iPhoneで会議中に着信音が鳴ってしまい、マナーモード設定が合っているか心配になったことはありませんか？
ここでは、端末側面のスイッチから細やかな振動設定の調整、通知を選んで音を鳴らす便利な工夫まで、実際に毎日使い込んだ経験を基にわかりやすくまとめています。どの操作も画面写真なしでも手元で迷わず再現できるよう順を追って説明しますので、設定に自信がない方でも安心です。さらに、静かな場所で大切な相手からの連絡だけ受け取る応用テクニックも併せて紹介し、通知のストレスをぐっと減らせます。
手順どおりに進めるだけで、もう音量におびえる必要はありません。ぜひ端末を横に置きつつ読み進め、気になった操作をその場で試してみてください。静けさと快適さを両立させる第一歩が、今日から始められます。
iPhoneマナーモードを切り替える具体的な手順
マナーモードに切り替える方法はいくつかあり、状況に合わせてサッと使い分けると便利です。
- サイレントスイッチ：iPhone本体左側のスイッチをカチッと動かすだけ。電源オフの感覚で確実に切り替えられます。
- コントロールセンター：画面右上から下にスワイプし、ベルアイコンをタップ。画面操作だけで手軽に切り替わります。
- Siri：「マナーモードにして」と話しかけるだけ。両手がふさがっているときに重宝します。
- AssistiveTouch：設定＞アクセシビリティ＞タッチ＞AssistiveTouchをオンにし、カスタムアクションにマナーモード切替を登録。プログラマー視点の時短ワザです。
- 集中モードショートカット：設定＞集中モードで「おやすみ」「個人用」などにサイレントを組み込んでおくと、ウィジェットやロック画面からすぐ切り替えられます。
以上の中から自分のよく使う場面に合わせて覚えておくと、いざというときも焦らずサクッとマナーモードに切り替えられます。
本体左側のスイッチを動かしてオンオフ
本体左側のスイッチでマナーモードのオンオフを切り替える方法はとてもシンプルです。小さなスイッチを下にスライドするとオレンジ色のマークが現れて即座にサイレントになり、上に戻せば音ありに戻ります。
画面操作や設定画面を開かずにワンタッチで切り替えられるので、会議中やライブ会場など急いで静かにしたい場面でとても頼りになります。プログラマー目線では、余計な処理を挟まずにハードウェアで直接制御できるこの素早さが大きな魅力です。
①画面を点灯させて現在の状態を確認
まずはサイドボタンを軽く押して画面を点灯させます。画面が明るくなったら、右上にあるスイッチ部分をチェックしましょう。オレンジ色のラインが見えると＜strong>マナーモードがオン
プログラマー視点の小技として、設定＞画面表示と明るさ＞スリープ解除で「持ち上げてスリープ解除」をオンにしておくと、ボタン操作なしで画面の点灯とチェックがサクッとできます。
②サイレントスイッチを手前に倒してマナーモードをオン
iPhone左側面の着信/サイレントスイッチを探してください。オレンジ色の部分が見えない方向に向かってスイッチを手前（画面側）に軽く倒します。
ケースを使っているときは、スイッチ周りの穴位置を確認するとスムーズに切り替えられます。
③ベルに斜線の表示を見て設定が変わったことをチェック
画面右上のベルマークに斜線が入っていればマナーモードがオンになっています。着信音や通知音が鳴らないか実際に試して、切り替えが反映されているか確認しましょう。
バイブレーションがオンのままだと振動します。完全にサイレントにしたいときはコントロールセンターからバイブもオフにしてください。
④スイッチを奥側に戻してマナーモードをオフ
本体左側面にあるサイレントスイッチをそっとつまんで、画面側から離れる向きへゆっくり押し戻します。赤い部分が見えなくなれば、マナーモードが解除されたサインです。
スイッチ周辺にホコリがたまると動きが渋くなることがあるので、気づいたら柔らかいブラシで優しく掃除しましょう。
コントロールセンターにマナーモードボタンを追加して使う
コントロールセンターにマナーモードボタンを登録すると、側面スイッチに手を伸ばさずにサッと無音モードに切り替えられます。会議中や講義中でも画面をスワイプしてすぐミュートできるので、慌てずに済むのがうれしいポイントです。
- ワンタッチ操作：スワイプからタップだけで静かにできる
- カスタマイズ可能：ほかのショートカットと並べて管理できる
- 視認性アップ：アイコン配置で無音状態がひと目で分かる
