友人から譲り受けたiPhoneeが動かず、初期化の正しい方法を知りたくて戸惑う夜更けです。
ここではステップ写真の代わりに画面表示をそのまま言葉で再現し、タップする場所とタイミングを逃さないようフォローします。トラブル復旧の裏ワザやデータ移行を早くする小技も合わせて紹介し、読後すぐに実践できる安心感を届けます。
まずは充電を確認しながらバックアップを取り、心を落ち着けてリセット作業に向かいましょう。ステップが終わった瞬間、真っさらになったiPhoneeが軽快に起動し、まるで新品を開封したときのわくわくをもう一度味わえます。
iPhoneを初期化するやさしい方法を順番にたどろう

iPhoneを初期化するには大きくわけて3つの方法があります。まずはどんな手順があるのかを知れば、自分にあったやり方を選びやすくなります。
- 設定アプリからさくっとリセット:iOS標準の機能だけで一番手軽。
- パソコン(Finder/iTunes)を使ってリセット:バックアップ&復元もまとめてできる。
- DFUモードでまっさらに初期化:トラブルがあるときに役立つ裏ワザ的リセット。
実際に操作するときは、事前にバッテリー残量を50%以上にしておきましょう。最新のiOSバージョン(iOS17以降)なら手順がスムーズになります。
本体だけでサクッとリセット

iPhone本体だけで初期化が完了する方法です。特別な機器を用意せず、設定アプリから数タップで進められるので、思い立ったときにサクッと使えます。
- ケーブルやパソコンは不要でいつでもリセットできる
- 設定アプリ内だけで完結するシンプルさ
- バッテリーさえあれば外出先でも安心
- 初期設定に戻っても動作が軽くなる気持ちよさ
①設定アプリを開いて一般をタップ
ホーム画面から歯車アイコンの設定アプリを探して開きます。次にリストの中から一般を見つけてタップしてください。ここまで来れば、リセットに向けた準備が整います。
②転送またはiPhoneをリセットを選ぶ
設定アプリの「一般」を開いたあと、画面を下までスクロールして「転送またはiPhoneをリセット」をタップしてください。
ここでデータ転送の準備や初期化のオプションが一覧で出るので、次の操作にスムーズにつなげられます。
③すべてのコンテンツと設定を消去をタップ
画面の一番下にあるすべてのコンテンツと設定を消去をタップしてください。続いてパスコードの入力画面が出るので、いつも使っているロック解除用のパスコードを入れましょう。その後、Apple IDのパスワードを求められたら、セキュリティのために忘れずに入力します。これで初期化の準備は完了し、自動的に消去処理が始まります。
④パスコードとAppleIDのパスワードを入力
⑤iPhoneを消去をタップして完了を待つ
画面下の赤い「iPhoneを消去」をタップして、最終確認画面でもう一度同じ項目を選びます。
これで消去処理が始まります。内部データと設定の削除には数分かかるので、そのまま待ちましょう。
消去中はバッテリーが切れないよう、充電器につないでおくと安心です。
パソコンとつないでしっかりリセット

パソコンに接続して初期化すると、iPhone単体ではできないしっかりしたリセットが行えます。macOSのFinderやWindowsのiTunes経由で復元操作を進めるので、エラーの原因をログで確認できたり、リカバリーモードからの復旧も可能です。
- トラブル対応が楽になる:ログ出力で問題箇所を見つけやすい
- 動かないiPhoneでも復元OK:リカバリーモードやDFUモードに対応
- iOSバージョン選択:必要に応じて特定バージョンに戻すことも可能
①ライトニングケーブルでiPhoneをパソコンに接続
②FinderまたはiTunesでデバイスを選択
まずMacではFinderを開いて左側のサイドバーにあるiPhoneアイコンをクリックしましょう。Windowsや古いmacOSではiTunesを開いて画面左上のデバイスアイコンをタップします。通信が安定しないときはケーブルを挿し直してみてください。もし「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されたらiPhone側で信頼をタップしパスコードを入力するとスムーズに接続できます。
③iPhoneを復元ボタンをクリック
MacではFinder、WindowsではiTunesのサイドバーから接続中のiPhoneを選んでください。
デバイス情報の画面にある復元ボタンをクリックします。
「バックアップも一緒に消去しますか?」と聞かれたら、事前に取ったバックアップを指定してから進むと安心です。
その後は画面の案内に従うだけで、最新のiOSイメージがダウンロードされ、iPhoneの復元が始まります。
④確認ダイアログで復元をもう一度クリック
確認ダイアログが出たら、画面中央の復元を再度タップします。するとバックアップの書き戻しが始まります。
⑤完了後に新しいiPhoneとして設定する
リセットが終わったら、新しいiPhoneのワクワクを味わいながら設定を進めましょう。まずは基本的な流れをつかんで、スムーズにゴールを目指してください。
電源ボタンを長押しして起動したら、画面の案内に沿って「日本語」「日本」など自分に合った項目をタップしてください。ここを間違えるとデータ表示が英語になるので要チェックです。
近くのWi-Fiを選択してパスワードを入力します。そのあとマスク顔認証が便利なFace IDを登録しましょう。画面の丸い枠に顔を入れて、ゆっくり頭を回すだけで完了します。
Apple IDを入力してサインインします。メールアドレスやパスワードを忘れがちな場合は、まず別の端末で確認しておくと安心です。後で設定したいときは「あとで設定」を選べます。
初期化を活かしてもっと安心たのしく使うコツ

