祝日の朝に限ってiPhoneのアラームが鳴ってしまい、慌てて布団から飛び起きた経験はありませんか。
このページでは、時計やカレンダーを開くたびに確認しなくても、祝日には自動でアラームを止め、平日はきちんと鳴らす仕組みをやさしい手順と図表で紹介します。使うのは標準アプリだけなので追加費用はゼロ、数分で設定が完了し、思わぬ寝坊や無駄な早起きを防げます。
説明の流れに沿って設定を済ませれば、次の祝日からは心地よい朝を迎えられます。準備を整え、余裕ある休日を楽しむ一歩を踏み出しましょう。もし家族や友人にも同じ悩みがあれば、設定を共有して一緒に快適な朝を手に入れてください。
iPhoneアラームを祝日にオフにするやさしい手順

祝日にまでアラームが鳴って「えっ今日はおやすみじゃ…?」って焦る体験、よくありますよね。そんなモヤモヤをゼロにするには、ちょっとした自動化や連携がカギになります。
- ショートカットで自動化:標準祝日カレンダーをトリガーにして、アラームをオフに切り替える
- 集中モードとカレンダーの併用:休暇用カレンダーを作って、集中モードでアラーム通知をまとめて制御する
- サードパーティ連携:曜⽇や祝⽇を細かく設定できるアプリと同期して、自動で無効化する
これらはどれも最新iOS16以降で使える方法です。エンジニア視点だと、iCloudの祝日カレンダーを活用すると手動で祝日を追加する手間が省けてミスが減ります。
まずは自分の使い方にあわせて、いちばんカンタンそうな方法を選んでみてください。これで毎朝の「バタバタアラーム」からさよならできます。
カレンダーとショートカットだけで完全自動にする

カレンダーに祝日を読み込んで、ショートカットのオートメーションでアラームを自動オフにする方法です。手動いらずで不安が消え、毎朝をスムーズに迎えられます。
- 常に最新の祝日情報:カレンダー更新に合わせて自動対応
- 設定は一度だけ:ショートカットのオートメーションを作るだけ
- プログラマーらしいこだわり:複数条件や通知変更も思いのまま
①ショートカットAppでオートメーションを新規作成する
ホーム画面でショートカットAppをタップします。
画面下のオートメーションタブを選び、右上の+をタップします。
「個人用オートメーションを作成」をタップして、新しい設定をスタートします。
②トリガーで「祝日」カレンダーの終日イベントを選ぶ
ショートカットの自動化画面で「トリガーを追加」をタップしたら、「カレンダー」一覧から「終日イベント」を選びます。そのあと「カレンダーを選択」を開き、祝日だけにチェックを入れてください。
③アクションで「アラームを無効化」を追加する
「アクションを追加」をタップして、新しいアクションの一覧を表示します。
画面上部の検索ボックスに「アラーム」と入力して、関連するアクション候補を絞り込みます。
表示された候補の中から「アラームを無効化」をタップしてアクションに追加します。
「すべてのアラーム」か、特定の名前を付けたアラームのみ無効化するかを選びます。
④確認のスイッチをオフにして自動実行にする
編集画面の最下部付近までスワイプして「実行前に尋ねる」というスイッチを見つけます。
「実行前に尋ねる」をタップしてオフにします。これで承認なしに自動で動くようになります。
承認なしで動くので誤作動に気づきにくくなることがあります。テスト実行して動きを確かめてください。
⑤テストのためにカレンダーにダミー祝日を入れて動きを見る
まずカレンダーアプリを開き、画面右上の追加ボタンをタップします。
タイトルに「テスト祝日」と入力し、終日をオンにします。
開始日と終了日に好きな未来の日付を設定し、保存します。
繰り返し設定と前夜リマインダーで安心して手動オフにする