①設定アプリでコントロールセンターを開く
iPhoneのロックを解除してホーム画面を表示したら、歯車マークの設定アプリをタップします。画面上部にある検索バーに「コントロール」と入力すると、目的の項目がすぐに見つかるのでおすすめです。
検索結果やリストの中に表示されたコントロールセンターをタップすると、各種設定を変更できる画面が開きます。
②コントロール一覧からマナーモードをプラスで追加
ホーム画面から歯車アイコンを探し、タップして設定を開いてください。
設定画面を下にスクロールし、「コントロールセンター」を見つけてタップしてください。
「含めるコントロール」の下にある「コントロールを追加」をタップし、リストから「マナーモード」の横にある+アイコンをタップしてください。
③画面右上から下へスワイプしてコントロールセンターを呼び出す
iPhoneを持ったまま、画面右上の端（ノッチ横の少し内側）に指を置いて、そのまま画面下方向へ滑らせます。勢いをつけすぎず、一定の速さでスワイプすると反応しやすいですよ。
もしうまく開かない場合は、角よりも少し内側からゆっくり動かすか、画面の角度を変えて試してみてください。指先が画面にしっかり触れていると認識が安定します。
④ベルアイコンをタップしてオンオフを切り替え
画面右上から下へスワイプしてコントロールセンターを開きます。ベルアイコンをタップすると、アイコンが暗転してマナーモード、明るくなると音ありモードへ切り替わります。
設定アプリでバイブレーションを好みに合わせる
マナーモード中でも、振動の設定を整えることで着信や通知をしっかりキャッチできます。好みのパターンや強さに調整すると、ポケットの中でも確実に気づけるので安心です。
- 振動パターンを使い分けると、発信元がすぐ分かる
- 振動の強さを上げると厚着やポケット内でも反応を感じやすい
- 独自パターンを作ると、重要な連絡だけ特別に設定できる
①設定アプリのサウンドと触覚をタップ
設定アプリを開いたらリストを下にスクロールしてサウンドと触覚を見つけてタップします。リストが長いときは画面上部の検索バーに「サウンド」と入力するとすぐに表示できます。
②サイレントスイッチONのときにバイブレーションをオンにするを切り替え
サイレントスイッチをONにしても振動で通知を受け取りたいときには、設定から「サイレント時のバイブレーション」を切り替えましょう。
ホーム画面から設定アプリをタップしてください。
設定の一覧からサウンドと触覚をタップします。
「サイレントスイッチONのときにバイブレーションをオンにする」のスイッチをタップして、緑色に切り替えてください。
③着信音と通知音のスライダーで振動強さを確かめる
コントロールセンターを呼び出します。画面右上から下にスワイプしてください。
音量スライダー横のベルアイコンをやさしく長押しすると、着信音と通知音のバーが個別に現れます。
スライダーをゆっくり動かしたまま端末を軽く抱えるように持つと、振動の強さを手のひらで感じられます。音量をゼロにすれば振動のみでテストできます。
振動が強すぎる場合は少しスライダーを戻すと、適度な強さになります。
マナーモードを使いこなして静かな毎日をさらに快適に
マナーモードをただオンオフするだけでも便利ですが、ちょっとした工夫を加えると静かな毎日がもっと快適になります。
| 応用技 | 役立つ場面 |
|---|---|
| 集中モードと連携 | 朝の仕事タイムに通知をすっきり遮断 |
| ショートカットで一括切替 | 出社前や会議直前にワンタップで設定完了 |
| カスタム振動パターン | 重要な連絡だけ優しく知らせてくれる |
| 時間帯スケジュール | 夜の読書やお昼寝タイムを自動でサポート |
どの応用技も数タップの設定で活用できて、毎日の静けさがぐっと整います。
大切な人だけ音を鳴らす設定
iOS15以降では「集中モード」を活用すると、指定した家族や友達からの電話やメッセージだけ音を鳴らせます。大事な連絡を逃さず、それ以外はそっとサイレントにできるので、会議中や休憩時間にも安心です。
- 大切な相手を選定：家族やパートナーなど通知を許可したい人だけを登録します。
- 集中モードに設定：設定アプリで集中モードを開き、「おやすみモード」など好みのモードを編集します。
- 着信許可リストに追加：連絡先一覧から大切な人を選び、「許可された人」に追加します。
この設定をしておくと、他の通知はすべて画面表示のみか非表示になるため、重要な連絡だけ聞こえる快適さを楽しめます。
