深夜のリビングでiPhoneeが初期化できない原因を探しながら対策も浮かばず途方に暮れていませんか。
ここでは長くiPhoneに向き合ってきた開発現場から生まれた失敗しない手順を丁寧に示し、設定の落とし穴からケーブル選びまで迷いやすいポイントを網羅します。さらに、短時間で復旧を終え安全にデータを守るコツも盛り込みます。
今すぐ手元の端末を充電器につなぎ、説明を読み進めながら一緒に確認を始めてみませんか。操作の途中で焦らず済むよう、必要な準備と手順がすぐ下に待っています。
まずは原因を探そう!iPhoneが初期化できないときのチェックリスト

初期化がうまくいかないときは、まずどんな原因があるかを把握することが大切です。慌てずにチェックリストを眺めて、当てはまりそうな項目を順に確認してみましょう。
- Apple IDロックや「iPhoneを探す」設定:オフになっていないと初期化前にパスワードが必要になります。
- スクリーンタイムのパスコード:設定している場合は解除コードが求められます。
- ネットワーク接続の不安定:Wi-Fiやモバイル通信が途切れるとエラーになることがあります。
- バッテリー残量不足:電源が落ちると途中で停止するおそれがあります。
- ソフトウェアの不具合:iOSの古いバージョンや一時的な不具合が影響する場合があります。
- ハードウェアのトラブル:物理ボタンや画面の不具合で操作が受け付けられないことがあります。
- iCloudからサインアウトしていない:初期化後にデータが残る可能性があるため事前にサインアウトが必要です。
- リカバリーモードやDFUモードの利用:通常の方法でできないときはパソコン経由の強制初期化が有効です。
まずは上のチェックリストを順番に確認して、原因をひとつずつつぶしていきましょう。
設定アプリで原因をチェック

iPhoneを初期化するとき、まずは設定アプリでロックや制限の有無を確認しましょう。AppleIDのロックや「iPhoneを探す」「スクリーンタイム」のパスコードなど、初期化を妨げる設定がまとめて見られます。
設定アプリは最新のiOSでも共通して使えるので、急いでいるときにもサクッと原因がつかめます。特別な機材やパソコンがなくても大丈夫なのも安心ポイントです。
①設定アプリを開いてAppleIDをタップする
ホーム画面で歯車マークの設定アプリを探してタップします。画面上部に表示されている自分の名前やアイコン部分を押すと、AppleIDの管理画面へ進めます。
②iPhoneを探すがオンか確認する
設定アプリを開き画面上部の名前をタップします。そのあとiCloudを選び探すをタップします。「iPhoneを探す」がオンになっているかを確認してください。
初期化するにはiPhoneを探すをオフにする必要があります。オンのままだとリセットが止まるので要チェックです。
③スクリーンタイムパスコードをオフにする
スクリーンタイムのパスコードが邪魔をして初期化できないときは、ここでオフにしてスッキリ解決しましょう。
ホーム画面から歯車アイコンを見つけてタップしてください。
設定画面の中ほどにあるスクリーンタイムをタップします。
画面を下にスクロールして「スクリーンタイムパスコードをオフにする」をタップし、現在のパスコードを入力してオフにします。
④iOSバージョンと残り容量を確認する
設定アプリを開き、一般→情報をタップします。表示されたソフトウェア・バージョンが最新かどうか確かめましょう。
一般→iPhoneストレージを選ぶと、使用済みと空き容量がグラフで見えます。空き容量が1GB以上あるか必ず確かめてください。
空き容量が足りないと更新や初期化が途中で止まることがあります。写真や動画はクラウドやPCに移して、不要なアプリを削除しておくと安心です。
パソコンとiTunesでリカバリーモードを使う

