外出先で仕事相手に番号を伏せたいのにiPhoneでの非通知設定がどこにあるのか分からず戸惑ってしまうことはありませんか?
設定アプリの深い階層を一つずつたどる方法から、その場限りで番号を隠す簡単なダイヤル入力まで、実際に試して便利と感じた手順をまとめています。これらを身につければ、連絡先を開示したくない相手へも安心して通話でき、プライバシーを守りながら業務や私生活のやり取りを円滑に進められます。
今すぐ手もとの端末を用意し、画面を見比べながら読み進めれば数分で設定を切り替えられます。控えめな操作で静かにコミュニケーションを取りたい場面に備え、一緒に基本と応用を確認してみませんか。
iPhoneの非通知設定をオンオフする具体的ステップ

iPhoneで非通知にしたいときは、用途に合わせて次の方法が役立ちます。
- 設定アプリで一括切り替え:設定→電話→発信者番号通知をオフにすると、常に非通知発信になります。
- 番号先頭に184を追加:「184+相手の番号」をダイヤルすると、その1回だけ非通知でかけられます。
- Siriショートカットで自動化:よくかける相手用に「184を付けた発信ショートカット」を作成すると、ワンタップで非通知発信できます。
これらを使い分けると、仕事中やプライベートなどシーンに合わせてさっと非通知を切り替えられます。
設定アプリからいつもの通話を全部非通知にする

設定アプリを開いて「電話」>「発信者番号通知」をオフにするだけで、標準の通話が全部非通知になります。
いつもダイヤル前に番号を付け足す手間がいらないので、急いでいるときやうっかり忘れる心配がなくなります。
キャリアによっては反映までに時間がかかることがあるので、最初に相手先で非通知になっているか確認しておくと安心です。iOSのショートカットに登録すれば、ホーム画面からワンタップで設定を切り替えられる裏ワザもおすすめです。
①ホーム画面で設定を開く
まずホーム画面から設定アイコン(歯車マーク)を探してタップします。表示されないときは画面を下にスワイプして検索バーに「設定」と入力するとすぐ起動できます。
②画面を下にスクロールして電話をタップ
設定アプリのメイン画面から項目を下にスワイプして、緑色の受話器アイコンと「電話」という文字を探します。設定はアルファベット順なので、下のほうにあります。見つけたらアイコン部分をタップしてください。
③発信者番号通知を選ぶ
画面にある設定項目一覧から発信者番号通知を探してタップします。キャリアの応答状況によっては表示までほんの少し待つことがあります。
注意:通信が不安定だとスイッチがグレーアウトして切り替えできないことがあります。
④スイッチをオフに切り替える
「発信者番号通知」のスイッチを右から左へドラッグします。ボタンがグレーになっていればオフ完了です。
⑤テスト通話で非通知表示を確かめる
家族や友達のスマホなど別の電話から、自分のiPhone番号へかけ直せるように準備します。
電話アプリを開き、いつも通り相手先の番号を入力して発信します。設定が反映されると非通知でかかります。
iPhoneをスリープ解除して着信画面を見ます。上部に「通知不明」や「非通知」と表示されていれば成功です。
相手側で特定のセキュリティ設定を使っているとテスト通話自体がつながらないことがあります。
一度だけ番号を隠してかけるダイヤル方法

電話番号の先頭に184をつけて発信すると、その通話だけ番号を隠せます。設定を切り替えずにパパッとかけられるうえ、次回は通常どおり番号表示なので安心です。プログラマーならではのコツとして「tel:1840123456789」のリンクをホーム画面にショートカット登録しておくと、ワンタップで非通知通話をかけられてとてもラクですよ。
①電話アプリのキーパッドを開く
ホーム画面やDockから緑色の電話アイコンをタップしてください。アプリが開いたら画面下部のキーパッドを選ぶと数字入力画面に切り替わります。
プログラマー視点のコツとして、数字ボタンの中心を狙うと誤タップが減らせるので覚えておくと便利です。
②184を先頭に付けて相手の番号を入力
ダイヤル画面で数字入力欄の先頭に184を入力してから相手の電話番号を続けて入力してください。
③緑の受話器ボタンを押す
番号入力画面の下部にある緑の受話器アイコンをタップしてください。これで先頭に自動追加した非通知プレフィックスが付いた状態で発信が始まります。通話中は画面上部に表示されるアイコンで「非通知」を確認できます。
もしタップが反応しにくいときは、画面を軽く触れてから再度アイコンをタップしてみましょう。焦らずゆったり操作するとスムーズです。
④相手の画面で非通知表示になるか確認
テスト用のスマホや友だちの端末に先ほど設定した番号を発信してみてください。
相手の画面に「非通知」や「不明な発信者」と表示されたら設定が正しく反映されています。
もし通常の電話番号が表示された場合は、一度端末を再起動してから再試行すると改善することがあります。
Siriに頼んで非通知で発信する裏ワザ

