iPhoneでこっそり風景を写真に収めたいのにシャッター音が響いてしまい、周囲の視線が気になって音消す方法を探して戸惑っていませんか?
ここでは設定の切り替えからアクセサリ活用まで、初心者でも失敗なく静かな撮影を楽しめる具体的な手順と場面別の選び方をまとめています。騒がしい場所でも落ち着いた図書館でも、気まずさを感じずにシャッターを切れるようになります。
音の心配を手放し、好きなタイミングで安心して撮影したい方は、次のステップを順番に試して静かなiPhoneライフを始めてみませんか。
iPhoneの写真音を消すためのやさしいステップ

写真を撮るたびに「パシャッ」という音が響くと気まずいときがありますよね。この章では、iPhoneをそっと扱いたいときに役立つ、やさしい手順をまとめました。初学者さんでも迷わずできるように、エンジニアならではのコツもお伝えしていきます。
- サイレントスイッチを活用:iPhone側面のスイッチを下げるだけで、シャッター音を含む通知音が一括でオフになります。
- 音量ボタンで絞る:撮影前に音量-ボタンを長押しして最小に。ミュートにできない場面でも大幅に小さくできます。
- ライブフォトをオンにする:ライブフォト撮影中はシャッター音が鳴りません。連写感覚で静かに撮影したいときに便利です。
プログラマー視点のワンポイント: コントロールセンターに「着信モード切替」を追加すると、瞬時にミュート設定へアクセスできて便利ですよ。
サイレントスイッチで一瞬ミュート

サイレントスイッチをクイッと倒すだけで、カメラのシャッター音を瞬時にオフにできます。大切な発表会や静かなレストランでも周りを気にせず撮影できるので、さっと切り替えてスマートにパシャリと残したいときにぴったりです。
①本体左側のスイッチを手前にカチッと倒す
iPhoneの左側面にあるリング/サイレントスイッチを軽く手前(画面側)に倒すだけでカメラのシャッター音が消えます。
この操作はハードウェアイベントとして扱われるため、アプリを問わず確実にサイレントに切り替わります。
②画面にベルマークが出たことを確認する
サイレントスイッチをオフ(スイッチを手前側に倒す)すると、画面左上にベルマークが表示されます。このマークが見えれば、シャッター音が消えて静かに撮影できている証拠です。
ベルマークが出ないときは、スイッチが微妙に中間にあるかもしれません。もう一度しっかり倒してみてください。
③カメラを開いてシャッターを切ってみる
ホーム画面やロック解除後の画面からカメラアイコンをタップして起動します。画面下部にある大きな丸いシャッターボタンをタップすると、音なしで写真が撮影できます。
LivePhotosを使ってひそやかに撮る

LivePhotosをオンにすると、シャッターを切るときにサイレントモード相当で音が鳴らなくなります。この機能は、撮影前後の1.5秒ずつ(合計約3秒)の動きと音声を同時に記録するので、静かなシーンでこっそり撮りたいときにぴったりです。
- シャッター音が出ないから周りを気にせず撮影できる
- あとで動き付きの写真を楽しめるから思い出がよりリアルに
- 手ブレ補正が強化されやすいので暗所でも安定した映像に
この方法なら設定アプリを探す手間もなく、カメラアプリでワンタップするだけ。カメラ起動後、上部にあるLivePhotosアイコンをタップして有効にしてみてください。すぐにサイレント撮影が実現します。
①カメラを開き画面上部の同心円マークをタップして黄色にする
iPhoneのカメラを起動したら、画面上部に並ぶアイコンのなかから同心円マークを探してください。
そのマークをタップすると黄色に変わり、背景のぼかし具合が調整できるようになります。
②サイレントスイッチを倒さずそのまま撮影する
サイレントスイッチを動かさず、側面の音量ダウンボタンを長押しして画面上のボリューム表示が最小になるまで下げておきます。
カメラアプリを開き、音量アップまたはダウンボタンを押して撮影します。ボリューム最小なのでシャッター音がほぼ聞こえません。
ライブフォトがオンだとシャッター音が小さくならない場合があるので、設定からオフにしておきましょう。
③写真アプリでLiveをオフに変えて静止画にする
カメラアプリを起動し、画面上部にあるLive(丸に波線のアイコン)をタップしてください。アイコンの色が黄色からグレーに変わればLiveがオフになります。
Liveオフの状態でシャッターボタンを押すと通常の静止画として保存されます。シャッター音が静かなまま写真が撮れるので、こっそり撮影したいときに便利です。
イヤホンをつないで音を外に逃がす

