iPhone下取りを申し込もうとしたものの、バッテリー劣化が進んでいると査定が下がりそうで不安ではありませんか?
そんな心配を解消するために、これまで多数の端末を手放してきた経験を踏まえ、家庭で手軽にできるバッテリー状態の確認方法から、査定額を上げるための下準備まで、順を追って紹介します。実際に試したやり方だけをまとめているので、初めてでも迷わず進められ、無駄な出費を避けながらお得に乗り換えられます。
この内容を読みながら手を動かせば、今持っているiPhoneを気持ちよく手放し、次のモデルを迎える準備が整います。安心してスタートできるように、さっそく最初のステップから試してみませんか。
iPhone下取り前にバッテリー劣化をやさしくチェックし準備する手順

iPhoneを下取りに出すときバッテリーの劣化が気になりますよね。下取り価格を少しでも上げるにはヘルスチェックが不可欠です。ここでは設定から簡単に確認できる方法やもう少し詳しい診断まで、エンジニア視点のコツを交えてやさしくご紹介します。
- 設定アプリ→バッテリー→バッテリーの状態で最大容量をチェック
- Macに接続してCoconutBatteryなどで詳細診断
- フル充電と完全放電を1サイクル実行してキャリブレーション
- 下取り前にデータをバックアップして初期化の準備
本体だけでバッテリー状態を確認し記録する

iPhone本体だけでバッテリーの劣化度合いを調べる場合は、まず設定アプリを開いてバッテリー→バッテリーの状態と充電の項目をタップしてください。
ここに表示される最大容量の数値がバッテリーの健康指標になるので、スクリーンショットを保存したりメモアプリに数字とチェック日を記録しておくと、あとで比較しやすくなります。
①ホーム画面で設定をタップする
ホーム画面に並んだアイコンの中から歯車マークの設定を見つけます。標準では画面下部のドックに置かれていますが、フォルダにまとめている場合はその中を開いてみてください。見つかったらそっとタップしましょう。
②バッテリーをタップしてバッテリーの状態と充電を開く
設定アプリを開いたら、画面を下にスクロールしてバッテリーを見つけてタップしてください。すると「バッテリーの状態と充電」のメニューが表示されますので、そちらを選びます。
最新のiOSではこの画面でバッテリー最大容量や最適化されたバッテリー充電の設定を確認できるので、下取り前にここで必ずチェックしてください。
③最大容量とピークパフォーマンスを確認する
ホーム画面から設定をタップし、一覧の中からバッテリーを選びます。
「バッテリーの状態」を選ぶと最大容量(バッテリー劣化の指標)とピークパフォーマンス機能(性能管理の有無)が表示されます。
最大容量が80%を下回ると性能管理がかかっている場合もあり、下取り額に響くおそれがあります。
④スクリーンショットを撮り査定用に保存する
まず設定>バッテリー>バッテリーの状態を開き、最大容量が表示されている画面を用意します。続けて設定>一般>情報でモデル名やシリアル番号が見える画面も表示しましょう。
Sideボタンと音量上ボタンを同時に押してパシャリ。画面左下にプレビューが出たらタップして不要部分をトリミングすると見やすくなります。
- 写真アプリを開いて「アルバム」タブ>+アイコン>新規アルバムをタップ。
- アルバム名を「下取り査定用」にして作成。
- 先ほど撮影したスクリーンショットをすべて選んで追加。
- 内容を再確認しつつ、不要な画像は削除して提出準備完了。
MacやPCとつないで無料アプリで詳細診断する

