iPhoneeの「探す」で位置情報が見つかりませんと表示され、改札で立ち尽くした経験はありませんか。
通信設定の確認からiCloudの細かな切り替え、電源が切れた端末でも居場所を推定する裏ワザまで、長年の試行で磨いた手順を順番に示します。図や吹き出しで選ぶべき項目がひと目でわかるため、初めて設定を触る方でも数分で地図に位置が戻り、待ち合わせの混乱を減らせます。
本文の手順どおりに進め、チェックを終えた瞬間から迷子の通知に振り回されない毎日が始まります。今すぐ手元のiPhoneeを開き、一緒に安心の設定を整えましょう。
実体験でわかった“位置情報が見つからない”をすぐ直すやり方

位置情報が見つからないと慌てますよね。まずは手軽に試せるこちらの方法を順番にチェックしてみてください。
- 位置情報サービスを確認:設定アプリ→プライバシーとセキュリティ→位置情報サービスをオンにして、探すのアクセス許可が「常に許可」になっているか見てください。
- 探す機能をリフレッシュ:設定アプリ→自分の名前→探す→iPhoneを探すをいったんオフにしてから再度オンにすると、サーバーとの接続が新しくなります。
- 通信環境をリセット:機内モードのオンオフでとりあえずネットをリフレッシュ。それでも改善しないときは設定→一般→転送またはiPhoneをリセット→ネットワーク設定をリセットしてください。
- システムサービスを細かく調整:プライバシーとセキュリティ→位置情報サービス→システムサービスで「重要な場所」や「モーションとフィットネス」をオンにすると、位置情報の精度が上がります。
- 再起動&アップデート:電源オフ→再起動で軽い不具合は解消しやすいです。問題が続くときは設定→一般→ソフトウェア・アップデートで最新のiOSにしてください。
もしここまで試しても直らないなら、Appleサポートでシステムログを詳しく見てもらうと解決のヒントが得られます。
デバイスの設定をパパッと見直す方法

位置情報サービスや「iPhoneを探す」、Wi-Fiやモバイルデータ通信、機内モード、バッテリー残量などをざっとチェックするだけで、原因の7割以上は丸わかりになります。設定アプリをいちいち探すのではなく、コントロールセンターからパパッと切り替えや確認ができるのがポイントです。エンジニア視点では、設定変更直後に「探す」アプリを再起動すると不具合が解消しやすいので、ぜひ試してみてください。
①設定アプリを開いて「プライバシーとセキュリティ」をタップ
ホーム画面から歯車アイコンの設定アプリを開きます。少し下にスクロールするとプライバシーとセキュリティという項目が見つかるのでタップしてください。
もし「プライバシー」だけと表示されている場合は、そのままタップして次に進みます。
②位置情報サービスをオンにする
ホーム画面で設定を開きます。
「プライバシーとセキュリティ」をタップしてから「位置情報サービス」を選んでください。
表示されるスイッチを右側に動かしてオンに切り替えます。
これでiPhoneが現在地を正しく送信できるようになります。探す機能の基本設定なので必ず確認しましょう。
③Apple ID設定で「探す」をタップ
「設定」を開いて画面上部にある自分の名前をタップするとApple ID画面が表示されます。その中から探すを見つけてタップしてください。
④「このiPhoneを探す」をオンにする
設定アプリの最上部にある自分の名前をタップし「探す」を選び、その中で「このiPhoneを探す」のスイッチをオンに切り替えます。
さらに「最後の位置情報を送信」もオンにしておくと、もしバッテリーが切れた場合でも直前の場所を確認できて安心です。
Apple IDでサインインしていないと「このiPhoneを探す」が表示されません。先にiCloudにサインインしましょう。
⑤Wi-Fiかモバイル通信がオンか確認
ホーム画面で設定をタップしてWi-Fiを選び、Wi-Fiのスイッチが緑色になっているか確かめます。ネットワーク名が表示されないときはいったんオフ→オンを試すと接続しやすくなります。
設定を開きモバイル通信を選び、モバイルデータ通信のスイッチが緑色になっているか確認します。キャリア設定が古いときは最新版があるかチェックしてみてください。
機内モードがオンだとWi-Fiもモバイル通信も自動でオフになります。コントロールセンターで飛行機マークをタップしてオフにしてください。
iCloud.comからそっと確かめる方法

