iPhoneで撮りためた写真を眺めようとしたとき、メモリーが思うように表示されず戸惑っていませんか?
ここでは、長年iOSを使うエンジニアの経験から、標準アプリだけで思い出を自動整理しつつカスタム映画に仕立てるコツをやさしく案内します。日時や場所のタグを活用する小技も交えて解説するので、旅行やイベントの流れが自然につながり、見るたびに笑顔がこぼれます。
操作は難しくありません。数分あれば試せる手順で進めますので、充電を確かめたら端末を手に取り、一緒にメモリー機能を育てていきましょう。
写真Appのメモリー機能を使って思い出を自動&手動でまとめよう

何千枚もの写真を前に、思い出をぱっと振り返れないこともあるよね。写真Appのメモリー機能を使うと、自動でまとめるだけでなく自分好みにカスタムもできるから、アルバム作りがもっと楽しくなるよ。
- 自動でメモリーを生成: ForYouタブにある「思い出」から写真Appが日付や場所をもとに自動アルバムを作成してくれる
- 既存メモリーの編集: 自動生成されたムービーや写真を並べ替えたり、BGMを変えたりして手軽にカスタムできる
- オリジナルメモリーの作成: 写真を選んで「+」をタップし、自分だけのテーマでムービーやスライドショーを新規に作れる
プログラマー的に言うと、写真に位置情報やキーワードをきちんと登録しておくと、自動メモリーの精度がぐっと上がるよ。普段から撮影前にロケーションタグをオンにしておくのがコツ。
まずはどの方法が自分に合っているかイメージしてから、具体的な操作を始めよう。
自動でメモリーを楽しむ方法

写真Appの「For You」タブを開くだけで、iPhoneが撮影日や場所、写っている人をもとに自動でメモリーを作ってくれます。旅行や誕生日パーティーなど、特別な瞬間を手軽に振り返れて、思いがけない写真同士のつながりにワクワクできます。
面倒な設定は不要で、iCloud写真をオンにしておくと、iPhoneだけでなくiPadやMacの写真もまとめてくれるので、写真が増えても新鮮なメモリーがどんどん生まれます。
①PhotosAppを開いて「あなた」タブをタップ
ホーム画面からPhotosAppをタップして起動します。画面下部にある「あなた」タブをタップすると、あなた専用のおすすめメモリーがずらりと並びます。
②メモリーをスワイプで選んで再生をタップ
Photosアプリの下部にあるFor Youタブを開き、画面上部のメモリーサムネイルを左右にスワイプして好みの思い出を見つけます。
選んだメモリーのサムネイル中央に表示される再生ボタンをタップすると、自動でムービーが再生されます。
③タイトルや音楽を長押しして好みにカスタム
メモリームービー画面で画面上部のタイトルをトントンと長押しします。
ポップやシネマティックなど用意されたテーマ一覧が現れるので、気に入ったものをタップします。
タイトル下にある音符アイコンを長押しします。
画面下から内蔵サウンドトラックや自分のミュージックライブラリがスライドアップしてきます。
用意された曲リストから好きなサウンドトラックをタップします。
曲名の横にチェックマークが付いたら、画面外をタップして変更を完了させます。
注意:Apple Musicにある曲を選ぶにはサブスクリプションが必要です
好きな写真で自分だけのメモリーを作る方法

写真Appの自動メモリーに加えて、自分でお気に入りの写真だけを選んでオリジナルメモリーを作れるんですよ。好きな写真をライブラリからタップしてまとめることで、イベントやテーマにぴったりの特別なスライドショーが完成します。
手動で作成すれば、表紙画像の変更や並べ替え、音楽の自由な選択など細かいカスタマイズができるのが魅力です。旅行や誕生日の思い出を自分好みに仕上げたいときにぴったりなので、特別な場面をもっと印象深く残せます。
①アルバムタブで写真を選択
写真Appを開き下部のアルバムをタップします。目的のアルバムを選んだら右上の「選択」をタップして選択モードに切り替えます。写真をタップするとチェックマークが入り必要な枚数だけ選べます。
ドラッグ操作を使うと複数の写真を連続で素早く選べます。
②画面右上の「…」をタップしてメモリーを追加
写真Appでお気に入りの写真やアルバムを開いたら、画面右上にある「…」をタップします。
- メニューから「メモリーに追加」を選びます。
- 初めて追加する場合は「新規メモリーを作成」をタップしてタイトルを入力し保存します。
③タイトルやBGMを編集して保存
ムービーが表示されたら画面上のタイトル部分をタップして、新しい文字を入力します。
- タイトルテキストを選んで削除
- キーボードで好きな言葉を入力
- 右上の完了を押す
次に画面下の音符アイコンをタップするとBGMリストが開きます。
- 用意された曲をタップして試聴
- お気に入りの曲を選ぶ
- 下部の適用をタップ
編集が終わったら右上の保存を押して完了です。
作ったメモリーを共有&日常で楽しみ切る応用ワザ

