外出先でサッと画面を開きたいのに、iPhoneの長いパスワードを毎回打つのは面倒で、もっと手軽に4桁にする方法がないかと感じていませんか?
設定の奥に隠れた項目を順にたどるだけで、複雑な入力を短い数字4つに置き換えられます。操作がスムーズになるのはもちろん、指先の負担が減り、暗い場所でも素早くロック解除できるようになります。
これから示す手順では画面写真なしでも迷わないように工夫しており、作業時間は2分ほどです。静かな場所でiPhoneを手元に用意し、気持ちが乗ったときに実践してみてください。
iPhoneパスコードを4桁に設定する手順をやさしく解説

4桁の数字コードを使うと、画面ロックの解除がサクサク進みます。まずは全体の流れをつかんでいきましょう。
- 設定アプリを開く:ホーム画面から歯車マークをタップします。
- FaceIDとパスコード:画面を下にスクロールしてタップします。
- 現在のパスコードを入力:本人確認のために入力します。
- パスコードを変更:表示されたボタンをタップします。
- パスコードオプション:新しいパスコード入力画面でいちばん下にあるボタンをタップします。
- 4桁の数字コードを選択:好きな数字を四つ入力します。
- 再度同じ数字を入力:確認のためもう一度入力して設定完了です。
この手順は最新のiOSバージョンで動作を確認していますので安心してください。
- 数字を単純に並べると推測されやすいので、ランダムな組み合わせを心がけると安心です。
- パスコードオプションが表示されないときはiOSのアップデートをチェックすると解消する場合があります。
設定アプリから変更する方法

設定アプリから4桁パスコードに戻す方法は、iPhoneに標準で備わっているので余計な準備は不要です。Face IDとパスコード(またはTouch IDとパスコード)の画面を開くだけでサクッと変更できるのが魅力です。
さくっと手順を終わらせたい人や、MacやPCを触らずに設定を済ませたい人にぴったりです。このやり方なら数分で4桁設定が完了します。
①設定アプリを開いてFaceIDとパスコードをタップ
ホーム画面で歯車のアイコン「設定」を見つけてタップします。少し下にスクロールすると「FaceIDとパスコード」が表示されるので、そちらをタップして次へ進んでください。
②現在のパスコードを入力する
画面に表示された数字キーで、いま設定している4桁のパスコードをタップして入力します。数字の配置をしっかり確認するとミスを防ぎやすくなります。
③パスコードを変更をタップ
設定画面にある「パスコードを変更」をそっとタップします。Face IDやTouch IDを使っている場合は、最初に現在のパスコード入力画面が出るので、普段使っているコードを入力してください。
④パスコードオプションをタップ
「パスコードオプション」が表示されたら、その文字を軽くタップします。画面を強く押し込む必要はなく、触れるだけで反応するポイントを狙うとラクに操作できます。
タップ後に「4桁の数字コード」「カスタムの英数字コード」などが選べる一覧がポップアップで現れます。
⑤4桁の数字コードを選ぶ
ここでは4桁の数字コードを選びます。画面に数字入力欄が表示されたら、最初の欄に覚えやすい4桁の数字を入力し、その後同じ数字をもう一度入力して確認しましょう。
連続した数字や誕生日など推測されやすい番号は避けるとセキュリティが向上します。
⑥新しい4桁コードを入力する
画面のキーボードで任意の4桁コードを入力します。
初回入力後、確認のため同じ4桁をもう一度入力してください。
誕生日や連番など他人に推測されやすい数字は避け、覚えやすいけれど安全な組み合わせを選ぶと安心です。
⑦確認のために同じコードを再入力して完了
先ほど設定した4桁のパスコードをもう一度入力して、動作を確かめます。ゆっくり丁寧に数字を押すとミスが減ります。
連続で入力を間違えるとiPhoneが一時的にロックされるので注意してください。
4桁パスコードをもっと便利に使いこなすコツ

四桁パスコードを活かすコツを押さえれば、毎日のロック解除以上の便利さが手に入ります。
応用テクニック | 期待できる便利さ |
---|---|
家族専用のコードパターン | 共有端末の切り替えがスムーズになりストレス減少 |
誕生日や語呂合わせの組み込み | 無理なく覚えられるから忘れにくく安心感アップ |
ショートカットと連携 | 特定のコード入力でお気に入りアプリを即起動できる快適さ |
時間帯でアクセス制限 | 仕事中や夜間だけ強固なロックを自動化して利便性と安全を両立 |
定期的なコード変更リマインド | 記憶チャレンジでセキュリティ意識が自然と高まる |
これらのコツを日常に取り入れれば、単なる数字の組み合わせだった四桁パスコードが心強い相棒になります。
片手でサクッと解除するためのサイドボタン活用術