リカバリーモードはパソコンとiTunesを使ってiPhoneを初期化できる裏ワザのような方法です。画面が動かない、設定画面で初期化できないときにも強制的にiOSを入れ直せる心強い手段なので、どうしても初期化が進まないときにおすすめです。
使い方はとてもシンプルで、最新のiTunesを入れたWindowsやMacにiPhoneを接続し、特定のボタン操作でリカバリーモードに切り替えます。あとはiTunesの画面に出てくる「復元」か「アップデート」をクリックするだけで、強制的にiOSを再インストールできます。
USBケーブルは純正か認証ケーブルを使い、ハブを介さず直接接続しておくのが安定のコツです。バッテリー残量が少ないと途中で失敗することがあるので、50%以上は確保しておくと安心です。
①LightningケーブルでiPhoneとパソコンをつなぐ
純正またはMFi認証済みケーブルを選ぶとトラブルが減ります。
コネクタにゴミがないか確認して、まっすぐ差し込みます。
ハブを噛ませずに本体ポートへ直挿しすると認識ミスが減ります。
画面に「このコンピュータを信頼しますか?」と出たら「信頼」を押してパスコードを入力してください。
②FinderまたはiTunesを起動する
MacであればDockのFinderアイコンをクリックしてウインドウを開き、左サイドバーにiPhoneが表示されているか確認します。macOS Catalina以降ならFinderで管理でき、古いmacOSやWindows PCでは最新のiTunesを起動してください。
iTunesを使う場合は、メニューから「アカウント」→「サインイン」を選んでApple IDでログインすると、iPhoneが確実に認識されやすくなります。
③ボタン操作でリカバリーモードに入る
LightningケーブルでiPhoneをパソコンに接続し、MacはFinder、WindowsはiTunesを起動します。その後、音量を上げるボタンを押してすぐ離し、音量を下げるボタンを押してすぐ離します。最後にサイドボタンを長押しし続け、黒い画面にケーブルアイコンとパソコンマークが表示されたらリカバリーモードへの移行完了です。
④画面の案内に沿って復元を選ぶ
パソコンに「復元またはアップデート」のダイアログが表示されたら復元をクリックします。これでiPhoneの中身が消えて最新のiOSが再インストールされます。
復元中はケーブルを抜かないでください。途中で止まると再度リカバリーモードが必要になることがあります。
AppleIDパスワードをリセットしてロックを外す

パスワードを忘れてAppleIDがロックされているときは、この方法が頼りになります。設定アプリ内の「パスワードとセキュリティ」からリセットを選ぶか、Appleのアカウントページで新しいパスワードを設定すると、新しい認証情報でサインインできて「iPhoneを探す」解除がスムーズになります。SMS認証や登録メールを使うので、パソコンが手元になくても手軽に進められる点がうれしいです。
①iforgotへアクセスしてAppleIDを入力する
お使いのブラウザを開き、アドレスバーにiforgot.apple.comと入力してページを開きます。通信が安定しているWi-Fiに接続しておくとスムーズです。
画面中央にある入力欄にAppleID(メールアドレス)を正しく入力してください。
②認証コードを受け取る
二要素認証が有効なApple IDでは、ほかのデバイスやSMSでコードを受け取ります。受け取り方は次の通りです。
- ほかのAppleデバイスから:設定を開き画面上部のアカウント名をタップしパスワードとセキュリティから確認コードを取得すると6桁のコードが表示されます。
- SMSで受け取る:登録済みの携帯番号に届くSMSをメッセージアプリで確認します。届かない場合は再送を試してください。
認証コードは有効期限があるため、届いたらすぐに入力してください。
③新しいパスワードを設定する
「パスワードを作成」の画面で、英数字混在の8文字以上の新しいパスワードを入力します。続けて「確認」欄にも同じパスワードを入力し、「次へ」をタップします。
④iPhoneでサインインし直す
Apple IDの認証情報を最新にするとiPhone側のロック解除状態がリセットされ、初期化の妨げになる設定がクリアになることがあります。
ホーム画面から歯車マークの設定アプリをタップしてください。
画面一番上の「ユーザー名」を選び、下にスクロールして「サインアウト」をタップします。
サインアウトが完了したら、設定画面の「ログイン」からApple IDとパスワードを入力してサインインしてください。
サインアウト時にApple IDのパスワードや2ファクタ認証コードが必要になる場合があります。
どうしても初期化できないときはDFUモードを試す

