iPhoneを静かに使いたくてマナーモードにしてもバイブレーションが鳴ってしまい、どうにかなしにできないか困っていませんか?
この記事では長年の開発現場で身につけた設定のコツと自動化テクニックを交え、音も振動も出さずに通知を逃さないiPhoneの扱い方をやさしく案内します。手順を一歩ずつ示すので途中で迷う心配はありません。
設定画面を開く前に深呼吸して、次から紹介する手順を一つずつ試してみてください。数分後にはバッグの中でもベッドの横でも静けさを守りながら大切な連絡だけを受け取れるようになります。
マナーモードでバイブレーションを切る具体的ステップ

マナーモード時にバイブが繰り返し鳴るとちょっと気になりますよね。ここでは手元のiPhoneで試してみた、迷わずパッとオフにできる3つの方法をやさしくお伝えします。
- サイレントスイッチ+設定アプリ:まず物理スイッチでマナーモードに切り替えたあと、設定アプリの「サウンドと触覚」から「着信モードでバイブレーション」をオフにします。
- コントロールセンター活用:画面右上からスワイプしてコントロールセンターを表示し、右上のベルアイコンを長押し。表示される着信モード設定内でバイブをオフに切り替えます。
- システム触覚フィードバックも停止:同じ「サウンドと触覚」で一番下にある「システム触覚」をオフにすると、操作時の微振動までまとめて停止できます。
実際に試したところ、スイッチだけだとアプリ通知のバイブは残りやすいので、設定アプリ内の2か所は必ずチェックしておくと安心です。
設定アプリから静音時の振動をピンポイントでOFFにする

iOS17を搭載したiPhoneなら、設定アプリの「サウンドと触覚」から静音(マナーモード)時の振動だけをピンポイントでオフにできます。この方法を使えば、着信音や通知音はもちろんオフのまま、バイブだけを消せるので、会議中や睡眠時に気になるビビッとした振動がなくなります。
必要なのは設定アプリを開くだけで、特別なアプリやコードは不要です。ひと手間でバイブだけを消せるので、急にバッテリーが減る心配もなく、より快適にiPhoneを活用できます。
①ホーム画面で設定を開く
ホーム画面のアイコンから設定を探し出してタップします。歯車マークが目印なので、すぐに見つかります。
②サウンドと触覚をタップする
設定アプリを開いたら、画面中央あたりまでスクロールしてサウンドと触覚をタップしてください。
③サイレント時にバイブレーションを鳴らすをOFFにする
設定アプリの「サウンドと触覚」を開いたまま、画面を下にスワイプして「サイレント時にバイブレーションを鳴らす」を探します。
スイッチをタップして白(オフ)に切り替えると、マナーモード中の振動が完全にオフになります。
この設定をオフにすると着信やアラームの振動も止まるので、大事な通知を見逃さないよう注意してください。
④トグルが灰色になったら戻るボタンで画面を閉じる
バイブレーションがオフになるとトグルが灰色になります。この状態で画面左上の戻るボタンをタップすると設定画面を閉じられます。
アクセシビリティでiPhone全体の振動をまとめてOFFにする

アクセシビリティの振動設定を使うと、着信や通知だけでなくシステム全体の触覚フィードバックをまとめてオフにできます。マナーモード中だけではなく、キーボード操作時の細かな振動まで消したいときに最適です。
プログラマー視点だと、触覚エンジンをまるごと停止するようなイメージです。設定画面を一か所だけ開けば切り替えできるので、手順を覚えやすく忘れにくいのも嬉しいポイントです。
①設定からアクセシビリティを選ぶ
ホーム画面の歯車アイコンをタップして設定アプリを開き、画面を下にスクロールしてアクセシビリティが表示されるまで探してタップします。
②タッチをタップする
アクセシビリティ画面の中ほどにあるタッチを探して優しくタップします。
項目が多いときは、画面上部の検索欄で「タッチ」と入力するとすばやく見つかります。
③バイブレーションをOFFに切り替える
ホーム画面から設定アプリを開いてください。
設定一覧の中からサウンドと触覚をタップします。
下にスクロールして着信スイッチでバイブレーションを見つけたら、そのトグルをオフにスライドしてください。
この操作でマナーモード中の振動が完全に停止します。
④警告が表示されたら了解をタップする
アプリが初めてマイクやカメラへアクセスしようとすると、安全確認の警告が出ます。この画面が出たら画面下の了解をそっとタップしてください。これで利用許可が完了です。
僕の経験上、この警告は最初だけ現れることが多いです。もし見逃してしまったら、あとから設定アプリで手動チェックもできるので安心してくださいね。
ショートカットでワンタップ切替を作る

