iPhoneで大事な画面を保存しようとしたのにスクリーンショットがうまく撮れず、設定をどこで変えればよいか分からず戸惑った経験はありませんか。
このガイドでは、ボタン操作から背面タップ、AssistiveTouchの活用まで、実際に試してつまずきやすい箇所をかみ砕きながら丁寧にまとめています。シンプルな手順で迷わず撮影でき、さらに共有やPDF保存など便利な応用もすぐに使えます。
はじめて触れる機能でも、順番どおりに進めれば数分で思い通りのキャプチャ環境が整います。息抜きの合間に操作を確認し、ご自身の使い方に合わせて最適な設定を作ってみてはいかがでしょうか。
iPhoneスクリーンショット設定を迷わず終わらせる手順
スクリーンショットを取りたいのに、やり方を探し回るのは疲れますよね。ここでは最新iOSでサクッと使える３つの方法を紹介します。
- サイドボタン＋音量アップボタンを同時に軽く押す
- Assistive touchを使う→画面内のボタンから撮影
- Siriに「スクリーンショット」とお願いする
どれも標準機能なので追加アプリは不要です。
- ボタンは軽く同時に押すと成功しやすい
- Assistivetouchのメニューは好みに応じて整理
- Siriなら声だけで手間ゼロ
プログラマー目線だと、撮影後にスムーズに編集したいなら、写真アプリで直前のスクショだけを一括選択するショートカットを作るのがおすすめです。
ボタンでサッと撮る方法
電源ボタンと音量アップボタンを同時に押すだけで画面全体をパッと保存できる方法です。画面操作がいらないのでアプリを使っている最中でもスムーズにキャプチャできるのが魅力です。OSアップデート後も手順が変わらないため、いつでも気軽に使えます。
①サイドボタンと音量アップを同時に押す
iPhoneの右側にあるサイドボタンと左側の音量アップボタンを同時に親指と人差し指で軽く押します。
画面が一瞬白くフラッシュすれば成功です。すぐに指を放すとノーカットでスクリーンショットが保存されます。
押している時間が長いと電源オフの画面が表示されます。軽く同時に押してすぐ離すのがコツです。
②左下に出るサムネイルをタップ
画面の左下に小さく現れたサムネイルを軽くタップするとプレビュー画面が開きます。
このプレビュー画面で切り抜きやマークアップがすぐに行えます。
サムネイルは一瞬だけ表示されるので、タイミングを逃さずタップしましょう。
③共有ボタンを押して保存場所を選ぶ
プレビュー画面の左下にある共有ボタンを押すとシェアシートが開きます。
- 写真に追加：カメラロールに入ります。
- ファイルに保存：iCloudやローカルフォルダを選べます。
- メッセージやLINE：すぐに友だちへ送れます。
シェアシートを閉じても自動で“写真”に保存されるので、うっかり閉じても安心です。
④完了をタップして写真アプリにしまう
画面左上の完了をタップすると、保存先を選べるダイアログが表示されます。
そこで写真に保存を選ぶと、自動で「スクリーンショット」アルバムにしまわれます。
AssistiveTouchを使う方法
AssistiveTouchを使うと物理ボタンを同時に押す手間がいらず片手だけでサクッとスクリーンショットが撮れます。画面上に表示される丸いアイコンから操作できるので手がふさがっているときや手の小さい方にも優しい方法です。
- ワンタップで撮れる：メニュー内にスクショボタンを追加すればタップひとつで完了します。
- ボタンの劣化を防止：物理ボタンの同時押しが不要なので長く使い続けられます。
- カスタマイズ自在：よく使う機能をメニューに登録して自分だけのショートカットを作れます。
①設定アプリを開いてアクセシビリティを選ぶ
ホーム画面で歯車アイコンの設定アプリをタップします。表示されたリストをスクロールして、アクセシビリティを見つけます。項目が多くて探しにくいときは、画面を下に引っ張って検索バーを出し、「アクセシビリティ」と入力してもすばやくアクセスできます。
②AssistiveTouchをオンにする
設定アプリを開いたらアクセシビリティをタップします。
つぎにタッチを選び、画面上部のAssistiveTouchをオンにしてください。
オンにすると画面に白い丸が表示されますが、ドラッグで好きな位置に移動できるので安心です。
③画面上の丸いボタンをタップしてデバイスを開く
