iPhoneで撮った写真がいつも4:3になり、16対9の横長に切り替える方法がわからず困っていませんか?
このページでは、長年iPhoneのカメラ機能と向き合ってきた経験を活かし、撮影前の設定と撮影後のトリミング、さらに迷いやすい保存のコツまで順序立てて紹介します。実際に試行錯誤した手順だけを厳選しているので、流れに沿って操作するだけで気持ちよく16対9を扱えるようになります。
手元のiPhoneを構え、一緒に画面をタップしながら読み進めれば、風景も料理も映画のような横長フレームで鮮やかに残せます。さあ、最初のステップへ進み、望んだ縦横比を手に入れましょう。
iPhoneのカメラと写真アプリで16:9を設定する流れ

まずは、「撮影前にしっかり16:9で撮りたい」「あとからトリミングする手間を減らしたい」という気持ちに応えるために、カメラアプリと写真アプリをまたがって設定する流れをざっくりご紹介します。
- カメラアプリを起動して画面上部のアスペクト比アイコンをタップ
- 「16:9」を選んで撮影モードに切り替え
- 撮影後、写真アプリで該当の写真を開く
- 編集→トリミング→アスペクト比→「16:9」を再確認
- 微調整して完了。書き出したらSNSも動画編集アプリもぴったり表示
エンジニアの小ネタとして、ショートカットアプリで「カメラを16:9で開くショートカット」を作っておくと、毎回手動でタップせずに一発で撮影モードに飛べます。
撮影前にカメラ設定で16:9を選ぶ方法

カメラアプリを開いたら画面上部の縦横比アイコンから4:3→16:9に切り替えると、撮影前から横長のプレビューが確認できるようになります。事前にフレームが見えるから構図合わせが楽になり、あとでトリミングする手間もなくせます。
風景写真や集合写真など左右の広がりを活かしたいときには特におすすめです。一度切り替えると次からはそのまま16:9モードが維持されるので、横長フォーマットをよく使う人にはとても便利です。
①カメラを開き上部の∨アイコンをタップ
ホーム画面またはロック画面でカメラを起動してください。
画面上部中央にある小さな∨マークをゆっくりタップして、設定メニューを開きます。
マークが反応しにくいときは、指先の腹全体で軽く押し当てるようにすると確実です。
②「4:3」をタップして「16:9」を選択
画面下のアスペクト比アイコンをタップすると「4:3」「1:1」などが並びます。その中で4:3が現在の設定なので、そこをタップしてみてください。
一覧から16:9を選ぶと、カメラ画面が横長表示に切り替わります。
表示されているアイコンが足りないときは、左右にスワイプすると隠れている項目が現れます。
③構図を決めてシャッターを押す
画面上のグリッド線を頼りに、被写体を三分割法の交点に合わせるとバランスよくなります。人物なら顔を交点に寄せたり、風景なら地平線を下段グリッド上に合わせると迫力が出ます。
- 画面をタップしてフォーカスと露出を固定する。
- 必要に応じて画面をスワイプして明るさを微調整する。
- 呼吸を整え、脇をしめてiPhoneを安定させる。
- 音量ボタンか画面内シャッターボタンで撮影する。
軽くシャッターを切る感覚で、リラックスして撮るとブレが減ります。
撮影後はExif情報を確認してISOやシャッタースピードを把握すると、次回の構図決めに生かせます。
④別の被写体を撮る前に比率が戻っていないかチェック
撮影を切り替えるとカメラアプリがデフォルト比率に戻ることがあるので、次の被写体に向ける前に画面上部の縦横比アイコンを必ず確認してください。
アイコンが16:9のままならOKですが、別の数字に戻っていたらタップしてすぐに16:9を選び直しておくと失敗が減ります。
撮影後に写真を16:9へトリミングする方法