DFUモードは、iPhoneのOSを完全に入れ直すための特別な接続モードです。通常のリカバリーモードでは対応できない深いソフトウェアのエラーにも対処できます。
画面がまったく反応しないときやリカバリーモードで何度もエラーが出るときに使うのがおすすめです。DFUモードに入るとiTunesやFinderが端末を認識し、初期化処理を進められるようになります。
覚えておきたいポイントは、DFUモード中は画面に何も表示されないことです。そのため、手順どおりケーブル接続とボタン操作を慎重に行ってください。
プログラマー視点でお伝えすると、ケーブルは純正のLightningケーブルを使うと通信が安定しやすく、DFUモードへの移行がスムーズになります。
①パソコンと接続してDFUモードに入る
LightningケーブルでiPhoneをパソコンに接続し、iTunes(Windows)またはFinder(Mac)を起動します。
音量を上げるボタンをすばやく押して放し、続けて音量を下げるボタンをすばやく押して放します。
音量下げボタンを押した直後にサイドボタンを約10秒間同時に押し続けます。
サイドボタンを離し音量下げボタンをさらに約5秒間押し続けると画面が真っ黒になります。iTunesまたはFinderに「復元または更新が必要なiPhoneが接続されました」と表示されたらDFUモード成功です。
②FinderまたはiTunesで復元を選ぶ
USBケーブルでiPhoneをパソコンに接続します。Macで最新OSを使っている場合はFinder、それ以外やWindowsではiTunesを起動してください。サイドバーに表示されたiPhoneのアイコンをクリックします。プログラマー視点のコツとして、Apple純正ケーブルとUSBポートを直接使うと接続トラブルが起きにくいです。
Finderの「一般」タブ、またはiTunesの「概要」画面にあるiPhoneを復元ボタンを押します。画面に出る確認ダイアログで「復元」を選ぶと、最新のiOSがダウンロードされて初期化とアップデートが始まります。進行状況は画面下部のプログレスバーで見守りましょう。
初期化が終わったら楽しい!iPhoneをもっと安心して使いこなす応用ワザ

初期化を終えたら、ちょっとした手間で毎日の使い勝手も安心感もグッとアップします。
応用ワザ | 役立つ効果 |
---|---|
二段階認証を有効にする | アカウント乗っ取りのリスクを大きく減らせます。 |
定期的なiCloudバックアップ | うっかりデータ消失でもすぐに元に戻せる安心感があります。 |
プライバシー設定の見直し | 位置情報やアプリ権限を最小限に抑えられます。 |
ショートカットで操作を自動化 | よく使う動きをワンタップで完了できて快適です。 |
フォーカスモードをカスタマイズ | 仕事や休憩中の通知をまとめて制御できます。 |
ウィジェットを整理 | 必要な情報にすぐアクセスしやすくなります。 |
買い替え前にクイックスタートでデータを移す

新しいiPhoneを手に入れたら古いiPhoneをそばに置くだけで設定や写真、アプリのデータを自動で転送できるクイックスタートは手間を大幅に減らす賢い移行方法です。
この機能はBluetoothと暗号化されたローカルWi-Fiで通信しAppleIDから各種設定まで丸ごとコピーします。新旧どちらも最新のiOSにアップデートしバッテリーを十分に充電したうえで安定したWi-Fi環境で実行するのがコツです。
ワイヤレスで30分から1時間程度で完了するうえ手動でアプリを並べ直す必要がほとんどないので買い替え前の準備をスムーズに進められます。もしBluetooth接続が不安定ならライトニングケーブルで直接つなぐ方法も試してみてください。
設定アプリでクイックスタートを起動する
ホーム画面で設定アプリを開いてください。
「一般」をタップして一番下までスクロールし、iPhoneを転送またはリセットを選びます。
「データを転送」画面に切り替わったら、画面下部のクイックスタートアイコンをタップして起動できます。
両方のiPhoneでBluetoothとWi-Fiがオンになっていると案内がスムーズになります。
旧iPhoneと新iPhoneを近づけて転送を始める
両方のiPhoneを画面オンでロック解除したまま近づけてください。新iPhoneに浮かび上がるアニメーションを旧iPhoneのカメラで読み取ります。
読み込みが終わると自動でデータ転送の設定画面に移りますので、画面の案内に従って進めてください。
BluetoothとWi-Fiを両方オンにしておかないとアニメーションが読み取れません。
友達に譲る前にeSIMを削除してプライバシーを守る