急いでバイブをオフにしたいとき、設定アプリを開くのはちょっと手間ですよね。そんなときはショートカットを使ってワンタップで振動切り替えを実現しましょう。
最新のiOS17以降なら、Focusモードに振動オフ設定の「サイレント」を用意しておき、ショートカットアプリの「Focusを設定」アクションでオン/オフを登録。ホーム画面に置いたアイコンをタップするだけで、振動オフ→オンの切り替えがスムーズに行えます。変数を使わずに直打ちで設定しておくと、あとからモード名を変更するときも素早く対応できるのがプログラマー的ポイントです。
①ショートカットアプリを開く
ホーム画面で下から上にスワイプしDockを出します。画面上部の検索バーをタップしてショートカットと入力するとアプリアイコンが表示されます。それをタップして開きます。ホーム画面にすでにショートカットのアイコンがある場合はアイコンを直接タップしてください。
②新規ショートカットを作成をタップする
ショートカットアプリを開き、画面右上の+アイコンをタップします。このアイコンは新しい処理を登録するボタンなので、見つからないときは画面を上下にスクロールして確認してください。
タップ後の画面では名前を好みで付けられるので、後でわかりやすいようにマナーモード振動オフなど具体的な名称にしておくと便利です。
③アクション検索で振動を入力しバイブレーションを設定を選ぶ
ショートカットのアクション追加画面右上にある🔍アイコンをタップしてください。
検索バーに振動と入力すると関連するアクションが絞り込まれます。
絞り込まれた一覧からバイブレーションを設定をタップしてアクションを追加しましょう。
④オンとオフを切替えるスクリプトを追加し保存する
SSH接続やターミナルアプリでiPhoneにアクセスし、ホームディレクトリなど任意の場所に新規ファイル「toggle_vibration.sh」を作成します。
下記のコードをまるごとコピーして貼り付けてください。マナーモード時のバイブ振動設定を自動で切り替えます。
#!/bin/bash
current=$(defaults read com.apple.springboard SBVibrationForSilentMode)
if [ "$current" = 1 ]; then
defaults write com.apple.springboard SBVibrationForSilentMode -bool false
else
defaults write com.apple.springboard SBVibrationForSilentMode -bool true
fi
killall SpringBoard
保存後にchmod +x toggle_vibration.sh
を実行して実行権限を付与します。これでスクリプトを起動すると振動オンオフを切替えられます。
⑤共有メニューからホーム画面に追加を選ぶ
共有メニューのアイコンが並ぶ横スクロールエリアを左右にスワイプし、「ホーム画面に追加」を見つけてタップしてください。
「ホーム画面に追加」が見つからない場合はメニューを一番下までスクロールしてください。
バイブなしマナーモードを活かす便利ワザ

バイブをオフにしても通知が気づきにくいと感じることがありますよね。そんなときに役立つ、振動なしマナーモードを最大限に活かす便利ワザを試してみましょう。
テクニック | 活用シーン | 役立つポイント |
---|---|---|
おやすみモード連携 | 就寝中や休憩時 | 音も振動も完全オフで心地良い静寂をキープできる。 |
スクリーンバッジ確認 | ポケットやカバン内 | 振動なしでも未読通知数がひと目でわかり安心。 |
ショートカット自動化 | 会議開始や外出時 | ワンタップでマナーモード設定を切り替えられて時短に。 |
集中モードと組み合わせて静けさを自動化