初期化したあとのiPhone活用がもっと楽しくなるヒントをまとめました。設定やデータを賢く管理すると、日々の安心感もグンとアップします。
活用コツ | 役立つ場面 |
---|---|
定期的にバックアップ確認 | 最新の写真やメモが確実に保存されているかチェックできる |
カスタム設定をエクスポート | ホーム画面や表示設定をすぐ復元して手間なし |
クリーンインストール前に共有準備 | 家族や友達へ譲る際に不要データをまとめて消去 |
Bluetooth連携シート作成 | イヤホンやスピーカーと再接続するときスムーズ |
表のコツはどれも実際に試して役立った方法ばかりです。自分の使い方に合わせて取り入れると、初期化がもっと安心と楽しさにつながります。
売却や譲渡の前に安全に手放す

売却や譲渡前には、個人情報を完全に消して安心して手放せる状態に整えることが大切です。
- Apple IDとiCloudからきちんとサインアウトしてロックを解除
- SIMカードやケース、充電ケーブルなど付属品を整理
- すべてのコンテンツと設定を消去して個人データを完全にクリア
iPhoneを探すをオフにしてアクティベーションロックを外す
ホーム画面から歯車アイコンの「設定」をタップして起動します。
画面上部の自分の名前をタップし、「探す」を開いてください。
「iPhoneを探す」をタップし、スイッチを左に動かします。Apple IDのパスワードを入れて確認ボタンを押すとオフになります。
Apple IDのパスワードが必要です。忘れた場合は先にパスワードをリセットしておきましょう。
SIMカードを取り外し個人情報を守る
eSIM利用中なら必ず「設定」→「モバイル通信」でプロファイルを削除してから初期化してください。
動作がおかしいときのかんたんトラブルシュート

初期化手続きが止まったり再起動をくり返したりするとドキドキしますよね。でも慌てずに以下の要点をチェックしてみてください。
- バッテリー残量が50%以上あるか確認する
- 安定したWi-Fiに接続できているか確かめる
- Apple IDで正しくサインインできる状態かチェックする
- 「iPhoneを探す」がオフになっているか確認する
音量↑ボタンを押してすぐ放し、音量↓ボタンを押してすぐ放したあと、サイドボタンをAppleロゴが出るまで長押ししてください。
設定→一般→転送またはiPhoneをリセット→リセット→ネットワーク設定をリセットをタップしてパスコードを入力してください。
ネットワーク設定のリセットでWi-FiパスワードやVPN設定は消えるので再設定が必要です。
バックアップ→初期化→復元でソフトウェア不具合をリフレッシュ
ソフトまわりがもたついているときは、バックアップ→初期化→復元の流れでまっさらにリフレッシュしてみましょう。
設定アプリを開いてApple ID>iCloud>iCloudバックアップを選び、「今すぐバックアップを作成」で最新データを保存しておきます。同時に写真やメッセージも含まれるので安心です。
設定>一般>転送またはiPhoneをリセット>すべてのコンテンツと設定を消去をタップ。パスコードやApple IDパスワードを入力すると完全リセットが始まります。
初期設定画面で「iCloudバックアップから復元」を選び、先ほど作成したデータを指定すればアプリも写真も元どおりに戻ります。
この手順で設定やシステムキャッシュがまっさらにクリアされ、OSの不具合や動作の遅さが驚くほど解消します。
ストレージ空き容量を確保して動きを軽くする
設定アプリを開き「一般」をタップしてから「iPhoneストレージ」を選びます。ここで空き容量と使用量の内訳が色分けグラフで見えます。
使用頻度の低いアプリを選び「Appをオフロード」をタップするとアプリ本体だけ削除されデータは残ります。再度ダウンロードすれば元に戻せます。
「設定」>「写真」を開き「iPhoneストレージを最適化」をオンにします。オリジナル写真はiCloudに保存され端末には軽量版だけが残ります。
大きなファイルを削除するときは大切なデータが消えないか注意してください。
家族や友だちのiPhoneを遠隔サポート

