iPhoneeの地図で探す他人の居場所が動かず雨の駅前で傘を差し途方に暮れていませんか。
経験を重ねた開発者の立場から、位置共有が始まらない原因を丁寧に洗い出し、設定の確認から通信状態の見分け方まで、画面を追いながら一つずつ実践できる手順と回復のコツをまとめました。地図が更新されず焦る場面でも数分で位置情報を復活させられるので、待ち合わせの不安がすっと軽くなります。
手元のiPhoneを開き、案内に沿ってタップを進めてください。解説の途中で挟んだチェックリストと工夫を使えば、急ぎの約束でも落ち着いて対応できるはずです。
他人の位置をiPhoneの探すで見つけるやさしい手順

友だちの今いる場所を知りたいときに、iPhoneに標準で入っている「探す」機能が役立ちます。使い方の流れをつかめば、初めてでもすいすい操作できます。
- 探すアプリを開く:ホーム画面で「探す」を見つけたらタップします。
- 位置情報の共有をリクエスト:「人を探す」を選んで+ボタンから相手を登録し、共有期間を決めます。
- 承認後に確認:相手が承認するとマップに友だちの居場所がリアルタイムで現れます。
通信が不安定なときはWi-Fi環境を整えると位置表示がスムーズになります。
探すアプリで共有リクエストを送る方法

探すアプリを開くだけで家族や友だちに位置情報をお願いできるのがうれしいポイントです。iOS16以降の探すアプリでは相手の承認さえあれば、質問を送ってすぐにシェアが始まります。
わざわざLINEでやり取りしなくても、iPhone標準の探すアプリならメッセージも地図ビューも同じ画面で完結するから便利です。旅行や待ち合わせ、子どもの見守りなど、いろんなシーンでサクッと共有リクエストを送ってみてください。
①ホーム画面で探すをタップ
ホーム画面に並ぶアプリから緑色のレーダーアイコン「探す」を見つけてタップしてください。ページを左右にスワイプしたり、画面を下にスワイプして出る検索バーで「探す」と入力するとすばやく探せます。
緑色のアイコンが見つけにくいときは、Dock(画面下部)に「探す」を置いておくと次回からすぐ開けて便利です。
②人をタップし追加ボタンを押す
画面下部にある人を探すアイコンを選んでタップします。続いて右上の+を押すと、位置情報を共有したい相手をリストから選べます。
③連絡先を選んで共有をタップ
画面に表示された連絡先一覧をスワイプして探します。名前が多いときは、画面上部の検索バーに相手の名前を入力するとすばやく見つかります。目的の連絡先をタップすると、下部に共有ボタンが現れるので軽くタップしてください。
④共有時間を選び送信をタップ
表示されたメニューから「1時間」「今日の終わりまで」「無制限」の中で位置情報を共有したい期間をタップしてください。予定の長さや相手とのやり取りに合わせて選ぶとスムーズです。期間を選んだら、画面右上の送信ボタンを押して完了です。
⑤相手の承認を待つ
リクエストを送信したら、しばらく待ってみましょう。相手の「探す」アプリに位置情報共有の通知が届いているはずなので、数分ほどで承認してもらえることが多いです。
もしなかなか承認が来ないときは、相手にやさしく声をかけてみるとスムーズです。通知設定がオフになっていると知らないうちにリクエストが隠れてしまうことがあるので、「設定>通知>探す」を確認してもらいましょう。
それでも反応がない場合は、一度リクエストを取り消してから再送信してみると解決することがあります。慌てずに何度かやり直して、承認を待つ時間を短くできる方法を試してみてください。
メッセージアプリから招待する方法

