朝、iPhoneのアラームが鳴るたびに好きな曲で目覚めたいのに、設定手順が見当たらず困っていませんか。
ここで紹介する方法は、標準の時計アプリやミュージックライブラリを使い、数分で設定を終えられるように構成しています。曲の頭出しや音量の細かな扱いまで触れるので、朝一番に好きなサウンドがしっかり響き、スヌーズを繰り返す負担を軽くできます。
流れをつかんだら、ご自身のライフスタイルに合わせて曜日ごとに曲を変える応用もすぐできます。まずは手順を読みながら設定を済ませ、明日の目覚めの変化を楽しんでみませんか。
好きな曲をアラームに設定するやさしい手順

お気に入りの曲で目覚められたら一日が楽しく始まりますよね。iPhoneの標準機能を使う方法から、プログラマー目線のちょっとした裏技まで、わかりやすくまとめました。
- 標準の時計アプリでミュージックライブラリを選ぶ
- ショートカットアプリで好きな曲を再生するアラームを作る
- 外部の目覚ましアプリを利用して自由に曲を設定する
どの方法も最新のiOS17以降で動作確認済みです。曲を選ぶ際はミュージックアプリへのアクセス許可をオンにしておくとスムーズに設定できます。
AppleMusicの曲をアラームにする

AppleMusicに登録していれば、好きなアーティストやプレイリストからお気に入りの楽曲をアラーム音にできます。サブスクならではの幅広い曲数を活かして、毎朝違うムードを楽しむのが魅力です。
- 幅広い楽曲が選べる:最新ヒット曲から隠れた名曲まで、豊富なラインナップ。
- 毎日気分を変えられる:プレイリストを更新すれば、新鮮な目覚めに。
- オフライン再生設定で安定:あらかじめダウンロードしておけば、通信状況を気にせず鳴らせる。
エンジニア目線のヒントとして、アラームに設定したい曲は必ず「ライブラリに追加」→「オフラインでダウンロード」してから選ぶと、曲が表示されないトラブルを防げます。
①時計アプリを開く
画面下部から上にスワイプしてアプリ一覧を表示します。時計アイコンを見つけたらタップしてください。ゆっくり操作すると迷わず開けます。
②アラームタブを選ぶ
画面下に並ぶアイコンの中からアラームと表示されたベルマークをタップしてください。ベルマークがオレンジ色になっていれば、正しくアラーム画面が開いています。
③右上の+をタップして新しいアラームを作る
画面右上の+アイコンをそっとタップしてください。すぐに真っ白なアラーム追加画面に切り替わります。ここから好きな時間を設定できるので、自分だけの目覚ましをどんどん作ってみましょう。
④サウンドをタップ
アラームの編集画面にあるサウンドを見つけてタップします。iOS16以降は音符アイコンが並ぶので、ぱっと見つけやすくなっています。
タップすると着信音やミュージックライブラリに保存した曲の一覧が表示されます。ここから好きな曲を選べるようになります。
iCloudミュージックライブラリがオフだと自分の曲が一覧に出てこないことがあります。設定>ミュージックからライブラリをオンにしてください。
⑤曲を選択をタップしてライブラリを開く
アラーム画面で曲を選択をタップするとミュージックライブラリが開きます。
購入済みの曲や自分で取り込んだ音源がずらりと並んでいるので聴きたい曲を見つけてください。
画面上部の検索バーからアーティスト名や曲名で絞り込むとスムーズに探せます。
⑥好きな曲をタップして戻る
選びたい曲のタイトルをタップするとチェックマークが付いて選択完了です。そのまま画面左上の戻るアイコンをタップしてアラーム設定画面に戻ります。
⑦保存をタップして完了
選んだ曲が反映された画面に戻ったら画面右上の保存をタップします。これでアラームに好きな曲が設定されました。
アラーム一覧で曲名が表示されているか確認しておくと安心です。
購入済み着信音を使う