離れた場所にいる家族や友だちから「ここどうすればいいの?」と助けを求められた経験はありませんか。そんなときはiOS純正のFaceTime画面共有機能がとても頼りになります。
iOS17以降のFaceTimeでは、通話中に「画面を共有」をタップするだけで相手のiPhone画面をリアルタイムで見られます。相手に設定をいじってもらいながら、こちらの声や指示を同時に伝えられるので、初めての人でも失敗しにくいです。
アプリを追加で入れなくても使えるのが最大のメリットです。ビデオ通話と一緒に操作を見せられるから、「次にここをタップして」「スライドしてみて」といった細かい動きを確実に伝えられます。遠隔サポートがこれほど手軽になる時代はなかなかありません。
iCloud.comからリモート消去を実行する
パソコンやタブレットのブラウザでiCloud.comにアクセスし、Apple IDとパスワードを入力してサインインします。
ホーム画面で「iPhoneを探す」をクリックすると地図とデバイス一覧が表示されるので、対象のiPhoneを探します。
対象のデバイス名を選んで「iPhoneを消去」をクリックし、確認画面でもう一度「消去」を押すと初期化がスタートします。
共有アップルIDを使わず一人ひとりのIDを設定する
リセットしたあとに共有のApple IDのままだとデータが混ざったり、通知が届きにくくなったりします。ユーザーごとに別々のIDを使うと安心です。
設定アプリを開き、画面上部にある名前をタップします。
一番下にスクロールして「サインアウト」をタップし、画面の指示どおりにパスワードを入力して完了させます。
「iPhoneにサインイン」をタップして、既存のIDでログインするか「Apple IDをお持ちでないか忘れた場合」を選び、新しく作成します。
設定アプリで「ファミリー共有」を開き、家族のメンバーを追加すると購入したアプリの共有や写真アルバムの共有が安全にできます。
パスワードや登録メールは忘れないよう、信頼できるパスワード管理アプリに入れておきましょう。
よくある質問

