iPhoneで撮った写真を加工前に複製しておきたいのに手順がわからず不安を感じていませんか?
このガイドでは標準アプリのボタン配置から自動化に役立つショートカット作成まで、実際に日々使って確かめた手順を省かずに紹介します。複数枚を一気にコピーできるので編集前の保険が簡単になり、容量管理や共有準備もスムーズになります。操作ミスを減らす指先の置き方まで触れるので初心者でも迷いません。
まずは基本の1枚コピーを試し、慣れてきたらまとめて複製やワンタップ自動化を取り入れてみてください。安心して加工や共有を楽しむための第一歩がすぐに踏み出せます。
iPhoneで写真を複製するやさしい手順

iPhoneの写真をそのままコピーしておくと、オリジナルを残したまま編集できて安心ですよね。最新のiOS16以降では操作もシンプルになっているので、さっそく使いやすい方法を見てみましょう。
- 写真アプリの「複製」を活用:写真アプリで対象の画像を開き、共有ボタンから「複製」を選ぶだけ。サムネイル画面でも長押しメニューから同じ操作ができるのでサクッとコピーできます。
- ショートカットで自動複製:Apple純正ショートカットアプリを使うと、複製から保存先指定まで一気に自動化できます。大量の写真を一気にバックアップしたいときに便利です。
- ファイルApp経由でコピー:写真をファイルAppに書き出してから同じフォルダにペーストする方法です。iCloud Driveや外部ストレージを活用すれば、デバイス間でのコピーもスムーズに行えます。
どの方法もすぐ使えるので、状況に合わせて一番ラクな手順を選んでみてくださいね。
写真アプリで1枚だけコピーする方法

写真アプリには、選んだ1枚をそのままコピーできる機能があります。メニューから複製を選ぶだけなので、余計なアプリを入れずにスムーズに作業できます。
オリジナルを残したまま編集したいときや、トリミングやフィルターの試しをするときにぴったりの方法です。操作も直感的なので、初めてでも安心して使えます。
①写真アプリを開いてアルバムを選ぶ
ホーム画面の写真アイコンをタップしてアプリを起動し、画面下部のアルバムタブを押します。整理されたアルバム一覧から複製したい写真が入っているアルバムを見つけてください。
写真が多くて目的のアルバムが探しにくい場合は、リストを軽く下へ引き下げると現れる検索バーで日付や場所を入力するとスムーズに見つかります。
②複製したい写真をタップする
写真アプリを開き、アルバムや「すべての写真」から複製したいサムネイルを探します。見つかったら、サムネイルを軽くタップして全画面表示にしてください。
iCloud写真がオンになっているときは、高画質版が読み込まれるまで数秒待つと、あとで美しく複製できます。
③右上の三点アイコンを押す
画面の右上に小さな三点アイコンが並んでいます。そっとタップするとメニューが開きます。
④メニューから複製をタップする
iOS17で写真を長押しすると画面下にメニューがスルッと出てきます。その中にある複製をタップしてみましょう。同じ写真がもう一枚、ライブラリにぽんっと追加されます。オリジナルを残したまま編集したり、別アルバムに移したりするときに助かりますよ。
⑤出来たコピーを確認する
写真アプリを開いて「最近の項目」や移動先のアルバムを開き、コピーした画像が無事に並んでいるかチェックしてください。
画像をタップして拡大表示し、画質や色味が元の写真と同じか、メタデータ(撮影日や位置情報)が引き継がれているかも確認しましょう。
複数枚コピーしたときは、ピンチアウトしてまとめてプレビューすると確認がスムーズです。問題なければこれで安心です。
写真アプリでまとめてコピーする方法