購入ずみの着信音をアラームに設定すると、わざわざ自分でファイルを用意したり、パソコンをつないだりせずに、すぐに好きなメロディを鳴らせます。
iTunes Storeで購入した音源は「着信音」に自動で登録されるので、設定アプリのサウンドからすぐ呼び出せるのがうれしいポイントです。手軽にオンタイムのテンションを上げたいときにぴったりです。
①時計アプリを開く
ホーム画面を見て、黒い背景に白い針が描かれた時計アイコンを探します。見つけたら優しくタップしてください。
②編集をタップして変更したいアラームを選ぶ
画面左上の編集をタップするとアラーム一覧が編集モードになります。変更したいアラームの時間表示をタップすると、そのアラームの詳細画面が開くので、自分が設定し直したいものを間違えないように選びましょう。
③サウンドをタップ
サウンドを設定する画面が開いたら、画面上部のサウンドをタップしてください。ここからiPhoneに入っている音やApple Musicの曲が一覧で表示されます。
曲数が多いときは、画面上の検索欄に曲名を入力すると素早く見つかって便利です。
注意:iCloudミュージックライブラリの曲を選ぶ場合は、「設定>ミュージック」で「ライブラリを同期」をオンにしておく必要があります。
④着信音一覧から購入済みを選ぶ
「設定」アプリを開いて「サウンドと触覚」をタップし、「着信音」を選びます。画面上部にある「購入済み」をタップすると、これまでに購入した着信音だけが一覧で表示されます。ここから使いたい曲をタップすれば、簡単にアラーム音に設定できます。
⑤戻るをタップして保存
画面左上の「戻る」をタップします。すると自動で編集内容が保存され、アラーム一覧画面に戻ります。設定した曲がアラーム音に反映されているか、一覧からサクッと確認してみましょう。
自作音源をGarageBandでアラームにする

GarageBandを使うと、自分だけのオリジナル音源が簡単に作れます。歌声や環境音を組み合わせてワクワクするアラームに仕上げられます。
手順はシンプルです。GarageBandで録音やループを組み合わせて書き出し、iCloud Drive経由でiPhoneのアラームに追加するだけです。
- 多数のループ素材を無料で活用できる
- 録音やエフェクトで完全オリジナルのサウンドを作成可能
- MacやiPadとも連携して細かく編集できる
あとは録音からiPhoneへの取り込みまで、手順ごとに進めていくだけです。
①GarageBandで新規プロジェクトを作る
ホーム画面でGarageBandアイコンをタップしてアプリを開きます。
画面右上の「+」をタップし、表示されたテンプレートからオーディオレコーダーを選択します。
左上のトラックアイコンをタップして、複数トラック編集画面に切り替えます。
②オーディオファイルを読み込む
GarageBandに取り込む音源は、あらかじめ「ファイル」アプリや「ミュージック」アプリに保存しておくとスムーズです。
アプリを開いたら「+」をタップし、「オーディオレコーダー」を選びます。
画面右上のループアイコンをタップし、「ファイル」タブを開いて読み込みたい音源を選びます。
選んだファイルを長押しし、画面下のトラックエリアにドラッグして配置します。
ファイルアプリから読み込むには、音源がiCloud Drive内にあることを確認してください。
③共有メニューから着信音を書き出す
画面右上の共有ボタンを押して、共有メニューを呼び出します。
リストから「着信音を書き出す」を選んでください。名前を入力したら「書き出す」をタップします。
ファイルアプリやメールなど、好きな場所に書き出せます。書き出し完了後はそこから着信音として設定できます。
④時計アプリのサウンド一覧で自作曲を選ぶ
アラームの編集画面でサウンドを開いたら、一番下にある「曲を選択」を押してください。
ミュージックアプリのライブラリ画面が開くので、自分で作成した曲を一覧から探してタップします。
ミュージックライブラリに曲がないと選べないので、あらかじめミュージックアプリに取り込んでおいてください。
好きな曲アラームで朝時間をもっと楽しむアイデア

大好きな曲をアラームに設定するときは、時間や気分に合わせたアレンジがあると、朝のスタートがもっと楽しくなります。
アイデア | 活用シーン | メリット |
---|---|---|
フェードイン再生 | 目覚めを穏やかにしたい朝 | 大音量に驚かずゆっくり起きられる |
ヨガ向けプレイリスト | ストレッチや瞑想タイム | リラックスしながら体をほぐせる |
アップテンポ曲 | 通勤前の準備タイム | 気分が上がって集中力も高まる |
休日ブランチ用 | ゆったり過ごしたい休日 | まったりした雰囲気を楽しめる |
こんなアイデアを組み合わせると、毎朝のアラームが楽しみになります。どれを試そうかワクワクしながら、自分だけの素敵な朝時間を演出してみてください。
曜日ごとに曲を変えて気分チェンジ