設定をオンにすると画面上に丸いAssistiveTouchボタンが現れます。指先で軽くタップするとデバイスメニューがぱっと開きますよ。もしアイコンが邪魔な場所にあるときは、そのまま押さえながらドラッグすれば好きな位置に移動できます。
プログラマーならではのコツとして、カスタムアクションにスクリーンショットを登録しておくと、一度のタップで画面キャプチャが撮れるようになります。ぜひ試してみてください。
④その他からスクリーンショットを選んで撮影
アプリ画面下の共有アイコンをタップしてスクロールし、「その他」をタップします。
リストから「スクリーンショットを撮る」を見つけてオンにし、タップすると撮影できます。
一度オンにすると次回から「その他」なしで使えるようになります。
背面タップでひと工夫する方法
背面タップを使うと、電源ボタンや音量ボタンを探さなくても、iPhoneの背面を軽くトントンとダブルタップするだけでスクリーンショットが撮れます。ふと見つけた面白い場面やメモしておきたい情報を、サッと保存できるので便利です。
設定は「アクセシビリティ」から数タップで完了するので、初めてでも迷いません。手袋をしたままでも使えるうえ、片手で操作するときにも役立つので、外出先やちょっとした合間にさっと活用できます。
①設定アプリでアクセシビリティを開く
ホーム画面から設定をタップして開きます。
中央付近までスクロールしてアクセシビリティを見つけましょう。この時、設定項目が多くて探しづらい場合は、画面上部から下へ軽くスワイプして入力バーを表示し、「アクセシビリティ」と入力すると素早くジャンプできます。
②タッチを選んで背面タップを開く
設定アプリを開いて「アクセシビリティ」をタップし、続けて「タッチ」を選んでください。画面を下にスクロールすると背面タップが表示されるので、ここをタップして設定画面を開きましょう。
③ダブルタップまたはトリプルタップにスクリーンショットを割り当てる
ホーム画面から設定をタップして開きます。
設定画面をスクロールしてアクセシビリティを開き、タッチまで進みます。
画面下の背面タップをタップし、ダブルタップまたはトリプルタップを選びます。
リストからスクリーンショットを選びタップすると設定完了です。
④iPhone背面を設定した回数だけ軽く叩いて撮影
設定アプリを起動してアクセシビリティを開きます。
背面タップを選び、ダブルタップかトリプルタップを「スクリーンショット」に設定します。
スクリーンショット設定を応用してもっと快適に楽しむ
ここまで基本のスクリーンショット設定を身につけたら、いよいよ応用テクニックでさらに便利に楽しんでみましょう。プログラマー目線のちょっとした工夫を加えるだけで、日々の操作がスムーズになったり、新しい発見があったりします。
| 応用テクニック | 活用シーン | こんなときに役立つ |
|---|---|---|
| 編集ショートカットの活用 | 撮った直後に素早くトリミングやマークアップ | ちょっとした図解をSNSでシェアしたいとき |
| アシスティブタッチ連携 | タップ数を減らしてワンタップで撮影 | 片手操作が多い移動中や料理中 |
| Siriショートカット自動連続撮影 | 特定の操作で連続キャプチャ実行 | チャートやスライドをまとめて収集したいとき |
| 画像フォルダ分類ルール | 撮影後すぐに自動振り分け | スクショが大量に溜まって整理したいとき |
次の見出しでは、それぞれの応用テクニックを詳しい手順付きで紹介します。自分の使い方にぴったりの裏ワザを見つけて、iPhoneライフをもっと快適にしましょう。
縦長ページをPDFでまるごと保存
Safariのシェアシートから「プリント」→ページプレビューを指でピンチアウトすると、ウェブページ全体を切れ目なくPDF化できます。
長い記事やお買い物リストをまるごとオフラインで読み返したいときにぴったりで、アプリ不要の標準機能だから安心です。
サムネイルをタップして編集画面でフルページを選ぶ
画面の左下に表示されるスクリーンショットのサムネイルをタップします。
編集画面が開いたら、画面上部にあるオプションの中からフルページを選んでください。
共有から“ファイル”を選んで好きなフォルダに保存
ここの流れは、撮れたスクリーンショットを好きな場所にサクッと保存する方法です。共有シートから“ファイルに追加”を選ぶだけで、整理しやすいフォルダへしまえます。