写真を撮ったあとでも、写真アプリのトリミング機能を使えば簡単に16:9へ切り抜けます。画面下の<編集>をタップし、切り抜きアイコンを選ぶだけで縦横比を変更できるのが便利です。プログラマーらしい小技としては、グリッド表示をオンにして水平ラインや被写体の配置をチェックしながら作業すると仕上がりが安定しますし、ピンチイン・ピンチアウトで細かいトリミング範囲を直感的に調整できるのも魅力です。
①写真アプリで編集したい写真を開く
画面のロックを解除しホーム画面から写真アプリをタップします。
写真アプリが開いたら、下部にある写真タブもしくはアルバムタブを選び、編集したい画像を探してサムネイルをタップすると全画面表示に切り替わります。
②右上の「編集」をタップ
写真の詳細画面で右上の編集をタップするとトリミングや色調整などの編集メニューが開きます。ここから縦横比を変える操作に進んでください。グリッド線を見ながら微調整したいときは設定〉カメラ〉グリッドをオンにすると便利です。
③下部のトリミングアイコンをタップ
画面下部にあるトリミングアイコン(四角に矢印が付いたマーク)をタップします。すると写真の周りにグリッド線が表示され、切り抜き調整モードに切り替わります。
④右上の比率ボタンから「16:9」を選択
写真アプリのカメラ画面右上にある縦横比アイコン(四角形が重なったマーク)をタップします。メニューから「16:9」を見つけて選びましょう。
アイコンが隠れているときは画面を軽く上下にスワイプすると出てきやすいです。
⑤指で位置を調整し右下のチェックをタップ
クロップ画面でピンチやドラッグを使いながら被写体の位置を整えます。画面に出るグリッドを参考に、水平や縦位置がずれないように調整しましょう。仕上がりに満足したら、画面右下のチェックマークをタップして確定してください。
⑥「完了」を押して保存
最後に右上の完了をタップして設定を保存します。撮影画面に戻ったら、画面上部に「16:9」と表示されているか必ず確認しましょう。
16:9写真で出来るプチ応用ワザ

撮った16:9写真は少し工夫するだけで、さまざまなシーンで大活躍します。ここでは気軽に試せるプチ応用ワザをまとめました。
応用ワザ | 活用シーン |
---|---|
SNS投稿にそのままぴったり | InstagramやTwitterでトリミングせずに画面いっぱいの写真が共有できる |
動画背景として設定 | ストーリーやリールの背景に配置して奥行きを演出できる |
スマホ壁紙・ロック画面 | 16:9のまま画面いっぱいに表示できるので、スクロールやズームが不要 |
プレゼン資料への流用 | スライドのワイド画面に合わせて余白なしで挿入できる |
Instagramのリールカバーをジャストサイズで作る

Instagramのリールカバーはプロフィールのグリッドには正方形で、ストーリーズや発見タブでは縦長のフォーマットで表示されます。そのためジャストサイズ(1080×1080px)のカバー画像を用意すると、どこで見ても切れずにキレイに見せられます。
適切なサイズのカバー画像を使うメリットは、フィード全体の統一感アップと、タップ前の第一印象が良くなることです。特に、リールの雰囲気に合わせたサムネイルを作っておけば、フォロワーがスクロール中に「あ、これ面白そう」と感じてくれやすくなります。
Instagramアプリでリール作成画面を開きカバーを変更をタップ
Instagramアプリを起動し、画面下部のプラスボタンをタップして「リール」を選びます。リール作成画面が見えたら、左下にあるプレビューサムネイルをひと押しすると「カバーを変更」のアイコンが出るのでタップしてください。
プレビューサムネイルは指で左右にスライドすると動画の別の場面に切り替わるので、好きなシーンをカバーに設定できます。
16:9写真を選んで位置を合わせ保存
写真アプリで保存したい画像を開いて、右上の編集をタップしてください。
画面下のトリミングアイコンを選び、表示された比率一覧から16:9を選択します。
二本の指でピンチイン/ピンチアウトして拡大縮小し、ドラッグで写したい範囲をぴったりに調整しましょう。
仕上がりを確認して右下の完了をタップすれば保存完了です。
YouTube動画のサムネイルに写真を流用する

