契約したauのアドレスをiPhoneで使おうと思ってもメール設定がうまく進まず不安になっていませんか?
プログラマーの実体験をもとに、プロファイルを利用する最短コースと手動でじっくり整える方法をどちらもやさしく示し、設定途中でつまずきやすいパスワード入力やサーバ情報の確認まで丁寧にフォローします。
読み終えた頃には受信トレイにテストメールが届いている状態を目指せますので、肩の力を抜いて順番どおりに進めてみてください。
iPhoneメール設定auを成功させるやり方を全公開

auのiPhoneでメール設定に戸惑ったことはありませんか?キャリア独自の項目があると、どこから手をつけていいかイメージしづらいですよね。
ここでは最新のiOSを前提に、実際に試してエラーなく動かせた手順をまとめました。自動登録から手動登録まで、それぞれにメリットがあるので自分の状況に合う方法が見つかりますよ。
- auかんたん設定アプリ:公式アプリを使ってメールアカウントを自動登録
- 手動登録(IMAP/POP):iPhoneの設定アプリで受信/送信サーバーを自分で入力
- APN設定の確認:万が一メールが届かないときにアクセスポイント情報を見直す
どの方法も数分で完了しますが、個人的にはアプリ自動登録が手軽でした。次の章でそれぞれのステップを具体的に解説していきますね。
プロファイルを使って一気に設定する場合

手動で細かいサーバー情報を入力するのは緊張しますよね。そんなときは au公式のプロファイルを使ってしまえば、ボタンを数回タップするだけでメール設定が一気に完了します。
メールアドレス、受信/送信サーバー、セキュリティ設定などの面倒な項目をまとめて読み込めるので、入力ミスによるエラーがほとんど起こりません。公式プロファイルは最新の OS/端末バージョンに合わせて更新されているため、安心して導入できるのも大きな魅力です。
エンジニアからのちょっとしたアドバイスとして、プロファイルをインストールする前に他社メールや iCloudメールなどの既存アカウントを一度バックアップしておくと、万が一のときにも慌てずにすみます。
①Safariでauのメール設定ページにアクセスする
Safariを立ち上げて画面下部のアドレスバーをタップします。
https://cs.kddi.com/keitai_login/
を入力してReturnをタップします。
ページの読み込みが終わったらauのログイン画面が表示されるので、au IDとパスワードを入力してください。
URLはコピー&ペーストで貼り付けるとタイプミスを防げます。
②プロファイルをダウンロードをタップする
インストール画面にある「プロファイルをダウンロード」をタップしてください。画面下部に「許可」と「キャンセル」が表示されるので許可を選ぶと、自動で構成プロファイルのダウンロードが始まります。
③設定アプリを開いてプロファイルをインストールする
ホーム画面で設定アイコンをタップしてください。
画面上部に表示されるプロファイルがダウンロード済みをタップしてください。
画面右上のインストールをタップし、パスコード入力を求められたらiPhoneのロック解除パスコードを入力してください。
「完了」が表示されたらタップし、自動でメール設定が反映されるのを待ちましょう。
プロファイルが見つからないときは、一度Safariで設定リンクを開いて再ダウンロードを試してください。
④パスコードを入力してインストールを完了させる
設定アプリが開いたら画面の案内に従いパスコードを入力します。ここで入力するのはiPhone本体のロック解除用パスコードですので、普段使っている数字を正確に入れてください。
パスコードが正しく認証されると構成プロファイルのインストールが完了します。インストール完了後には「完了」ボタンが表示されるので、忘れずにタップして最後の確認をしておきましょう。
⑤メールアプリを開き受信を確認する
ホーム画面でメールアプリのアイコンをタップして開きます。
受信トレイが表示されたら、画面を下にスワイプして受信を最新化します。
新着メールが一覧にあれば、設定完了です。
メールが届かないときは、機内モードのオンオフやWi-Fi・モバイル通信の接続を確認してください。
手動でIMAP設定を入力する場合

