iPhoneの地図で位置情報を素早く知らせたいのに、電話番号しか手がかりがなくて戸惑うことはありませんか?
このガイドではメッセージやLINEなど身近なアプリだけで現在地を相手に届ける手順を写真付きで丁寧に案内します。地図を開く回数を減らし、誤送信を避けつつ安心感を高めるコツも盛り込みます。さらに、手元のiPhoneで完結するため通信量を抑えられ、初回設定後はワンタップで共有が可能になります。
まずは本文どおりに設定を済ませ、移動中や夜道でも迷わず位置を伝えられる環境を整えてください。使いこなせれば家族や友人との待ち合わせだけでなく、災害時の連絡でも安心につながります。
iPhoneの位置情報を電話番号へ共有するやさしい手順

iPhoneで電話番号を相手に伝えるだけでサクッと位置情報をシェアできる方法がいくつかあります。どれも画面操作は数ステップなので、あらかじめ手順を把握しておくと安心です。
- メッセージアプリ:電話番号を登録した連絡先からそのまま位置を送信できます。
- 探す(Find My)アプリ:リンクを作ってSMSでシェアできるので相手がiPhone以外でも表示可能です。
- 家族共有/友達との共有:設定アプリの「共有中」機能で事前に登録すれば、一覧から簡単タップで送れます。
どの方法も電話番号さえわかればOKなので、相手の電話番号を正しく入力してから始めてください。あとで具体的な手順を紹介しますが、事前に「設定>プライバシー>位置情報サービス」がオンになっているかチェックするとつまずきにくいですよ。
メッセージアプリで位置情報を送る

お出かけ先や待ち合わせ場所を簡単に伝えたいときは、iPhone標準のメッセージアプリが大活躍です。iMessageを使えば、地図リンクをパパッと送れたり、しばらく動く様子を相手と共有できたりするので、迷子になる心配がグッと減ります。
- 現在地を送信:タップ数回であなたのいる場所を地図リンクとして届けられる
- ライブ共有:時間を設定してリアルタイムの位置を追いかけられる
- スムーズなマップ表示:iOS同士なら拡大縮小もぬるぬる動いて見やすい
①メッセージを開いて送りたい相手のスレッドを選ぶ
ホーム画面の緑色の吹き出しアイコンをタップしてメッセージを起動します。
トーク一覧から送りたい相手の名前を探してタップし、会話画面を開きましょう。
②画面上部の相手の名前をタップして詳細を開く
メッセージのチャット画面で一番上に表示されている相手の名前かアイコンをそっとタップしてください。連絡先の詳細がスッと開きます。
もし名前が隠れていると感じたら、チャットを少し下へスクロールすると上部が見えやすくなるので試してみてください。
③「現在地を送信」をタップしてそのまま送る
下に表示された「現在地を送信」を選ぶと今いる場所の地図がメッセージ欄に添付されます。ピンをタップすると詳しい住所も確認できます。
プレビューを確認したら右下の送信ボタンをタップすれば相手に場所が届きます。
静的な地図が一度だけ送信されるため到着後の移動は追えません。もしリアルタイムで場所をシェアしたい場合は「現在地を共有」を使ってみてください。
LINEで位置情報を送る

LINEでは普段のトーク画面から気軽に位置情報を送れます。まず「+」マークをタップして「位置情報」を選ぶと、自分の周辺地図がそのままトークに貼り付けられます。相手は地図をタップするだけでマップアプリが開くので、待ち合わせルートの案内にもぴったりです。さらにライブ機能を使えば数時間の間リアルタイムで移動を共有できるので、公園やショッピングモールなど広い場所で迷わず合流できます。強制的に通知を送らずにすむ手軽さが魅力です。
①LINEでトークを開いて相手を選ぶ
LINEアプリをタップして起動します。画面下部のアイコンから「トーク」をタップしてください。
トーク一覧が表示されたら、位置情報を送りたい相手の名前またはグループ名を探してタップします。これで相手とのトーク画面が開きます。
②「+」ボタンから位置情報アイコンをタップする
メッセージ入力画面の左下にある+マークをタップしてください。表示されたアイコンの中から地図マーク(位置情報)を選ぶと、すぐに現在地を送信できます。
位置情報を許可していないとアイコンがグレー表示になります。設定>プライバシーで“位置情報サービス”がオンになっているか確かめてください。
③地図を確認して「この位置を送信」をタップする
地図上のピンが正しく目的の場所を示しているかしっかり見てみましょう。もしずれていたらピンをドラッグしてぴったり合わせてください。確認できたら画面下の「この位置を送信」をすっとタップして位置情報を送ります。
連絡先アプリから現在地を共有する