パソコンやほかのスマホからブラウザでiCloud.comにアクセスすると、アプリをいじらずに位置情報を確認できます。
アプリの設定を間違えても心配いらずで、サインインするだけで強力な「探す」機能が使えるのがうれしいポイントです。
①パソコンや別のスマートフォンでブラウザを開く
まずはお使いのパソコンや手元にある別のスマホでウェブブラウザを起動します。SafariやChromeなど普段使い慣れたものを選ぶと操作がスムーズです。
パソコンであればデスクトップやノートのアイコンをダブルクリック、スマホならホーム画面からブラウザをタップしてください。
ブラウザは最新版にアップデートしておくと後のログイン画面表示でつまずきにくくなります。
②iCloud.comにサインインする
SafariやChromeなどお好きなブラウザで「iCloud.com」を開きます。Apple IDとパスワードを入力してサインインしてください。二要素認証が有効なら、登録済みのiPhoneや届いたSMSに表示された確認コードを入力するとスムーズです。
③「探す」をクリック
アカウント画面を下にスクロールすると探すが出てくるのでタップしてください。この中に「iPhoneを探す」や「位置情報を共有」の切り替えがまとまっていますので、次のステップへスムーズに移れます。
④デバイスリストから目的のiPhoneを選ぶ
「iPhoneを探す」の画面を開いたら、画面下部にデバイスリストが並んでいます。ここにはApple IDに登録されている全端末が表示されるので、探したいiPhoneをそっとタップしてください。端末名だけではわかりにくいときは、端末名を長押しするとモデル名や最後にオンラインだった日時も見られるので安心です。
⑤地図が更新されるまで数秒待つ
地図のタイルが読み込まれるまでには端末の性能や通信状態で数秒のタイムラグが生じることがあります。そのまま何もしないで待っていると、自動的に最新の位置情報が反映されます。
更新が遅いと感じたら、機内モードのオンオフやWi-Fiの再接続を試すと読み込みが促進される場合があります。
別のiPhoneで手軽にチェックする方法

友人や家族のiPhoneを借りて「探す」アプリに自分のApple IDでサインインすると、パソコンがなくても失くしたiPhoneの居場所をすぐに確認できます。iPhone同士の操作は直感的なので迷わず使えるうえ、モバイルデータやWi-Fiに繋がっていれば外出先からでも手軽にチェックできるのがうれしいポイントです。
①家族や友人のiPhoneで「探す」アプリを開く
家族や友人のiPhoneのロックを解除して、ホーム画面を表示します。
緑色のアイコン探すを見つけてタップします。見当たらないときは、画面中央を下にスワイプして検索バーを表示し、「探す」と入力して起動してください。
自分のApple IDでサインイン済みでない場合は、サインイン画面が表示されるので、家族や友人に許可をもらってログインしてください。
②画面下の「自分」をタップ
探すアプリを開いたら、画面下にあるアイコンバーを見てください。
右端にある人型アイコンが「自分」です。アイコン部分をしっかりタップしましょう。
もしタップしても反応しない場合は、画面を軽く下に引っ張って更新するとアイコンがはっきり表示されてタップしやすくなります。
③「別のApple IDを使う」を選ぶ
Find Myに表示されたサインイン画面で、小さく見える項目なのでよく探してください。
パスワードを入力すると、Find Myが正しいアカウントで位置情報を取得しやすくなります。
④自分のApple IDでサインイン
設定アプリを開き、画面上部にあるアカウント名をタップします。
「iCloud」を選び、「サインイン」をタップしてください。
登録しているApple IDのメールアドレスとパスワードを入力し、画面の案内に沿ってサインインを完了します。
サインイン後はiCloud設定に戻り、「iPhoneを探す」が自動でオンになります。
⑤デバイスを選んで位置をチェック
ホーム画面から「探す」アプリを開いてください。画面下部にあるデバイスタブをタップします。
表示された機器の一覧から、位置を確認したいiPhoneやAirTagなどを選んでください。地図上にその時点での位置(あるいは最後に通信があった場所)がピンで表示されます。
地図はピンチ操作で拡大縮小ができます。ピンの周囲を囲む円は誤差範囲を示しているので、目的地に近づく際はズームして位置をしっかり把握しましょう。
端末がオフラインや電源オフの場合は、最後に通信した場所だけが表示されます。屋内や地下では正確な位置取得が難しいので注意してください。
位置情報が正しく出るようになったあとにもっと便利に使うコツ

位置情報が正しく出るようになったあとは、こんな活用でさらに便利にできます。
コツ | 便利な活用シーン |
---|---|
位置情報の履歴をチェック | よく行く場所の把握で移動パターンを振り返れる |
ファミリー共有のグループ設定 | 家族との待ち合わせやお迎えがスムーズになる |
ショートカットでワンタップ通知 | 緊急時にワンタップで現在地を送れる安心機能 |
バッテリーとのバランス調整 | 省エネモードと組み合わせて長時間でも追跡可能 |
家族全員の居場所をいつでも確認