写真アプリの選択機能を使うと、複数の画像をまとめてコピーできるようになっています。日常的によく送るお花やペットの写真を、一気にクリップボードに取り込んでチャットやメモにペタッと貼り付けたいときにピッタリです。
シンプルに標準の写真アプリだけで完結するので、わざわざ別のアプリをインストールしたり面倒な同期設定をしたりする必要がありません。必要なときにすぐ使えて、選んだ枚数もそのまま保たれるからストレスフリーにコピー操作ができます。
①写真アプリでライブラリを開く
ホーム画面かAppライブラリを確認して、カラフルな花びらアイコンの「写真」アプリをタップします。
画面下部にある「ライブラリ」タブが選択されていることを確かめると、時系列で写真が表示されます。
もし「アルバム」タブが開いていたら、左下の「ライブラリ」を押して戻りましょう。
②右上の選択をタップし写真を複数選ぶ
写真アプリを開いたら、画面右上にある「選択」を探してタップします。サムネイルが選択モードになるので、コピーしたい写真をぽんぽんとタップしてください。選んだ枚数は画面下部に表示されるので、いま何枚選んでいるか確認しながら進められます。
③共有アイコンを押す
写真を開いたら、画面下にある四角と上向きの矢印が組み合わさった共有アイコンを探してください。もしアイコンが隠れているときは、画面を軽くタップするとメニューが表示されます。そのままアイコンをタップしましょう。
④複製をタップする
画面下のアイコンが並ぶエリアを見て「複製」を探してタップします。これで元の写真と同じものがギャラリーに追加されます。
⑤コピーが増えたかチェックする
Photosアプリを開いて画面下の「ライブラリ」をタップし、「最近の項目」を選びます。
日付順に新しい写真が並ぶので、複製した分だけサムネイルが増えているか確認しましょう。
写真が多いときは、一番上にスクロールしづらい場合があります。
ショートカットでワンタップ複製

写真アプリを開かずとも、ショートカットからお気に入りの写真をワンタップで複製できます。この方法なら同じ手順を何度もくり返す時に効率アップにつながります。
- スピード重視:写真を選んで実行するだけで瞬時に複製
- カスタマイズ可能:アルバム移動やファイル名変更など追加処理を自由に組み込める
- 定型作業に最適:毎回同じ手順を自動化して時間を節約
①ショートカットアプリを開いて新規を作る
ホーム画面またはAppライブラリからショートカットアプリを見つけてタップしましょう。
画面右上の+アイコンをタップすると、新しいショートカットの編集画面が開きます。
初回起動時はアクセス許可を求められることがあるので、表示されたら「許可」をタップしてください。
②アクションで写真を選択を追加する
画面下の検索バーをタップして「写真を選択」と入力します。候補に出てきた写真を選択をタップして追加してください。
もし複数枚の写真をいっぺんに扱いたいときは、追加したアクション内の「複数を選択」をオンにしておくと、あとでまとめて処理できるので便利です。
③続けて写真を保存を追加する
画面下部の「アクションを追加」をタップして、「写真を保存」と入力し、候補から写真を保存を選びます。
続けて追加した「写真を保存」の設定が開いたら、保存先アルバムを「最近の項目」にしておくと後で写真アプリで見つけやすくなります。
初めて実行するときには写真へのアクセス許可を求められることがありますが、あとから設定アプリで調整できるので安心してください。
④ホーム画面に追加して名前を付ける
Safariの下部にある共有ボタンをタップしてリストを下にスクロールし、「ホーム画面に追加」を選んでください。
画面に表示された入力欄にわかりやすいショートカット名を入力し、右上の「追加」をタップするとホーム画面にアイコンが作成されます。
⑤アイコンをタップして複製を実行する
画面上にある重なった四角マークのアイコンをそっとタップしてください。これだけで同じ写真が瞬時に複製されます。
プログラマー目線のコツですが、この操作はメタデータをそのままコピーするので、元の撮影日時や位置情報を保持したまま複製できるのがうれしいポイントです。
複製した写真で広がる楽しい活用アイデア