自宅にあるMacやWindowsPCにiPhoneをUSBケーブルでつなげて、無料の診断アプリを使う方法です。アプリを立ち上げるだけで、純正画面では分かりにくい充放電回数や実際の最大容量といった詳細なデータをすぐにチェックできます。
プログラマー視点では、サイクル数や温度ログまで確認できるのが心強いポイントです。細かな数値が気になる人や、下取り前にしっかり健康状態を把握してから手続きを進めたい人にぴったりの方法です。
①ライトニングケーブルでMacやPCにつなぐ
純正またはMFi認証済みのケーブルを選びましょう。互換品だとデータ転送が安定しないことがありました。
まず画面ロックを解除した状態でUSBポートに差し込みます。ロック中だとMacやPCが認識しないことがあるので注意してください。
画面に「このコンピュータを信頼しますか?」が出たら許可してください。これでMacやPCがiPhoneの情報にアクセスできるようになります。
②coconutBatteryなどのアプリを起動する
MacでcoconutBatteryを立ち上げます。インストール済みならLaunchpadやSpotlight検索で「coconutBattery」を入力し、アイコンをクリックしてください。
まだインストールしていない場合は公式サイトから最新バージョンをダウンロードしてアプリケーションフォルダに移し、そこから起動しましょう。
アプリが開いたら上部の「iOS Device」タブを選び、Lightningケーブルで接続したiPhoneの情報を表示します。
数秒待つとiPhoneのバッテリー状況が読み込まれ、現在容量と設計容量の数値が確認できます。
③DesignCapacityとCycleCountをメモする
付属のLightningケーブルでiPhoneをMacに接続します。画面左上のAppleマークをOptionキーを押しながらクリックし、システム情報を選んでください。
左ペインの「USB」を開き、接続中のiPhoneを選択します。表示された情報の中から「Battery Information」を展開し、DesignCapacityとCycleCountを探してください。
読み取ったDesignCapacityとCycleCountの数値を、メモアプリなどに正確に書き写します。トレードイン時にバッテリー状態を伝える資料になるので、省略せずに数字を残してください。
④数値をPDFで書き出して保管する
スクショだけだと表示が消えると困るので、プリント機能を使ってPDF化して保管します。
- 写真アプリでバッテリー劣化画面のスクショを選ぶ
- 画面左下の共有アイコンをタップして「プリント」を選ぶ
- プリントプレビューが出たら二本指でピンチアウトしてPDFに変換する
- 右上の共有アイコンから「ファイルに保存」を選び、iCloudや端末内に保存する
Appleサポートアプリでリモート診断を受ける

Appleサポートアプリを使うと、おうちにいながらバッテリーの健康状態をしっかり調べてもらえます。
アプリを起動し、デバイスを選んでサポートをリクエストすると、Appleの技術スタッフがリモートで診断をしてくれます。端末の稼働ログから劣化具合を正確に把握できるので、自分で細かな数字を読み取る手間がありません。
店舗に足を運ぶ時間がないときや、近くにApple Storeがない地域に住んでいるときにも便利です。予約不要でサクッと検査できるので、あれこれ準備せずに手軽に使えるのがうれしいポイントです。
①AppStoreでAppleサポートをダウンロードする
iPhoneのホーム画面でAppStoreアイコンをタップします。
画面下の検索タブを選び、検索バーにAppleサポートと入力します。
表示されたリストからAppleサポート(ヘッドホンのアイコン)を見つけ、入手をタップします。
FaceIDやAppleIDパスワードで認証を済ませ、インストールが終わるまで待ちます。
ホーム画面にアイコンが追加されたらダウンロード完了です。
②「デバイスのパフォーマンス」を選ぶ
ホーム画面から設定アプリを開き、「バッテリー」をタップします。続いて「バッテリーの状態と充電」を開くと、画面下部に「デバイスのパフォーマンス」という項目が見つかります。
ここをタップすると、ピークパフォーマンス能力の状態がわかる画面に移動します。バッテリーの劣化が進むとパフォーマンス管理機能が自動で有効になるため、下取り前に一度確認しておくと安心です。
③画面の案内に従って診断テストを開始する
画面に「診断テストを開始」ボタンが表示されたらタップしてください。案内に従い、必要な権限や利用規約を承諾するとテストが動き始めます。
画面上の進行バーが動くあいだは、ほかの操作をせずにしばらく待ちましょう。テストにはおよそ1分から2分かかりますので、慌てずに完了を待つのがコツです。
完了すると「結果を表示」や「診断結果を共有」の選択肢が出ます。必要に応じてスクリーンショットや共有ボタンを使い、下取り前の記録として残しておくと安心です。
バッテリー残量が少ないとテストが途中で止まることがあります。開始前に充電ケーブルにつないでおくとスムーズです。
④結果が届いたらスクショを保存する
結果が届いたら画面に表示された査定結果をすぐに保護しておくと安心です。
スクリーンショットはサイドボタンと音量アップボタンを同時に押して撮影できます。iPhone14以降はサイドボタンと音量アップボタンを使いますので慣れておきましょう。
撮影したスクショはファイルアプリの専用フォルダにまとめておくとあとで探しやすいです。iCloudバックアップを有効にしておくと機種変更時や端末紛失時にも記録が消えずに済みます。
査定額やバッテリー最大容量がはっきり写っているか確認し日付も映っていればベストです。見切れている場合は再度撮り直しましょう。
バックアップと初期化で下取り準備を仕上げる