イヤホンを差し込むだけでシャッター音が自動的にイヤホン側へ切り替わります。最新OS搭載機種ならではの配慮で、ワンタッチで外部スピーカーを無音にできるのが嬉しいポイントです。
Lightning端子対応のイヤホンや3.5mm→Lightning変換アダプターを使えば、周りを気にせず静かに撮影できます。カフェや図書館、赤ちゃんの寝顔を狙うときにぴったりです。
- 純正Lightningイヤホンなら変換アダプター不要で手軽
- AirPodsなどワイヤレスでも音声出力先が変わる
- 撮影前にバッテリー残量をチェックして切断を防止
①LightningかBluetoothでイヤホンを接続する
イヤホンをLightningケーブルかBluetooth接続でiPhoneにしっかりつないでおくと、カメラのシャッター音がイヤホン側に出力されて周囲への音漏れをぐっと抑えられます。
イヤホンのLightningプラグをiPhone下部の端子にまっすぐ差し込みます。カチッと収まるところまで入れれば準備完了です。
設定アプリを開いてBluetoothをオンにし、イヤホンの電源を入れてリストに表示された名前をタップ。つながったら、ホーム画面でコントロールセンターを開き、音声出力先がイヤホンになっていることを確認してください。
Bluetooth接続時にイヤホンがリストに出ないときは、一度イヤホンのペアリング情報をリセットしてから再試行するとスムーズにつながりやすくなります。
②カメラを開きイヤホンを装着したまま撮影する
iPhoneにLightning変換アダプタや純正のイヤホンジャックアダプタを使い、有線イヤホンをしっかり差し込みます。そのままカメラアプリを起動してください。
イヤホン接続中はシャッター音がイヤホン側から小さく出力されるため、周囲には音が届きません。静かな場所で撮影したいときに便利です。
Bluetoothイヤホンやワイヤレスヘッドホンには対応しないので、有線イヤホンを用意してください。
③撮影後にイヤホンを外して音量を戻す
写真を撮り終えたら、まずイヤホンをiPhoneから外す作業です。有線タイプはプラグをまっすぐ優しく引き抜き、Bluetoothタイプはコントロールセンターのオーディオ再生欄からタップして切断してください。
イヤホンを外すと音声出力が本体スピーカーに戻るので、音量ボタンやコントロールセンターで好みの音量に戻しましょう。これで通常どおりのシャッター音が流れるようになります。
AssistiveTouchと音量ゼロで完全無音

手元の物理ボタンに頼らず画面操作だけで音量をゼロにできるのがAssistiveTouchの魅力です。スワイプやタップで瞬時に無音モードに切り替えできるので、シャッター音を気にせず撮影に集中できます。
- 物理ボタンに触らず音量をコントロールできる
- カスタムジェスチャーで操作を短縮できる
- どの画面からでも呼び出せるから撮影中も安心
①設定アプリを開きアクセシビリティをタップする
ホーム画面から歯車のアイコンを探してタップしてください。Spotlight検索で「設定」と入力するとすばやく起動できるので便利です。
設定内のリストを下へスクロールし「アクセシビリティ」を探してタップします。iOS17以降なら画面上部の検索バーで「アクセシビリティ」と入力するとすぐに見つかります。
②タッチを選びAssistiveTouchをオンにする
設定画面でアクセシビリティを開いたら、次にタッチをタップします。
表示されたメニューの中からAssistiveTouchを選んで、スイッチをタップして有効にしましょう。
③音量をゼロにして画面ボタンでシャッターを切る
iPhoneの側面にある音量ボタンの下キーを長押しして、音量ゲージが表示されたら最後まで下げてゼロにします。コントロールセンターからもスライダーを下げれば同じ操作ができます。
カメラアプリを開いて、画面真ん中のシャッターボタンをタップします。音量がゼロになっているので、物理ボタンではなく画面をタップすることで静かに撮影できます。
音量を完全にオフにするとシャッター音だけでなく通知音やキーボードのクリック音も消える点に注意してください。
音を消せたあとにもっと静かな撮影を楽しむコツ