複製した写真を活用すると、いつもの思い出がもっと楽しく広がります。オリジナルは残しつつ、いろんなシーンで気軽にアレンジできる楽しさをぜひ試してみてください。
活用アイデア | 役立つ場面 |
---|---|
ビフォーアフター投稿 | 編集前後を並べてSNSで変化を見せたいとき |
オリジナルフォトブック制作 | 大切な写真をレイアウトごとに分けて印刷したいとき |
メッセージカードに添付 | 複製写真をデジタルステッカー風に加工して送りたいとき |
スライドショー素材 | イベントや旅行記の動画に差し替え素材を用意したいとき |
このように複製をうまく使えば、元写真を安全にキープしつつ、いろんなシーンで気軽にアレンジを楽しめます。思い出を何度も新鮮な気持ちで味わいましょう。
オリジナルを守りながらフィルター遊びを楽しむ

オリジナルをそのまま残したまま、気軽にフィルターを試せるのが嬉しいポイントです。iOS17の写真アプリで複製した画像にだけフィルターをかければ、元の写真は一切いじられず安心して遊べます。
加工に満足したらその複製だけをアルバムにまとめたり、不要なら削除したりできるので、ストレージを圧迫しにくい工夫にもなります。写真を大切に守りつつ、いろいろな雰囲気を楽しむならこの方法がイチオシです。
写真アプリでコピーを開き編集をタップして好きなフィルターを重ねる
写真アプリを起動して、複製した写真を見つけてタップします。
画面右上の編集をタップして編集モードに切り替えます。
下部にあるフィルターアイコン(重なった丸マーク)をタップします。
表示されたフィルター一覧から好きなものを選び、スライダーで強さを調整します。
編集が完了したら右下の完了をタップして保存します。
壁紙用にサイズ調整して毎日気分転換

お気に入りの写真を壁紙にするときは、まずiPhoneの画面比率に合わせてトリミングするのがコツです。
写真アプリの「編集」→「切り取り」を開き、アスペクト比を9:19.5(iPhoneの標準比率)に設定すると、上下左右がぴったり揃った壁紙が作れます。
こうして用意した複数の壁紙を毎日ローテーションすれば、気分が変わるたびに新鮮な画面を楽しめるようになります。
コピーを選びトリミングで縦横比を変更し壁紙に設定する
ホーム画面の写真アプリをタップし、先ほど複製した写真を探します。
右上の編集ボタンをタップし、下部のトリミングアイコンを選びます。
トリミング画面の上部にある比率ボタンをタップし、9:16や16:9など好みの比率を選択します。
指で写真をドラッグし、好きな位置になるように範囲を動かします。
画面右下の完了をタップし、シェアアイコンから壁紙に設定を選びます。
クラウドやPCへコピーだけをまとめて移す

大量の複製写真をiPhoneのフォトに残さずまとめて移したいときは、クラウドやPCへの一括転送が便利です。iCloud Driveならフォルダごとアップロードできるので、複製データをそのまま入れておけば手間がかかりませんし、MacやWindowsと同期しておけば自動で受け渡しが完了します。
USBケーブルでPCとつなぐ方法もおすすめです。Macならイメージキャプチャー、Windowsなら写真アプリのインポート機能を使うと、写真を選ぶだけで指定フォルダへ一気にコピーできます。フォトライブラリを汚さずに済むので、あとで整理がぐっと楽になります。
どちらの方法もフォルダ管理がしやすいので、プログラマー的には複製データをプロジェクトごとに整理しておくと後からスクリプトで一括処理しやすいです。ライブラリに保存しないから誤って元データを上書きする心配も減ります。
ファイルアプリでコピーを選び共有メニューからオンラインストレージへ送る
ホーム画面から「ファイル」appをタップして開きます。
左下の「最近使用した項目」や「iCloud Drive」内にコピーした写真が表示されています。
写真を長押ししてメニューを呼び出し、「共有」を選びます。
一覧に出てくるiCloud DriveやDropboxなど、送りたいオンラインストレージをタップします。
保存先フォルダーを指定したら、右上の「保存」をタップして完了です。
オンラインストレージを初めて使う場合は、あらかじめアカウント連携を済ませておくと迷わず送れます。
よくある質問

