会議や講義の大事なひと言を残したいのに、iPhoneでの録音方法がわからず戸惑ってしまうことはありませんか?
本ページでは、初心者でも迷わず操作できるように赤い丸の位置から保存設定までを画像なしでも思い描けるレベルで順序立てて説明します。さらに音質を保ちながら容量を抑えるコツや文字起こし連携など、日常と仕事のどちらにも役立つ応用も盛り込みました。
読み終えたあとに数分だけ実際に操作してみると指が流れを覚え、次の会議や旅行先でもすぐ録りたい瞬間を逃さず済みます。どうぞ手元の端末を開き、最初の一ファイルを保存する小さな一歩から始めてください。
iPhone録音アプリで音を残すいちばんやさしい始め方

大事な会話やメモをいきなり逃したくないですよね。iPhoneならボイスメモだけでなく、ショートカットやサードパーティアプリを組み合わせて、起動も録音もスムーズに始められます。
はじめの一歩をシンプルにまとめると、次の3つの方法があります。それぞれ特徴が違うので、シーンに合わせて使い分けると便利です。
- ボイスメモを素早く起動:標準アプリで高音質モード(48kHz/24ビット)に設定しておけば、まるで専用録音機のようにクリア。
- ショートカットでワンタップ録音:ホーム画面にショートカットを配置すると、通知センターからすぐ録音スタートできて、操作ストレスが激減。
- サードパーティアプリを活用:FerriteやVoice Record Proなど、ノイズカットや編集機能が充実したアプリであとからの加工も楽々。
エンジニア目線のポイントですが、外部マイクを使うときはLightning-3.5mm変換アダプタで給電対応のものを選ぶと安定します。
この3つを押さえれば、どんな場面でも迷わず録音をスタートできるはずです。さあ、試してみましょう。
ボイスメモアプリで録音する

iPhoneに最初から入っているボイスメモアプリなら、面倒なダウンロードがいりません。
シンプルな画面でマイクボタンをタップするだけで録音がスタートし、録り終わったらすぐに保存できます。録音後に不要な前後をカットしたり、録音タイトルを変えたりも気軽にできるんですよ。
会議のちょっとしたメモや授業の内容を逃さず残したいときにぴったりです。iCloudで同期すれば、別の端末でもそのまま聞けるので、あとでじっくり編集したい人にもおすすめです。
①ホーム画面でボイスメモを開く
ホーム画面を左右にスワイプして〈strong〉ボイスメモ〈/strong〉のアイコンを探します。見当たらないときは画面下から上にスワイプして検索バーを表示し、〈strong〉ボイスメモ〈/strong〉と入力するとすばやく見つかります。
②赤い丸ボタンをタップして録音開始
画面下部にある赤い丸ボタンをそっとタップします。
タップ後は波形が動き出し、録音中であることを視覚的に確認できます。
プログラマー的なコツとして、録音中は画面を動かしすぎず、マイクへの振動を抑えるとクリアな音が残せます。
③完了したら四角ボタンをタップ
話し終えたら録音画面下の赤い丸が四角い停止ボタンに変わります。ここをしっかりタップすると録音がすぐに終了して保存されます。
④録音名を入力して保存
録音を終えたら画面下の録音リストから該当ファイルをタップして開きます。
タイトルの横にある鉛筆マークをタップすると文字入力画面に切り替わります。
ファイル名をわかりやすい名前(例:会議日付+議題)に編集してキーボード上の完了ボタンを押してください。
これで録音名が保存され、後で探しやすくなります。
コントロールセンターから素早く録音する

コントロールセンターに「ボイスメモ」を登録しておけば、画面を下から上にスワイプ(Face ID機種は右上から下にスワイプ)するだけで、アプリ起動なしに録音を開始できます。
マイクアイコンをワンタップするだけで録音がスタートするので、会議の急な議事録や道端でのメモ取りも取りこぼしません。
プログラマーならではのコツとして、ショートカットアプリで「録音開始」をショートカット登録し、コントロールセンターやバックタップに割り当てると、さらにスピーディーに使いこなせます。
①右上端を下へスワイプしてコントロールセンターを開く
画面の右上端(時計やバッテリーアイコン付近)に指を置き、ゆっくり下へスワイプするとコントロールセンターが出現します。もし反応が鈍いと感じたら、一度画面ロックを解除してから再度試してみてください。
②ボイスメモアイコンをタップして録音開始
ホーム画面で波形マークのボイスメモアイコンを探してください。
見つけたらアイコンをタップすると、すぐに録音画面が立ち上がります。
赤い丸いボタンに触れると録音がスタートします。声を発するとパルス状の波形が動き始めるので、正しく録れているかチェックしましょう。
③再度アイコンをタップして停止
画面中央にある赤い丸い録音アイコンをもう一度そっとタップしてください。
波形がピタリと止まったら、録音が完了して自動でファイルが保存されます。
録音中は画面が暗くなっても続けられますが、停止操作はアプリを開いた状態で行ってください。
④自動保存された録音を確認する
ホーム画面でVoice Memosアイコンをタップします。
画面下部の「ライブラリ」をタップすると、これまでの録音がリスト形式で並びます。
一番上に表示される日時付きの録音をタップして、再生ボタンを押すと内容を確認できます。
Siriに頼んでハンズフリー録音