会議中や寝る前のルーティンで「振動オフを忘れた!」と焦った経験はありませんか。集中モードを使えば、時間帯や場所に合わせてマナーモードのバイブレーション設定を自動で切り替えられます。
たとえば「仕事モード」を平日9時~18時に設定しておけば、オフィスにいるあいだは振動がゼロに。休日のリラックスタイムには別の集中モードを組んで、自宅ではポップや着信音だけ鳴らすなど、自分好みに細かく調整できるのがうれしいポイントです。
こうした設定を一度作っておくと、毎回手動で切り替える手間がなくなり、うっかり忘れによるトラブルを防げます。静かな環境を自動でキープできるので、集中力アップにもつながります。
設定の集中モードでスケジュールを追加しバイブなしを適用する
設定アプリを開いて「サウンドと触覚」を選び、「着信スイッチでバイブレーション」をオフに切り替えます。
設定アプリに戻って「集中モード」をタップし、使用したいモードを選びます。「スケジュールを追加」をタップして開始時間と終了時間を入力し、「追加」を押して登録します。
集中モード中は通知を消音しますが、メディア音やアラーム音には影響しないので必要に応じて別途調整してください。
夜間だけ振動オフにして朝は戻す

夜寝ているあいだだけ振動なしにして、朝には元に戻したい場合は、ショートカットのオートメーション機能を利用すると便利です。就寝時間に合わせて振動設定を自動でオフにし、起床時間には再びオンに戻すように設定すれば、毎晩・毎朝の切り替えを忘れる心配がなくなります。
ショートカットのオートメーションで時間帯ごとに振動設定を切替える
時間に合わせてバイブ設定を自動で切り替えると、会議とプライベートの切り替えがとってもスムーズになります。
ホーム画面からショートカットアプリをタップして起動します。
下部タブのオートメーションを選び、「個人用オートメーションを作成」をタップします。
「時刻」項目をオンにして、振動を切り替えたい時間帯を設定します。たとえば朝の09:00や夜の22:00など。
「アクションを追加」をタップし、検索欄にバイブレーションと入力。「着信モード設定」のアクションを選んで、オフまたはオンを指定します。
右上の「次へ」をタップし、設定を確認したら「完了」を押して保存します。これで指定時間にバイブ設定が自動で切り替わります。
AppleWatchで通知を腕だけに届ける

AppleWatchを腕に装着すると、通知が腕時計に優先して届きます。iPhoneのバイブレーションをオフにしたまま、手首だけで通知を受け取れるので、会議中や静かな場所でも気兼ねなく使えます。
この方法なら、iPhoneは完全に無音にしておける一方で、大事なメッセージや着信はAppleWatchの静かなタップで逃しません。プログラミング中や移動中にポケットの中でバイブを気にするストレスが減ります。
使いこなしのポイントはWatchアプリでの通知ミラーリング設定です。iPhone側で届く通知をすべてAppleWatchにミラーリングすれば、腕だけにそっと伝わる快適な通知環境が整います。
Watchアプリで通知をミラーリングしiPhoneはバイブオフのままにする
iPhoneのホーム画面でWatchアプリをタップして起動してください。
「マイウォッチ」タブ→「通知」→「iPhoneの通知をミラーリング」をオンにしてください。これでiPhoneはバイブを切ったまま、Watchにだけ通知が届くようになります。
Watchのバッテリー残量が少ないと通知が届かないことがあります。充電状態をこまめにチェックしましょう。
よくある質問