メッセージアプリを使う方法は、普段のトーク画面からさっと位置情報の共有依頼を送れるので、仲のいい友だちとのやりとりにぴったりです。iMessageならリンクをタップするだけで設定画面に移動できるので、相手も迷わず承認しやすいところが魅力です。
- トーク中に自然に依頼できる
- リンクをタップするだけで設定画面へジャンプ
- iOS標準なので互換性の心配なし
①メッセージで新規メッセージを作成
ホーム画面で「メッセージ」アプリをタップしたあと、画面右上にある鉛筆マークを押します。
②相手を宛先に入れる
宛先欄をタップするとキーボードが表示されます。共有したい相手の名前やApple IDメール、電話番号を入力してください。
入力中に連絡先リストが絞り込まれるので、表示された候補をタップして選びます。名前が同じ場合は横に表示されるメールアドレスを見比べると見分けやすいです。
連絡先に相手の情報が登録されていないと候補に出ないので事前に連絡先アプリでApple IDメールを登録しておくとスムーズです。
③+ボタンから位置情報を共有を選ぶ
「人を探す」の画面右上にある+ボタンをタップしてください。ここから連絡先を選んで位置情報を共有できるようになります。
表示されたメニューから位置情報を共有を選んでください。連絡先リストが開くので、共有したい相手をタップするだけで準備完了です。
④共有時間を決めて送信
連絡先を選んだら、「共有時間を設定」をタップします。表示されるメニューから「1時間」「明け方まで」「無制限」の中から共有したい期間を選んでください。
選択が終わったら右上の「送信」をタップします。これで相手に位置情報共有の招待が届きます。
招待を承認してもらうと地図上にマーカーが表示されます。時間切れになると自動で共有が止まるので、必要に応じて再度手順をくり返してください。
プログラマー目線のワンポイント:長時間の共有はバッテリー消費に影響する場合があります。もし使用後にうっかり長時間残したままにしたくないときは、あらかじめショートカットで「位置情報共有停止」のリマインダーを組んでおくと便利です。
⑤通知で承認をお願いする
共有リクエストを送信したらすぐに相手のiPhoneに通知が届きます。通知をタップすると「探す」アプリの承認画面が開くので、友だちに位置情報の共有を承認してもらいましょう。
すでに共有中の相手を地図で確認する方法

位置情報の共有がすでに始まっている相手なら、「探す」アプリを開いて「人を探す」タブから名前を選ぶだけで、地図上に今いる場所がパッと表示されます。待ち合わせやお迎えのときに、迷子の心配がぐっと減るので便利です。
しかも地図はリアルタイムで更新されるので、移動中の友だちの動きもサクサク追いかけられます。
①探すを開いて人をタップ
ホーム画面で「探す」アプリをタップします。アプリが開いたら、画面下部にある「人を探す」を押してください。見つけたい相手の一覧が表示され、タップする準備が整います。
②一覧から名前を選ぶ
画面に並ぶ友だちのリストから、位置を知りたい相手の名前をタップします。
リストが長いときは、画面上部にある検索バーをタップして、相手の名前を少し入力するとスムーズに探せます。
名前をタップするとチェックマークが表示され、そのまま地図上に相手の現在地がピンで示される仕組みです。
もし反応が遅いと感じたら、いったん画面を下に引っ張ってリストを更新してみるといいですよ。
③地図で現在地をチェック
友だちのアイコンが地図上に表示されるので、その位置を確認しましょう。
ピンチイン・ピンチアウトで地図を拡大縮小すると、細かい場所まで見やすくなります。
画面右上の「情報」アイコンをタップすると、住所や到着予想時刻などの詳細情報が表示されます。
通信状況が悪いと地図の更新が遅れることがあります。Wi-Fiやモバイルデータの接続を確認してください。
④経路ボタンでナビを起動
ピンが立った場所を確認したら、画面下の経路ボタンをタップしてください。
自動的にマップアプリが開き、選んだルートのナビゲーションがスタートします。実際に動きながらも所要時間や経路の変更点をリアルタイムでチェックできるので便利です。
位置共有をもっと楽しむ小ワザ

位置共有を使って友だちや家族とつながる楽しさ、その先にはもうひと工夫するとさらにワクワクする方法がたくさんあります。ここでは実際に試しているおすすめの小ワザをまとめました。
応用ワザ | 活用シーン |
---|---|
到着通知を活用 | 家に着いたときに自動で通知して家族を安心させる |
Siriショートカット連携 | 到着時にLINEやメッセージを自動送信して手間を省く |
グループ共有を使う | 旅行中や公園遊びで友だち全員の居場所を一括でチェック |
バッテリー残量表示 | バッテリーが少ない友だちに先回りして連絡できる |
到着通知をセットして安心を共有