ミュート設定を済ませたら、もっと手軽に周囲を気にせず撮れる小技を試してみましょう。
応用テクニック | どんなときに役立つか |
---|---|
ボリュームボタンで撮影 | 画面タップせずに静かにシャッターを切りたいとき |
Apple Watchリモート | 離れた場所からこっそり撮影したいとき |
セルフタイマー活用 | スマホから離れて手ブレなしで撮りたいとき |
AirPods等のリモコン機能 | イヤホン操作だけでシャッター音を抑えたいとき |
これらを組み合わせると、さらにステルス度がアップして周りを気にせずパシャリと撮れます。次は実際の手順をひとつずつ見てみましょう。
動画撮影でも無音をキープする方法

動画モードはそっと撮りたい場面で大活躍します。
- シャッター音を完全カット:録画開始も停止も音が鳴りません。
- 長時間の連続撮影:イベントや子どもの動きを逃さずキャッチできます。
- 後から静止画抽出:気に入ったシーンを写真として切り出せます。
コントロールセンターでマイクをオフにして録画する
コントロールセンターを使えば、画面収録の準備中にサクッとマイクを切っておけます。操作の流れを覚えれば外の騒音も気にせずに録画できるようになりますよ。
iPhone X以降は画面右上から下にスワイプ、それ以前のモデルは画面下端から上にスワイプして呼び出します。
丸い録画ボタンを押し込むように長押しすると、追加オプションが表示されます。
マイクのマークが赤くなっているとオン状態なので、タップしてグレー表示(オフ)に切り替えます。
マイクがオフになったら「収録を開始」をタップしてカウントダウン後に録画スタートです。
スクリーンショットや画面録画も静かに残すアイデア

ちょっとした工夫でスクリーンショットのシャッター音を気にせずに残せる方法があります。それは画面録画機能を使って好きな場面を切り出すというアイデアです。録画中はカメラのシャッター音が発生せず、あとから静かに写真として保存できるので、会議や授業中にも安心して使えます。
- コントロールセンターからワンタップで画面録画を開始できる
- 録画後に動画編集アプリや写真アプリで好きなフレームを切り出せる
- 内部音声だけを録れるので解説動画としても使いやすい
サウンドオンオフのボタンを事前に切り替えておく
iPhone本体の左側面にある小さなスイッチを探します。オレンジ色がチラ見えすると消音モードです。
爪先でそっとスイッチを下に動かし、オレンジ色がはっきり見えるようにします。これで通知や着信音がオフになります。
カメラアプリを開いて試しに撮影します。シャッター音が聞こえなければ切り替え成功です。
公共の場で気をつかうマナー撮影術

電車の中での子どもの笑顔や図書館での資料撮影。大切な瞬間を逃したくないけれどシャッター音がちょっと気になること、ありますよね。iPhoneにはいつものカメラ操作にひそませて音を消せる方法がいくつかあります。ライブフォト機能をオンにするとシャッター音を抑えながらぱっと撮影できるし、サイレントスイッチやヘッドフォン接続を組み合わせれば周りの視線を気にせずにしずかに残せます。
- ライブフォトを活用するとシャッター音なしで撮影できる
- サイレントスイッチを切り替えてすばやく消音
- ヘッドフォン接続でシャッター音を外に漏らさない
周囲へのひと声と画面の明るさを控えめにする
撮影前に「これから撮りますね」とやさしく伝えて、思わぬタイミングで音が鳴る驚きを防ぎます。そのあと設定アプリの「画面表示と明るさ」からスライダーを少しだけ下げると、シャッター音のタイミングで画面が光りすぎず、周囲に気づかれにくい状態で静かに撮影できます。
よくある質問

