iPhoneを手にしてすぐメールチェックを試したものの、メール受信設定の方法がわからずアイコンに数字が付かないままになって戸惑っていませんか?
ここでは十年超の開発経験を踏まえ、つまずきやすいポイントを一つずつ丁寧に解説し、失敗しがちな設定の落とし穴と確実に届く状態へ導く手順を図解と表でわかりやすく整理します。
設定さえ整えば大切な連絡をリアルタイムで受け取れますので、今すぐ手順を確認しながら操作を進め、心配のない快適なスタートを切りましょう。
iPhoneメール受信設定をゼロから始める手順

iPhoneで初めてメールを受信するときは、どのサービスを使うかで設定の流れが少し変わります。そこでまずは大きく3つの方法を整理しました。
- キャリアメール:ドコモ・au・ソフトバンクなどの回線契約にひもづくメール。電話番号だけでスムーズに使い始められます。
- フリーメール:GmailやYahoo!メールなど。アカウントとパスワードがあればすぐに設定できてお手軽です。
- 独自ドメインメール:お仕事用や趣味用に用意したドメインメール。サーバー情報を入力するため少しだけ手順がありますが、メールがブランディングにも役立ちます。
どれを選ぶか決めたら、次は実際の設定ステップに進みましょう。iOS17以降は画面デザインが最新なので、手順通りに進めると安心です。
iCloudメールを追加する

iCloudメールはApple IDにひもづいたメールサービスで、iPhoneを手にした瞬間からすでに準備ができています。いつものApple IDと連携するだけで、パスワードの入力やサーバー情報の設定に迷う必要がありません。
- Apple製品間でメールやフォルダ構成を自動的に同期できる。
- 追加設定なしで迷惑メールの自動振り分けや添付ファイルのプレビューが使える。
- 容量は無料で5GBまで使えて、写真や書類と共有できるから便利。
①設定アプリを開く
ホーム画面を下から上にスワイプして、歯車アイコンの設定アプリを探してください。
プログラマー的なコツとして、画面を下にスワイプして検索欄に「設定」と入力すると一瞬で起動できます。
②名前をタップしてAppleID画面へ進む
設定アプリを開くと、いちばん上に自分の名前が表示されています。ここをそっとタップしてください。
タップするとAppleID画面に切り替わります。メールアドレスやサインイン状態がここで確認できるので、次のメール設定で迷わなくなります。
もし名前が見当たらない場合は、サインインが切れている可能性があります。そのときは〈AppleIDを設定〉の表示をタップして再ログインしましょう。
③iCloudを選ぶ
メールアカウント追加画面に並ぶサービスからiCloudをタップします。AppleIDと連携したメール設定画面が開きます。
④iCloudメールをオンにする
設定アプリを開き、画面上部の自分の名前をタップします。
「iCloud」を選択して、リストから「Mail」を探します。
「Mail」の右にあるスイッチを緑色に切り替えてオンにします。
これでiCloudメールアドレス@icloud.comの受信設定ができ、複数デバイスでメールを同期できるようになります。
オフからオンに切り替えた直後はメールの同期に数秒かかる場合があります。
⑤メールアプリを開いて受信を確認する
ホーム画面から「メール」をタップしてアプリを起動します。
画面下部にある「受信」アイコンを選ぶと、設定したアカウントの新着メールが一覧で表示されます。
もし最新のメールが見当たらないときは、画面を下へスワイプして更新操作をしてください。
少し時間がかかることがあるので、再表示後に届いているか確認すると安心です。
メールが多いフォルダだと読み込みに時間がかかることがあります。
Gmailを自動設定で追加する

Gmailを自動設定で追加すると、iPhoneがサーバー情報をサクッと読み取ってくれるため、何もわからない初心者さんでもかんたんに使い始められます。
- パスワードを入力するだけ:他のサーバー情報は不要
- サーバー情報を調べる手間なし:自動で最適な設定を選択
- 設定ミスの心配が小さい:メール送受信がスムーズ
二段階認証を使っている場合は、Googleアカウント側でアプリパスワードを作っておくとスムーズに設定できます。