iPhoneを譲る前にeSIMをそのまま残しておくと、契約情報が引き継がれたり、通信料が思わぬかたちで発生したりする心配があります。
eSIMをきちんと削除することで、自分のプライバシーや契約状況をしっかり切り離せます。譲り先の方も安心して使えて、お互いに気持ちよく端末をやり取りできます。
特に友達や家族に譲るときは、このひと手間でトラブルを未然に防げるので、ぜひ最初に行ってほしいステップです。
設定アプリのモバイル通信でeSIMを削除する
ホーム画面から設定アプリをタップします。
設定内のモバイル通信をタップします。
表示されるプラン一覧から不要なeSIMをタップして詳細画面を開きます。
画面下部のこのモバイル通信プランを削除をタップし、確認メッセージで再度削除を選びます。
削除後は元に戻せないことがあるため、事前にキャリアのサポート情報を確認してください。
ウォレットから交通系ICをサーバーへ退避する
初期化前にAppleサーバーへ交通系ICカードの残高を退避しておくと、iPhoneを再セットアップ後にスムーズにカードを復元できます。
ホーム画面からWalletアプリをタップして起動します。
一覧から退避したい交通系ICカード(SuicaやPASMOなど)をタップして詳細画面に進みます。
右上の「…」をタップしてカードのオプションを表示します。
メニュー内のカードを削除を選び、確認画面でiCloudにバックアップをタップしてサーバーへ退避します。
容量不足を感じたときにリセットを活用して軽くする

iPhoneは長く使っていると、アプリの一時ファイルや古い設定がこっそりたまってしまいます。「すべての設定をリセット」を実行すると、これらの見えないゴミがすっきり片づいてサクッと空き容量を取り戻せます。
この方法は写真やアプリはそのまま残るので、気軽に試せるのがうれしいポイントです。普段からちょっと容量不足を感じたら、設定からリセットだけやってみると意外と効果があります。
さらにしっかり空きを確保したいときは、MacやWindowsのパソコンでiOSをまっさらに再インストールする方法がおすすめです。システム領域の不要なログや残骸までまとめて消せるので、かなり容量が軽くなります。
どちらのリセットでも、念のためバックアップを忘れずに。安心してサクサク動くiPhoneに戻しましょう。
iCloudバックアップを取ってから完全消去する
iPhoneをWi-Fiに接続し、設定アプリを開きます。画面上部のユーザ名をタップしてiCloud→iCloudバックアップへ進み、今すぐバックアップを作成をタップします。バックアップが完了するまで端末を充電器につないだままにしておきましょう。
バックアップが終わったら設定に戻り、一般→転送またはiPhoneをリセット→すべてのコンテンツと設定を消去を選びます。画面の案内に従ってパスコードとApple IDのパスワードを入力すると、端末内のデータが完全に消去されます。
必要なアプリだけ再インストールする
ホーム画面を見て、よく使うアプリをピックアップします。メモや写真、SNSなど、手放せないものをチェックしてください。
App Storeを開き、右上のアカウントアイコン→「購入済み」を選びます。表示されたリストから再インストールしたいアプリの雲アイコンをタップすると、必要なものだけが戻ってきます。
注意点:大量にまとめて再インストールするとダウンロード時間が伸びるので、優先度の高いアプリから順番に戻しましょう。
よくある質問