大きめのiPhoneを片手で操作すると、上部にあるパスコードの入力欄まで親指が届かずにもたつきやすいです。そんなときはサイドボタンを3回トントンと押すだけでリーチャビリティが起動し、画面全体が下がってくれます。これでパスコード入力欄がちょうど親指の届く位置に来るので、スムーズに解除できます。
設定もシンプルで、設定アプリのアクセシビリティ→タッチでリーチャビリティをオンにするだけです。外出先で片手がふさがりがちな場面でも、サイドボタン活用術を覚えておけばサクッと解除できて快適ですよ。
設定で手前に傾けてスリープ解除をオンにする
ホーム画面から設定
アイコンをタップして開いてください。
設定メニューの中から画面表示と明るさ
を見つけてタップします。
「手前に傾けてスリープ解除」のスイッチを右にスライドして緑色に切り替えます。
これでiPhoneを持ち上げるだけで画面が自動で点灯します。
設定で触覚タッチの速度を速いにする
ホーム画面で設定アイコンをタップして開きます。
「アクセシビリティ」→「タッチ」→「触覚タッチ」の順で進みます。
「速い」を選ぶと、触覚タッチの反応がすぐに返るようになります。
一時パスコードを家族共有モードで切り替える方法

家族共有モードに切り替えると、一時的に限定アクセス用のパスコードを発行できます。この機能は最新のiOS17以降で利用でき、メインのパスコードを教えずに子どもやゲストにiPhoneを使わせたいときに役立ちます。
発行した一時パスコードには有効期限を設定でき、写真やアプリへのアクセス範囲も細かく制限できます。切り替えは設定アプリ内の「Face IDとパスコード」からワンタップで完了するので、必要なときだけさっとオン/オフできる安心感が魅力です。
設定でスクリーンタイムを開きApp使用時間の制限をオンにする
ホーム画面で設定アプリをタップします。
画面を少し下にスクロールしてスクリーンタイムを選びます。
「App使用時間の制限」の項目をタップします。
表示された画面でスイッチをタップしてオンにします。
オンにすると使用時間を設定できる画面が開くので、次のステップで制限時間を決めましょう。
スクリーンタイムパスコードを別に設定して利用後に削除する
設定アプリを起動してスクリーンタイムを選びます。親しみやすい案内画面が表示されるのでそのまま進めてください。
画面下の「スクリーンタイムパスコードを使用」をタップし、4桁の数字を入力して新しいパスコードを登録します。
アプリ制限や休止時間を試し、設定したパスコードでロック解除できるかチェックします。
再びスクリーンタイムを開き「スクリーンタイムパスコードを変更」→「スクリーンタイムパスコードをオフ」を選択し、設定した4桁を入力して解除します。
パスコードをオフにするとスクリーンタイムの制限もすべてクリアされるので、戻したい設定が消えないよう注意してください。
自宅だけ自動ロックを遅らせてストレスフリー

最新のiOSならショートカットアプリと位置情報を組み合わせて、自宅にいるときだけ自動ロックの待ち時間を長くできます。リビングを行ったり来たりしてもパスコード入力の手間が減り、料理中や読書タイムもスムーズに楽しめます。
設定で画面表示と明るさを開き自動ロックを変更する
ホーム画面から歯車アイコンの設定アプリをタップして起動します。
設定メニューをスクロールして画面表示と明るさをタップします。
一覧から自動ロックを探してタップします。
一覧から画面が消灯するまでの時間を選んでタップします。プログラミング作業中は「なし」を選ぶと画面がロックされず安心です。
「なし」を選ぶとバッテリー消費が早くなる点に気をつけてください。
ショートカットで自宅到着時に自動ロック時間を延ばすオートメーションを作る
ショートカットアプリを開いて下部の「オートメーション」を選びます。
「個人用オートメーションを作成」をタップして「到着」を選びます。
「場所を選択」をタップして自宅を設定し「完了」を押します。
「アクションを追加」で「URLを開く」を検索し、App-Prefs:root=DISPLAY&path=AUTOLOCK
を貼り付けます。
「実行前に確認」をオフにして「完了」をタップすると準備完了です。
設定後、到着すると自動で設定画面が開くので、延長したい時間を手動で選んでください。
よくある質問