探すアプリでは、友達や家族が指定した場所に到着したタイミングでお知らせを受け取ることができます。この機能を使えば「ちゃんと着いたかな?」と心配になることが減り、安心感を気軽にシェアできます。
お迎えや帰宅の確認が必要なとき、待ち合わせでのやりとりがスムーズに進むときなど、いろいろな場面で活躍します。相手も通知をオンにするだけなので、初めての人でもすぐに使いこなせます。
到着場所を地図で選び通知をオン
相手の情報画面で下にスクロールし、「通知を追加」をタップします。
「到着」を選んでから「場所を選択」をタップすると地図画面が開きます。
指で地図を動かしてピンを合わせ、到着通知を送りたい場所にセットします。
「追加」をタップし、通知のオンオフを確認して完了です。
通知が届いたらメッセージで声かけ
画面上部に表示された通知をタップすると、関連するメッセージ画面が直接開きます。
「今どこにいる?」など、相手が気軽に返しやすい短い一文を入力して送信します。
家族のiPhoneを音で呼び出してみる

リビングや寝室で「iPhoneどこいった?」と大騒ぎしちゃったときに頼れる機能です。家族のiPhoneを音で呼び出せば、無音でも設定した大音量サウンドが鳴り響きます。サイレントモードを無視して鳴らせるので、落ち着いて探せます。iCloudにサインイン済みでネットワークにつながっていればすぐに使えるのも嬉しいポイントです。ソファの隙間やキッチンのシンク下に潜んだスマホも、ピーピー音を頼りにサクッと見つかります。
人のタブで家族を選びサウンドを再生
ホーム画面から「探す」アプリを起動したら、画面下部にある人のアイコンをタップしてください。
リストに表示された家族の名前を見つけて、その行をタップしてください。
選択した家族の位置情報画面で「サウンドを再生」をタップすると相手のデバイスから音が鳴ります。
音が鳴ったら、同じ「サウンドを停止」ボタンをタップして音を止めてください。
家族のデバイスがオフラインや機内モードだと音が再生されない場合があります。
家の中で着信音を探してあげる
ホーム画面で緑のアイコン「探す」をタップしてアプリを起動します。
画面下部の「デバイス」をタップして、探したいiPhoneをリストから探します。
リストから見失ったiPhoneを選ぶと、詳細画面が開きます。
スピーカーアイコンの「サウンドを再生」を押すと、マナーモードでも音が鳴ります。
対象のiPhoneがオフラインの場合は、最後に通信があった場所が表示され、音は鳴りません。
バッテリー残量をチェックして充電を促す

「探す」アプリで相手のアイコンをタップすると、名前の横にバッテリー残量がパーセント表示されます。iOS17以降ならより見やすくなっているので、こまめにチェックすると安心です。
残量が20%以下になっていたら、軽くメッセージで「充電そろそろ大丈夫?」と声をかけましょう。バッテリー切れで位置情報が止まるトラブルを未然に防げるので、長時間のお出かけでも安心して見守れます。
詳細画面でバッテリー表示を確認
位置情報を共有している友だちをタップすると、画面下部に詳細画面が開きます。
詳細画面では友だちのアイコン横にバッテリー残量がパーセント表示され、充電状況をひと目で把握できます。
残量が少なくなりそうなときは「もうすぐ電源落ちちゃいそう」と声をかけておくと、移動中でも安心感がアップします。
残量が少なければ充電をすすめる
「探す」アプリはバッテリー残量が少なくなると自動で位置更新の頻度を下げるので、残量が20%を切ったら早めに充電をおすすめしましょう。
実際に試したところ、10%未満になると地図上のアイコンが点滅して数分前の位置で止まることがありました。低電力モードも位置情報の更新を抑えるので、ケーブルにつないで電池残量を回復させれば安定して追跡できます。
よくある質問