ヘイSiriに「録音を始めて」と頼めば、手を触れずにボイスメモアプリが立ち上がり録音をスタートします。教室で黒板に向かっているときや、料理をしながらメモを取りたいときにぴったりです。両手がふさがっていても大事な音声を逃さず記録できるのが大きなメリットです。
①HeySiriと呼びかける
iPhoneを手元に置いたまま「HeySiri」とはっきり呼びかけます。画面がロック中でもマイクは起動しているので、周囲がうるさくない場所なら指一本動かさずに音声入力が始まります。
マイクは本体下部と画面上部の両方にあるので、声を正面から当てると感度が上がります。耳元やマイクの近くで話すと反応しやすいです。
設定>Siriと検索で「“HeySiri”を聞き取る」がオンになっているか確認しておくと安心です。初回設定時に複数回フレーズを繰り返すと認識精度がぐんとアップします。
②ボイスメモで録音開始と言う
ボイスメモを起動したら、画面下の赤い丸ボタンをタップして録音をスタートします。録音が始まったら迷わず「録音開始」と声に出してください。
冒頭で「録音開始」と言うだけで、あとから多くの録音ファイルの中から目的の音声を見つけやすくなります。
③録音停止と言って終わる
録音中にマイクのそばで「Hey Siri、録音停止」とはっきり声をかけましょう。
Siriが反応すると自動で録音が止まり、画面の波形が動きをやめれば完了のサインです。
声が小さいと反応しづらいので、マイク近くでゆっくりめに発音すると安心です。
もしSiriが聞き取れないときは、画面の赤い停止ボタンをタップして手動で止めてください。
Siriを使うには設定→Siriと検索で「Hey Siriを聞き取る」をオンにしておいてください。
④ボイスメモでファイル名を付け直す
ホーム画面からボイスメモを起動し、リストから名前を変えたい録音を1回タップします。
画面上部にある録音タイトルをタップすると編集可能になるので、新しい名前を入力し、キーボード右下の完了をタップします。
録音中のファイル名は変更できないため、必ず停止してから操作してください。
録音がもっと役立つ私愛用の応用ワザ

録音をもっと活用したいときは、基本機能から一歩進めた応用ワザが役立ちます。ここでは実際に愛用しているテクニックをまとめました。
応用ワザ | 場面別の活用メリット |
---|---|
Siriショートカット連携 | ロック画面からワンタップで録音開始できるので大事な瞬間を逃さない。 |
自動無音トリミング | 雑音や休憩時間を自動カットして会話だけをスッキリ保存。 |
文字起こし+検索 | 録音データをテキスト化してキーワード検索すれば必要な部分をすぐ呼び出せる。 |
iCloud同期 | 録音データをクラウドに置いて外出先でもスマートにチェック。 |
大事な部分だけトリミングする

大事な部分だけトリミングすると、不要な前後の沈黙や雑音をカットしてリスニング体験がグッと良くなります。
- ファイルサイズを抑えてスマホの容量にやさしい
- 要点だけを素早く共有して相手の時間をムダにしない
- 後で聞き返すときに探す手間が減ってストレスフリー
編集ボタンをタップ
録音の詳細画面を開いたら、画面下部の三点アイコンを探します。波形のすぐ下あたりに隠れているので、見落とさないように注意してください。アイコンを見つけたら軽くタップします。
タップするとメニューが開き、その中に「録音を編集」という項目が表示されます。これで編集モードに入る準備が整います。
黄色バーをドラッグして範囲を選ぶ
波形をピンチアウト(指二本を広げる)で拡大しておくと、黄色いバーの端を長押ししやすくなります。開始点か終了点をぎゅっと押さえたまま左右にスライドすると、細かい位置までぴったり合わせられます。イントロの無音や終わりの余韻をしっかりカットしたいときに活躍します。
切り取るをタップして保存
選んだ範囲を最終確認したら画面右下の切り取るをタップしてください。不要な部分が取り除かれて自動で保存されます。
iCloudでMacと録音を共有