スマホで撮影した16:9の写真をYouTubeのサムネイルにそのまま使うと、PCを立ち上げずにサクッとかわいいビジュアルが用意できます。
高画質のまま画面いっぱいに表示できるので視聴者の目を引きやすく、チャンネル全体の雰囲気も統一感を出せます。
外出先からアップロードするときにも便利で、写真アプリから直接YouTubeに送るだけなので作業がすごくスムーズです。
YouTubeStudioアプリで動画詳細を開きサムネイルを変更
iPhoneでYouTubeStudioアプリをタップして開き、画面下の「コンテンツ」タブを選んで自分の動画一覧を表示します。
動画タイトルの右にある鉛筆アイコンをタップすると、動画の詳細編集画面に切り替わります。
現在のサムネイルを指で軽くタップすると「カスタムサムネイルをアップロード」のボタンが出るのでタップします。
iPhoneの写真ライブラリが開くので、あらかじめ用意したサムネイル画像を選んで「アップロード」をタップします。
サムネイルは1280×720以上の解像度で、ファイルサイズは2MB以下、JPEGかPNG形式のみ対応です。
16:9写真を選びテキストを追加して保存
写真アプリで対象の画像を開き、右上の編集をタップしてからトリミングアイコンを選びます。アスペクト比メニューで「16:9」を選択してください。
編集画面の「・・・」をタップしてマークアップを開き、右下の「+」からテキストを選びます。文字を入力したらドラッグで位置を調整し、カラーやフォントサイズを好みに合わせてください。
完了したら左上の「完了」をタップしてマークアップを閉じ、さらに右上の「完了」で編集内容を保存します。
テキストカラーが背景と近いと読みづらくなることがあるので、目立つ色や影を活用してコントラストを調整しましょう。
iPhone壁紙を黒帯なしで設定する

iPhoneの壁紙設定画面で余白を省きたいときは、画像をiOSの画面サイズにぴったり合わせる方法がおすすめです。お気に入りの写真を先に必要なアスペクト比(例:最新iPhoneなら1170×2532ピクセル)へ切り出しておくと、壁紙設定時のピンチ操作で拡大・縮小の余白が発生しません。
こうすることで画面いっぱいに写真を敷き詰められ、上下の黒帯なしに仕上がります。特別なアプリを使わず、純正の写真アプリだけでできる手軽さもポイントです。
設定アプリの壁紙をタップして新しい壁紙を選択
ホーム画面から設定アプリを開き、一覧を少しスクロールして「壁紙」を探してタップします。
画面上部の「新しい壁紙を選択」をタップし、「写真」「ダイナミック」「Live」などから好みの画像を選びます。
端末を横向きにすると画面いっぱいに表示できる幅がわかりやすく、16:9の写真を使うと余白なくキレイに収まります。
16:9写真を拡大せずそのまま設定
写真アプリで対象の画像を選び、右上の編集をタップします。
画面下の切り抜きアイコンをタップし、右上のアスペクト比ボタンから16:9を選択。
ピンチ操作せずに枠を固定し、上下左右に余白がないか確認してから完了をタップすると、そのままの大きさで16:9保存が完了します。
写真によっては上下に黒帯が入ることがあります。撮影時に少し余裕を持たせると自然な仕上がりです。
よくある質問

