iPhoneで通話中にポケットの中で電源ボタンに触れてしまい、通話終了させないよう気をつけているのに相手の声が急に途切れる経験はありませんか?
この悩みは設定を一度見直すだけで解決できます。側面ボタンに通話終了を任せない機能をオンにすれば、画面を消しても会話が途切れず、移動中や家事の最中でも安心して相手の声を聞き続けられます。さらに補助メニューを活用すると、ワンタップで画面を暗くしながら誤操作を防げるため、バッテリーも無駄にしません。
これから紹介する手順は設定アプリ内の数カ所を順番に開くだけなので、初めて設定に触れる方でも数分で完了します。通話が途中で切れる不安を手放し、気兼ねなくiPhoneを耳から離せる快適さを得たいと感じたら、さっそく設定を確認してみてください。
通話を続けたまま電源ボタンで画面を消す具体的ステップ

- AssistiveTouchでロック:設定>アクセシビリティからAssistiveTouchをオンにして、カスタムアクションに「画面をロック」を追加すると、画面消灯がボタン操作なしに実行できます。
- 背面タップで画面ロック:設定>アクセシビリティ>タッチ>背面タップに進み、ダブルタップまたはトリプルタップに「画面をロック」を割り当てると、通話中でも背面タップで即画面オフができます。
これらの方法なら、電源ボタンを押さずにサッと画面を消せるので、通話が切れる心配がなくなります。
設定アプリで側面ボタン通話終了をオフにする(iOS16以降)

iOS16以降なら「設定アプリ」で側面ボタン通話終了をオフにすると突然電話が切れちゃう心配がすっきり解決できます。
設定アプリの「アクセシビリティ」「タッチ」と進み側面ボタンで通話終了をオフにすれば完了です。長時間の打ち合わせ中に手元の操作ミスで通話が途切れず安心して会話に集中できます。
①ホーム画面で設定アイコンをタップする
ロックを解除すると現れるホーム画面で歯車マークの「設定」を探しましょう。見当たらないときは左右にスワイプしてほかのページもチェックしてください。
タップするときは指先の中心をアイコンにあてて、軽く押し込むように触れると確実です。反応しづらいときは指先にほんの少し水分を足すと滑りにくくなりますよ。
②アクセシビリティを選ぶ
設定アプリを開いたら、画面を下にスクロールしてアクセシビリティをタップします。最新のiOS16以降なら、この中に通話を中断せずに画面を消せる設定がまとまっています。
「アクセシビリティ」のアイコンは青い人型マークなので、サクッと見つけられます。
③タッチをタップする
設定アプリの「アクセシビリティ」を開いたら、インタラクション関連の設定の中から「タッチ」を探してタップします。
画面を下にスクロールして「タッチ」を見つけたら、その行をタップして設定画面を開きます。
英語表示になっている場合は“Touch”と書かれているので注意してください。
④側面ボタンで通話終了をオフに切り替える
設定アプリを開き、「アクセシビリティ」を選びます。
「タッチ」をタップし、リストの中からサイドボタンで通話終了を探します。
項目をタップしてスイッチをオフに切り替えれば完了です。
AssistiveTouchで電源ボタンを使わずに画面を暗くする(iOS15以前も可)

AssistiveTouchは画面上に仮想ボタンを表示してくれる機能です。ロック画面を使わずに画面照度を下げる操作をワンタップで呼び出せるので、通話中に誤ってパワーボタンを押してしまう心配がなくなります。
iOS15以前の端末でも利用でき、AssistiveTouchメニューに「画面を暗くする」を追加しておけば、電源ボタンなしでさっと画面を暗転させられます。カスタムジェスチャを設定すればさらに手間なく呼び出せるので、長電話のバッテリー節約にもぴったりです。
①設定アプリを開く

ホーム画面にある歯車アイコンを見つけてタップしましょう。もしアイコンが見当たらないときは、画面上部から下にスワイプしてSpotlightを開き、〈設定〉と入力すると一瞬で起動できます。
②アクセシビリティ→タッチ→AssistiveTouchをオンにする
設定アプリを開いてアクセシビリティをタップしてください。
「タッチ」を選んでスクロールし、表示されたリストからAssistiveTouchをタップします。
上部のスイッチをタップしてオンにしてください。画面に丸いメニューアイコンが表示されます。
③カスタムアクション「長押し」に「画面をロック」を割り当てる
アシスティブタッチの「長押し」を使えば、わざわざサイドボタンに触らずに画面のロックができます。ここではその設定手順を順番に紹介します。
「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「アシスティブタッチ」を順にタップして、アシスティブタッチの画面を開きます。
アシスティブタッチの設定内にある「カスタムアクション」から長押しをタップします。
一覧から「画面をロック」を見つけてタップします。これで長押しアクションに画面ロックが設定されます。
ホーム画面に戻り、アシスティブタッチアイコンを長押しして画面がロックされるかチェックします。
アシスティブタッチの表示を消したいときは、ショートカットに「アクセシビリティショートカット」を設定するとサイドボタンを素早く3回押すだけでオンオフできます。
④通話中はAssistiveTouchアイコンを長押しして画面だけオフにする
通話中の画面に浮かんでいる丸いAssistiveTouchアイコンを指でしっかり長押しします。
開いたAssistiveTouchメニューから「デバイス」→「画面ロック」を選ぶと、画面だけがオフになります。
AssistiveTouchの反応を速くしたい場合は設定>アクセシビリティ>タッチから「長押し速度」を「速く」に調整してみてください。
誤タップゼロへ!設定を活かす応用アイデア