連絡先を開いて相手を選び緊急連絡用をオンにする
ホーム画面で連絡先アプリを開き、緊急連絡先にしたい相手をタップして編集を選びます。
「着信音」をタップし、画面下部の緊急連絡用（Emergency Bypass）をオンにするとサイレント中でも音が鳴ります。
同じ手順で「メッセージ音」も緊急連絡用にしておくと大切な通知を見逃しません。
サウンドと触覚で緊急連絡が鳴ることを確認
連絡が必ず鳴る相手を連絡先アプリで開き、編集＞着信音＞緊急バイパスをオンにします。こうすることでマナーモード中でも音と触覚が鳴ります。
緊急連絡先にお願いして電話をかけてもらいます。マナーモード中でも着信音と振動が鳴れば設定完了です。
おやすみモードと組み合わせて深夜の通知をブロック
深夜にメッセージやSNS通知がパタパタ届いてベッドでゴソゴソ操作するのは疲れますよね。マナーモードにしていてもバナーやバイブは止まらないので、思わず目が覚めてしまうことがあります。
最新のiOS17では、集中モードの一種としておやすみモードを時間指定で自動化できるようになりました。午後11時から朝7時までといったスケジュールを組むだけで、深夜の通知をまとめてシャットアウトしてくれます。
さらにお気に入り登録した相手からの着信だけは例外として通してくれるので、大事な電話は逃しません。寝る前のワンタップが習慣化していなくても、自動スケジュールなら安心です。
設定アプリで集中モードの睡眠をタップ
設定アプリを開いて集中モードの一覧までスクロールします。表示された一覧から睡眠を見つけたら、そこをタップしてください。
スケジュールに就寝時間を入力して保存
画面下部の時間ホイールを指でドラッグして、眠り始める時刻と起きる時刻を希望どおりに合わせます。
調整が終わったら右上の保存をタップしてスケジュールに反映させましょう。
曜日ごとに異なる就寝時間を設定したい場合は、保存前に「曜日を設定」を開いて個別に選んでください。
就寝時間になったら自動でマナーモードが有効になることを確認
設定アプリを開いて集中モード＞睡眠を選びます。
「スケジュール設定」がオンになっていて、就寝時間の開始時刻と「自動でオン/オフ」が有効になっているかチェックしましょう。
すぐに動作を試したいときは、開始時刻を数分後に変更し、時間が来たら通知や着信音が鳴らずマナーモードに切り替わるか確認してください。
AirPodsでマナーモード中も着信を聞き逃さない
会議中にiPhoneをマナーモードにしてうっかり着信を逃した経験はありませんか。AirPodsを装着しておくとマナーモード中でも大事な着信音だけイヤホンにしっかり届くので、周囲に気づかれずに受け取りやすくなります。
事前に「アクセシビリティ＞タッチ＞音声ルーティング」でBluetoothヘッドセットを選んでおくと、着信がAirPodsに自動で送られます。通勤中や集中したい作業中でも安心して身につけられるテクニックです。
設定アプリBluetoothでAirPodsを接続
BluetoothでAirPodsをiPhoneに接続すると画面の操作音をAirPodsに切り替えられます。音を出さずに動画や音楽を楽しむには、まずペアリングしておきましょう。
ホーム画面から歯車アイコンの設定アプリをタップして起動します。
「Bluetooth」を選び、スイッチを緑色に切り替えます。
AirPodsをケースに入れたままフタを開き、iPhoneの近くに置きます。
「その他のデバイス」に表示されたAirPodsをタップして接続します。数秒でペアリング完了です。
AirPodsが表示されない場合は、ケース背面のボタンを数秒間長押ししてペアリングモードにすると再表示されます。
通知を読み上げるをオンにする
ホーム画面で設定アプリを探してタップします。
一覧から「Siriと検索」を選びます。
下のほうにある「通知の読み上げ」をタップします。
表示されたスイッチを右にスワイプして緑色のオンに切り替えます。
AirPods装着中に着信が読み上げられることをテスト
まずはAirPodsをケースから取り出し、しっかり耳にフィットさせてください。
身近なスマホやパソコンから自分のiPhoneへ電話をかけ、呼び出し音がAirPodsから聞こえるか試します。
着信がAirPodsで鳴ると同時に相手の名前や番号が読み上げられれば設定はOKです。
よくある質問
- マナーモードにしてもバイブレーションが動かないのはなぜですか?