下取りに出す前に、大切な写真やメモをしっかり守りつつiPhoneをスッキリ真っさらな状態に整えておきましょう。バックアップでデータを無事に引き継げますし、初期化で個人情報の流出を防いで買い取りの安心感がグンとアップします。
- バックアップ:iCloudやパソコンに丸ごとデータを保存しておくことで、次のiPhoneでそのまま復元できます。
- サインアウト:設定からApple IDとiCloudをログアウトして、アクティベーションロックを解除します。
- 初期化:設定>一般>リセット>すべてのコンテンツと設定を消去で、購入時の状態に戻します。
この流れを終えておけば、新しいオーナーさんも気持ちよく受け取ってくれるはずですし、下取り額にも好影響。最後のひと手間で、安心と満足を手に入れましょう。
①設定でiCloudバックアップをオンにして今すぐバックアップをタップする
まずは電源アダプタに接続し、Wi-Fiネットワークに繋がっていることを確認します。
設定アプリを開き、一番上のアカウント名をタップして「iCloud」>「iCloudバックアップ」をオンに切り替えます。
「今すぐバックアップを作成」をタップするとバックアップが開始します。処理中は画面がスリープしないようそのまま待ちましょう。
バックアップ中は通信が途切れると失敗することがあるので、Wi-Fiと電源は必ず維持してください。
②探すをオフにしてAppleIDからサインアウトする
設定Appを開き、画面上部のユーザーネームをタップしてAppleIDの画面に移動します。
「探す」を選んで「Find My iPhone」をオフにしてください。
前の画面に戻り、一番下の「サインアウト」をタップ。AppleIDのパスワードを入力すると安全にログアウトできます。
③設定で一般を開き転送またはリセットを選ぶ
まずホーム画面で設定アイコン(歯車)をタップします。
- 「一般」を探してタップ。
- 画面を一番下までスクロール。
- 「転送またはリセット」をタップ。
ここで端末のデータを完全に消去したり、新しいiPhoneへ準備を進めたりできる画面に移動します。
④すべてのコンテンツと設定を消去をタップし完了を待つ
画面下部にある赤い文字の「すべてのコンテンツと設定を消去」をそっと押しましょう。
アップルロゴとプログレスバーが表示されたらあと少し。電源が落ちるまでコーヒー片手にゆったり待ちましょう。
下取り額をグンと上げる応用アイデア

ちょっとした工夫をプラスするだけで下取り額がグンとアップします。
応用テクニック | 効果ポイント |
---|---|
バッテリー最大容量80%以上を維持 | 劣化が少ない端末は査定評価が高くなりやすい |
外装の軽い傷を目立たなく補修 | 見た目がキレイになることで印象アップ |
純正付属品をそろえて同梱 | 付属品完備で業者の評価が上がる |
iOSを最新バージョンへ更新 | 最新OS対応で安心感がプラス |
AppleCareプラスで無償バッテリー交換をお願いする

AppleCareプラスに加入していると、バッテリーの最大容量が80%未満の場合に無償でバッテリー交換をお願いできます。新品同様のパワーが戻るので、下取り前に助かるサービスです。
交換の依頼は近くのApple Storeや正規サービスプロバイダに持ち込むか、オンラインサポートから予約できます。iOSの「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」で事前に劣化度をチェックしておくと受付がスムーズになります。
AppleCareプラスの保証期間内であることが条件なので、有効期限を確認してから手続きをしてください。
サポートアプリで修理サービスを予約する
ホーム画面から「サポート」アプリを起動してください。ログイン画面が出たらApple IDでサインインします。
サインイン後に表示されるデバイス一覧から、下取り予定のiPhoneをタップしてください。
表示されたサポート内容から「バッテリーと電源」>「バッテリー交換」を選んでください。
近くのApple Storeで即日対応したい場合は「持ち込み修理」、自宅で済ませたいなら「配送修理」を選びます。
カレンダーから希望の日付と時間帯をタップして予約を確定します。確認画面が出たら再度タップで完了です。
店舗の営業時間や定休日は事前にチェックしてください。特に連休時は予約が埋まりやすいので早めがおすすめです。
ジーニアスバーで交換完了後に下取り査定へ進む
交換が終わるとスタッフが下取りの希望を聞いてくれます。画面や本体の汚れは軽く拭いておくと、よりきれいな印象で査定額がアップすることもあります。ケースを外し、キズがないか自分の目で確認したら、スタッフに本体をお渡しください。スタッフは新しいバッテリー情報も含めシステムに状態を入力し、査定額を提示してくれます。提示額に問題がなければそのまま同意して完了です。Appleギフトカードで受け取るか、次回購入時の割引にあてるか選べます。
外装をやさしくクリーニングして第一印象アップ

