、設定したアラーム音が実際に鳴るか確認できます。
マナーモードがオンだとテストサウンドが鳴らないので、サイレントスイッチをオフにしてから試してください。
ショートカットで複数日付アラームを一気に作る

ショートカットアプリを使うと、あらかじめ用意した日付リストをループ処理で読み込んで、一気にアラームを登録できます。繰り返し設定する手間がなくなるうえ、旅行やイベントなど複数の日程をまとめて管理できるのが嬉しいポイントです。
①ショートカットを開いてオートメーションをタップ
ホーム画面を下にスワイプして検索バーを表示し、「ショートカット」と入力すると簡単に見つかります。
ショートカットアプリを開いたら、画面下部に並ぶアイコンの中からオートメーションをタップしてください。
はじめてオートメーションを使う場合、「個人用オートメーションを作成」という画面が表示されますが、そのまま次のステップに進んで問題ありません。
②個人用オートメーションを作成を選ぶ
ショートカットアプリを起動して、画面下部のオートメーションをタップしてください。
右上の+をタップし、続いて表示されるメニューから個人用オートメーションを作成を選んでください。
③特定の日付を選んで時刻を設定
「日時」項目をタップすると日付と時刻のホイールが出ます。まず日付ホイールを左右にスワイプしてアラームを鳴らしたい日に合わせます。そのあと時刻ホイールで起きたい時間を上下に動かして設定してください。
日付を合わせたあとに時刻を調整すると操作ミスが減ります。
④アクションでアラームを追加を検索して選ぶ
ショートカットの編集画面で画面下部のアクションを追加をタップしてください。
画面上部の検索バーにアラームを追加と入力すると候補が表示されるので、そのまま選んで次の設定画面へ進みます。
補足:候補が見つかりにくいときは「アラ」と頭文字だけ入れるとスムーズに現れます。
⑤完了をタップしてオートメーションを保存
画面の右上にある完了をタップすると、自動化したオートメーションが保存されます。これで指定した日付・時刻にアラームが自動で鳴るようになります。
日付指定アラームで毎日がもっと快適に

日付を指定してアラームをセットすると、大切なイベントや期日に合わせてピンポイントでお知らせしてくれます。ここでは手軽に試せる方法をまとめました。
- ショートカットアプリを活用:特定の日付にアラームを自動で登録でき、繰り返しも自由に設定可能です。
- カレンダーアプリから連携:予定に通知を追加すれば、前日や当日にリマインドとして鳴らせます。
- リマインダーアプリの利用:期限を決めてアラームを鳴らせるので、タスク忘れ防止にピッタリです。
- サードパーティ製アラームアプリ:多彩なスヌーズやカスタム音を組み合わせて、細かい日時設定が楽しめます。
- エンジニア目線のコツ:ショートカットでは「繰り返し」を「なし」にして、イベントごとに個別のアクションを作ると後から管理しやすくなります。
それぞれ気軽に試して、自分の使い方にフィットする方法を見つけると、毎日のアラーム管理がグッと楽になります。
旅行出発の朝を確実に起こす

旅行出発の朝だけアラームが鳴るようにしたいときはショートカットの自動化が頼れる相棒になります。日付トリガーで出発日の朝8時などを指定して「アラームを作成」アクションを組み合わせるだけで、いつものアラーム設定をいじらずに旅行当日だけ目覚ましを追加できます。これなら前夜にうっかりオフにしてしまう心配もゼロですし、出発準備でバタバタしていても決めた時間にしっかり鳴ってくれます。好きな曲や優しいメロディに設定すれば、ゆったりした気分で旅の一日目をスタートできます。テストする際は近い日付で設定して動作を確認しておくと安心のひと手間です。
時計で一回きりの早朝アラームを5分刻みで複数セット
ホーム画面から時計
をタップして起動し、画面下部のアラーム
を押してください。
右上の+
をタップし、たとえば05:00
に合わせて保存
を押します。
もう一度+
をタップし、05:05
→05:10
といった具合に〈+5分〉ずつ設定し、必要な回数分だけ繰り返しましょう。
これで一回きりの早朝アラームが5分刻みで並ぶ状態になります。あとは当日のみ鳴ってくれるので、寝坊の心配が減ります。
同じ時間帯に複数並ぶと区別がつきにくい場合は、手順2や手順3の画面でを「起床1」「起床2」などに変えると便利です。
リマインダーでも前夜に荷造り通知を設定
ホーム画面かAppライブラリでリマインダーアプリを見つけてタップします。
画面右上の+ 新規リマインダーをタップし、「荷造り」と入力します。
作成したリマインダーを左にスワイプして「詳細」を選び、「日時を追加」をタップします。出発日の前日20:00に変更して保存しましょう。
お薬リマインダーで体調管理をラクに

毎日決まった時間にお薬を飲むのは忙しいとつい忘れがちですよね。そんなときはiPhoneアラームの日時指定機能をお薬リマインダーとして活用すると、しっかり体調管理ができます。
- 飲む時間ごとに個別のアラームを設定できる
- スヌーズ機能で飲み忘れを減らす
- アラーム名を薬の名前に変更して一目でわかる
リマインダーで毎日決まった時間に通知を作る
ホーム画面でリマインダーをタップして起動します。右上の「+」を押して、通知したい用件のタイトルを入力してください。
リマインダーの詳細画面で「日時を設定」をオンにします。日付を今日に合わせ、時間を任意の時刻に指定してください。その下の「繰り返し」をタップして「毎日」を選べば完了です。
通知が届かないときは、設定→通知→リマインダーで「通知を許可」を確認してください。
ヘルスケアで服薬トラッキングをオンにする
iPhoneのロックを解除してホーム画面からヘルスケアアイコンをタップします。
画面下部のブラウズをタップし、リストから服薬を選びます。
服薬画面で一番上のスイッチをタップしてトラッキングをオンに切り替え、確認ダイアログが出たら「許可」を選びます。
締め切りを逃さないプロジェクトアラーム