毎日同じ曲で起きていると、だんだんアラームが背景音みたいになってしまうことがありますよね。曜日ごとに曲を変えると、新鮮な気分で一週間をスタートできます。
例えば月曜は元気いっぱいのロックでシャキッと目覚め、金曜はお気に入りのバラードでゆったり始めると、日ごとの気分にぴったり合った準備運動になります。プログラマーらしいコツとして、ショートカットアプリを使うと曜日別に自動で曲を振り分けられるので、手動の手間をぐっと減らせます。
この工夫で毎朝のマンネリを防ぎつつ、iPhoneのアラーム機能をもっと楽しく使いこなせます。
時計アプリでアラームを複製して曜日を分ける
ホーム画面から時計アプリをタップして起動します。
画面下部のアラームタブをタップして一覧を表示し、曜日ごとに分けたいアラームを探します。
複製したいアラームを左にスワイプすると複製アイコンが現れるので、それをタップします。
複製されたアラームをタップし繰り返しから必要な曜日だけを選んで保存します。
アラームごとに別の曲を選ぶ
設定したいアラームの編集画面でサウンドをタップしてから曲を選択を選びます。
ライブラリが開いたら、一覧から使いたい曲をタップしてチェックマークを付けてください。画面右上の「完了」を押すと、そのアラームだけに曲が設定されます。
曲が多いときは、画面上部の検索バーでアーティスト名や曲名を入力するとスムーズです。プログラマー目線では、あらかじめお気に入りリストやプレイリストを作成しておくと、探す手間がグッと減ります。
スリープスケジュールと合わせて健康管理

夜のスリープスケジュールをiPhoneのヘルスケア機能で設定しておくと、決まった時間にベッドへ誘導する「Wind Down(ウィンドダウン)」が働いてリラックスできるんです。ここにお気に入りの曲を組み合わせたアラームをセットしておくと、心地よい音楽で自然に目覚められて、朝から気分もすっきり。規則正しい睡眠リズムが整って、日中の集中力アップやストレス軽減にもつながるので、健康管理にもぴったりです。
ヘルスケアでスリープを設定する
ホーム画面でヘルスケアアイコンをタップしてアプリを起動します。
画面下の「閲覧」タブをタップし、「スリープ」を選択して「フルスケジュールをセットアップ」をタップします。
上下のバーをドラッグして就寝時間と起床時間を好みの時刻に合わせます。
「オプション」をタップし、「目覚ましアラーム音」の「選択」をタップします。表示されるミュージックリストから好きな曲を選んで「完了」をタップします。
睡眠用アラームのサウンドを変更する
ホーム画面からHealthアプリをタップして起動してください。
画面下部の「ブラウズ」を選び、「睡眠」をタップします。続いて「フルスケジュールとオプション」を開いて、変更したいスケジュールを選んでください。
「目覚まし」の項目にある「サウンドと触覚」をタップします。ここでアラーム音を変更できる画面が表示されます。
「サウンド」をタップし、「 曲を選択 」からライブラリ内の好きな曲を探して選びます。選択後に戻ると自動的に設定が保存されます。
選択する曲はあらかじめApple Musicかライブラリにダウンロードしておくとスムーズです。
ショートカットでアラーム音量を自動調整

ショートカットを使えば、朝の目覚ましが鳴る前にiPhoneの音量をぴったり調整できます。たとえば、深夜に音量を下げておいて、朝6時には少しずつボリュームを上げる自動化ができるので、いきなり大音量でびっくりすることも減ります。
ボリューム調整を時間帯や曜日で変えるように組むと、平日はしっかり起こして、休日は優しい音量で夢からそっと誘い出すような使い分けも可能です。エンジニアならではの小ワザとして、テスト用に気になる音量レベルを記録しておくと、あとで調整が手早くできて助かります。
ショートカットAppで音量調整アクションを作る
ここではショートカットAppで音量を調整するアクションを用意します。アラームが鳴る前に自動で音量をコントロールできるので、いきなり大音量で目覚める心配がなくなります。
ショートカットAppを起動して画面右上の「+」をタップします。そのあと「アクションを追加」を選んでください。
検索バーに「音量を設定」と入力してアクションを選びます。スライダーで任意の音量%を指定しましょう。
画面右上の「完了」をタップして名前を付けたら保存できます。これで音量調整アクションができあがりです。
ボリュームは小刻みに上げると目覚めがやさしくなります。状況に合わせて%を微調整してみてください。
オートメーションで起床時刻に音量を上げる
起床時刻に合わせてiPhoneの音量を自動で上げるオートメーションを設定してみましょう。
ホーム画面からショートカットアプリをタップして開きます。
画面下の「オートメーション」タブを選択し、「個人用オートメーションを作成」をタップします。
「時間帯」を選び、起床したい時刻をピッカーで指定します。毎日使うなら「毎日」を選ぶと便利です。
「アクションを追加」をタップし、検索欄で「音量」と入力。表示された“音量を設定”を選び、好みの%にスライダーを動かします。
右上の「実行前に尋ねる」をタップしてオフにし、確認なしで自動実行されるようにします。
「完了」をタップすると設定が保存されます。これで指定時刻になると自動で音量が上がります。
よくある質問