①設定アプリを開く
iPhoneのロックを解除してホーム画面を表示します。画面上にある歯車のアイコンをタップすると設定アプリが開きます。
アイコンが見当たらない場合は、画面中央を下にスワイプしてSpotlight検索を表示し、「設定」と入力するとすぐに開けるので便利です。
②メールを選んでアカウントを追加をタップ
ホーム画面から設定を開き、リストの中からメールを探してタップしてください。
メール設定画面で一番下までスクロールし、アカウントを追加をタップしましょう。
③Googleを選択する
項目の一覧からGoogleを探してタップします。リストが長いときは画面を軽くスクロールすると見つかりやすいです。
④メールアドレスを入力して次へ
画面に表示された「メールアドレス」の入力欄をタップしてキーボードを呼び出します。フルのメールアドレスを正確に入力してください。入力が終わったら、キーボードの「次へ」ボタンを押すか、画面右上の「次へ」をタップしましょう。プロバイダ設定が自動で読み込まれるまで数秒待つとスムーズです。
全角文字や余分な空白が混ざるとエラーになりやすいので、入力欄をよくチェックしてください。
⑤パスワードを入れてサインイン
パスワード入力欄をタップして表示されるキーボードで、正確にパスワードを入力してください。入力中に文字を確認したいときは欄の右側にある目のアイコンをタップすると、隠れた文字が見えます。iCloudキーチェーンが有効だと自動で候補が表示されることもあります。
入力が終わったらキーボードの「サインイン」キーか、画面に出る「サインイン」ボタンをタップしてください。これでログイン処理が始まり、うまくいけばApple IDへの接続が完了します。
パスワードは大文字小文字を区別します。CapsLockがオンになっていないか確認してください。
⑥メールアプリでGmailの受信を確認する
ホーム画面からメールアイコンをタップして起動します。
画面左上の「アカウント切替」をタップして、一覧からGmailを選びます。
受信トレイを画面上部から下に向かって引っぱり、最新のメールを取得します。
IMAPがオフだと同期できないので、設定アプリの「メール」→「アカウント」→「Gmail」を開いてIMAPがオンになっているか確認しましょう。
そのほかのメールを手動で設定する

リストにないプロバイダや会社用のドメインを使いたいときは、こちらの手動設定がぴったりです。メールサービス提供元から案内されるアカウント情報をそのまま入力するだけで、お好みのメールアドレスを自由に追加できます。
設定には受信(IMAPまたはPOP)サーバー、送信(SMTP)サーバーのホスト名やポート番号、暗号化方式といった情報が必要です。事前にメールサービス提供元のマニュアルやサポートページで確認しておくと、迷わずスムーズに進められます。
- どんなメールでもOK:プロバイダを問わずあらゆるアドレスを設定できる
- 細かくカスタマイズ:暗号化方式や認証方法などを自分好みに調整できる
- トラブルでも安心:接続に問題が出たとき、設定値を自分で見直せる
①設定アプリを開く
ホーム画面で歯車のアイコンを探してタップします。
もしすぐに見つからなければ、画面中央を下にスワイプして検索画面を表示し、「設定」と入力してからアプリをタップしてください。
②メール→アカウント→アカウントを追加をタップ
設定アプリを開いたら、少し下にスクロールしてメールを見つけてタップします。次の画面でアカウントを押すと、一覧の下にアカウントを追加ボタンが表示されるので、そっとタップしてください。
注意:設定画面の表示はOSアップデートで少し変わることがありますが、「メール」→「アカウント」の流れは変わりません。
③その他を選ぶ
「その他」をタップすると、Appleが用意していないメールサービスを手動で設定できる画面に移ります。自分でメールサーバーを入力したいときや、マイナーなメールプロバイダを使うときに便利です。
「メールアカウントを追加」をタップします。表示が英語の場合「Add Mail Account」です。
名前、メールアドレス、パスワード、説明を正確に入力します。説明は受信トレイに表示されるラベルです。