連絡先アプリから場所を送ると、電話番号に紐づく相手に直接シェアできます。iMessageを使うので誤送信の心配も少なく、マップを開かずにサクッと操作できるのが嬉しいところです。
- 登録済みの相手:電話番号に紐づく相手だけに送信できて安心
- シンプル操作:連絡先を選んで「現在地を共有」をタップするだけ
- 履歴が残る:過去に共有したリストからすぐ再送信できる
プログラマー目線の小ワザとして、ショートカットアプリで「連絡先を開く→現在地を共有」を自動化するレシピを作ると、さらにワンタップで呼び出せて便利です。
①連絡先アプリで相手のカードを開く
ホーム画面で連絡先アプリのアイコンをタップしてください。
アプリが開いたら、画面上部の検索バーに相手の名前を入力するか、リストをスクロールして探します。
見つかった相手の名前をタップすると、連絡先カードが表示されます。
②「現在地を共有」をタップする
地図画面の下部に表示される情報パネルで「現在地を共有」を見つけたら、そっとタップしてください。これで位置情報のリンクが自動で生成されます。
③共有期間を選んで送信する
画面下部に表示される「1時間後に停止」「今日終了」「無制限」から好きな期間を選択します。選んだら右上の送信をタップしてください。
緊急SOSで家族に位置を知らせる

突然のトラブルでもスマホをポケットから取り出してサイドボタンをカチカチ連打するだけで、あらかじめ登録した家族にいまいる場所を自動で送信できます。
電話をかけられないときや地図アプリを開く余裕がない場面でも活躍するうえ、位置情報は数分おきに自動更新されるので、家族は動きに合わせて現在地を把握できます。
事前に緊急連絡先に家族を登録しておくことがポイントで、設定が済んでいればいざというときに慌てずSOSを送れるようになります。
①サイドボタンと音量ボタンを長押しする
サイドボタンと音量アップボタンを同時に長押しします。数秒すると緊急SOSの画面が表示され、ボタンを離さずに押し続けるとカウントダウンが始まります。このまま長押ししておくと設定済みの緊急連絡先へ位置情報入りのメッセージが自動で送信されます。
②「緊急SOS」をスライドして発信する
サイドボタンと音量ボタンのいずれか一つを長押しすると画面上に「緊急SOS」スライダーが現れます。そのスライダーを右方向へゆっくり指でドラッグしてください。通報先への発信が始まり、相手側にあなたの位置情報が共有されます。
サイドボタンと音量ボタンを押し続けると自動発信が始まることがあります。誤操作を防ぐためスライダーをしっかりつかんで滑らせてください。
③自動で送られる位置情報を確認する
自動で送られた位置情報はメッセージのトーク画面からすぐに確認できます。相手とのチャットを開いて画面右上の詳細ボタンをタップすると、送信中の地図が表示されます。
地図上のピンで位置をチェックしたあと、画面をピンチイン・ピンチアウトすれば周辺の目印も見やすくなります。場所がずれていると感じたら、同じ画面で「共有を停止」をタップして送信を止められます。
位置情報の精度はWi-Fiやモバイルデータ通信の状況で変わります。屋内や電波の弱い場所では位置がずれることがある点に気をつけてください。
位置情報共有で毎日がもっと便利になる応用アイデア

応用アイデア | 活用シーン |
---|---|
家族のリアルタイム共有 | 待ち合わせ場所で正確な位置を示してスムーズに合流できます |
緊急連絡ボタン付きシェア | トラブル発生時にワンタップで現在地を家族や友達に通知できます |
おすすめスポットの位置保存 | カフェや公園などお気に入りスポットをピン留めして共有できます |
イベント会場の地図シェア | 友達や同僚に集合場所を正確に案内できます |
こんな応用アイデアを試せば毎日の待ち合わせやトラブル対応がグッと楽になります。
ファミリー共有で家族とリアルタイム見守り

iPhoneの「ファミリー共有」をオンにすると、家族みんなでお互いの居場所をリアルタイムにチェックできるようになります。設定はとってもシンプルで、Find My(探す)アプリを開いて「ファミリーとして位置情報を共有」を選ぶだけです。
この方法なら、電話番号を覚えていなくても勝手にグループに追加された家族の位置が自動で表示されるので、毎回リンクを送る手間が省けます。お子さんや高齢のご両親を見守るときにぴったりで、外出中の安心感がぐっとアップします。
設定アプリで「ファミリー共有」を開き位置情報共有をオンにする
ホーム画面の歯車アイコンをタップして設定アプリを起動します。
設定画面の最上部に表示される自分の名前をタップしてApple IDのメニューを開きます。
Apple ID画面から「ファミリー共有」をタップして共有設定画面に進みます。
「位置情報の共有」欄でスイッチを右にスワイプしてオンに切り替えます。
ファミリー共有のオーガナイザーのみ設定変更が可能です。
探すアプリで家族の居場所を確認する
ホーム画面から探すアプリをタップして開いてください。
画面下部の「自分と共有」をタップすると、位置情報を共有中の家族一覧が表示されます。
一覧から確認したい家族の名前をタップすると、地図上に現在地が表示されます。
家族が位置情報の共有をオフにしていると居場所は表示されないので、あらかじめ「位置情報を共有」を有効にしてもらってください。
集合場所を地図ピンでワンタップ設定