iPhoneで4桁パスコードを設定するとセキュリティは落ちないですか?
- iPhoneで4桁パスコードを設定するとセキュリティは落ちないですか?
-
6桁に比べて総当たりでの解除がわずかに簡単になりますが、指紋認証や顔認証など生体認証を併用すると実用上の安全性は十分です。ロック画面からパスコード要求までのタイミングも見直しておくと安心感が高まります。
最新のiOSでも4桁設定は同じ手順でできますか?
- 最新のiOSでも4桁設定は同じ手順でできますか?
-
iOS17以降でも手順は変わりません。「設定」→「Face IDとパスコード」→「パスコードを変更」→「パスコードオプション」で4桁を選ぶ流れは一貫しています。最新アップデート後は一度再起動すると設定項目が表示されやすくなります。
パスコードを忘れたときはどうすればいいですか?
- パスコードを忘れたときはどうすればいいですか?
-
何度か試したあとロックされる前に、iCloudバックアップと「iPhoneを探す」を使ってリモート消去できます。その後バックアップから復元すれば好きな桁数で再設定可能です。初学者にはパソコン経由のリカバリーモードも併用すると確実です。
仕事用に数字の意味を込めた4桁は使えますか?
- 仕事用に数字の意味を込めた4桁は使えますか?
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誕生日など推測されやすい数字は避けるほうが良いですが、社内コードなど関係者しか知らない数字列なら使いやすいです。実体験では、部署コード+末尾数字の組み合わせで覚えやすさと運用を両立できました。
4桁にするとセキュリティは弱くなる?
4桁のパスコードにすると組み合わせは10,000通りになるため、6桁の100万通りに比べるとやさしく覚えられるぶんだけ攻撃のチャンスは増えます。
とはいえiPhoneは連続で間違えるとロックが長くかかり、11回失敗で自動消去設定していれば本体データが消える仕組みもあるため、総当たり攻撃はかなり制限されています。
日常利用でパスコード入力の手間を軽減したいなら4桁でも十分な安全性が期待できるので、自分の用途に合わせて選んでみてください。
TouchIDやFaceIDは4桁設定でも使える?
iPhoneの生体認証は4桁のパスコードへ変更してもそのまま使えます。TouchIDやFaceIDはパスコードと一緒に動く仕組みなので、顔や指紋でサッと解除できます。
パスコード入力を減らすことで、急いでいるときや荷物が多いときにもストレスなくロックを解除できるようになります。TouchIDやFaceIDのおかげで、実際とても快適です。
パスコードオプションが表示されないのはなぜ?
パスコードオプションが見当たらないと「本当にここで設定できるの?」と戸惑いますよね。でもあわてなくて大丈夫です。主にいくつかの理由があるので、一緒にチェックしてみましょう。
- iOSバージョンが古い:パスコードオプションはiOS15以降で設定画面に表示されます
- スクリーンタイムやプロファイルによる制限がかかっている
- 企業や学校のデバイス管理プロファイルがインストールされている
- ネットワークの不安定で設定画面が正しく読み込まれていない
これらをひとつずつ確認すれば、パスコードオプションがふたたび表示されるようになります。次は問題に合わせた対処をしてみましょう。
AppleWatchでロック解除を使うときも4桁が必要?
Apple Watchを使ってiPhoneのロックを解除しても、iPhone側のパスコードが不要になるわけではありません。
実際にApple Watchの「ロック解除」をオンにするときも、設定画面でiPhoneのパスコードを入力する必要があり、その後も再起動や長時間未使用後には直接パスコードを入れる場面があります。
そのため、4桁に設定したパスコードは引き続き有効ですし、Apple Watchのロック解除はあくまで顔認証(Face ID)がマスクなどで使えないときの“サポート役”として働くイメージになります。
手軽さを重視して4桁に戻したままでも問題なくApple Watchでロック解除が使えますが、再起動後や長時間経過後の完全ロック解除にはパスコード入力が必須と覚えておくと安心です。
パスコードを忘れたときの対処法は?
- パスコードを忘れたときの対処法は?
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パスコードを思い出せずにロック画面を前に固まってしまうことがありますよね。その場合はMacのFinder(またはWindowsのiTunes)を使ってiPhoneを一度まっさらに消去し、事前に作成したiCloudまたはFinderバックアップから復元するのがいちばんスムーズです。
消去の準備としてiPhoneをリカバリーモードに入れます。電源を切りサイドボタンと音量下ボタンを同時に長押ししてリカバリーモード画面が表示されたら、Macに接続して「消去」を選択してください。これで内部のキー情報が初期化されます。
プログラマー視点のコツとして、バックアップ時に「ローカルバックアップを暗号化」にチェックを入れておくと、パスワードやWi-Fi情報まで丸ごと復元できるので、次回以降も楽ちんです。もしリカバリーモードで認識しない場合はDFUモード(音量上→音量下→サイドボタン長押し)を試すとほぼ確実に初期化できます。
まとめ

iPhoneのパスコードを4桁の数字コードに戻す手順は、設定アプリから「Face IDとパスコード(またはTouch IDとパスコード)」→現在のパスコード入力→「パスコードを変更」→「パスコードオプション」→「4桁の数字コード」を選び、新しい4桁を登録するだけです。
これでシンプルな4桁コードに戻りつつ、Face IDやTouch IDは引き続き使えます。難しい操作は不要なので、安心してサクッと設定してくださいね。