iCloudをオンにするだけで、iPhoneで録音した音声がMacにも自動で届きます。手軽に同期できるから、あとでパソコンで聞き返したいときにもあわてずに済みます。
- 自動同期で最新録音を取りこぼさない:iPhoneで録ったらすぐにMacに反映されます。
- Macでスムーズに再生・編集:そのままVoice Memosアプリで開いてカットや結合ができます。
- iCloudバックアップで安心:データがiCloudにあるから、もしものときも録音が守られます。
実は、エンジニア視点でいうと、iCloudの空き容量をチェックしておくのがコツです。足りなくなると同期が止まるので、たまに設定アプリからストレージ状況を確認しておくとスムーズです。
次のステップでは、iPhoneとMacでVoice MemosのiCloud同期を具体的にオンにする方法をやさしく案内します。
設定でボイスメモのiCloud同期をオンにする
ホーム画面から設定をタップしてください。
画面上部のApple ID表示をタップしてプロフィール画面に進みます。
「iCloud」をタップしてiCloudに登録されたアプリ一覧を表示します。
リストから「ボイスメモ」を探してスイッチをオンにします。
同期が反映されるまで時間がかかる場合があります。Wi-Fi環境下で操作するとスムーズです。
Macのボイスメモアプリを開いて自動で同期を確認
DockやLaunchpadからボイスメモアプリをクリックして起動してください。これだけで自動同期がスタートします。
録音リストにiPhoneから送られた最新ファイルが表示されるか確認してください。日時順に並んでいるので探しやすいです。
iCloud同期がオフだとファイルは現れません。システム設定→Apple ID→iCloudでVoice Memosを有効にしましょう。
文字起こしアプリでテキスト化

会議やインタビューの音声をあとで読み返したいときは、文字起こしアプリを使うのがおすすめです。スマホだけで録音データを手軽にテキスト化できるので、キーワード検索や議事録作成がサクサク進みます。
雑音を自動でカットしてくれるアプリや、音声認識の精度が高いサービスを選べば、編集の手間も減らせます。文字で残すことで、後からメモを探すときも安心です。
AppStoreで文字起こしアプリを入れる
まずは最新のiOSが入っているiPhoneでAppStoreをタップして開いてください。
下部メニューの「検索」をタップして、検索画面に切り替えます。
検索欄に「文字起こし」と入力すると、関連アプリの候補がずらりと表示されます。
星の数やレビューを押さえつつ、AI連携やオフライン対応など必要な機能があるか確認してください。
「入手」をタップしてFaceIDやパスワードを入力すると、自動でダウンロードが始まります。
通信量に余裕がないときはWi-Fi環境で作業すると安心です。
録音ファイルを共有からアプリへ送る
アプリ同士で録音ファイルをやり取りしたいときはシェア機能を活用しましょう。やることはシンプルでファイルをタップして共有メニューから送りたいアプリを選ぶだけです。
Voice Memosや使っている録音アプリを開き送りたい録音をタップします。画面左下の共有ボタンを押しましょう。
共有シートから送りたいアプリを探してタップします。見つからないときは「その他」を選びリストに追加してください。
選んだアプリが自動で開き録音ファイルが読み込まれます。問題なく再生できれば完了です。
アプリが.m4a形式に対応していないと読み込めません
テキストをコピーしてノートに貼る
ノートアプリやテキストが表示された画面で、貼り付けたい文字を長く触ってみてください。文字の周りに青い枠とハンドルが出たら成功です。
青いメニューが出てきたら「コピー」を押します。もし「コピー」が隠れていたら、ハンドルをドラッグで選択範囲を広げるとメニューに表示されます。
ノートアプリを開いて、新規ノートや既存のページを表示します。画面を長押しして出てくるメニューから「ペースト」を選ぶとコピーしたテキストが入ります。
よくある質問