- シャッター音を完全に消せますか?
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日本仕様のiPhoneでは標準カメラのシャッター音を完全オフにできません。ただ、Live Photoを有効にした状態で撮影するとシャッター音が鳴らなくなる機種があります。静かな環境でこっそり撮りたいときはLive Photoを活用してみてください。
- iOSのバージョンで消音できる条件は変わりますか?
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最新のiOS16でも基本的な仕様は変わっていません。ただ、OSアップデートでLive Photoの動作が最適化されることがあるので、常に最新OSに更新しておくとより安定した消音が期待できます。
- サードパーティ製のカメラアプリで音を消せますか?
-
いくつかのカメラアプリはシャッター音を抑える機能を備えていますが、Appleのガイドラインで制限されるため完全に消えないものもあります。実体験では「マナーモード+Live Photo」の組み合わせがもっとも確実でした。
- 法律的に問題はないのでしょうか?
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盗撮防止のための規制により、シャッター音の無効化は禁止されていませんが、撮影時は周囲の迷惑にならないよう配慮が大切です。公共の場であっても、明らかに人が嫌がる撮影はトラブルのもとになるので注意してください。
日本版iPhoneは設定だけで完全に無音にできる?
日本版iPhoneは法律上シャッター音を消せないようになっています。ただし設定だけでほぼ無音に近づける方法があります。カメラのライブフォト機能をオンにすると、撮影時のカシャッという音がミュートされるからです。ライブフォトを一度有効化すれば、次回以降も同じ設定が維持され、脱獄なしで手軽に静かに撮影できます。サイレントスイッチと音量ダウンだけでは完全無音にならないので、ライブフォトを活用するのがいちばん簡単な裏ワザです。
サイレントスイッチでもシャッター音が鳴るときは?
サイレントスイッチをオフにしてもシャッター音が鳴るのは、日本仕様のiPhoneでは法律上ミュートにしても音が出る仕組みだからです。とはいえ、Live Photoをオンにすると自動でシャッター音が小さくなるので静かに撮影できます。さらに、撮影直前に音量を下げたり、タイマー(セルフタイマー)を使ってカメラアプリを起動し直す方法も試してみてください。旅行先でそっと一枚残したいときなどに便利です。
LivePhotosをオフにすると音は復活する?
LivePhotosをオフにしてもシャッター音が元に戻ることはありません。LivePhotosは撮影前後の数秒間を記録する機能なので、サウンドの設定とは無関係です。
シャッター音をオフにしたいときは、サイレントスイッチをオンにするか、コントロールセンターで音量を最小に調整してください。
LivePhotosオフ中は「動きのある写真」が撮れなくなる点に気をつけてください。
イヤホン接続中に鳴るシャッター音の大きさは?
イヤホンを挿してもシャッター音は本体スピーカーから鳴るので、音量は接続の有無にかかわらず同じままです。iOSではシステムサウンドがイヤホン経由に切り替わらない設計になっているため、音の大きさを変えたいときは本体のボリュームを下げるか、マナーモードにしておくと安心です。
無音カメラアプリは安全に使える?
無音カメラアプリはシャッター音を消してシーンをじゃましないからとても便利です。ただしアプリごとに動作や権限が違うので、不安なく使うにはちょっとした注意が必要です。
- レビューと評価をしっかりチェック:実際の利用者が不具合や不審な挙動を報告していないか確認しましょう。
- 最低限の権限で動くアプリを選ぶ:カメラとストレージ以外のアクセスを要求しないものがおすすめです。
- ネットワーク通信を確認:オフラインで使えるか、通信先が怪しくないかプライバシーポリシーを見ておくと安心です。
- 公式ストアからダウンロード:非公式の配布サイトよりGoogle PlayやApp Storeから入手すると安全性が高まります。
こうしたポイントを守れば、無音カメラアプリでも安心して静かな撮影が楽しめます。プログラマー目線だと、動作ログを端末内で確認できるアプリならさらに安全性が高まるので、インストール前に仕様をざっと見るとより安心です。
まとめ

ここまで紹介したサイレントスイッチでの切り替え、Live Photoをオンにしてシャッター音を自動で消す方法、音量ボタンでの微調整、AirPodsなどのイヤホン併用という手順を順番に実践すれば、iPhoneで音を立てずに写真が撮れます。
これで周りを気にせずに大切な瞬間をしっかりキャッチできます。ぜひいろいろ試して、自分だけの静かな撮影スタイルを楽しんでくださいね。