電源ボタンで通話画面を消す設定を応用すると、こんな場面でも便利に使えます。
応用アイデア | 利用シーンとメリット |
---|---|
バッテリー節約モード | 長時間通話中に画面を消して消費電力を大幅に抑える |
ポケット内誤操作防止 | スマホをポケットに入れたまま通話しても誤タップで切断されない |
就寝中のナイト通話 | 暗闇で画面のまぶしさをゼロにして安心してそのまま眠れる |
録音プライバシー強化 | 通話録音時に画面を消して第三者の視線や通知をシャットアウト |
ポケットに入れても切れない安心スタイル

iPhoneの背面タップ機能を使うと、通話中に画面をサクッとオフにできるよ。サイドボタンを押さないからポケットに入れても反応せず通話がそのまま続く安心スタイルへ。
- サイドボタンを押さずに画面オフできる
- ポケット内で誤操作ゼロ
- 設定後は背面タップだけのシンプル操作
自動ロックを短く設定して側面ボタンを押さずに画面をオフにする

ホーム画面で設定をタップします。
「画面表示と明るさ」を選んでから「自動ロック」をタップします。
一覧に並ぶ時間から30秒を選ぶと、側面ボタンを押さなくてもすぐ画面がオフになります。
自動ロックを短くしすぎると、画面を確認したいときにすぐ消えて戸惑う場合があります。
画面が消えたらフェイスダウンして誤操作を防ぐ

電源ボタンで画面が消えたのを確認したら、iPhoneをそっとフェイスダウンに置きます。すると画面はオフのままロックされ、顔を下に向けた状態ではタッチが反応しなくなるため、誤って通話を終了したりボタンを押したりするのを防げます。
プログラマー目線のひと工夫としては、背面のカメラ部分を平らな面にあてると安定性がアップします。小さな振動でiPhoneが動いて画面が一瞬点灯するのを抑えやすくなります。
ZoomやLINE通話で画面共有中の誤操作を防ぐ

ZoomやLINEで画面共有しているとき、うっかり画面をタップして思わぬ操作をしてしまうことがあるとドキッとしますよね。そんなときに役立つのがiPhoneの内蔵機能です。
- GuidedAccessの活用:画面共有中に指定した領域だけタッチを許可し、それ以外の操作をロックできます
- AssistiveTouchで簡易ロック:カスタムジェスチャーをオフにして、誤ったスワイプやピンチを予防します
- おやすみモードをON:着信や通知のポップアップを非表示にして、急な割り込みを防ぎます
これらを組み合わせれば、共有画面を安心して見せられますよ。
共有開始前に側面ボタン通話終了をオフにしておく

画面共有を始める前に側面ボタンでの通話終了をオフにしておくと、通話中に誤って電源ボタンを押しても通話が切れなくなり安心です。
ホーム画面から歯車アイコンの設定をタップします。
リストをスクロールしてアクセシビリティをタップします。
アクセシビリティ内のタッチを選びます。
「側面ボタンで通話終了」のスイッチをオフにします。
オフに設定し忘れると誤操作で通話が切れる恐れがあるので、画面共有前に必ず確認してください。
AssistiveTouchアイコンを端に寄せてスライド操作をスムーズにする
AssistiveTouchの丸いアイコンを画面の端に寄せると、画面中央でのスライド操作が邪魔されずにスムーズになります。
設定アプリを開き「アクセシビリティ>タッチ>AssistiveTouch」をタップして、有効にしてください。
画面上に表示されたAssistiveTouchアイコンを長押しし、画面の上下左右どれか端にゆっくりドラッグして指を離してください。
端に寄せたあと、スライドの邪魔にならないか試して微調整すると、さらに操作が快適になります。
ショートカットAppで設定のオンオフをワンタップ化