受信メールサーバーと送信メールサーバーのホスト名、アカウント名(多くの場合メールアドレス)、パスワードを入力します。SSL接続を使うと安全です。
画面右上の「保存」をタップします。受信トレイに戻って新着メールが取得できていれば完了です。
受信サーバーと送信サーバーで同じパスワードを使う場合が多いですが、異なる場合はしっかり使い分けてください。
④メールアカウントを追加をタップ
アカウント一覧の一番下までスクロールすると「アカウントを追加」があります。指の腹でやさしくタップしてください。
オフライン状態だとグレーアウトしてタップできません。Wi-Fiやモバイル通信をオンにしてから操作してください。
⑤名前とアドレスとパスワードと説明を入力して次へ
まずは「名前」欄に受信トレイで表示したい自分の名前を入力します。
つづいて「メールアドレス」にフルのアドレスを正確に入れ、「パスワード」にはメールサービスで発行されたパスワードを入力してください。
「説明」にはあとで判別しやすいラベル(例:仕事用・プライベートなど)を設定すると便利です。
すべて入力できたら画面右上の「次へ」をタップして進みましょう。
⑥IMAPまたはPOPを選ぶ
メールアカウントの詳細画面でIMAPまたはPOPをタップして設定を選びます。
- IMAP:メールをサーバー上で管理するので、iPhone以外のPCや他の端末と同期できる。
- POP:受信したメールをiPhoneに保存しサーバーからは削除するので、オフラインで読みたいときに便利。
ほとんどの場合IMAPが無難です。複数端末で同じメールを見たいならIMAPを選んでください。
⑦受信メールサーバ情報を入力して次へ
ホスト名にはメールサービス提供元から案内されたサーバアドレス(例:imap.example.com)を正確に入力してください。
ポート番号はSSL/TLSを利用する場合993
を指定し、暗号化を必ず有効にしましょう。
認証方式は「パスワード」を選択し、ユーザー名にはメールアドレス全体を入力します。
入力が完了したら「次へ」をタップして進んでください。
⑧メールアプリで受信できるか確認する
ホーム画面のメールアプリをタップして起動します。
受信トレイで画面を下にスワイプして最新のメールを読み込みましょう。
新着メールが表示されたら差出人や件名をチェックして、確実に受信できているか確かめます。
もし届いていないときは、設定アプリを開いてメール>アカウント>データ取得方法からプッシュをオンに切り替えてください。
通信がオフや機内モードだとメールが取得できないのでご注意ください。
iPhoneメール受信設定ができたら試したい便利ワザ

基本のメール受信設定が整ったら、さらにちょこっとひと工夫すると毎日のメール管理がグンとラクになります。ここでは実体験をもとに選りすぐった応用ワザを紹介します。
応用ワザ | 活用メリット |
---|---|
VIP設定 | 重要な相手のメールだけをまとめて通知/見逃し防止 |
スマートメールボックス | 条件ごとに受信箱を自動仕分けして素早くチェック |
フラグ機能 | 後で対応したいメールを目立たせて効率よく処理 |
Siriショートカット | 音声で「新着メールを読む」などの操作を自動化 |
添付ファイルプレビュー | メールを開かずに中身を確認して時間短縮 |
プッシュ通知で新着メールを即キャッチ

プッシュ通知をオンにするとサーバーに新着メールが届いた瞬間にiPhoneにお知らせが届きます。大事な連絡をいち早くキャッチしたいときに心強い設定です。
標準メールアプリでiCloudやYahoo!メールを使っている場合は、ほぼリアルタイムに通知が届くので返信のタイミングを逃しません。ビジネスチャットのようなテンポ感でやりとりできます。
ただしGmailや一部のフリーメールは標準アプリのプッシュ非対応です。その場合は公式GmailアプリやOutlookアプリを入れるとプッシュ通知が使えるようになります。
設定アプリを開く
ホーム画面で歯車アイコンの設定アプリを探します。
見つからないときは画面を左右にスワイプして探したり、画面中央を引き下げて「設定」と入力してもいいです。
表示されたアイコンをタップして設定アプリを開きます。