自動設定でうまくつながらないときや、自分だけのメールドメインを使いたい場合は、IMAP情報を手動で入力すると安心です。サーバーとの通信をしっかり把握できるので、あとでトラブルが起きにくくなるのが魅力です。
- 正しいサーバー情報を指定:受信/送信サーバーのホスト名やポート番号を直接設定できる
- 暗号化方式を選択:SSL/TLSのオンオフを自分好みに切り替えられる
- フォルダー同期を管理:受信フォルダーや送信済みフォルダーのパスを細かく指定できる
- 接続テストで動作確認:入力後すぐにテスト送受信して設定ミスをすばやく発見できる
この方法なら「どうしても届かない」「送信エラーが出る」といった不安が解消できます。丁寧に入力すれば、メールの安定性とセキュリティがぐっと高まります。
①設定アプリのメールからアカウント追加を選ぶ
ホーム画面から設定アプリをタップします。リストを下にスクロールし、メールのアイコンと文字を優しく押してください。
メール設定画面が開いたらアカウントを追加という項目が見つかります。見落としやすいので画面中央あたりをゆっくり探してタップしてください。
②その他をタップして新しいメールアカウントを作成する
サービス一覧の画面を下までスワイプすると、〈その他〉の項目が出てきます。ここをタップすると、キャリアメールやGmail以外の新しいアカウントを自分で追加できます。
〈その他〉を選ぶと、名前やメールアドレス、パスワード、受信/送信サーバーの情報を入力できる画面が表示されます。迷わないように、事前に必要な情報をメモしておきましょう。
③名前アドレスパスワード説明を入力する
「名前」欄には送信者として表示させたい名前を入れてください。実名でもニックネームでもOKです。
「メール」欄にはauメールアドレス(例:xxxx@ezweb.ne.jp)を正確に入力します。スペルミス防止のため、コピペがおすすめです。
「パスワード」欄にはauIDパスワードを入力します。大文字小文字が区別されるので、入力後に左右の目アイコンで確認すると安心です。
「説明」欄にはわかりやすいアカウント名(例:auメール)を入れておくと、複数アカウント管理がスムーズになります。
④受信サーバにimap.mail.auone.jpを入力する
受信サーバのホスト名欄をタップして、imap.mail.auone.jpと入力してください。
入力後はキーボードの「完了」を押して確定します。
サーバ名の前後にスペースが入ると接続できないので注意してください。
⑤送信サーバにsmtp.mail.auone.jpを入力する
送信メールサーバ(SMTP)の欄をタップしてsmtp.mail.auone.jpと入力します。文字を間違えやすいので、コピー&ペーストで入力すると安心です。
入力を終えたら画面右上の「保存」をタップして設定を反映させます。
⑥保存してメールアプリで送受信を確認する
設定内容を入力し終えたら画面右上の保存をタップして変更を反映させます。
ホーム画面に戻りメールアプリを起動すると受信トレイが表示されます。受信トレイ画面を下に引っ張って手動で更新しても大丈夫です。
続いて新規メールを自分のアドレス宛に送信して、送信フォルダと受信トレイの両方をチェックしましょう。これで送受信が問題なく動くか確認できます。
万が一エラーが出たら、設定画面に戻ってサーバー名やポート番号をもう一度見直してください。最新iOSはSSLが必須なので、SSL[STARTTLS]がオンになっているかもポイントです。
メールが届いたあとのひと工夫で毎日がもっとラクになる

受信トレイにただメールがたまっていくと、あとで探すのが大変ですよね。ちょっとした工夫で受信後の作業がぐっとスムーズになるので、毎日の処理がラクになりますよ。
応用技 | 役立ち方 |
---|---|
VIP設定 | 重要な相手のメールを優先表示し通知だけでも取りこぼしを防ぐ |
自動振り分け | 送信元や件名でフォルダ振り分けして受信トレイをすっきり保つ |
クイック返信 | よく使う定型文を登録して返信スピードを大幅アップ |
フラグ活用 | 未対応メールにフラグを立ててタスク漏れを予防 |
スレッド固定 | 大切なやりとりをリストの上部にキープしてすぐアクセス |
どれも実際に試してメール管理がかなりラクになった方法です。慣れてくると自然と効率アップが実感できるので、ぜひお気に入りの組み合わせから始めてみてください。
iCloudと組み合わせて自動バックアップを取る