iPhoneのマップアプリで集合場所を決めたいとき、地図上でピンを長押しして位置をドロップします。共有アイコンをタップするとメッセージ画面がすぐに開くので、あとは送りたい相手を選ぶだけでパッと場所を送れます。
文字入力が不要なのでタイピングミスを気にせずに済み、相手も視覚的に場所をイメージしやすくなります。
駅の改札口やカフェ前など、はっきりした目印が欲しいときに特におすすめです。よく使う場所はお気に入りに登録しておくと、次回はさらにスムーズにピンを選べます。
プログラマー視点のアドバイスとして、よく行くスポットはマップのお気に入りリストにまとめておくと便利です。さらにSiriショートカットで「集合場所を送信」を設定しておけば、マップを開かずにワンタップで共有が完了します。
マップアプリで目的地を長押ししてピンを立てる
ホーム画面からマップアプリを探してタップし、地図画面を表示します。
画面をピンチイン/ピンチアウトで拡大縮小し、長押ししたい場所が見やすい大きさに調整します。
指先を画面に軽く押し当ててそのまま1秒ほどキープし、青いピンが立つのを待ちます。微調整したいときはピンをドラッグして位置を合わせましょう。
マップアプリに位置情報の利用許可を求められたら忘れずに「常に許可」を選ぶ。
共有ボタンからメッセージを選び相手に送る
マップ画面の右上にある共有アイコンをタップしてください。
表示されたシェアシートを下にスワイプし、メッセージアプリのアイコンを探して選びます。
すぐにメッセージ作成画面が開くので、次のステップで電話番号を入力して送れる状態になります。
シェアシートにメッセージが表示されないときは一度シェアアイコンを上方向へスワイプすると全てのアプリが見つかりやすくなります。
ショートカットで帰宅時に自動で現在地を送る

残業帰りに「今どこ?」って聞かれるとちょっと焦りますよね。ショートカットを使えば、自宅近くに到着したタイミングで指定の電話番号へ自動で現在地を送信できます。
いちいち操作しなくてもOKなのが嬉しいポイントです。帰宅ルートをトリガーに設定するだけでサクッと完了するので、迷子や置き去り防止にも役立ちます。
ショートカットアプリで「到着時にメッセージ」を作成する
このショートカットを設定すると、指定した場所に着いた瞬間にあらかじめ決めた電話番号へ自動でメッセージを送れるようになります。位置情報トリガーをプログラマー目線で使いこなすコツも合わせて紹介します。
ショートカットアプリを起動して下部メニューの「オートメーション」を選びます。位置情報を使うので、初めてなら「許可」をタップしてください。
「個人用オートメーションを作成」をタップし、一覧から「到着」を選びます。地図が表示されたらピンを動かして到着地点を設定してください。
「アクションを追加」をタップし、「メッセージを送信」を検索します。送信先に電話番号を入力して、送る内容をメッセージ欄に書いてください。
「実行の前に尋ねる」をオフにすると確認なしで動きます。ただしSMSはiOSの制限で必ず送信画面が表示されるので、実用性を優先するなら確認オンも検討してください。
位置情報トリガーはGPS精度が周囲環境で変わります。建物内や高層ビル街では誤差が大きくなるので、半径を少し広めに設定すると安定します。
自宅をトリガーにして位置情報を自動送信する
ショートカットアプリを使って、自宅に着いた瞬間に自動で家族や友だちへ現在地を送る仕組みを作ってみましょう。
ショートカットアプリを開き、下部の「オートメーション」をタップします。続いて「個人用オートメーションを作成」を選び、「到着」をタップして自宅の住所を設定しましょう。
「アクションを追加」をタップし、「位置情報を取得」を検索して追加します。これで、自宅到着時の現在地が自動で記録されます。
「アクションを追加」で「メッセージを送信」を選びます。宛先に家族や友だちの連絡先を指定し、本文に取得した位置情報の変数を挿入しましょう。必要なら「マップのURLを含める」をオンにします。
最後に「実行を尋ねる」をオフにすると、自動でメッセージが送られるようになります。その後、右上の「完了」をタップして保存してください。
自宅周辺での誤作動を防ぐため、住所設定はピンポイントすぎず少し広めにすると安定します。
よくある質問