位置情報の共有を停止するとどうなる?
- 位置情報の共有を停止するとどうなる?
共有を止めると相手の『探す』リストから自分の名前が消え、位置はもう見えなくなります。相手側には「◯◯が共有を停止しました」と表示されることがあるので、先に一声かけておくとトラブルを防げます。
相手の位置が更新されないときはどうすればいい?
- 相手の位置が更新されないときはどうすればいい?
通信状況や位置情報の設定が原因の場合があります。相手に『設定』→『プライバシー』→『位置情報サービス』で『探す』が<常に許可>になっているか確認してもらいましょう。それでも動かないときは、アプリを開くと自動で更新されやすくなります。
家族共有と個別共有の違いは?
- 家族共有と個別共有の違いは?
家族共有でグループを作ると家族全員に一度に位置を許可できます。個別共有は相手を選んで1人ずつ申請できるので、友だちや同僚など少人数だけに使いたいときに向いています。
共有できる時間はどう選べばいい?
- 共有できる時間はどう選べばいい?
『探す』の共有設定で[1時間][今日の終わりまで][無制限]が選べます。買い物や待ち合わせ程度なら1時間、旅行やイベントのときは終わりまで、日常的に安全確認したいときは無制限にすると安心です。
相手がiPhone以外だと使えないの?
探すを使うには相手もAppleのデバイスとAppleIDが必要です。iPhoneだけでなく、iPadやMacでも位置情報の共有ができます。
相手の端末 | 利用可否 |
---|---|
iPhone/iPad/Mac | 〇 |
Android/Windows | ×(Googleマップなどで代替) |
AndroidやWindowsユーザーと位置を共有したいときは、Googleマップの「リアルタイム位置情報共有」を活用するとスムーズです。URLを送るだけでブラウザから確認できます。
Googleマップでの共有はOSを問わず使えるので、相手がiPhone以外でも安心して位置を確認してもらえます。
位置共有をこっそり止めても通知される?
探すアプリで「位置情報の共有を停止」をタップすると、相手のiPhoneには「◯◯が位置情報の共有を停止しました」という通知が届きます。
こっそり停止しても通知されるので注意してください。
「設定>プライバシー>位置情報サービス」自体をオフにすると、一時的に「位置情報を利用できません」と表示されますが、再度オンにした際に共有停止と同じ扱いとなり、相手に共有停止の通知が行きます。
通信量はどれくらいかかる?
「友だちを探す」機能は位置情報のやり取りだけなので、意外と通信量が少なめです。どれくらいデータを使うか、実際の目安をまとめました。
状況 | 通信量の目安 |
---|---|
待機中 | 10KB/時間(約0.01MB) |
徒歩移動中 | 200KB/時間(約0.2MB) |
車で移動中 | 500KB/時間(約0.5MB) |
ナビを連続利用 | 2MB/時間 |
実体験では、ずっと共有しても1日使っても数MB程度で済みました。もし通信が気になるときは必要なときだけオンに切り替えると、さらにムダを抑えられます。
位置が更新されないときはどうすればいい?
友だちの位置がピタッと更新されないとドキドキしますよね。でも慌てずにチェックポイントを順番に見直してみましょう。
詳しい手順は順に説明しますが、まずは以下のポイントに注目してください。
- ネットワーク接続:Wi-Fiやモバイルデータ通信が安定しているかを確認。
- 位置情報サービス:設定の「プライバシー」で探すアプリへのアクセスが許可されているかをチェック。
- バックグラウンド更新:探すアプリがバックグラウンドで位置情報を更新できるようになっているかを確かめる。
- 再起動:小さな不具合はアプリや端末の再起動でスッキリ解決することがある。
- OSの最新化:iOSを最新バージョンにアップデートしておくと安定感がアップ。
共有相手を間違えたときの対処は?
- 共有相手を間違えたときの対処は?
-
うっかり違う人と位置情報を共有してしまったときは落ち着いて対処しましょう。まずは以下の手順でいまの共有状況をリセットします。
- Find Myアプリを開く:画面下部の「人を探す」タブに切り替えます。
- 共有している相手をタップ:誤って共有した相手の名前を選びます。
- 「共有の停止」をタップ:すぐに位置情報の共有を止められます。
- リストを見直す:ほかに意図しない相手がないか確認しておくと安心です。
再発を防止するには、共有ボタンを押す前に連絡先のアイコンや名前をしっかりチェックする習慣をつけましょう。連絡先を整理しておくと候補が絞られて間違いが起きにくくなります。
まとめ

ご紹介した手順に沿ってiPhoneの「探す」アプリで友だちと位置情報の共有を始めれば、簡単にお互いの居場所をリアルタイムで確認できます。
共有を停止したいときはアプリ内でワンタップで解除できるので、プライバシーも安心です。ぜひ今すぐ設定して、おでかけや待ち合わせをもっと楽しく安心にしてくださいね。