- 写真を複製しても画質が落ちたりしますか?
iPhoneの「複製」機能はオリジナルと同じ画質で保存されます。元の写真をそのままコピーするので、画質が落ちる心配はありません。
- 複製した写真はどこに保存されますか?
複製した写真は元の写真と同じアルバムや「最近の項目」に並びます。見つからないときは「アルバム」→「最近の項目」を開いてみてください。
- 何枚でも写真を複製できますか?
ストレージの空き容量がある限り、何枚でも複製できます。ただし大量に複製すると容量を圧迫するので、不要になったら削除しておくと安心です。
- iCloud写真をオンにしていても複製できますか?
iCloud写真がオンでも問題なく複製できます。写真がクラウドに同期されるので、複製後しばらくすると他のデバイスにも反映されます。
- たくさんの写真をまとめて複製するコツは?
写真Appで複数の写真を長押しすると選択モードになります。あとはコピーして貼り付けると一度にまとめて複製できて便利です。
複製した写真は元の撮影日時もそのまま?
写真アプリから「複製」を選ぶと、オリジナルと同じ撮影日時や位置情報などのメタデータがそのまま残ります。コピー後のファイルでも、元写真を撮影した日付や時刻を気にせずそのまま利用できます。
別のアプリで書き出すとタイムスタンプが再設定されることがあります。純正の写真アプリで複製するのが安心です。
コピーが増えて容量が足りなくなったらどうする?
写真をコピーしたり複製したりしているうちに、いつの間にかストレージがギリギリになって焦ることがあります。そんなときは、いくつかの方法から選んでスッキリさせましょう。
- iCloud写真の最適化を有効化:端末には小さいサイズのサムネイルだけを残し、オリジナルはiCloudに置く設定です。ストレージをぐっと節約できます。
- 写真アプリの「重複」機能で整理:最新のiOSには重複写真を自動で検出する機能があります。似た写真をまとめて削除すれば、手早く空き容量が確保できます。
- 外部ストレージやPCに移してオフロード:USBメモリや外付けHDD、Mac/PCに写真を移しておくと、iPhoneの容量をまるごと空けられます。
状況に合わせて組み合わせるのもいいでしょう。たとえば、iCloudの最適化と重複写真の削除を併用すると、かなり余裕が生まれるはずです。
iCloudには複製も自動でアップロードされる?
iCloudPhotosをオンにしていると、写真を複製した段階で複製された画像もそのまま自動アップロードされます。オリジナルと同じ解像度や編集情報を丸ごとコピーできるので、わざわざ手動でアップロードする手間はありません。
実はiCloudPhotosは内部で写真を「資産ID(assetID)」という識別子で管理しています。複製すると新しいIDが割り当てられるので、オリジナルとまったく別のファイルとして混ざらず扱えるのが便利です。
LivePhotosも同じ手順で複製できる?
カメラロールで行う手順は通常の写真とほぼ同じです。ただし、アルバムのLivePhotosでは動きのある部分まで丸ごと複製するか、静止画のみを取り出すかによって選び方が変わります。
LivePhotosを動くまま残したいときは、複製したい画像を開いて「共有」アイコン→「複製」→Live Photoを複製を選んでください。動きはいらず静止画だけ欲しい場合は「写真だけを複製」をタップすればスムーズにコピーできます。
まとめ

ここまで紹介した方法ならiPhoneで写真を迷わず複製できます。写真アプリでコピーしたい画像を開き、共有メニューから複製を選ぶだけでOKです。ライブラリに戻ればすぐに新しい写真が確認できるので安心です。
さらにLive Photosからベストショットを切り出したり、ショートカットを組んで一括複製したりすれば、より効率的に管理できます。今日からサクッと複製をマスターして、大事な写真をしっかりバックアップしてくださいね。