初期化前にバックアップを忘れてしまった場合はどうすればいいですか?
- 初期化前にバックアップを忘れてしまった場合はどうすればいいですか?
-
初期化するとiPhoneの中身がまっさらに戻るので、バックアップがないと残念ながらデータは戻りません。写真や連絡先が大事なら、あわてずに
設定>一般>転送またはiPhoneをリセット>すべてのコンテンツと設定を消去
には進まず、まずMacやWindows PCに接続して(Finder)でバックアップをとるか、iCloud設定で今すぐバックアップを実行してください。
「iPhoneを探す」をオフにできないときは?
- 「iPhoneを探す」をオフにできないときは?
-
設定画面でパスワードが合っているのにオフにできない場合は、ネットワーク接続を確認してから再起動してみてください。それでもダメなら
icloud.com
にブラウザでサインインし、デバイス一覧からiPhoneを選んで解除できます。この方法はApple IDの認証情報が正しければ確実です。
パスコードを忘れて初期化できないときは?
- パスコードを忘れて初期化できないときは?
-
パスコードを完全に忘れると、iPhoneをリカバリーモードにしてMacやWindows PCのFinderやiTunesで復元するしかありません。USBケーブルでつないだら、画面の指示に従ってリカバリーモードに入り、初期化を実行してください。経験上、数回試せばスムーズに進みます。
初期化にどれくらい時間がかかりますか?
- 初期化にどれくらい時間がかかりますか?
-
最新のiPhoneとiOSなら、おおよそ5分から15分ほどで終わります。データ量が多いともう少し長くなることもありますが、バッテリーに余裕があればあせらず待ちましょう。終わったら再起動して初期設定画面が表示されます。
初期化後に写真やデータが見つからないときは?
- 初期化後に写真やデータが見つからないときは?
-
バックアップから復元し忘れているケースが多いです。設定の「Appとデータ」画面で
を選ぶか、Mac/WindowsのFinderやiTunesにつないで復元メニューを開いてください。それでも出てこない場合は、iCloudフォトライブラリがオフになっているかチェックしてみましょう。
バックアップを取っていないとデータは戻せない?
iPhoneをリセットすると、内部に保存されている写真や連絡先、アプリの設定などすべてが消えてしまいます。バックアップを作成していない場合、リセット後に元のデータを取り戻す方法は基本的にありません。
実際に、うっかりバックアップを忘れて初期化した経験からわかったことですが、専門の業者に依頼してもiPhone内部の個人データまでは戻せないことが多いです。そのため、事前にiCloudやパソコン(Finder/iTunes)でしっかりと保存しておくのがいちばん安心です。
もしバックアップがないか心配なときは、設定>自分の名前>iCloud>iCloudバックアップで直近のバックアップ日時を確認しましょう。ここで「直前にバックアップ済み」と表示されていれば、初期化後にデータを復元できます。
AppleIDのパスワードを忘れたら初期化できる?
- AppleIDのパスワードを忘れたら初期化できる?
-
AppleIDのパスワードを忘れてもiPhone自体は初期化できますが、初期化前に「iPhoneを探す」をオフにするにはサインアウトが必要です。サインアウトにはAppleIDのパスワードが要るので、先にパスワード復旧をしましょう。
パスワード復旧は設定アプリかWebから行えます。設定アプリなら設定>自分の名前>パスワードとセキュリティ>パスワードを変更をタップ。画面の指示にそって進めるだけです。
Webを使う場合はSafariでiforgot.apple.comを開き、ご自分のメールアドレスや電話番号を入力するとSMSやメールで認証コードが届きます。そのコードを入力すれば新しいパスワードが設定できます。
注意点:二要素認証をオンにしていると、信頼済みデバイスや電話番号へのアクセスが必要です。デバイスを紛失している場合はAppleサポートへ相談してください。
初期化にかかる時間はどれくらい?
初期化にかかる時間は端末に保存されているデータ量や使用中のOSによって変わります。ただ、最新のiOS&iPhoneで試した実体験では、5〜10分ほどで完了するケースが多いです。
写真やアプリデータが増えていると15分を超える場合があります。初期化中は画面を触らず、バッテリー残量やWi-Fi接続を安定させるとスムーズに進みます。
中古で買ったiPhoneは初期化したほうがいい?
中古で買ったiPhoneは前の持ち主のデータや設定が残っている場合があります。個人情報やアプリの設定をそのまま使うとトラブルにつながることがあるので、必ず初期化してクリーンな状態に整えておくと安心です。
さらに、初期化するとActivation Lock(アクティベーションロック)がかかっていないかも同時に確認できます。リセット後に自分のApple IDでサインインし直せば、新しい端末としてストレスなく使い始められます。
初期化後に必要な設定は何?
初期化したあとは、いきなり普段どおり使えるようにするためにいくつか大切な設定を整える必要があります。
- Wi-Fiとモバイル通信の接続:お気に入りのネットワークに再接続して、アプリやウェブをスムーズに使えるようにします。
- Apple IDとiCloudのサインイン:写真や連絡先などのデータを復元して、今までの環境を戻します。
- 生体認証とパスコード設定:Face IDまたはTouch IDを有効にして、不正アクセスをしっかりガードします。
- 通知とアプリ権限の見直し:不要な通知をオフにして、バッテリー持ちと集中力をキープします。
- ソフトウェアアップデートの確認:最新のiOSをインストールして、新機能やセキュリティ強化を取り込みます。
これらを済ませれば、リセット前と同じ快適さでiPhoneを使いはじめられます。
まとめ

ここまでデータのバックアップから「iPhoneを探す」のオフ、すべてのコンテンツと設定を消去まで順番に進めれば、迷わずiPhoneを初期化できます。
初期化完了後は画面の案内に沿ってバックアップを復元すれば元の環境に戻せるので安心です。新たな気持ちでiPhoneライフを楽しんでくださいね。