平日だけアラームを鳴らすように「繰り返し」を月曜~金曜に限定しておくと、祝日はそもそも鳴らなくなります。とはいえカレンダーには祝日以外にも振替休日や社内休業日が混ざることもあるので、前夜に軽くチェックしておくと安心です。
実際にはリマインダーアプリで「明日のアラーム設定を確認する」という通知を毎晩指定時刻に出すようにすると、祝日前夜にオン/オフを忘れず手動で調整できます。プログラマー視点でいうと、純正リマインダーをショートカットで自動登録してしまえば、一度仕込んでおくだけで後は放っておいてもリマインドが届きます。
①時計Appで平日だけ鳴るアラームを作る
ホーム画面の時計Appアイコンをタップして開きます。
下部メニューの「アラーム」を選択し、右上の+ボタンをタップします。
「繰り返し」をタップし、月〜金だけにチェックを入れてから「戻る」をタップします。
アラームの時刻を設定し、必要ならラベルを入力して「保存」をタップします。
iOS標準の繰り返し設定は祝日判別しないため、祝日だけオフにしたい場合は手動でスイッチを切るかカレンダー連携する工夫が必要です。
②カレンダーの「祝日」カレンダーをオンにする
カレンダーアプリを起動して、画面下の「カレンダー」をタップしてください。
表示されたリストの中から祝日を見つけ、その右側のチェックアイコンをタップしてオンにします。
もしリストが長いときは下までスクロールして「その他」枠内を探すとスムーズに見つかります。
③リマインダーAppで前日の夜に「明日は祝日だからアラームオフ」と通知をつける
ホーム画面からリマインダーAppをタップして開きます。
画面右下の「+新規リマインダー」をタップし、タイトル欄に「明日は祝日だからアラームオフ」と入力します。
詳細画面で「日付を指定」をオンにし、前日の夜21:00など好きな時間を選びます。
画面上部の「完了」をタップすれば、祝日の前夜にリマインダー通知が表示されます。
毎月の祝日スケジュールは手動で設定が必要です
④ウィジェットをホーム画面に置いて夜の確認を習慣にする
夜寝る前に翌朝が祝日かどうかをパッと確認できるように、ホーム画面にカレンダーウィジェットを置いてみましょう。祝日表示をオンにしておけば、アラームを止めてもいい日がすぐに分かります。
ホーム画面の何もない部分を長押しして、アイコンがプルプル震えたら画面上部の「+」をタップしてください。
ウィジェット一覧から「カレンダー」を選び、表示サイズを決めて「ウィジェットを追加」をタップしてください。
追加したウィジェットを長押しして「ウィジェットを編集」を開き、「カレンダー」をタップ。表示するカレンダー一覧から「日本の祝日」などをオンにしてください。
注意点:祝日カレンダーが表示されない場合は「設定」→「カレンダー」→「アカウント」から「祝日カレンダー」を有効にしてみてください。
祝日アラーム設定が身についたらもっと快適にするアイデア

祝日を自動でOFFにする設定に慣れたら、さらに毎朝の使い心地をアップさせる応用テクニックを取り入れてみましょう。たとえば祝日だけ違うサウンドにしたり、家族共有のアラームを作ったりすることで、より便利になります。
応用技 | 役立つシーン |
---|---|
祝日専用サウンド設定 | 祝日だけ穏やかなメロディを鳴らして気分を切り替えたいとき |
家族共有アラーム | 家族全員に同じアラームを送って祝日の朝も予定をそろえたいとき |
Siriショートカット連携 | 「祝日オフ」ワンコマンドで設定をまとめて切り替えたいとき |
リマインダー連携 | 祝日前日に翌日の予定を通知して準備を忘れたくないとき |
ウィジェット活用 | ホーム画面に祝日表示付きアラームウィジェットを置いて一目で確認したいとき |
旅行やイベントの日だけ好きな音で起こしてもらう