AppleIDのパスワードを忘れて初期化できません
- AppleIDのパスワードを忘れて初期化できません
-
まずはAppleIDのパスワードリセット画面にアクセスしてみてください。iforgot.apple.comで登録メールアドレスを入力すると、本人確認のためのメールが届きます。その指示に従ってパスワードをリセットしたら、設定アプリからサインアウト→再サインインをすると探す機能の解除もいっしょに進められます。これで初期化のロックも外れてスムーズに消去できます。
リカバリーモードで「復元できませんでした」と表示されます
- リカバリーモードで「復元できませんでした」と表示されます
-
iPhoneとパソコンそれぞれを再起動してから再挑戦してみてください。ケーブルの接続不良が原因になることが多いので、純正ケーブルか信頼できるMFi認証品を使うと安心です。それでもエラーが続く場合は、DFUモードに切り替える方法を試すのがおすすめです。画面が真っ黒な状態でパソコンから復元をかけると、通常のリカバリーモードより深い初期化ができます。
初期化しても以前の設定が残っている気がします
- 初期化しても以前の設定が残っている気がします
-
「設定」→「一般」→「リセット」から「すべての設定をリセット」を選ぶと、ネットワーク設定やホーム画面レイアウトまで含めて初期値に戻せます。コンテンツも同時に消したい場合は、「すべてのコンテンツと設定を消去」を選んでください。画面ロックやスクリーンタイムのパスコードをオフにしておくと、途中で止まるトラブルを避けられます。
初期化中にリンゴマークが消えないのは大丈夫?
iPhoneを初期化するとリンゴマークだけが長めに表示されることがありますが、内部で設定をリフレッシュする時間が必要なためで問題ありません。
目安として10〜20分ほど待っても画面が変わらない場合は、処理が止まっている可能性があります。そのときは強制再起動を試してみると先に進むことが多いので試してみてください。
リカバリーモードとDFUモードの違いは?
リカバリーモードは画面にAppleロゴとパソコン接続イラストが出て、iOSをやさしく再インストールするときに使います。DFUモードは画面が真っ暗なまま深い部分まで手を加えられるため、通常の復元で直らないトラブル向けです。
項目 | リカバリーモード | DFUモード |
---|---|---|
画面表示 | Appleロゴ+ケーブル接続画面 | 画面が真っ暗なまま |
復元範囲 | OSの再インストール | OSとブートローダー更新 |
おすすめ場面 | アップデートや軽微な不具合 | 起動しない深刻トラブル |
バッテリー残量が少なくても初期化して平気?
初期化を始めるときはバッテリー残量に余裕があると安心です。残量が少ないまま操作すると途中で電源が切れてしまい、初期化が中断されることがあります。iPhone本体での初期化では、Apple公式に「50%以上の充電、または電源アダプタにつないだ状態」を推奨しています。
実際に30%程度で試してみたところ、途中で再起動して作業が止まってしまい、やり直しが必要になった経験があります。大切な時間をムダにしないためにも、作業前に充電を済ませるか、充電器に接続したまま進めてください。
AppleIDを忘れたままでも初期化できる?
AppleIDを忘れてもリカバリーモードやDFUモードを使えばiPhone本体のデータを消去できます。ただし「iPhoneを探す」がオンのままだとサインアウトできず、消去後にアクティベーションロックが有効になります。表面上はまっさらになったように見えても、再起動時にAppleIDの入力が必須です。
そのため、AppleIDを思い出せない状態で完全に初期化かつロックも解除したい場合は、パスワードリセットかAppleサポートへの依頼が欠かせません。端末の消去だけが目的ならリカバリーモードが便利ですが、AppleIDなしでは最後まで手続きが完了しない点に注意してください。
初期化後にアクティベーションロックが外れないときは?
初期化してもアクティベーションロックが外れないのは、まだiCloudの「iPhoneを探す」とあなたのApple IDがリンクしたままだからです。パソコンや別のスマホからでもiCloud.comにアクセスしてサインインし、デバイス一覧で該当のiPhoneを削除すればロックを解除できます。
この方法ならAppleサポートに問い合わせる手間がなく、30秒ほどでサクッと片付きます。注意点は、Apple IDのパスワードと二段階認証のコードを手元に用意することです。それさえ準備できていれば、誰でも迷わずロックを外せます。
まとめ

Apple IDのパスワード確認や「iPhoneを探す」オフ、スクリーンタイムのパスコード解除からはじめれば、ロックが解除されてスムーズに初期化できます。
安定したWi-Fi接続やバッテリー残量の確保、最新のiOSアップデートも大切です。これらを整えたうえでサインアウトし、通常の設定画面から初期化を実行しましょう。
もし画面操作が難しいときは、リカバリーモードやDFUモードを試すと、パソコン経由でクリーンインストールが可能です。
以上の手順で初期化できれば、気持ちよくクリーンなiPhoneスタートを切れます。新しい環境を楽しんでくださいね。