家族全員の位置をまとめてチェックできるのがファミリー共有の「位置情報を共有」機能です。子どもが学校から帰ってきたタイミングや、高齢のご両親のお出かけ先を手軽に把握できるので、一人ひとりの安心感がグッとアップします。
iPhoneの設定だけでサクッと始められて、リアルタイムの精度も高いため「今どこだろう?」というモヤモヤをすぐに解消できます。
家族共有で位置情報を自動共有
ファミリー共有を使うと、一度の設定で家族みんなの位置情報を自動的にやり取りできます。これなら「位置情報が見つからない」トラブルも減らせます。
「設定」を開いて自分の名前→「ファミリー共有」をタップします。ここから家族を招待するか、参加の承認をしておきます。
同じ「ファミリー共有」画面で「位置情報を共有」をタップしてオンにします。これで家族グループと自動で位置をやり取りできます。
「探す」アプリを開いて「自分」タブを選び、「位置情報を共有」がオンになっているかチェックします。
ファミリー共有の管理者のみ設定を変更できます。家族全員が正しくiCloudにサインインしているか合わせて確認しましょう。
通知を設定して到着を知らせる
ホーム画面で探すアプリを開きます。
画面下の「人物」をタップして、通知を受けたい相手を選びます。
相手の詳細画面にある「通知」をタップします。
「到着」を選んで、通知させたい場所(現在地や自宅など)を指定します。
最後に「追加」をタップすれば、その場所への到着時に通知が届くようになります。
紛失モードでなくす前より安全に

紛失モードを使うとiPhoneがオフラインでもネットワークに再接続した瞬間に現在位置を送信してくれます。ロック画面にオリジナルのメッセージや連絡先を表示できるので、見つけてもらいやすくなる上に不正な操作を防げます。
また強力なパスコード設置や、紛失モード中の通知設定をカスタマイズすることで、通常の状態より格段にセキュアに保護できます。プログラマー目線のポイントとして、本体再起動通知を有効にすると電源オフ後の再起動も検知可能です。
紛失モードをオンにして連絡先を表示
ホーム画面で探すアプリを立ち上げ、下部タブの「デバイス」をタップします。紛失したiPhoneを見つけたら名前をタップして詳細画面に進んでください。
詳細画面を下にスクロールし、「紛失モードを有効化」をタップします。確認画面が出たら「続ける」を選んでください。
落とし物を届けてもらいやすくするため、連絡先の電話番号と短いメッセージを入力します。入力後「有効化」をタップすると紛失モードがオンになり、ロック画面に表示されます。
紛失モードを有効にすると端末がキーロックされた状態になり、位置情報が正しく取得できるまで数分かかる場合があります。
メッセージを入力して親切な人に届けてもらう
ロストモードをオンにしたあとは、あなたが会えると安心してくれる人に向けて、表示するメッセージをカスタマイズしてみましょう。スマホ操作が苦手な人でも分かるように、短くて親切な案内文を心がけるのがポイントです。
「ロストモードを有効にしたデバイス」の画面で「メッセージを送信」をタップし、表示したい内容をテキスト欄に入力します。ここではどこで拾われたらどこに届けるかや、連絡先の電話番号を簡潔に書くと親切です。
ショートカットでワンタップ検索

ショートカットに「iPhoneを探す」を登録しておけば、ホーム画面やウィジェットからワンタップで起動できます。すぐ呼び出せるので、落とした場所をすぐ確認したいときや急いでいるときにとても頼りになります。また、好きなアイコンに変えられるから画面の見た目も楽しくカスタマイズできます。
ショートカットアプリで「最新の位置を取得」を作る
ショートカットアプリを開き、画面右上の+をタップして空のショートカットを作ります。
下部の検索バーで「位置情報を取得」と入力してアクションを追加します。設定から最高の精度を選ぶと位置がより正確になります。
「マップで表示」か「共有」を追加して位置を地図で見たり、メッセージやメールなどで送ったりできるようにします。
ホーム画面にアイコンを追加して1秒で確認
普段の「探す」アプリをいちいち探さなくても、ホーム画面にショートカットアイコンを置いておくと、タップするだけで1秒で位置をチェックできます。
Safariを開き、アドレスバーに「icloud.com/find」と入力して開きます。初回はApple IDでログインしてください。
画面下の共有アイコンをタップし、「ホーム画面に追加」を選びます。
名前を「探す」など分かりやすくして、右上の「追加」をタップするとホーム画面にアイコンが並びます。
よくある質問