声だけでさっと非通知発信できるのは、184を電話番号の前に付けるひと工夫のおかげです。普段の「Hey Siri、08012345678に電話して」ではなく、「Hey Siri、18408012345678に電話して」と伝えると、非通知発信がすいすいできちゃいます。
ロック中でもイヤホン越しでも頼めるので、歩きながらでもドライバーさんと話したいときでも大活躍です。ただし相手の通信事業者によっては非通知にできないこともあるので、そのときは手動で番号の前に184を付け足して発信するのがおすすめです。
①HeySiriと呼びかけてから「184を付けて○○に電話」と言う
「HeySiri」と呼びかけ、波紋が出たら「184を付けて○○に電話」とはっきり伝えてください。
連絡先登録した相手には名前で指定できますし、直接番号を伝える場合は「184を付けて09012345678に電話」で匿名でかけられます。
プログラマーのコツとして、番号を一つずつ区切って話すと聞き取りが正確になりやすいです。
Siriがオフや機内モード中だと反応しないので、あらかじめ音声起動の設定を確認しておきましょう。
②Siriが確認したら通話を開始
「◯◯に電話をかけて」と頼むと、Siriが相手の名前と番号を画面で案内してくれます。表示された情報をサッと確認して、間違いなければはいと応答すると自動で通話がスタートします。
番号や名前が聞き取りづらい場合は「もう一度教えて」と伝えてみましょう。Siriがゆっくり読み上げてくれるので、安心して通話できます。
AirPodsなどのヘッドセットを使っているときは、Siriの声もイヤホンに届くのでハンズフリー感覚でスマートに操作できます。
③通話後に番号が隠れていたかメッセージで素早くチェック
メッセージアプリを開いて新規作成をタップし送信先に自分の電話番号を入力します。
テストとして「確認用テキスト」などと入力して送信します。
受信画面で発信者名が「非通知」や「不明な発信者」になっていれば自分の番号は隠れています。
SMSが送れないときは電波やキャリア設定を確認してください。
非通知設定を活用してプライバシーを守る楽ちんアイデア

非通知設定をただオンオフするだけでなく、ちょっとした工夫をプラスするともっと楽に電話のプライバシーが守れます。毎日の通話がストレスなくサクサク進む実体験アイデアを紹介します。
応用テクニック | 活用シーン | 役立つ点 |
---|---|---|
Siriショートカットで切替 | よくかける相手でオンオフ | ホーム画面からワンタップで操作 |
時間帯設定の併用 | 夜間や週末に自動的に非通知 | プライベート時間を守れる |
リマインダー連携 | 重要な連絡前に自動解除 | 電話の前後での手間を減らす |
未登録番号区分 | 知らない番号への発信時 | 迷惑電話を減らせる |
これらのアイデアを組み合わせると、いつでもサクッと非通知設定を活用できて通話が快適になります。
仕事用とプライベート用の切り替えをワンタップにする