ショートカットAppを使うと、画面の明るさを一気に絞ってガイドアクセスを起動するショートカットを作れます。プログラマーならではのちょっとした工夫で、ホーム画面のアイコンをタップするだけで画面が真っ暗になり、電源ボタンを押しても通話が切れない状態に切り替えられます。
設定アプリをいちいち開く手間が省けるうえ、通話中に手が触れて画面を誤操作する心配もありません。仕事で長時間通話を続けたいときや、うっかり側面ボタンを押してしまいがちなシーンで大活躍してくれます。
ショートカットAppで「側面ボタン通話終了」をトグルするレシピを作る
ショートカットAppを使って、設定の深い階層までワンタップでジャンプできるようにするよ。ここでは「側面ボタンで通話を終了」の設定画面を開くレシピを作ってみるね。
ホーム画面からショートカットAppをタップして、右上の+ボタンで新しいショートカットを作るよ。
下部のアクション検索で「URLを開く」と入力して、アクションをタップで追加するよ。
URL欄にApp-Prefs:root=Accessibility&path=SideButtonCallsを入力するよ。iOS17以降で動く深いリンクだよ。
右上の「詳細」アイコンをタップして、「実行前に確認」をオフにしておくと、ワンタップで直接開けるよ。
タイトルを「側面ボタン通話終了トグル」にして、好きなアイコンを選んだら右上の「完了」をタップするよ。
ホーム画面に追加すれば、タップひとつで「側面ボタンで通話を切る」をオンオフできる設定画面へ即アクセスできるよ。いちいち設定を探す手間がなくなって快適だね。
ホーム画面に追加して状況に応じて切り替える

ショートカットアプリを開いて右上の「+」をタップし「アクションを追加」に進んでください。
検索欄に「ロック画面」と入力し表示された「画面をロック」をタップして追加してください。
右上の共有アイコンをタップし「ホーム画面に追加」を選択、アイコン名を入力後「追加」をタップしてください。
よくある質問

電源ボタンを押しても通話が切れないようにするにはどうすればいいですか?
- 電源ボタンを押しても通話が切れないようにするにはどうすればいいですか?
設定アプリからアクセシビリティ>タッチ>AssistiveTouchをオンにすると、画面ロック用の仮想ボタンが表示されます。これで物理の電源ボタンに触らず画面を消せるので、通話が誤って終了しません。
通話中に画面を消したあと、元に戻すにはどうすればいいですか?
- 通話中に画面を消したあと、元に戻すにはどうすればいいですか?
仮想ボタンで画面をロックした場合は、AssistiveTouchメニューからロック解除を選ぶか、画面に触れるだけで復帰できます。物理ボタンを使わずにすぐ通話画面に戻せるので快適です。
設定してもうまく動かないときは何をチェックすればいいですか?
- 設定してもうまく動かないときは何をチェックすればいいですか?
iOSのバージョンが最新か、アクセシビリティ設定で他の機能制限がかかっていないか確認してください。また、AssistiveTouchのカスタムアクションが正しく「画面ロック」になっているかも見直すと解決しやすいです。
「側面ボタンで通話終了」が見つからないのはなぜ?
電話アプリの設定をくまなく探しても「側面ボタンで通話終了」が見当たらないことってありますよね。
実はこのスイッチ、電話設定ではなく「設定>アクセシビリティ>タッチ」の中にひっそり収まっています。
それから、iOSバージョンがiOS17未満だと項目自体が出現しないので、アップデートしていないと見つからない仕組みになっています。
ホームボタン搭載モデルでも同じ場所にありますが、慣れていないと別のメニューを当たってしまいがちなので、このポイントを押さえておくと迷わず設定にたどり着けます。
iPhoneSEでも同じ設定は使える?
iPhoneSE(第2世代・第3世代)でも同じ設定を活用できます。ホームボタン付きのモデルですが、設定画面の項目名や配置がわずかに違うだけで、手順そのものは変わりません。
ホームボタンがあると画面下部のジェスチャー操作は不要なので、慣れていない方でも迷わず設定できます。設定の手順や選択肢はほかのiPhoneと共通なので、安心して進めてください。
アラームは電源ボタンで止めても大丈夫?
- アラームは電源ボタンで止めても大丈夫?
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iOS17以降では、アラームが鳴っているときにサイドボタン(電源ボタン)を押すと、一度スヌーズ扱いになって画面が消えます。ただし完全オフにはなっておらず、既定のスヌーズ時間(約9分)後にまた鳴り始める仕組みです。もしアラームを完全に止めたい場合は、ロック画面に表示される「止める」ボタンをタップしてください。
通話中に電源ボタンだけでミュートはできる?

電源ボタンを押すと画面は消えますが、マイクがミュートされるわけではありません。あくまで画面オフと通話継続が狙いなので、ボタンを押すだけで無音にしたい場合は別の設定が必要です。
プログラマー的な裏ワザとしては、AssistiveTouchやiOSの背面タップに「ミュート切り替え」を登録する方法があります。電源ボタンひと押しでなくても、同じワンアクションでミュートON/OFFが可能になり、とってもスマートです。
こんなときにおすすめです:片手で通話しながらミュートしたい/通話相手に音を聞かせたくない瞬間が多い/電話応対中に手元をちらつかせずすばやく切り替えたい。この設定ひとつで、慌てずひっそり通話調整ができます。
まとめ

これで電源ボタンを押しても通話が切れずに画面だけをオフにできるようになりました。
設定方法は設定→アクセシビリティ→タッチ→サイドボタンで通話終了をオフにするだけなので、すぐに試せます。
誤って通話を終わらせる心配がなくなるので、安心してiPhoneを使いこなしてください。