外装をやさしくクリーニングすると、手に取ったときの第一印象がグッと良くなります。くすみや指紋が落ちることで、査定士さんにも「大切に使われていたんだな」と感じてもらえるので、査定額アップのチャンスになります。
画面まわりや側面の汚れを専用のクロスや綿棒でそっと拭き取るだけの簡単なケアですが、そのひと手間が端末の評価を底上げしてくれます。
マイクロファイバークロスで指紋を拭き取る
本体の電源をオフにしてから画面を暗くします。
マイクロファイバークロスを軽く折りたたみ、指紋や皮脂の付いた部分をやさしく円を描くように拭いてください。
強くこすらず、端までムラなく動かすと細かい汚れまでリセットできます。
最後に乾いた面でなでるように仕上げ拭きをすると、スッキリしたツヤ感が戻ります。
ライトで傷をチェックしてケースで隠す
明るいライトを用意してiPhoneの画面や背面、側面を照らしながらキズを探します。角度を変えると見えにくい小さな傷も浮かび上がります。
強い光源がないときはコントロールセンターのライト機能や携帯用LEDライトを使うと便利です。
キズの位置がしっかり隠れるケースを選びます。厚みやデザインでカバー力のあるシリコンやレザータイプがおすすめです。
装着後に軽く振ってケースのズレを確認すると、キズが隠れた状態を安心して維持できます。
ストレージを整理して査定時間を短縮する

iPhoneを下取りに出すとき、内蔵ストレージをいっぱいにしておくと査定機器が容量チェックに時間をかけやすくなります。写真や動画、使っていないアプリがたくさん残っていると、その分スキャンに時間がかかってしまうので、事前に不要なデータを整理しておくと査定時間をグッと短くできます。
プログラマー視点のアドバイスとしては、iCloudバックアップを活用して大切なデータはクラウドに退避させつつ、ローカルからは削除するのがスムーズです。ストレージ使用率が80%以上なら、整理するだけで査定の待ち時間が軽減されて「思ったより早く終わった!」という嬉しい体験につながります。
不要アプリを長押しして削除する
ホーム画面で不要なアプリアイコンを軽く長押しします。
ポップアップメニューが出たら「Appを削除」を選び、確認メッセージで再度「削除」をタップしてください。
削除するとアプリ内のデータも消えるので、大切なデータはバックアップを取ってから進めてください。
写真をiCloudにアップして本体から消す
まず設定アプリを開いて画面上部のユーザー名をタップします。そのあとiCloudを選び、写真をオンにしてください。
Wi-Fi接続を確認し、写真アプリを開いてライブラリの読み込みが終わるまで待ちます。クラウドアイコンがなくなればアップロード完了です。
アップロードが終わったら写真アプリで消したい写真を長押しし、ゴミ箱アイコンをタップして「写真を削除」を選びましょう。
最後にアルバムの「最近削除した項目」を開き、右上のすべて削除をタップすると本体から完全に消えます。
Wi-Fi以外でアップロードすると通信量が増えるので注意しましょう。
オンラインと店頭をくらべて高い方を選ぶ

オンライン下取りと店頭下取りにはそれぞれいいところがあるので、両方チェックして高い方を選ぶのがおすすめです。
オンラインは自宅で申し込めてキャンペーン価格が反映されやすく、忙しい人にもぴったり。店頭なら直接スタッフが状態を確認して思わぬ上乗せ評価を受けられることもあります。自分に合った方法でかんたんに比較してみてください。
Apple公式サイトで下取り額を確認する
iPhoneでSafariを開いて、Apple公式サイトの「下取りプログラム」ページをタップしてください。ページが日本語になっているか確認すると安心です。
機種欄で「iPhone」を選び、モデル(例:iPhone 13 Pro)と容量をプルダウンから選びます。画面割れやバッテリーの持ち具合など質問には正直にチェックしてください。
条件を入力し終えると画面下部に下取り額が出ます。最新iOSで正常動作していれば高額査定を期待できますので、OSアップデートを済ませてから確認しましょう。
キャリアショップのキャンペーン額をウェブでチェックする
まずはスマホやPCで契約中のキャリア公式サイトを開き、「下取り」「スマホおトク情報」などのバナーを探します。
- 公式サイトの下取りページへ移動する。
- 機種(iPhoneのモデルとストレージ容量)を選択する。
- 表示された下取り額をメモまたはスクリーンショットで記録する。
- ほかのキャリアと比較して、一番お得なキャンペーンを確認しておく。
よくある質問