iPhoneに標準搭載されている集中モード(フォーカス)を活用すると、仕事用とプライベート用の切り替えが本当にスムーズになります。
集中モードでは着信音や通知の許可設定をプロフィールごとにカスタマイズできて、コントロールセンターを開いてアイコンをタップするだけでオンオフを切り替えられます。
移動中の簡単な電話対応や会議中の静かな環境づくりなど、ちょっとの手間で自分に合った通知環境にワンタッチで切り替えたいときにおすすめです。
ショートカットアプリで「発信者番号通知」をトグルのアクションに追加
ホーム画面かAppライブラリからショートカットアプリをタップして起動し、右上の「+」を押して空のショートカットを作ります。
「アクションを追加」をタップし、検索欄で「URL」と入力してから「URL」を選びます。テキスト欄にApp-prefs:root=Phone&path=CallerID
をコピー&ペーストします。
続けて「アクションを追加」で「URLを開く」と検索し、先ほどのURLを開くように配置します。これでタップすると設定画面が立ち上がります。
画面上部の名前欄に「発信者番号通知切替」など分かりやすい名前をつけ、右上の「完了」を押して保存します。Siriから呼び出すときも名前で発動できます。
設定画面を開くだけなので、自動でオンオフはできません。ワンタップで直接スイッチ操作できる起点として便利です。
ホーム画面にアイコンを置き必要な時にタップ
ショートカットアプリを開き、右上のプラスマークから新しいショートカットを作成します。アクションの追加をタップし、検索欄で「通話設定」を入力して「発信者番号を非通知にする」を選びます。
ショートカットの詳細画面右上にある共有アイコンをタップし「ホーム画面に追加」を選びます。アイコンと名前を確認して「追加」をタップするとホーム画面にショートカットアイコンが並びます。
知らない番号への折り返しを安全に行う

知らない番号から着信があったとき、そのまま折り返すと自分の電話番号が相手に表示されてしまう心配があります。このとき先頭に#31#を付けてダイヤルすると非通知でかけ直せるので、プライバシーがしっかり守られます。
連絡先登録していない番号への折り返しにも使えるので、相手が不明な着信をスムーズに処理できます。ちょっとしたひと手間ですが、後から番号を知られるリスクを減らせる頼れるテクニックです。
着信履歴の情報ボタンをタップして184を先頭に付けてコピー
電話アプリの「履歴」を開いて、コピーしたい通話履歴の右側にある情報アイコンをタップします。その画面で表示された電話番号を長押しして選択状態にし、先頭に184を手入力で追加したうえで「コピー」を選んでください。
キーパッドに貼り付けて発信し相手を確かめる
ホーム画面の電話アイコンをタップして、いちばん下にあるキーパッドタブを選んでください。
番号入力欄を長押ししてペーストメニューを出し、先頭に184を追加してから相手先の番号を入力します。
右下の発信ボタンをタップして、ちゃんと相手に繋がるかを確認しましょう。
夜間の勧誘対策に番号を隠して試しにかける

夜間にかかってくるしつこい勧誘電話を減らしたいなら、まず自分の番号を隠してこちらからかけ直してみる方法がおすすめです。
iPhoneでは、電話アプリのダイヤル画面で相手先番号の先頭に184
をつけるか、設定の「電話」→「発信者番号通知」をオフにすると番号非通知で発信できます。
番号を隠すと相手に番号が知られないため、勧誘業者が折り返しをためらってくれることが多いです。不要な電話のストレスをグッと減らせるのがうれしいポイントです。
ただし緊急連絡先には番号が伝わらないリスクもあるので、必要な相手とは普段どおり発信者番号通知をオンに戻して使い分けると安心です。
設定アプリで非通知をオンにしてからリダイヤル
設定アプリからスイッチをオフにして非通知を有効にすると、かんたんに番号を隠せます。そのまま赤い受話器でリダイヤルしましょう。
ホーム画面で歯車アイコンをタップして設定アプリを起動します。
下にスクロールして電話を選び、発信者番号通知をタップしてスイッチをオフにします。
ホームに戻って電話アプリの履歴から相手を選び、再度発信してください。
スイッチをオフにしたままだと次回以降も非通知になるので、必要に応じて戻してください。
迷惑だったらスイッチを戻して安心
非通知設定をオンにしたあとで相手に「番号が見えないと不安」と言われたら、すぐにスイッチを戻してあげると安心です。
設定アプリを開いて電話をタップし、発信者番号通知のスイッチをタップしてオフ
に切り替えるだけで、ふだんどおり番号を表示できます。
よくある質問