メール→アカウント→フェッチ新着データをタップ
設定アプリを開き「メール」を選択します。次に「アカウント」をタップし、一覧から該当するアカウントを選びます。画面下の「フェッチ新着データ」をタップして詳細画面を表示してください。
フェッチ間隔を短くするとバッテリー消費が増えることがあります。
プッシュをオンにする
設定アプリからメールの新着をリアルタイムで受け取れるように設定します。
ホーム画面の歯車アイコンをタップして設定アプリを立ち上げます。
設定画面を下方向にスクロールしてメールをタップし、続けてアカウントを選びます。
アカウント画面最下部の新しいデータの取得をタップします。
「プッシュ」のスイッチをタップしてオンに切り替えます。対応するアカウントは下のリストでも取得方法がプッシュになっているか確認しましょう。
プッシュに対応していないメールサービスでは表示できないので、対応状況を事前に確認してください。
各アカウントでプッシュとフェッチの間隔を選ぶ
ホーム画面から設定をタップして下にスクロールし、メールを選びます。
「データの取得方法」をタップして、利用中のアカウントを一覧表示します。アカウント名をタップし、プッシュかフェッチを選び、フェッチ間隔は15分・30分・1時間から選択します。
頻繁にフェッチ設定を短い間隔にするとバッテリーの消費が増えるので注意してください。
迷惑メールをスマートにブロック

iOS17以降のメールアプリには、知らない相手や特定のアドレスをさくっと制限できる機能がついています。
「不明な差出人をフィルタ」をオンにすると、連絡先に登録していない相手からのメールがメインの受信箱と分かれて表示されるので、大事なやりとりだけに集中できます。
さらに、迷惑だと感じた送信元は連絡先アプリから「この発信者をブロック」すると、そもそも端末に届かなくなるので、一度設定すれば繰り返し削除する手間が省けます。
プログラマー目線の裏ワザとして、iCloudメールのウェブ設定で件名やドメインを条件にしたサーバー側フィルタを作っておくと、端末を経由する前に迷惑メールをシャットアウトできてさらに快適です。
メールアプリで不要なメールを左へスワイプ
受信トレイを開いたら、削除したいメールを右から左へゆっくりスワイプしてください。
少しスワイプするとゴミ箱のアイコンがあらわれます。タップするとそのメールが削除されます。
もっと早く処理したいときは端まで一気にスワイプすると、ひと息でゴミ箱へ移動できます。
スワイプのアクションは「設定>メール>スワイプオプション」でカスタマイズできます。よく使う動作に変えておくと便利です。
迷惑メールをタップ
メールアプリを開いたら左上の<マークをタップして受信トレイからメールボックス一覧を表示します。
メールボックス一覧にある「迷惑メール」を見つけたらそっとタップしてください。スパムと判定されたメールがここに集められています。
迷惑メールフォルダが見当たらないときは設定>アカウント>メール(アカウント名)>「迷惑メールを移動」のスイッチをオンにしてください。
設定→メール→迷惑メール送信者をブロックをオンにする
まずホーム画面から設定アプリをタップしてください。
一覧からメールを探してタップします。
「迷惑メール送信者をブロック」のスイッチを右にスワイプしてオンにしてください。
オンにすると連絡先に登録されていない相手からのメールが自動的に迷惑メールフォルダへ振り分けられるようになります。
ブロック済みアドレスを管理で追加や解除をする
ホーム画面から設定アプリを開き、一覧からメールを選びます。その中にあるブロック済みをタップしてください。
ブロック済み一覧画面の右上にある追加をタップして連絡先から選ぶと登録できます。解除するときは、一覧を左にスワイプして解除をタップしてください。
ブロックしたい相手は事前に連絡先に登録が必要です。未登録だと追加できないので注意してください。
アカウントごとに着信音を変えて見逃さない

複数のアカウントを一括で受信していると、誰から届いたかパッとわからず大事なメールを見逃しがちです。アカウントごとに着信音を切り替えると通知が来た瞬間に頭の中で即判別できるようになります。