プロジェクトの締め切りが頭の片隅に引っかかっていると、つい他のタスクに気を取られてしまいますよね。iPhoneのアラームを日付指定でセットする方法なら、ここぞという提出日の朝に確実に通知を受け取れて安心です。
この「プロジェクトアラーム」ではショートカットで未来の日時を指定してアラームを作るので、カレンダー感覚で一度だけピンポイントに鳴らせます。タスク完了の直前だけ鳴らしたいときや、マイルストーンごとにカスタムサウンドを割り当てたいときにぴったりです。
カレンダーで締め切り当日に通知を二重設定
カレンダーアプリを開いて当日が締め切りのイベントをタップします。
右上の「編集」をタップして「通知」を選び、「通知を追加」を2回押します。それぞれ「イベント当日」「0分前」を選択したら右上の「完了」をタップしてください。
同じタイミングで通知が2回届くと賑やかになるので、本当に必要な時だけ使うと安心です。
ショートカットで前日リマインダーを自動生成
ショートカットアプリを使うと、指定した時刻に「前日」のリマインダーを自動で作成できます。日付の計算や変数名の扱いなど、プログラマーならではのコツも紹介します。
ショートカットアプリの「オートメーション」タブを選び、「個人用オートメーションを作成」をタップします。
「時刻」を選び、リマインダーを作りたい時間を設定します。深夜0時に実行すれば翌日のリマインダーを準備しやすいです。
「現在の日付を取得」アクションで変数にセットし、「日付を調整」で日数を「-1」にします。
「リマインダーを作成」アクションで前日の日付を設定した変数を使い、タイトルや通知時刻を決めて保存します。
よくある質問

- iPhoneの標準アラームで特定の日付を指定できますか?
iPhoneの標準アラームは時間と曜日の繰り返しは設定できますが、カレンダーのように「2024年7月15日」のように日付をピンポイントで指定する機能はありません。
- 日付指定アラームはショートカットなしで実現できますか?
ショートカットを使わずに日付指定アラームを作る方法は残念ながらありません。とはいえ、カレンダー通知を活用すると似た動きを作れるので、短期間のリマインダー代わりとして使うと便利です。
- ショートカットで設定したアラームが鳴らないときの対処法は?
自動化ショートカットは通知を表示するだけで、画面上でタップしないと実際のアラーム音は鳴りません。確実に鳴らしたいなら、リマインダーにサウンドを設定しておくか、手動でショートカットを実行するのがおすすめです。
日付指定アラームが鳴らないことがあるの?
はい、ちょっとした注意点があります。
- おやすみモードや集中モードがオンだと通知が止まる
- ショートカットのオートメーションは再起動後に動かないことがある
- 個人用オートメーションでは「実行前に尋ねる」がオンだと手動承認が必要
大切な日は前日にテストで鳴るかチェックして、集中モードをオフにしておくと安心です。
バイブだけで起こしたいときはどうする?
会議前や図書館で音を控えたい朝でも、アラームをバイブレーションだけにすると、周りを気にせずに起きられます。iPhone本体のサイレントスイッチをオンにするだけで音を消せるので、設定はとてもシンプルです。
さらにバイブレーションはマナーモード中でもしっかり動くので、目覚ましが確実に動作します。深い睡眠からも優しく起こしてくれるので、寝覚めがスムーズになります。
深夜にサイレントモードでもアラームは鳴る?
深夜にサイレントモードにしていても、iPhoneのアラームは必ず鳴ります。マナーモード中は着信や通知が消音されますが、アラームだけは例外で優先される仕組みだからです。
ただし、音量ボタンでアラーム音量をゼロにしていると音が出ないため、寝る前にコントロールセンターからサウンドスライダーでアラーム音量を確認しておくと心配が減ります。
iPadやAppleWatchと同時に鳴らせる?
残念ながら、iPhone標準の時計アプリでセットしたアラームはiPhoneだけで鳴ります。iPadやAppleWatchには自動で届かない仕様です。
もしすべてのデバイスで同じタイミングに通知音を鳴らしたいときは、リマインダーやカレンダーの通知を活用すると便利です。iCloudで同期されたリマインダー通知なら、iPhone・iPad・Watchすべてでポップアップとサウンドを受け取れます。
まとめ

これまでに紹介した方法を使えば、iPhoneのアラームを特定の日付に合わせて簡単にセットできます。標準アラームアプリだけでなく、ショートカットを活用するとカレンダー感覚でぱっと予定を取り込めるので、思い立ったときにサクッと設定できるのがうれしいポイントです。
日付指定アラームは単に時刻を決める以上に、旅行前の荷造りリマインドや誕生日祝いの準備通知など、使い方次第で生活の頼れる相棒になります。プログラマー目線のちょっとした工夫を取り入れると、さらに楽しく便利になるはずです。
まずは今日から気になる日付でアラームを設定してみましょう。慣れてきたら応用テクニックにも挑戦して、自分らしいリマインダーライフを楽しんでくださいね。