iPhoneのカメラで16:9表示が出てこないんだけど?
- iPhoneのカメラで16:9表示が出てこないんだけど?
標準カメラアプリでは画面上部の「4:3」アイコンをタップすると表示を切り替えられます。それでも出ない場合は、iOSを最新バージョンにアップデートしてから再起動してみてください。それでも消えているときは、画面の右上を強く押す「感圧タッチ」でオプションが隠れていることがあるので、軽くスワイプしながら探してみると出てくることがあります。
撮った写真を後から16:9でトリミングしたいときは?
- 撮った写真を後から16:9でトリミングしたいときは?
写真アプリで画像を開き、右上の「編集」をタップします。下のアイコン群からトリミングツールを選び、アスペクト比マークをタップすると「16:9」を選べます。縦横位置もドラッグで調整できるので、微調整しながら好みの構図に仕上げてください。
16:9で撮ると画質が落ちるって本当?
- 16:9で撮ると画質が落ちるって本当?
実際は横幅を切り取るだけなので、解像度そのものは変わりません。ただ上下をカットするぶん見える範囲が狭くなるので、小さなディテールが見えづらくなると感じることがあります。もし細部まで残したい被写体なら、4:3のまま撮って後から必要な範囲だけトリミングすると安心です。
16:9撮影におすすめの外部アプリは?
- 16:9撮影におすすめの外部アプリは?
純正より細かい設定をしたいなら「ProCamera」や「Filmic Pro」が便利です。アスペクト比を固定して撮影できるだけでなく、露出ロックやフォーカスの微調整も自由自在。プログラマーの経験からいうと、ほかのカメラ機能と連携しやすいので、複数枚を一括で同じ設定に揃えたいときにも活躍します。
16:9と4:3の違いは何?
iPhoneのカメラには縦横比が16:9と4:3の2種類が用意されています。16:9は横に広いワイド画面のような形で、左右の風景をしっかり取り込みたいときや動画っぽい雰囲気で撮りたいときにぴったりです。画面全体がスッキリ見えるぶん上下の情報はトリミングされることがありますが、SNSやテレビ、YouTubeでの再生に最適化されているのが特徴です。
一方で4:3はiPhoneのカメラが持つ本来の縦横比で、上下の情報までしっかり残せるのでプリントしたり、トリミング後も余裕を持たせたりするときに頼りになります。また、写真データ自体の解像度を最大限使えるので、細かなディテールを重視したい静止画撮影ではこちらがベストチョイスです。
LivePhotosでも16:9にできる?
LivePhotosを16:9にトリミングするには、まず純正の写真アプリでサイズを調整できますが、この方法だとLive効果がオフになる点に気をつけてください。
Liveの動きを残したままワイド画面にしたいときは、「Lively」などのサードパーティ製アプリを使うと、LivePhotoをMP4に変換してから16:9へ切り出せるので、動画として楽しみたい人にぴったりです。
カメラ設定が毎回4:3に戻るのはなぜ?
iPhoneのカメラアプリは起動時にセンサーのフル解像度を活かせる4:3比率を標準で選ぶように設計されています。16:9や1:1に切り替えても、その設定はあくまで一時的なリクエスト扱いになるため、カメラを閉じると次回起動時に自動的に4:3にリセットされます。
トリミングしても画質は落ちない?
画面の縦横比を変えるとき「トリミングすると画質が落ちるかも」と心配になりますよね。結論から言うと、iPhone本体の写真アプリで切り出すぶんには大きな劣化は感じにくいです。
iPhoneはもともと高解像度で撮っているうえ、切り出し後は写真アプリ内で非破壊編集として扱われます。たとえば〈写真〉アプリで16:9に切り替えても、オリジナルデータはそのまま残っているため、実質的な圧縮や余分なピクセル再計算が発生しません。WebやSNS用なら画質の違いを意識せず楽しめます。
アプリなしで動画も16:9固定で撮れる?
iPhoneの純正カメラアプリ“ビデオ”モードは、特に設定を変えなくても16:9のワイド画角で録画されます。そのまま録画ボタンをタップするだけで、横長の美しい動画が撮れます。
もし画質やフレームレートを好みのビットレートに合わせたいときは設定>カメラ>ビデオ撮影から選んでみてください。たとえば1080p/30fpsにすると扱いやすいファイルサイズになりますし、4K/60fpsにすると動きもなめらかになります。
なお、シネマティックモードはシネマサイズ(約2.39:1)で記録されるため、16:9にこだわるときは通常のビデオモードを使うのがおすすめです。
まとめ

iPhoneのカメラで16:9に切り替えると、普段の写真がグッと映画っぽい雰囲気になることがわかりましたね。
まずはカメラ起動→画面上部の比率アイコン→16:9を選ぶという流れを覚えれば、もう設定は完璧です。
そのうえで、横長のフレーミングを活かして左右に広がる被写体を生かしたり、上下に余白をつくって動きや空気感を表現したりすると、一味違う一枚になります。
あとはいろいろ試しながら、自分らしい構図や光の使い方を探してみてください。さっそく16:9で撮影を楽しんで、次のステキなショットを狙ってみましょう。