作ったメモリーはただ眺めるだけじゃもったいないです。いろんな方法で共有して、日々の生活をもっとワクワクにしてみませんか。
応用ワザ | 役立つシーン |
---|---|
家族や友人とリンク共有 | 旅行やイベント後に思い出をみんなで振り返り |
SNSでショートムービー投稿 | お気に入りのシーンを切り出して交流を楽しむ |
ウォールペーパーに設定 | 毎日見る壁紙で思い出を身近に感じる |
BGM付きムービーとして保存 | お気に入りの音楽と組み合わせて感動を演出 |
このようにちょっとした工夫で思い出がもっと愛おしくなります。
家族や友達に動画として送る

家族や友達に思い出ムービーを送るならiMessageやメールからサッとシェアできます。選んだ曲付きの短い動画がそのまま届くので受け取った相手もスマホを開くだけでワクワク感を味わえます。
AirDropを使えば大容量のムービーも画質そのまま送信できるから子どもの笑顔や景色の細部までしっかり楽しんでもらえます。さらにiCloudリンクを共有すれば受け取った人があとから何度でもダウンロードできるのでもう一度見返したい瞬間にもピッタリです。
メモリー再生中に共有ボタンをタップ
再生中のメモリー画面で、画面下側にある共有アイコンをタップしてください。四角い枠から上向きの矢印が出ているマークです。
アイコンが隠れている場合は、画面をタップして操作パネルを表示すると見つかりやすくなります。
メッセージやLINEを選んで送信
画面右上にある上向き矢印が付いた四角いアイコンをタップしましょう。iOSのシェアシートが開きます。
一覧からメッセージかLINEを探してタップしてください。LINEが見当たらないときは、シート下部の「その他」を選ぶとアプリの追加登録ができます。
送信画面で自動挿入されたメモリームービーのリンクや画像をチェックして、送信先を選びます。準備ができたら送信ボタンを押しましょう。
LINEがシェアシートにないときは、iPhoneの設定 > ショートカット > 共有シートからLINEを有効にしてみてください。
お気に入りBGMを追加して映画風に仕上げる

思い出のメモリー動画にお気に入りのBGMをのせると、まるで自分だけのミニ映画みたいな仕上がりになります。写真Appの編集画面から音楽ライブラリにアクセスして好きな曲を選べるので、旅行やパーティーのハイライトをさらにドラマチックに演出したいときにぴったりです。プログラマー視点のコツとしては、曲のイントロから盛り上がるポイントまでを意識してスタート位置を調整すると、動画のリズムにぴったり合います。
メモリー編集で音楽アイコンをタップ
メモリーの編集画面では、画面上部に小さな音楽アイコンが表示されます。ここを押すとサウンドトラックの選択に進めるので覚えておきましょう。
メモリー編集画面の上部に並ぶアイコンの中から、🎵マークを見つけてそっとタップします。
音楽アイコンは編集モードでのみ表示されるので、必ず“編集”画面に入っているか確認してください。
好きなサウンドトラックを選び完了をタップ
写真Appが提案するサウンドトラック一覧から、気分や思い出の雰囲気にぴったりくる曲をタップしてプレビュー再生します。リストは上下にスワイプで送れるので、好みの曲を見つけやすいです。
お気に入りの曲に決まったら画面右上の完了をタップして変更を反映しましょう。これでムービーの音楽が選んだサウンドトラックに切り替わります。
ウィジェットに設定して毎日眺める

ホーム画面に写真Appのメモリーウィジェットを置くと、毎日違う思い出が自動で切り替わります。起動せずにパッと眺められて、気分転換にぴったりです。
- 自動更新で新鮮な写真:毎日違う思い出を見られるので飽きません。
- 操作がラク:ウィジェットから直接再生でき、アプリを開く手間が省けます。
- カスタマイズ可能:大きさ変更や表示アルバムの選択も自由自在です。
こんな感じで、ウィジェットを使うと日常にちょっとしたワクワクがプラスされます。ぜひホーム画面に配置して試してみてください。
ホーム画面を長押しして編集モードにする
ホーム画面のアイコンやウィジェットがない余白部分を1秒ほど長押しします。
アイコンが揺れてくるとホーム画面の編集モードに切り替わります。
写真ウィジェットを追加しメモリーを選択
ホーム画面の何もない部分を長押しして編集モードに切り替え、画面左上の+ボタンをタップしてください。
ウィジェット一覧から写真を選び、お好みのサイズをタップして「ウィジェットを追加」を押します。
追加した写真ウィジェットを長押しし「ウィジェットを編集」を選んでください。
「メモリーを選択」をタップし、お気に入りのメモリーをリストから選んで設定を完了します。
よくある質問