よくある質問
マナーモードにしてもバイブが鳴るのはなぜですか?
- マナーモードにしてもバイブが鳴るのはなぜですか?
-
マナーモードにしても「バイブレーション」がオンのままだと振動が残ります。設定アプリの「サウンドと触覚」から「着信/通知でバイブレーション」をオフにすると、マナーモードでも振動が完全に停止します。
特定のアプリだけバイブをオフにできますか?
- 特定のアプリだけバイブをオフにできますか?
-
はい。設定アプリの「通知」からアプリを選び、「サウンド」をタップ後に「バイブレーション」を「なし」にすると、そのアプリの通知だけ振動しなくなります。実体験では、仕事用のメッセージだけバイブを切っておくと集中しやすくなりました。
バイブを完全オフにすると他の触覚フィードバックも無効になりますか?
- バイブを完全オフにすると他の触覚フィードバックも無効になりますか?
-
設定の「システムの触覚フィードバック」をオフにすると、キーパッドやタッチ操作時の軽い振動も止まります。プログラマー目線ではAPIで発生する振動も同様に止まるので、すべての触覚をまとめて管理できます。
iOSアップデート後に振動設定がリセットされることがありますか?
- iOSアップデート後に振動設定がリセットされることがありますか?
-
稀に設定がデフォルトに戻る場合があります。アップデート後は「サウンドと触覚」の振動トグルが意図せずオンになることがあるので、再度オフを確認してください。自分の場合はアップデート後に毎回チェックリストを作って確認しています。
緊急速報も振動しなくなる?
バイブレーションを完全にオフにしていれば、緊急速報メールも振動しなくなります。ただし、iOSでは緊急速報のサウンドがマナーモードをすり抜けて鳴るので、音が気になるときは設定アプリの「通知」→「緊急速報メール」をオフにしてください。エンジニア視点で検証すると、バイブ機能を丸ごと切った状態だとテスト中も機種が一切振動しなくなるため、静かな場所でも安心です。
コントロールセンターから直接切替えられる?
iPhoneのコントロールセンターにはマナーモード切り替えボタンが標準で用意されていません。そのため、コントロールセンターから直接バイブをオフにすることはできません。
ただし、プログラマー目線の裏ワザとして、ショートカットアプリで「サイレントモード」を切り替えるショートカットを自作すれば、ウィジェットとしてコントロールセンター風に配置できます。物理スイッチに手が届きにくいときや、画面操作だけで済ませたいときに便利なテクニックです。
着信音は出さずに振動だけ戻すには?
着信音を完全に消してバイブだけに戻すには、iPhone本体のサイドにあるサイレントスイッチを使うのがいちばん簡単です。サイレントスイッチをオンにすると着信音が鳴らなくなり、設定>サウンドと触覚>サイレントでバイブレーションをオンにしておけば音を出さずにバイブだけでお知らせしてくれます。
この方法なら会議や静かな場所でもサッと切り替えられるのが嬉しいポイントです。あとで音を戻したいときはサイレントスイッチをオフにするか、ボリュームボタンで一度サウンドレベルを確認しておくと安心ですよ。
設定が元に戻ることがあるのはなぜ?
iPhoneを長く使っていると、バイブレーションをオフにしたはずなのに、いつの間にか元に戻っていることがあります。これは、iOSのアップデートを適用したり再起動したタイミングで、サウンドや触覚(バイブ)の設定が一部リセットされるためです。
さらに、フォーカスモード(以前の集中モード)やおやすみモードの設定でバイブレーションの挙動を上書きしている場合もあります。デバイス間で設定を同期していると、別のiPhoneやiPadの設定が引き継がれてしまうこともあるので注意が必要です。
まとめ

今回のまとめとしては、(1)マナースイッチをオン、(2)「設定」→「サウンドと触覚」で〈着信音と通知〉のバイブレーションをオフ、(3)「システム触覚」をオフにする3ステップだけでバイブが完全に止まります。
会議中や寝る前にも安心して使えるので、ぜひ気軽に設定してみてください。