旅先や特別な日の朝は、いつものアラーム音だと「まだ仕事モードか…」って気分になりますよね。そんなときに旅行の日やコンサート当日だけ、お気に入りの曲やワクワクするメロディに切り替えておけば、目覚めた瞬間から気分が一気にアガります。
カレンダーに登録した予定のタグに合わせてアラーム音を変えると、設定し忘れも防げます。プログラマー的にはショートカットアプリで「カレンダーイベント検出→特定日ならアラーム音切替」を組んでおくと、手動操作ゼロで自動化できるので便利です。
ショートカットで場所に着いたら特別アラームをオンにする
到着したら自動で指定のアラームをオンにするオートメーションをショートカットで作ります。外出先から帰ったときだけ鳴る目覚ましがあると便利ですよ。
ショートカットアプリを起動して「オートメーション」タブを開き、「個人用オートメーションを作成」をタップします。
「到着」を選び、「場所を選択」をタップして自宅やオフィスなど好きな地点を設定します。
「アクションを追加」をタップし、検索欄に「アラームを設定」と入力します。出てきた「アラームを設定」を選び、先ほどのアラーム名を指定して「オン」に切り替えます。
「実行の前に尋ねる」をオフにして「完了」をタップします。これで指定した場所に着くと自動でアラームがオンになります。
アラーム名はショートカット内で正確に入力しないと見つからないので、時計アプリと同じスペルで設定してください。
曜日ごとにスヌーズ間隔を変えて体への負担をへらす

月曜から金曜はお仕事や通学のリズムが決まっているので、短めのスヌーズ間隔でシャキッと起きるのが安心です。逆に土日は少し余裕をもたせた長めのスヌーズ間隔にすると、疲れた体をいたわりながらゆったり目覚められます。
曜日ごとにスヌーズ間隔を変えておくと、平日はスマートに立ち上がり、週末はしっかり回復できる仕組みが完成します。実体験から、心地よいリズムを作ると一週間のスタートがずっと楽になる実感があります。
時計Appで複数アラームを作りショートカットで切り替える
祝日だけまとめてオフにできると、お休みの日の“ドキッ”がなくなるから、アラーム管理がずっと楽になります。
時計Appを開いて+をタップし、時刻を決めたら「繰り返し」を「カスタム」に。祝日だけ選ぶと、名前は祝日アラームなどにしておくと見つけやすいです。
同じく+から平日(月曜~金曜)に繰り返すアラームを作ります。名前は平日アラームにしておくと、ショートカットで選びやすいですよ。
ショートカットAppで「オートメーション」→「個人用オートメーションを作成」。トリガーは「日時」→「祝日」を選び、アクションで「アラームを設定」を追加。「祝日アラーム」をオフに設定します。
同じ流れで新しいオートメーションを作成。トリガーは「日時」→曜日を月曜~金曜に設定し、アクションで「平日アラーム」をオンにすれば完了です。
家族共有でみんなの祝日スケジュールを合わせる

家族共有のカレンダーを使えば、祝日スケジュールを一度設定するだけでメンバー全員に反映できます。これを活用すると、お父さんやお母さんが祝日アラームをオフにすると、子どものiPhoneにも同じ設定が適用されるので、みんなで同じリズムをキープできます。
個別に設定を確認する手間がいらないのが魅力です。プログラマーの目線では、共有カレンダーのフィルター設定を変更すると全デバイスに即座に同期されるため、家族全員の祝日アラームを一元管理したい方にぴったりの方法です。
ファミリー共有のカレンダーをトリガーにしてオートメーションを作る
iPhoneのショートカットアプリをタップしてひらき、画面下部にある「オートメーション」を選んでください。
「+」をタップし「個人用オートメーションを作成」を選びます。
トリガー一覧から「カレンダー」をタップし、「イベントが開始したとき」を選びます。表示されるカレンダー一覧でファミリー共有の祝日カレンダーを選んでください。
「アクションを追加」をタップし「フォーカスを設定」を探します。「スリープ」または使っているおやすみモードをオフに設定してください。
「実行前に尋ねる」をオフにし、右上の「完了」をタップして保存します。
よくある質問