画面左下にある四角と上矢印のマークを押します。
共有シートを下にスクロールして「ファイルに追加」をタップします。
iCloud Driveや端末内フォルダを選んで右上の「保存」を押せば完了です。
保存先にiCloud Driveを使うと、ほかのiOSデバイスからも同じファイルをすぐに参照できて安心です。
シャッター音を消して静かに撮る
スクリーンショットをこっそり撮りたい場面では、本体横のマナーモードスイッチをオンにしておくだけでシャッター音が消えます。また、AssistiveTouchから撮影すると音がさらに控えめになるので、授業中や会議中など周囲を気にせず静かに画面を残せます。
おやすみモードをオンにしてボリュームをゼロにする
画面右上から下に向かってスワイプしてコントロールセンターを表示します。
三日月マークのおやすみモードアイコンをタップしてオンにします。
本体左側の音量ダウンボタンを押し続けて、ボリュームがゼロになるまで下げます。
カメラアプリではなくホーム画面で撮影する
画面の下端から上にゆっくりスワイプ（FaceID機種）またはホームボタンを押してホーム画面に戻します。
左の音量アップボタンと右側面のサイドボタンを一度に押してからすぐ離すと、ホーム画面のスクリーンショットが保存されます。
ボタン同時押しのタイミングが難しい場合は設定のアクセシビリティ＞タッチ＞AssistiveTouch＞カスタム操作でシングルタップにスクリーンショットを割り当てると便利です。
QuickNoteへサッと貼り付け
外出先で見つけた気になる情報をパッとメモしたいときには、QuickNoteへサクッとスクリーンショットを追加すると便利です。
撮影した画面をすぐさまNotesアプリのQuickNoteに送れば、あとで探しやすいフォルダにまとめられたり、手書きのコメントをくわえたりして情報が散らばりません。
共有ボタンで“メモに保存”を選んでQuickNoteを作成
Webページや写真を表示中に画面下部の共有ボタンを探してタップしてください。共有メニューがスッと広がります。
リストをスクロールしてメモに保存をタップします。最初に表示されない場合は「さらに表示」をタップすると見つかりやすいですよ。
保存先にクイックメモが選ばれていることを確認して、必要なら追記欄にコメントを入力してから「保存」をタップしてください。
ApplePencil使用時は画面右下から上へスワイプして直接貼る
Apple Pencilの先端を画面右下の角にそっと当てたら、そのまままっすぐ上へスワイプします。これだけでクリップボードにある画像やテキストが起動中のアプリへ直接ペタリと貼り付けられます。
スワイプの動きが斜めになったり、コーナーから少しズレたりすると別の操作と認識されやすいので、角にしっかり当てたまま垂直に上へ引くのがコツです。
MacへAirDropで即転送
ケーブルなしであっという間にiPhoneのスクショをMacへ渡せるのがAirDropの魅力です。iPhoneとMacのWi-Fi・Bluetoothをオンにして、スクショの共有シートからMacの名前をタップするだけで完了します。特別なアプリ不要なので、プログラムの確認や資料作成の合間にもスムーズに活用できます。
共有メニューからAirDropを選んでMacをタップ
スクリーンショットを表示したら、画面左下の共有アイコンをタップします。共有メニューが開いたら左右にスワイプしてAirDropを探してください。
AirDropアイコンをタップすると近くにあるデバイスが一覧で表示されます。送信したいMacの名前を見つけたら、その項目をタップして送信を開始します。
Macがスリープ中だと検出されない場合があります。あらかじめ画面を点灯させておくと安心です。
Macのダウンロードフォルダでファイルを確認
Dockにある笑顔のアイコンをクリックするとFinderが開きます。プログラマー視点だと⌘+Nで新規ウィンドウを出すと作業効率アップです。
Finderの左側にある「ダウンロード」をクリックすると、最新のファイルが並んだ一覧が表示されます。日付やファイル名で整理したいときは、上部のヘッダーをクリックしてください。
サイドバーに「ダウンロード」が表示されない場合は、Finderのメニューから「環境設定」を開き、「サイドバー」タブで「ダウンロード」にチェックを入れてください。