側面の着信・サイレントスイッチをオフにした後、設定アプリの「サウンドと触覚」でバイブレーションが有効か確認してください。バイブだけ反応させたいときはバイブレート着信/サイレントをオンにしてみましょう。
- サイレントモードとマナーモードのちがいはありますか?
iPhoneでは着信スイッチをオフにすると着信音や通知音が鳴らないマナーモードになります。サイレントモードというよびかたも同じなので、特にちがいはありません。安心してマナーモードと呼んでOKです。
- カメラのシャッター音やアラーム音も消せますか?
シャッター音はマナーモード中でも消えない仕様ですが、Live Photoをオンにするとほぼ音なしで撮影できます。アラームは時計アプリのアラーム音ごとに音量調整できるので、必要に応じてミュートにしておくと静かなまま目覚められます。
スイッチを動かしてもアラームが鳴るのはなぜ？
- スイッチを動かしてもアラームが鳴るのはなぜ？
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iPhoneのマナースイッチは着信音や通知音を消すためのものなので、時計アプリのアラームはオフにしてくれないんです。大事なアラームが確実に鳴るように設計されているからですね。目覚ましや予定のお知らせを聞き逃さないように、サイレント中でもアラームは例外扱いになっています。
もしマナーモードでも音を出したくないときは、アラームのサウンドをバイブレーションだけに変えるのがコツです。時計アプリでアラームを編集してサウンドを「なし」にしてみてください。プログラマー視点では、ショートカットアプリで自分専用のバイブアラームを作ると、もっと自由にカスタマイズできるのでおすすめですよ。
マナーモードでバイブレーションをオフにできる？
サイレントスイッチをオンにしても、内蔵設定からバイブをオフにすれば完全に無音にできます。設定アプリの「サウンドと触覚」から「着信スイッチでバイブレーション」をオフにすると、マナーモード中の震えすら止められます。
会議や図書館など、バイブ音すら気になるシーンで活躍します。ただし振動がなくなると着信にまったく気づかないこともあるので、あとで慌てないように時間帯を決めるなど運用ルールを作ると安心です。
相手にはこちらがマナーモードだと分かる？
電話をかけてくる相手には、こちらのマナーモード設定が音の有無として伝わることはありません。試してみると、自分のiPhoneだけがサイレントになっているだけで、相手の画面にはいつもどおりの呼び出し音やバイブアイコンが表示されていました。FaceTimeでも同様に、マナーモードはあくまで自分側の制御なので、周囲に気づかれずにこっそり音をオフにできます。
マナーモードが勝手に解除されるのはどうして？
実はiOSの集中モード（旧おやすみモード）が関係していることが多いです。集中モードを時間や場所で自動オン／オフにしていると、オフになるタイミングでマナーモード（消音スイッチ）が解除されてしまいます。
さらにApple Watchと連携していると、Watch側で集中モードを解除するとiPhone側も連動して音が鳴ることがあります。またCarPlayやBluetoothオーディオ接続中は、マナーモードでも通知音やメディア音が流れるケースがあるので注意してください。
対策としては、設定アプリの集中モードで「設定を自動解除」と「デバイス間で共有」をオフにし、不要なスケジュールを削除するとマナーモードが勝手に切り替わりにくくなります。
マナーモードのまま音楽だけ再生できる？
マナースイッチは着信や通知音だけをオフにする仕組みなので、ミュージックアプリやYouTubeなどのメディア再生はマナーモードでもそのままスピーカーやイヤホンから流れます。スマホ本体の音量が上がっていれば、マナーモードのまま音楽だけを楽しむことができます。
特別な操作は不要で、単に好みの曲を再生すればOKです。音量はコントロールセンターのスライダか、横のボタンで手軽に調整できます。通知を気にせずBGM代わりに流したり、イヤホンで周囲を気にせず音楽に集中したりするときにおすすめです。
まとめ
iPhoneのマナーモードはサイドスイッチを動かすだけで瞬時にオンオフが切り替わります。
コントロールセンターからは集中モードを細かく時間設定できるので、会議や映画館などシーンに合わせた静音環境が簡単に作れます。
Siriやショートカットで自動化すれば、決まった時間にマナーモードをオンにしたり、帰宅時にオフにしたりと手間なく管理できます。
アプリごとの通知音設定を見直せば、必要な連絡だけ逃さず余計な音はしっかりカットできます。
これらのステップをマスターすれば、どんな場所でも慌てずに静かに振る舞えるスマートなiPhoneライフが楽しめます。