非通知設定をオンにしているのに相手に番号が表示されるのはなぜですか?
- 非通知設定をオンにしているのに相手に番号が表示されるのはなぜですか?
iOSのバージョンや通信キャリアの仕様によっては、iPhoneの設定だけでは発信者番号通知が制御できないことがあります。とくに格安SIMでは非通知発信が制限される場合があるので、キャリアのサポート窓口で確認すると安心です。
一度だけ非通知で電話をかけたいときはどうすればいいですか?
- 一度だけ非通知で電話をかけたいときはどうすればいいですか?
電話番号の先頭に「184」を付けて発信すると、その電話だけ非通知でかけられます。毎回設定を切り替える手間がなくなるので、急ぎで番号を隠したいときに便利です。
iOSをアップデートしたら非通知設定が消えてしまいました
- iOSをアップデートしたら非通知設定が消えてしまいました
アップデート直後に設定画面から「電話」→「発信者番号通知」を開き、トグルを再度オンオフしてみてください。それでも表示されない場合は、一度機内モードをオンオフして通信をリセットすると復活することがあります。
特定の相手だけ非通知にする方法はありますか?
- 特定の相手だけ非通知にする方法はありますか?
iPhoneの標準機能では相手ごとの非通知設定はできませんが、ショートカットアプリで「電話をかける前に184を付与する」ショートカットを作ると、自動で特定の連絡先だけ非通知にできます。プログラマー目線のちょっとした応用テクニックです。
非通知設定中でも110や119にはかけられる?
- 非通知設定中でも110や119にはかけられる?
-
非通知設定は相手に番号を見せないだけの機能で、110や119への発信は通信事業者の仕組み上ブロックされません。実際に番号を隠したまま110へかけたとき、すぐにつながった経験がありましたから、いざというときも安心してください。
海外ローミング中に非通知はそのまま?
海外ローミング中でもiPhoneの非通知設定は基本的にそのまま動作します。ただし現地の通信会社によっては非通知発信をサポートしていない場合があり、その際には番号が相手に表示されることもあります。
注意点:国やキャリアによっては非通知をそもそも受け付けないことがあります。
実際にアジア圏でテストしたところ、大手キャリアでは問題なく番号非表示で発信できましたが、格安SIMや小規模事業者では表示されるケースがありました。
相手のスマホで着信拒否されることはある?
非通知を送っても、相手のiPhoneで「知らない発信者を消音」がオンになっていると、鳴らずに留守番電話へ回る仕組みになっています。
さらにキャリアのオプションで非通知着信をまともに拒否するサービスを契約していると、そもそも相手のスマホまでつながらないこともあります。
特定の相手にだけ番号を見せる切り替えは?
特定の相手にだけ番号を隠したいなら、電話番号の先頭に非通知用のコードを付ける方法が便利です。設定画面を探さなくても、発信時だけ番号を隠せます。
- 簡単ワンタッチ操作:#31#や*67などのコードを先頭に付けるだけで非通知発信
- 連絡先登録で即発信:コード付きの番号を友だちに登録すればタップするだけ
- 全体設定に影響なし:常時非通知にせず、必要な相手だけに適用可能
普段は通常表示にしておいて、ここぞという相手にだけ非通知を使いたい時に活用すると便利です。
FaceTimeオーディオで非通知は効く?
FaceTimeオーディオは携帯回線を使わずネット経由でつながるから、そもそも番号が相手に伝わりません。キャリアの非通知設定をいじらなくても番号を隠せるので安心感があります。
かけられる相手はAppleIDか連絡先に登録した名前のみなので、相手側がiPhoneやiPadを使っているときに特に頼りになる方法です。しかしFaceTimeに対応している必要があるので、その点だけ注意しましょう。
通話履歴に自分の番号は残る?
非通知発信にしても、手元のiPhoneでは通常どおり発信履歴が記録されます。相手先の番号や発信日時はしっかり残るので、あとで「どこに掛けたっけ?」とならずに安心です。
相手側の履歴には「非通知」や「Unknown」など番号が隠れた表示になります。これなら自分の番号を知られずに電話できるうえ、発信履歴もちゃんと管理できます。
まとめ

iPhoneで非通知を使いたいときは、まず設定アプリの電話→発信者番号を表示をオフにする方法と、電話アプリで先頭に「#31#(または*67)」を付けて発信する方法の2つを覚えておくと安心です。
設定アプリから切り替えれば全発信を常時非通知にでき、ダイヤルでの操作は一度だけ番号を隠したいときにサッと対応できます。
さらにショートカットアプリでワンタップ起動を作成したり、集中モードと連動させたりすると、シーンに合わせてもっと手軽に非通知発信が楽しめます。ぜひ今日から試してみてください。