アラームが祝日にオフにならないのはなぜ?
- アラームが祝日にオフにならないのはなぜ?
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標準アラームの繰り返し設定は曜日単位で動いていて、祝日という条件がないためです。そのままだと毎日同じ時間に鳴り続けます。
祝日だけアラームを鳴らさない方法は?
- 祝日だけアラームを鳴らさない方法は?
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ショートカットアプリでカレンダーの祝日情報をチェックして、条件に応じてアラームをオンオフする仕組みがおすすめです。プログラマー目線で書いた手順を記事にまとめています。
ショートカットで自動化するときのポイントは?
- ショートカットで自動化するときのポイントは?
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ショートカットの「カレンダーを取得」で祝日カレンダーを読み込み、祝日ならアラームを停止する流れを組むと失敗が減ります。朝起きて慌てないように早めにテストしておくと安心です。
土日祝まとめてオフにすることはできる?
- 土日祝まとめてオフにすることはできる?
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曜日の繰り返し設定で土日を外し、さらにショートカットで祝日もチェックするとまとめてオフにできます。自分の使い方に合わせて組み合わせてみてください。
ショートカットAppのオートメーションが動かないのはなぜ?
- ショートカットAppのオートメーションが動かないのはなぜ?
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実際に設定しても動かなかった原因は「実行前に確認を尋ねる」がオンになっているからです。iOSではデフォルトで確認画面が出るので承認しないと次に進まない仕様になっています。
オートメーション編集画面で「実行前に確認を尋ねる」をオフにすると、朝のアラーム連動ショートカットが自動実行されるようになります。プログラミング経験からすると意外と見落としやすいポイントなのでチェックしてみてください。
祝日カレンダーが見つからないときはどうする?
祝日カレンダーが見つからないときは、まずiPhoneの地域設定をチェックしましょう。設定アプリを開いて「一般>言語と地域」をタップし、地域を「日本」にしておくと、日本の祝日カレンダーが自動で表示されやすくなります。
それでも一覧に祝日カレンダーが出てこない場合は、サブスクリプションで手動追加してみましょう。ブラウザで「https://www.google.com/calendar/ical/jp.japanese%23holiday%40group.v.calendar.google.com/public/basic.ics」を開き、「カレンダーを追加>購読」で登録すると、確実に祝日スケジュールを読み込めます。
アラームをオフにしたのにスヌーズ音が鳴るのはなぜ?
朝、アラームのスイッチをぽんっとオフにしたのに数分後にまた「プルル…」とスヌーズが鳴り出すと、パニックになりますよね。
実はiPhoneのアラームは、一度鳴ってからスヌーズボタンを押すと別タイマーが動き出す仕組み。そのため一覧画面でアラームをオフにしても、すでに仕込まれたスヌーズ用タイマーは動き続けてしまいます。どうしても鳴らしたくないときは、アラームが鳴いたタイミングで「停止」ボタンをタップするか、設定画面でそのアラームのスヌーズ機能をオフにしておくと、スヌーズ音におびえる朝から解放されます。
iOSアップデート後に設定が消えることはある?
iOSのアップデートでは基本的にアラーム設定や祝日オフのリストなどのユーザー設定は引き継がれるので、アップデート後に消えてしまうことはほとんどありません。
ただし、ショートカットで自動化したルールやカレンダー連携を使っている場合は、一部の自動化が停止することがあります。アップデート後に念のためショートカットアプリで動作を確認しておくと安心です。
通知のオンオフ設定は「設定>通知>時計」で再チェックを。ここがオフになっているとアラーム音が鳴らなくなります。
まとめ

祝日のアラームを自動オフにするポイントは、iOS標準のカレンダーに祝日情報を登録して、ショートカットで「今日が祝日のときはアラームを止める」オートメーションを組むことでした。
たったこれだけの設定で、最新のiOSでも毎朝のドキッがなくなります。ぜひ手順どおりに進めて、ゆったりした朝を手に入れてください。