写真メモリーは自動だけ?自分で作る方法は?
- 写真メモリーは自動だけ?自分で作る方法は?
「写真」AppのFor Youタブで自動生成されるけど、自分でまとめたいときは「アルバム」タブの+をタップして新規アルバムを作成するといいです。その後、右上の…メニューから「メモリーに追加」を選べば、自分だけのムービーも自作できます。
ムービーのBGMを変えたいときは?
- ムービーのBGMを変えたいときは?
再生画面の「編集」をタップし、テーマ横の音符アイコンから用意されたサウンドトラックに切り替えられます。好きな曲を使いたい場合は、iTunes やミュージックAppで曲を同期しておくと、選択肢に出てきます。
メモリーが表示されないときの対処法は?
- メモリーが表示されないときの対処法は?
最新OSにアップデート後、iCloud写真の同期がオンになっているか確認しましょう。オフだとローカルにある写真しかメモリーに反映されません。それでも消えるときは再起動を試すか、設定>一般>iPhoneストレージから写真Appのキャッシュをクリアすると復活することがあります。
メモリーの音楽は無料?
- メモリーの音楽は無料?
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メモリーに最初から用意されている標準テーマのBGMは追加費用なしで使えます。Apple Musicの曲を選びたいときはサブスクリプションが必要ですが、無料で楽しみたいなら内蔵音楽だけでも雰囲気バッチリのムービーが作れます。
不要なメモリーを削除できる?
自動で作られたメモリーの中に「ちょっと違うな」と思うものがあったら、サッと消すことができます。メモリーを開いて画面下の「…」をタップすればメモリーを削除の選択肢が現れるので、それを選ぶだけです。元の写真には影響せずに、メモリーの一覧から外すだけなので気軽に試せます。
メモリーが表示されないときは?
写真Appのメモリーが見当たらないとがっかりしますよね。でも大丈夫です。ちょっとした設定や処理を確認するだけで復活してくれることが多いですよ。
設定>一般>ソフトウェア・アップデートでiOSを最新にしてください。写真Appの新機能が反映されていないとメモリーが表示されないことがあります。
設定>写真>メモリーをタップして、メモリーを表示がオンになっているかチェックしましょう。
Appスイッチャーを開いて写真Appを上方向にスワイプで終了し、再度起動するとメモリーが更新されることがあります。
設定>写真>iCloud写真がオンなら、Wi-Fiに接続して同期が完了するまで待ちましょう。サムネイルが揃うまで少し時間がかかることがあります。
日付や場所が同じ写真をアルバムにまとめると、写真Appが自動でメモリーを作りやすくなります。気になるイベントを整理してみましょう。
写真Appが内部でインデックスを作り直している間は、一時的にメモリーが消えるように見えることがあります。
ストレージ容量が足りないときどうする?
ストレージがいっぱいになるとメモリーの読み込みが遅くなったり、新しいムービーを作れなくてイライラしますよね。そんなときはiCloud写真の「iPhoneのストレージを最適化」をONにしてみてください。ローカルには軽量版だけを残し、オリジナルはクラウド保管されるので、容量を大幅に節約できます。
それでも足りないときは、スクリーンショットや似たような連写写真をまとめて削除すると効果的です。整理には「Gemini Photos」など自動で重複を見つけてくれるアプリが便利ですし、大切な写真はPCや外付けSSDにバックアップしておけば、iPhoneはいつでもスッキリ使えます。
まとめ

写真Appのメモリー機能を活用すると、最新のiOS17以降で撮りためた写真が自動的にアルバム化されるだけでなく、自分好みに編集できるようになりました。
思い出タブを開いてタイトルやカバー写真を変更したり、不要な画像を外してカスタムムービーを作成したりする手順はどれもシンプルなタップ操作だけです。さらにショートカット連携やExif情報を活用した並び替えのコツを使えば、プログラマー目線の便利ワザで楽しさが広がります。
まずは自動生成されたメモリーを見返しつつ、手動でお気に入り写真を集めたオリジナルムービーに挑戦してみてください。毎日の何気ない瞬間が、キラリと光る素敵な思い出に生まれ変わります。