- iPhoneで位置情報を送っても相手に届かないときは?
メッセージアプリがiMessageになっていないと相手に位置情報を送れないことがありました。緑色の吹き出し(SMS)では対応していないので、青色のiMessageを使っているか確認してください。連絡先の設定で相手の電話番号に「i」アイコンをタップし、[現在地を共有]が表示されるかどうか確かめるとスムーズに進みます。
- 位置情報の精度はどれくらい?
屋外なら5〜10メートル程度の誤差で表示されることが多いです。自分でも実際に友人と比べたら思ったより正確で、駅前の出口あたりがちゃんと映っていて感動しました。建物内ではWi-Fiや電波状況に左右されるので、少しずれることがあります。
- 共有した位置情報をあとから止めるには?
メッセージアプリで相手とのトークを開き、画面上部の名前をタップして[・・・]を選び、[位置情報を停止]をタップするだけでOKです。探してみたらあっさり見つかって、「こんなに簡単だったんだ」と安心しました。
位置情報を送ると相手にずっと追跡される?
現在地を送信すると、その瞬間の位置情報が相手に届きますが、それ以降ずっと追跡されるわけではありません。メッセージで送る「現在地を送信」はワンタイムで完了しますので、安心して使えます。
一方で「ライブ位置情報を共有」を選ぶと、指定した時間(最長で8時間)リアルタイムで現在地が更新されます。共有をやめたいときは、メッセージの詳細画面からいつでも停止できますので、必要な間だけ使うのがおすすめです。
相手がAndroidでも受け取れる?
iPhoneの「位置情報を共有」を使うとメッセージに地図のリンクが自動で貼り付けられます。このリンクはAndroidでもタップすればGoogleマップなどでちゃんと開くので、相手がAndroid端末でも場所を確認できます。
ただしiPhone同士で楽しめるリアルタイム追跡機能はAndroidでは動作しません。その場合は定期的に位置情報を再送信したり、Googleマップの「現在地を共有」機能を案内したりするとスムーズにやりとりできます。
データ通信量はどれくらいかかる?
位置情報を送るときの通信量は本当に少ないです。マップ上の座標データと背景地図のタイルを少しだけ読み込むだけなので、SNSに写真を送るよりずっと控えめにすみます。
共有方法 | 通信量の目安 |
---|---|
1回だけの位置共有 | 約10KB |
継続共有(1時間) | 約200KB |
リアルタイム追跡(20分) | 約150KB |
地図のズームレベルや更新頻度を上げると増えますが、それでも動画をストリーミングするほどはかかりません。
モバイル回線で長時間共有するとバッテリー消耗が早まることがあるので、充電しながらの利用がおすすめです。
LINEで位置が送れないときはどうすればいい?
LINEで位置が送れないと感じたら、焦らずに端末とアプリの設定を見直すだけで直ることが多いです。
- 位置情報サービス:iPhoneの「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」がオンか確認。
- LINEの許可設定:同じメニューでLINEが「常に許可」または「App使用中のみ許可」になっているかチェック。
- アプリのバージョン:App StoreでLINEが最新バージョンかを確認。古いと不具合が出やすいです。
- ネットワーク環境:Wi-Fiやモバイル通信の電波状況が安定しているか、機内モードがオフかを確認。
これらをチェックしても位置が送れない場合、LINEを再起動したりiPhone自体を再起動すると案外すんなり解決しますよ。
緊急SOSの位置共有に料金はかかる?
緊急SOSで位置情報を送信する際はiPhoneの標準機能を使うため、追加料金は一切かかりません。
ただし緊急連絡先へテキストメッセージ(SMS)で位置情報を送る場合は、お使いのキャリア契約に基づくSMS送信料やデータ通信料が発生する可能性があります。契約内容を確認しておくと安心です。
まとめ

これまでに紹介した手順をまとめると、まずメッセージアプリで相手の電話番号宛に新規メッセージを作成して、画面下部の「位置情報」アイコンをタップします。次に「現在地を送信」を選ぶと、自分のいる場所がピンポイントで相手に届きます。送信前に「位置情報サービス」がオンになっているか、そしてプライバシー設定でメッセージアプリへのアクセスを許可しているかをチェックしておきましょう。
この簡単なステップを覚えておくと、待ち合わせ場所の案内や緊急時の連絡がスムーズになります。さあ安心して、自分の位置をサクッと共有しながら、もっと楽しいやり取りを楽しんでくださいね。