iCloudバックアップを有効にするとauメール設定や受信データが定期的に保存されます。iPhoneを買い替えたり紛失したりしても一瞬で設定を復元できるので安心です。人の手を介さず自動でバックアップが進むため「前回の設定をもう一度やり直す」心配がなくなるのも嬉しいポイントです。
設定アプリでiCloudメールをオンにする
ホーム画面から設定アプリをタップします。
画面上部のApple ID(名前が表示された欄)を選んでiCloudを開きます。
「メール」スイッチを右にスライドして緑色状態にします。
メールアプリでauとiCloudをまとめてチェックする
設定アプリを開き、メール>アカウントを選びます。
「iCloud」をタップしてメールのスイッチをオンにします。
これでiCloudメールがメールアプリに表示されます。
メール>アカウント>アカウントを追加>その他>メールアカウントを追加を選びます。
「名前」「メール」「パスワード」を入力し、サーバ設定で受信メールサーバをimap.au.com、送信メールサーバをsmtp.au.comにします。
画面右上の「次へ」をタップすると認証が始まり、完了後メールアプリでauメールが見られます。
VIPとスレッドを使って大事な通知だけ受け取る

受信箱に埋もれる重要なメールだけをキャッチするには、VIP機能とスレッド通知を組み合わせると便利です。
VIPに登録した人から届くメールは通常の受信音とは別にお知らせしてくれるので、うっかり見落とす心配が減ります。
さらにスレッド通知をオンにすると、一度目を通した会話の新着だけをピンポイントで教えてくれます。家族や大事なプロジェクトのやり取りに集中したいときにぴったりの機能です。
たとえば毎日たくさんのメールが届くときは、全体通知をオフにしてVIPとスレッド通知だけ受け取るように設定しておくと、必要な連絡をスムーズにチェックできます。
メールアプリで送り主をVIPに追加する
メールアプリを開いてVIPにしたい差出人のメールを開きます。
画面上部に表示されている差出人の名前を軽くタップしてください。この操作で連絡先カードが開きます。
連絡先カードの下部にある「VIPに追加」を選んでタップします。これでこの差出人からのメールが優先表示されます。
受信トレイ画面の左上「メールボックス」→「VIP」を開いて、追加が反映されているか確認すると安心です。
スレッド通知をオンにして会話を逃さない
ホーム画面からメールAppをタップし、リストにある会話を選択して開きます。通知したい会話が見つからない場合は画面上部の検索バーに相手のメールアドレスや件名のキーワードを入力してください。
画面右上にある「…」アイコンをタップし、メニューから「返信を通知」を選びます。表示されたスイッチが緑色になれば、以降このスレッドへの新着返信が届くたびに通知が行われます。
この機能はiOS16以上で利用できます。古いOSの場合はスレッドごとの通知ができないため、受信トレイ全体のプッシュ通知設定をご確認ください。
複数アドレスを共通受信箱でスマートに管理する

複数のメールアドレスを一つの受信箱でまとめると、アプリを開き替える手間がなくなり、届いたメッセージを見逃しにくくなります。例えば、仕事用とプライベート用をまとめてチェックできるので、通知が一か所に集まりすっきり管理できます。
メールアプリの「すべての受信」を活用すると、受信トレイが自動的に統合されます。特に複数プロジェクトやサブアドレスを持つ場合、いちいちアカウントを切り替えずに最新の状況を一望できるのがうれしいポイントです。
大事な相手にはVIP機能を設定しておくと、見落としたくないメールだけを優先表示できるので、共通受信箱でも必要な情報をすぐに取り出せます。
設定アプリで新しいアカウントを追加する
設定アプリを開いて「メール」を探し、タップします。
続いて「アカウント」を選択してください。
「アカウントを追加」をタップすると新しいメール設定画面が表示されます。
auメール利用時は、キャリア固有の設定がある場合があるので、案内されたサーバー情報を確認すると安心です。
メールアプリの「全受信」にお気に入りマークを付ける
メールボックス画面で「全受信」をお気に入りに登録すると、いちばん上に表示されていつでもサクッと開けます。
ホーム画面のMailアイコンをタップして起動し、左上の「<メールボックス」を押して一覧を表示します。
メールボックス一覧の一番上にある「編集」を押すと、お気に入りに追加できる項目が丸印で表示されます。
「全受信」の左側にある丸印をタップすると色が付き、お気に入りリストに登録されます。
操作が終わったら右上の「完了」を押して編集モードを終了すると、お気に入りに追加した「全受信」が常に表示されます。
「編集」が画面上部に隠れている場合は、いちどリストを下にスワイプしてから再度探してみてください。
よくある質問