iPhoneのアラームで好きな曲が見つからないのですが
- iPhoneのアラームで好きな曲が見つからないのですが
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アラームに設定できる曲は、ミュージックアプリのライブラリに登録されているものだけです。ストリーミング再生中のアルバムやシングルは表示されないので、曲を端末にダウンロードするか、プレイリストに追加しておくとアラーム一覧に現れます。開発者目線だと、曲情報の読み込みにタイムラグがあることもあるので、曲を追加してから一度ミュージックアプリを再起動するとスムーズに反映します。
ミュージックアプリにない曲をアラーム音にできますか
- ミュージックアプリにない曲をアラーム音にできますか
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残念ながら純正アラームではミュージックアプリ外のファイルを直接指定できません。ですが、GarageBandを使って自作の着信音ファイル(m4r形式)に変換し、設定アプリの「サウンドと触覚」→「着信音」からアラーム音として選べるようになります。プログラマー的には、音声ファイルのメタデータをクリアにしておくと認識トラブルが減るので試してみてください。
アラームで複数の曲をランダム再生する方法はありますか
- アラームで複数の曲をランダム再生する方法はありますか
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残念ながら純正の時計アプリではランダム再生機能がありません。プログラマー流の裏ワザとしては、ショートカットアプリで「ミュージックを再生」アクションにプレイリストを指定し、「ランダム」をオンにしたショートカットを作成。そのショートカットをアラームのスクリプト実行で呼び出すと、目覚めの曲が毎日ランダムで流れるようになります。
AppleMusicに加入していなくても曲を設定できる?
AppleMusicのサブスクに入っていなくても、自分のiPhoneに取り込まれた曲ならアラームに設定できます。
ポイントは「ミュージック」アプリの「ライブラリ」に曲が表示されていることです。iTunesから同期した曲や、CD取り込みした曲、購入済みの楽曲はそのまま選択できます。
もしライブラリにない曲を使いたいときは、PCのiTunesまたはFinderで楽曲を転送してからアラーム設定画面を開くと、一覧に出てきます。
曲が途中から再生されるのはどうしたらいい?
アラームで曲が途中から再生されるのは、そもそも曲データに「開始位置」が記録されているからです。iPhone単体では編集できないため、Macのミュージック(またはWindowsのiTunes)で曲のスタートタイムをリセットしてから同期するのがいちばんシンプルな方法です。もう少し手軽に進めたい場合は、GarageBandで曲を頭からきっちり切り出してアラーム用ファイルを作成し、それを設定するのもおすすめです。
音量が小さくて起きられないときは?
アラームの音量が物足りなく感じたら、まずはiPhone本体のサウンド設定をチェックしましょう。時計アプリのアラーム音は「着信音と通知音」のボリュームに依存しています。
- 設定>サウンドと触覚を開き、「着信/通知音」のスライダーを右いっぱいまで上げる。
- ヘッドフォンの有線/無線接続を外して、本体スピーカーから大きく鳴るようにする。
- アラームに設定した曲の冒頭に無音部分がある場合は、ミュージックアプリやGarageBandでトリミングして無音をカットする。
自動で音量を徐々に上げたいときは、ショートカットアプリで「アラーム開始時に音量アップ」アクションを組むと、寝起きに優しい目覚めを実現できます。
曲を削除したらアラームはどうなる?
- 曲を削除したらアラームはどうなる?
ミュージックアプリで曲を消してもアラームは鳴ります。ただし、削除した曲の代わりにiPhone標準の着信音が流れるようになります。
古いiOSでも同じ手順でできる?
iOS10以降であれば、古いバージョンでも基本的に同じ手順で好きな曲をアラームに設定できます。ミュージックAppの見た目が少し違うだけで、曲を選んでアラーム音に指定する流れは変わりません。ただし、端末に曲が入っていないとリストに表示されないので、事前にパソコンやクラウド経由で同期しておくとスムーズです。
まとめ

好きな曲をアラームに設定すれば、毎朝の目覚めがもっと楽しくなります。まずは時計アプリを開き、新規アラームを追加または既存をタップします。サウンド設定で“曲を選択”をタップし、ミュージックライブラリから好みの一曲を選んで保存すれば準備完了です。
プログラマー視点のコツとして、曲の長さやフェードイン機能を活用すると自然な目覚めが叶います。アラームごとに音量やスヌーズ設定を変えて、あなたにぴったりの目覚まし体験を作りましょう。
これで準備は万端です。さあ、好きなメロディーで一日を元気にスタートさせてください!