- 標準のボイスメモだけで十分ですか?
標準アプリは手軽ですが、プログラマー目線ではバックグラウンド録音やファイル形式の選択肢が限られるので、用途に合わせて別アプリも試すと安心です。
- 録音ファイルをパソコンで編集したいときは?
AirDropでサクッとMacに送るのがおすすめです。ロスなく転送できるので、あとでWaveEditorなどで細かくカットできます。
- 録音中に他のアプリは開けますか?
バックグラウンド録音に対応していれば大丈夫です。画面オフや他操作でも止まらないアプリを選ぶと、うっかり途中で止まる心配が減ります。
- 音質をさらに良くしたいときは?
外付けマイクの接続がおすすめです。Lightning接続か、変換アダプタ経由でコンデンサマイクをつなぐと、クリアな音で録れます。
録音中に画面を消しても大丈夫?
画面をオフにしても録音はそのまま続きます。iPhoneの録音アプリはバックグラウンドでもマイク入力を維持するよう設計されているため、画面を消してロックしても音は逃しません。
- マイクアクセスを確認:設定>プライバシー>マイクで対象アプリのスイッチをオンに
- バックグラウンド更新を許可:設定>一般>Appのバックグラウンド更新でアプリを有効に
- 自動ロックを調整:設定>画面表示と明るさ>自動ロックを「なし」または長めに設定
注意点:他の重いアプリを起動するとiOSが録音アプリを停止することがあるため、長時間録音時は録音中だけほかのアプリを使わないようにしましょう。
長時間録音するとバッテリーはどうなる?
長時間録音を続けるとiPhoneのバッテリーはしっかり消耗します。特にマイク入力やCPU処理がずっと動いているので、普段より電池の減りが早く感じるでしょう。
- 画面輝度を下げる:録音中は画面が不要なことも多いので暗めに設定すると電力節約になります。
- 機内モードを活用:通信機能をオフにすると電波を探す動作がなくなりバッテリーが長持ちします。
- モバイルバッテリーを用意:安心して録り続けたいならポータブルバッテリーで充電しながら運用するのがおすすめです。
録音中にバッテリーがゼロになるとファイルが途中で保存されず消失する恐れがあります。途中で止まらないよう残量に余裕をもって準備しましょう。
雑音を減らすコツは?
雑音を抑えたいときは、まず外部マイクの導入がおすすめです。iPhone内蔵マイクより指向性が高く周囲のノイズをカットしやすくなります。風防スポンジを取り付けると風切り音や息のノイズを軽減でき、マイクを口元に近づけることで声だけを拾いやすくなります。録音アプリの「録音を強化」機能をオンにすると、自動で余計な音をカットしてくれるうえ、背後に布やクッションを置いて反響音を抑えると、一層クリアな音声が残せます。
録音が勝手に途切れる原因は?
iPhoneの録音が途中でストンと途切れるのは意外とシンプルな理由ばかりです。
まずストレージ容量が不足するとバックグラウンドで録音中のファイル保存に失敗しがちです。
次に「省データモード」や「Appのバックグラウンド更新停止」がオンだと、録音アプリが裏で動き続けられず録音が止まります。
さらに長時間録音で本体が熱くなると、自動的に負荷軽減のために処理が抑えられ、一時停止が起こることがあります。
最後に着信や通知でマイク機能が切り替わると、録音が割り込まれて止まるケースがあるので気をつけてください。
ファイルサイズが大きいときの対策は?
録音データが大きくなると保存や送信に時間がかかったり、iPhoneの空き容量を圧迫したりします。ここでは手軽にできる方法をまとめました。
- 不要部分をサクッとカット:録音アプリ内のトリミング機能で前後の無音部分やミスを消すと手早くサイズ削減できます。
- ビットレートを見直して再エンコード:高音質だけど大きいビットレートを下げると、聞き取りに問題ないままファイルが小さくなります。
- クラウド保存でローカル節約:GoogleドライブやDropboxにアップロードすればiPhone本体の容量を気にせず共有も楽になります。
- 長時間録音は分割保存:長い会議や講義は適当な長さで区切って複数ファイルにすると管理しやすくなります。
まとめ

iPhone録音を始めるときは、コントロールセンターに「ボイスメモ」を登録してワンタップで起動できるようにすると安心です。録音前にはマイクテストで音量をチェックしておくと、焦らずに録り始められます。
録音中はマイク周辺のノイズを減らすために画面をしっかりホールドしたり、外部マイクをプラグインしてみたりすると、取りこぼしなしでクリアな音声が残せます。
録り終えたら不要部分のトリミングや簡単なエフェクト追加にもチャレンジしてみてください。手順をマスターすれば、毎日のメモから大事なインタビューまで楽しく活用できます。
さあ、今日からさっそく試してみましょう。快適な録音ライフが待っています。