- メールが送受信できません。どうすればいいですか?
-
まずは設定したメールアドレスとパスワードが正しいか確かめましょう。入力ミスを防ぐために、コピペではなく手入力で再入力すると安心です。それでもダメなときは、一度プロファイルを削除して再インストールしてみてください。その際、Wi‐Fiとモバイルデータ通信の両方で試すと原因が切り分けられます。
- auのキャリアメールとMMSの違いは何ですか?
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auキャリアメール(~@ezweb.ne.jp)はメールサーバーを使った仕組みで、パソコンや他社スマホからもやり取りできます。MMS(~@au.com)はSMSに写真やファイルを添付できるSMS拡張版です。iPhone標準アプリではキャリアメールだけ設定すればOKですが、相手によってはMMSで届かないこともあるので注意してください。
- メール設定を変更しても反映されません。どうすればいいですか?
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設定を変えたあとに必ずiPhoneを再起動しましょう。メールアプリが裏でキャッシュしていると新しい情報が読み込まれないことがあります。再起動後も反映しないときは、ネットワーク設定のリセットを試すと改善しやすいです。
プロファイルがインストールできないときは?
プロファイルがなかなか入らないときは、iPhone側でダウンロードやインストールをブロックしている可能性が高いです。あわてずひとつずつ状況をクリアにしていきましょう。
Wi-Fiやモバイルデータ通信が安定していないとプロファイルが途中で止まることがあります。設定>Wi-Fiで接続状況をチェックしてください。
設定>一般>プロファイルで、同じプロファイルが残っているとインストールに失敗します。古いものをタップして削除しましょう。
細かい動作不良は再起動でリセットされることが多いです。サイドボタンといずれかの音量ボタンを長押ししてスライド再起動してください。
AppではなくSafariでプロファイルを開くと、正しくサインが通りやすくなります。au公式サイトからもう一度ダウンロードを試してください。
プロファイルの提供元に信頼を置いていないとインストールがブロックされます。au公式サイト以外のリンクは使わないようにしましょう。
メールが届かないときは?
あれれ?メールが届かないときはドキドキしますけど、落ち着いて設定まわりとネット環境をチェックすれば、ふつうはすぐに解決できますよ。
原因 | チェックポイント |
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ネットワーク切断 | 機内モードやWi-Fi/モバイルデータの接続を確認 |
サーバー設定の誤り | 受信/送信サーバーのホスト名やポートが正しいか確認 |
迷惑メール振り分け | 迷惑メールフォルダやフィルター設定をチェック |
キャッシュの不具合 | メールアプリを再起動してキャッシュをクリア |
迷惑メールフィルタはどう設定する?
スマホだけでサクッと迷惑メール対策したいときは、iPhoneの標準機能を活用すると気軽です。受信したメールの差出人が連絡先に登録されていないと自動で「差出人をフィルタ」に振り分けられ、メインの受信箱をすっきり保てます。
もっと細かいルールでブロックしたいときは、auのMy au(Webメール)で用意されている迷惑メールフィルタがおすすめです。キーワード指定やドメイン指定でしつこい宣伝メールをピンポイントに排除できるカスタマイズ性が魅力です。
機種変更後にアドレスを引き継ぐには?
機種変更のあともおなじauメールアドレスをそのまま使えるようにするには、au IDを活用した方法が一番カンタンです。My auでログインして新しいiPhoneにauメールアプリを再インストールすれば、これまでのアドレスがサクッと引き継げます。設定プロファイルを使う方法もあって、IMAP情報がまとめて自動で読み込まれるので手入力の手間が省けます。
- au IDでログインしてauメールアプリを再設定:My auにログインするだけでアドレスが復元されます。
- メール設定プロファイルをインストール:プロファイルを読み込むとIMAP情報が自動で反映されます。
まとめ

メールを使う前にまずモバイルデータ通信をオンにしておくと、すぐに受信がはじまります。
設定アプリからメールを選び、アカウント追加→その他→メールアカウントをタップ。名前・メールアドレス・パスワードを入力したら、受信サーバーと送信サーバーの情報を正しく入れるだけでOKです。
入力後は受信テストで問題がないか確認しましょう。届かないときはサーバー名のスペルやポート番号を再チェックすると自力で直せます。
慣れたら署名やプッシュ同期など、お好みの設定も追加できます。ここまでできれば毎日のメール管理がかなりラクになります。
これでauメールの設定は完了です。さくさく使いこなして日々のコミュニケーションをもっと快適に楽しんでください。