よくある質問
- スクリーンショットのシャッター音を消すには？
サイドの消音スイッチをオンにするとピピッという音が鳴りません。コントロールセンターで音量をゼロにする方法も便利です。録画機能で画面収録すると音なしでキャプチャできるので、音を消したいときはこちらも試してみてください。
- 撮ったスクリーンショットはどこで見られる？
撮影後は画面左下にサムネイルが表示されます。タップするとマークアップ画面が開き、編集や共有ができます。保存先は「写真」アプリの「スクリーンショット」アルバムにまとめられるので、探しやすいですよ。
- バックタップでスクリーンショットを撮る設定は？
設定＞アクセシビリティ＞タッチ＞バックタップを開いて、ダブルタップやトリプルタップに「スクリーンショット」を割り当てるだけです。ケースや手袋の厚みによっては反応が鈍くなるので試しながら微調整すると快適になります。
- 長いウェブページを1枚でキャプチャする方法は？
Safariでページ全体をスクショしたら、左下のサムネイルをタップして「フルページ」を選んでみてください。PDF形式で保存できるので、あとから編集や共有もスムーズです。対応アプリなら同じ手順で長い画面をまとめられます。
スクリーンショットのシャッター音を消すには？
シャッター音を消したいときは、iPhoneの標準機能を上手に使う方法がいくつかあります。それぞれの特徴をまとめたので、自分に合うやり方を選んでみてください。
- ミュートスイッチで消音：iPhone左側のサイレントスイッチをカチッと切り替えるだけでシャッター音をオフにできます。手順は最小限に抑えたいときにぴったりです。
- コントロールセンターで音量をゼロに：画面右上からスッと下ろして音量バーを一番下まで下げるだけ。細かく音量調節したい場面で役立ちます。
- 画面録画から切り出し：画面録画中にキャプチャして、写真アプリで静止画を書き出せばシャッター音ゼロ。確実に無音にしたいときの裏ワザです。
電源ボタンが壊れていても撮れる？
電源ボタンが壊れていてもAssistiveTouchを使えばサクッとスクリーンショットが撮れます。画面上の仮想ボタンで操作できるので、修理までの日常利用が快適に保てます。
- ボタン不要の操作：画面タップだけでスクショ完了
- 一度設定すればOK：AssistiveTouchをオンにするだけで常時利用可能
- 他の機能も一画面：ロックや音量調整などにも活用できる
撮影後のプレビューが邪魔だけど消せる？
撮影後に自動で現れるサムネイルは、画面の左端へスワイプすればサッと消せます。UIの邪魔を素早く取り除きたいときに役立つので、連続キャプチャや操作中の作業にストレスを感じません。
プログラマー作業中だと、ちょっとしたバグチェックで何度もスクショを撮ることがあります。撮影ボタンを押した直後にそのままスワイプを入れるとプレビュー表示をスキップできるので、テンポよくキャプチャし続けたいときにぴったりです。
背面タップが反応しないときは？
背面タップでスクリーンショットが起動しないと戸惑いますよね。こういうときは設定まわりと物理的な要因をひとつずつ確認すると、すぐに反応が戻ることが多いです。
- 最新版のiOSを使っているかチェック。設定→一般→ソフトウェア・アップデートで最新にしておくと不具合が減ります。
- 設定→アクセシビリティ→タッチ→背面タップがオンになっているか確認。意外とここがオフになりがちです。
- ダブルタップかトリプルタップにちゃんと「スクリーンショット」が割り当てられているか確かめてください。
- スマホケースが厚すぎるとタップの振動が伝わりにくくなるので、薄手のケースに替えて試してみましょう。
- デバイスを再起動してメモリをリセットするだけで直ることもあります。
これらを順にチェックすれば、ほとんどの場合すぐに背面タップが反応してくれるはずです。
まとめ
この記事ではiOS17以降のiPhoneで背面タップやAssistiveTouchを使って、ワンタップだけでスクリーンショットを撮れるように設定しました。
撮影した画像はプレビュー位置の変更やマークアップ機能で手軽に編集できるので、大事な情報をすぐにシェアできます。
日常のメモ代わりや思い出の保存にもぴったりなこの方法を活用して、もっと快適で楽しいiPhoneライフを楽しんでください。