- バッテリーの劣化度合いはどこで確認できますか?
-
設定アプリの「バッテリー」から「バッテリーの状態」を開くと最大容量が見られます。80%を下回ると下取り額に影響が出ることがあるので、チェックしておくと安心です。
- 下取り前にバッテリー交換したほうがいいですか?
-
自分で交換すると約7,000円ほどですが、下取り額アップが5,000円程度ならコスパが微妙です。プログラマー目線だと、手軽さを優先するならそのまま下取りして、交換は新しい機種を使い始めてからでも良いと思います。
- 正確な下取り価格はどうやって調べればいいですか?
-
Apple公式サイトやキャリアのオンライン下取りシミュレーターを試すとおおよその金額がわかります。プログラマーっぽく言うと、いくつか条件を変えて試して相場感をつかむのがおすすめです。
バッテリー劣化でも下取り拒否される?
バッテリーの劣化を理由に下取りを丸ごと拒否されるケースはほとんどありません。
たいていの買取サービスやApple公式の下取りでは、劣化状況に応じて買取価格が微調整されるだけで、完全に引き取ってもらえないことは稀です。ただし、バッテリーが膨張して画面や背面パネルに浮きがある場合や、動作不能で電源が入らないような深刻トラブルがあると対象外になることがある点は注意してください。
実体験では、バッテリー最大容量が80%を下回った端末でも下取り自体は問題なく進みました。もし価格を少しでも上げたいなら、Apple正規のバッテリー交換で最大容量を回復してから下取りに出すと、納得の行く査定額が得やすくなります。
最大容量が何パーセントなら下取り額が落ちる?
iPhoneを下取りに出すとき、バッテリー最大容量が90%以上ならほぼ満額で買い取ってもらえます。85%〜90%くらいだとほんの少し評価が下がり、80%以下になると下取り額がかなり落ちやすくなります。
目安として80%を切ると価格がガクンと下がるので、もし80%以下ならAppleでバッテリー交換してから出すと、交換費用を差し引いてもおトクになることが多いです。
下取り前にバッテリー交換すると損しない?
バッテリー交換は下取り額アップのカギになります。Apple公式でバッテリーを交換すれば、バッテリー最大容量が100%に戻るので、下取り査定で「バッテリー劣化あり」のマイナスは避けられます。交換費用が約7,400円(モデルによって変動)ですが、下取り額が1万円以上上がるケースもあります。そのため、交換費用+配送や店舗への往復時間を考えても、下取り額の上乗せ分が交換費用を上回るときは損しません。一方、下取り額のアップが僅かな場合はそのまま出しても手間とコストを節約できます。
データ消去後に探すをオンに戻す必要はある?
データを消去するとiCloudからサインアウトされて探す機能は自動でオフになります。そのため、下取りに出す際にはあらためて探すをオンに戻す必要はありません。
もし端末を自分用に使い続ける場合は、消去後に再度iCloudにサインインしてから探すを有効化すると安心です。ただ下取り向けの準備では、とくに操作を追加しなくてもOKです。
オンラインと店頭どっちが手軽?
自宅でサクッと済ませたいならオンラインがおすすめです。Appleサポートアプリからバッテリー状態をチェックできるので、ソファに寝転んだままでも手続きの準備が完了します。
じっくり相談しながら進めたいときは店頭が心強いです。スタッフさんが画面を一緒に確認してくれるので、不安がぱっと消えます。ただし混雑時は待ち時間が発生することがありますから、予約をしてから向かうとスムーズですよ。
まとめ

ここまで紹介したステップをふまえれば、バッテリー劣化を気にせず安心してiPhoneを下取りに出してお得にできます。
- バッテリー状態チェック:設定アプリからバッテリーの最大容量を確認する
- 充電最適化設定:使用状況にあわせて最適化バッテリー充電をオンオフする
- 本体リセットと清掃:個人データ削除+外観をきれいに拭きあげる
- 査定額アップ準備:純正ケーブルや箱をそろえて高評価を狙う
これらの手順を取り入れれば、バッテリー評価をクリアして下取り額を最大化できます。さっそく試して、次の一歩につなげてください。