例えば仕事用には落ち着いたチャイム、プライベートには軽やかなメロディを設定すると、それぞれの用件を耳で区別できます。画面を探す手間が減り、メール通知を見逃す心配がなくなります。
設定→サウンドと触覚を開く
ホーム画面から設定アプリを開き、画面を下にスワイプしてサウンドと触覚をタップします。表示が切り替わるまでゆっくり待ちましょう。
メールの着信音をタップ
表示された着信音リストから聴きたいものをタップすると、その音がすぐに再生されます。好みのサウンドにチェックが入ったら、画面左上の戻るを押せば着信音が設定されます。
リストの下部にカスタム着信音が並ぶ場合があります。GarageBandで追加したトーンもここに表示されるので見逃さないようにしてください。
好みの音を選ぶ
設定アプリを開き、サウンドと触覚をタップします。
下にスクロールしてメールの通知音項目を探し、新着メール音をタップしてください。
リストから好きなサウンドを選ぶと、タップした瞬間にプレビュー再生されます。気に入ったら左上の戻るボタンで設定完了です。
設定→メール→通知→アカウントをカスタマイズをオンにする
ホーム画面から歯車アイコンの「設定」をタップします。最新OSではアイコンが青背景に歯車マークなので見つけやすいですよ。
設定画面をスクロールして「メール」を探しタップします。続いて「通知」をタップして、通知設定画面に進みます。
通知画面で設定したいメールアカウントをタップします。表示された画面の中ほどにあるアカウントをカスタマイズのスイッチを右にスワイプして緑色にします。
オンにすると差出人やスレッド通知など、アカウントごとの細かい通知項目が設定できるようになります。
アカウントをカスタマイズが見当たらない場合は、iOSのバージョンが古い可能性があります。最新バージョンにアップデートしてから再度お試しください。
アカウントごとに着信音を選ぶ
メールアカウントごとに鳴る音を変えておくと、どのアドレスに届いたかすぐにわかって便利です。
ホーム画面から設定をタップして起動します。
設定内の通知→メールの順にタップします。
リストに表示された各メールアカウントの中から、着信音を変えたいものを選びます。
画面下部のサウンドをタップし、好みの着信音を選びます。
選んだ音がリストに反映されているか、サウンド欄で確認すれば設定完了です。
アカウントごとに設定した後も通知スタイルが「バナー」や「通知なし」だと音が鳴らないので「通知」にしておきましょう。
よくある質問

iPhoneでメールが届きません。どうすればいいですか?
- iPhoneでメールが届きません。どうすればいいですか?
まずはWi-Fiやモバイルデータ通信が安定しているか確かめてみてください。設定アプリ>メール>アカウント>該当アカウントを開き、「メール」スイッチがオンになっているか確認しましょう。それでも届かない場合は、同じ画面の「アカウントを同期」をタップして手動フェッチやプッシュ設定を見直すと効果的です。
メール受信に必要な情報が分かりません。
- メール受信に必要な情報が分かりません。
受信サーバーのホスト名、ユーザー名、パスワードはプロバイダーのサポートページやマイページから確認できます。プログラマー視点のコツとして、サービス名で検索すると自動設定プロファイルが配布されている場合もあるので、手入力の手間を減らせます。
IMAPとPOPはどちらを選べばいいですか?
- IMAPとPOPはどちらを選べばいいですか?
複数の端末で同じメールを確認したいならIMAPがおすすめです。既読・未読やフォルダ構成がサーバー側で同期されるので、パソコンで既読にしたメールがiPhoneでも既読になります。POPは受信するとサーバーからメールが削除される設定もあるため、複数端末での利用には向きません。
複数のメールアカウントをまとめて管理したいのですが?
- 複数のメールアカウントをまとめて管理したいのですが?
メールアプリのスマート受信トレイを使うと、すべてのアカウントを一画面で確認できます。さらにVIP機能で特定の送信者だけ通知を強調したり、スレッド表示を活用すると同じやり取りをまとめてチェックできるので、管理がずっとラクになります。
受信トレイが更新されないときは?
- 受信トレイが更新されないときは?