「iPhoneを探す」で「位置情報が見つかりません」と出る理由は何ですか?
- 「iPhoneを探す」で「位置情報が見つかりません」と出る理由は何ですか?
-
位置情報サービスがオフになっている、ネット接続がない、またはバッテリーが切れているときに表示されます。お使いのiPhoneが通信できる状態かと、設定アプリで位置情報が有効かをチェックしてみてください。
- 位置情報サービスの設定はどこで確認すればいいですか?
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設定アプリ→プライバシーとセキュリティ→位置情報サービスを開いてみてください。ここがオンになっていればOKです。もしオフならタップして切り替えましょう。
- Wi-Fiやモバイルデータ通信がオフのときはどうしたらいいですか?
-
コントロールセンターを下から上(Face ID機種は右上から下)にスワイプしてアイコンを確認してください。飛行機マークが青いと機内モードです。オレンジや青のボタンをタップしてWi-Fiやモバイルデータをオンにしましょう。
- 家族のiPhoneが見つからないときはどうすれば?
-
家族のデバイスで「探す」をオンにしてもらう必要があります。設定アプリ→自分の名前→探す→友達を探す/自分の位置情報を共有がオンか確認してください。それでもダメなら一度サインアウトして再度サインインしてもらうと改善することがあります。
バッテリーが完全にゼロでも場所がわかる?
バッテリーがゼロになっても、iPhoneは最後にネットワークに接続していた場所を保存していますので、その地点から大まかな居場所を確認できます。
さらに最新のiOSとチップを搭載した端末ではオフライン探す機能が使えて、周辺の他のApple製デバイスを経由して位置情報を中継します。これによりバッテリー切れ後も数時間から数十時間は追跡可能です。
紛失から時間が経つとデータが古くなる点には注意ですが、電源オフ状態でも最後の足跡をたどれるのは心強いポイントです。
電源オフのままでも位置は更新される?
電源オフ状態ではiPhone本体の通信機能が停止するので、そのタイミング以降の位置情報は取得できません。ただしiOS15以降の機種には、電源が切れた直後でもバッテリー残量を少し残して最後の位置情報をFind Myネットワークに送信する仕組みがあります。これによって電源オフ中でもオフ直前の場所が表示されますが、送信可能な時間はおよそ24時間以内なので、早めに確認すると安心です。
古いiOSだと正しく表示されない?
古いiOSだと「探す」アプリが最新の仕組みに対応していないことがあります。
実際にiOS12以前ではマップが表示されなかったり、位置情報の更新が止まったりするケースを確認しています。
- 最新iOSへアップデート:設定>一般>ソフトウェア・アップデートから最新版にする。
- ブラウザ版を試す:PCやSafariでicloud.comにサインインして「iPhoneを探す」を利用する。
- 旧アプリを併用:iOS12以前は「iPhoneを探す(iCloud)」アプリで位置を確認できることがある。
端末によってはメーカーサポート終了でアップデートできない場合もあるため、そのときはブラウザ版での確認をおすすめします。
相手に通知が飛んでしまうのが心配?
相手のiPhoneには、位置情報を確認しただけで通知が届くことはありません。マップを開いてこっそり距離を確認するだけなら、相手にバレずに使えます。
ただし、音を鳴らす操作や紛失モードの切り替えは相手の画面にアラートが表示されるので注意してください。もっと静かに確認したいときはパソコンからiCloud.comにアクセスして地図を見る方法もあります。
職場や学校のWi-Fiでもちゃんと探せる?
職場や学校のWi-FiでもiPhoneを探すはiCloudサーバーを経由して動く仕組みなので、特別な制限がなければそのまま位置情報を送受信できます。
ただしキャプティブポータル(ネットワーク利用前にブラウザで認証が必要な画面)がある場合は、先にSafariなどでログインしてから「探す」を使うとスムーズです。
まとめ

紹介した手順を順番に試せば、「iPhoneを探す」で位置情報が見つからない悩みはしっかり解消できます。まずは位置情報サービスとiPhoneを探すのオン確認、次に通信状況とバッテリー、そして日付と時刻の自動設定をチェックしてください。
それでもなお難しい場合は、シェア設定を見直したり、iOSの最新アップデートをあてるのがおすすめです。ひとつずつクリアしていくと、すぐに状況が改善されて「ほっと安心」できます。さあ、もう一度設定を確認して、快適なiPhoneライフを楽しんでください。