-
電波が弱いとメールのやり取りがうまくいかないかもしれません。まずWi-Fiやモバイル通信がつながっているか確認してください。
更新がかからないときはメールアプリを画面上部から下に引っ張って手動更新を試してみましょう。
設定アプリ→メール→アカウント→データ取得方法を開いてプッシュがオンかチェックしてください。プロバイダでプッシュ非対応の場合はフェッチを15分や30分など短めに設定すると届きやすくなります。
バックグラウンド更新がオフだと新着を見逃すので設定アプリ→一般→Appのバックグラウンド更新からメールをオンにしましょう。
それでも直らないときはメールアプリをいったん閉じて再起動したりiPhone自体を再起動すると改善することがあります。どうしても届かない場合はアカウントを一度削除して再追加するとキャッシュもクリアされてすっきりしますよ。
パスワードを忘れたらどうする?
メールパスワードが思い出せず画面で止まってしまうことありますよね。そんなときは落ち着いて、以下の方法を試してみてください。
- Gmailを使っている場合:Googleアカウントのパスワード再設定ページで新しいパスワードを作成
- iCloudメールを使っている場合:設定アプリからApple IDのパスワード変更を行う
- キャリアメールやその他のメール:Webブラウザで契約キャリアやサービス提供サイトにアクセスしてパスワード再発行
パスワードを変更したあとは必ず新しいパスワードをiPhoneのメールアカウント設定画面に入力してください。その際Gmailなどで二段階認証を有効にしている場合はアプリ用パスワードを発行して登録するとスムーズです。
Web上でパスワード再設定する際はセキュリティ質問への回答や認証コード受信が必要になることがあります。
古いメールが表示されないのはなぜ?
- 古いメールが表示されないのはなぜ?
メールアプリは初期設定だと最新1週間のメールだけを読み込む設定になっています。そのため古いメールはサーバ上に残っていても端末に表示されません。
すべてのメールを見たいときは「設定」→「メール」→「アカウント」→「(アカウント名)」→「メール同期期間」から期間を延ばすか、受信トレイを「すべてのメール」に切り替えてみてください。
手動設定でエラーが出るときは?
メール設定中にエラーが出るときは焦らず、設定の細かいポイントを順番に見直してみましょう。
- サーバーアドレスの確認:入力ミスが起きやすいので、終わりの「.jp」なども漏れなくチェック。
- ポート番号の切り替え:暗号化ありなら587か465、なしなら143や110を試してみる。
- SSL/TLSのON・OFF切り替え:サーバーによって相性が違うので、両方を数回試す。
- 二段階認証のアプリ用パスワード発行:GmailやYahoo!などは専用のパスワードが必要になることがある。
- 会社メールはドメイン付きユーザー名:「ドメイン\ユーザー名」の形式を求められることがある。
- ネットワーク変更:自宅Wi-Fiやモバイルデータで試すと通ることがある。
公開Wi-Fiではポートが制限されることがあるので、家庭用のネットワークかモバイル回線で再チャレンジしましょう。
モバイルデータ通信でメールが届かない?
モバイルデータ通信を使うと、外出先でWi-Fiがなくてもメールをチェックできるのがうれしいところです。
移動中やカフェなど、Wi-Fiのない場所でもすぐに新着メールをキャッチできるのが大きな強みです。
ただし写真や大きな添付ファイルを受信するときはデータ量が増えるので、通信量が気になるときは要注意です。
モバイル通信でうまく受信できないときは、設定で「モバイルデータ通信」がオフになっていないかや、電波状況をチェックしてみましょう。
契約しているキャリアの通信制限がかかっていないかも確認すると、スムーズに受信できるようになります。
バックグラウンド更新をオンにしておくと、アプリを開かなくても新着メールを自動で取り込んでくれるので便利です。
まとめ

これでiPhoneメール受信設定がスムーズにできるようになりました。設定アプリからアカウントを追加して認証するだけで、最新OSでも安心して使えます。基本ステップを押さえれば、新着メールの見逃しも減ります。
- 設定アプリを開き「メール」>「アカウント」を選択する。
- 「アカウントを追加」から利用するメールサービスを選ぶ。
- メールアドレスとパスワードを入力して認証を完了する。
- 同期項目(メール・連絡先など)を必要に応じてオンにして保存する。
これでメールアプリが自動で受信してくれます。メイン画面に戻って新着メールをチェックしてみてください。明るいメールライフを楽しみましょう。