いきなり鳴る電話番号に心臓が跳ねて、iPhoneでそっと着信拒否を設定したいと思ったことはありませんか?
設定アプリ、履歴画面、連絡先の三通りから番号をブロックする手順を、ボタンの位置やタップ回数まで丁寧に示します。さらに、ワンタップで切り替えられるショートカットや夜間を静かに保つ集中モードの活用法も添えるため、煩わしい迷惑コールに振り回されずに済みます。
手順を読みながら操作を真似するだけで完了しますので、厄介な番号が再び鳴る前にページを開いたまま設定を済ませ、落ち着いたスマホ時間を手に入れてください。
iPhone着信拒否のやり方をゼロからやさしく案内

見覚えのない番号から急に着信があるとドキッとしますよね。iPhoneなら特別なアプリを入れなくてもサクッと着信拒否ができます。
具体的には次の4つの方法があって、それぞれ使いどころが違います。
- 連絡先を利用したブロック設定:知らない番号を連絡先に追加してからまとめて拒否できるので管理が楽になります。
- 着信履歴から直接ブロック:急いで対応したいときに着信履歴からワンタップで拒否できる便利な方法です。
- 不明な発信者を自動で消音:設定をONにすると連絡先に登録されていない番号は着信音なしで通知だけ残るモードです。
- 通話フィルタアプリの活用:より細かい遮断ルールを作りたいときはサードパーティ製アプリでフィルタリングが可能です。
それぞれの特徴を押さえたら、あとは実際に画面を見ながら設定していきましょう。簡単なので安心してくださいね。
設定アプリから拒否リストに追加

設定アプリから番号を拒否リストへ追加すると、iPhoneの通話設定に直接反映されるため、外部アプリを入れずにしっかりブロックできる安心感があります。
通話履歴から迷わず番号を選んで拒否できるため、初心者さんでも手軽に番号管理ができるのがうれしいポイントです。
- 追加アプリ不要:iOS標準機能でそのまま遮断できる
- 即時反映:登録したらすぐに着信を拒否
- 管理ラクラク:設定画面で一覧を見ながら番号を調整できる
①設定アプリを開く
ホーム画面の歯車アイコンを見つけてタップしてください。
もしアイコンが多い場所にあって見つけづらいときは、画面を下にスワイプしてSpotlight検索で「設定」と入力するとすぐに表示できます。
②電話をタップする
ホーム画面にある電話アイコンを探してタップします。緑色の受話器マークなので、すぐにわかります。
③着信拒否設定を選ぶ
表示されたメニューの中から不明な発信者を消音か連絡先をブロックをタップしてください。
- 不明な発信者を消音:電話帳に未登録の番号を自動で着信拒否(消音)します。
- 連絡先をブロック:特定の相手を選んで着信拒否リストに追加できます。
④新規追加をタップする
リストの一番下までスクロールし、新規追加をタップします。タップ後は連絡先一覧が表示されるので、拒否したい相手を選ぶだけで登録できます。
⑤連絡先を選んでブロックを確定
連絡先リストからブロックしたい相手をタップすると名前の横にチェックマークが表示されます。チェックマークを確認したら画面右上の「完了」をタップして手続きは完了です。
連絡先アプリから直接ブロック

連絡先アプリから直接ブロックすると、名前を付けて保存した電話番号だけを狙い撃ちできるので、知り合いを間違って拒否する心配が減ります。
- 登録済みの相手だけをブロックできるから安心。
- iCloud同期で、ほかのiPhoneやiPadにも設定が反映される。
- あとから解除や編集をしたいときに連絡先アプリですぐ見つかる。
①連絡先アプリを開く
ホーム画面にあるグレーの「連絡先」アイコンをタップします。アイコンが見つからない場合は、画面中央を下にスワイプして検索バーに「連絡先」と入力するとすばやく開けます。
iCloud連絡先を同期していると起動直後にデータを読み込むため、一覧の表示が遅くなることがあります。
②ブロックしたい人を選ぶ
電話アプリを開いて下部の「最近」をタップし、リストからブロックしたい番号や名前を探します。
電話アプリで「連絡先」を開き、一覧からブロックしたい相手をタップして詳細画面へ進みます。
連絡先に登録のない番号は最近タブにしか出ないので注意。
③画面下の着信拒否をタップ
発信者の詳細画面を指でゆっくり下へスワイプして、一番下まで表示を引き出します。
画面下部にあるこの発信者を着信拒否をタップしてください。これだけでその番号からの着信が自動で拒否されます。
④ブロックを確定
画面下部に「連絡先をブロック」が表示されたら、ここをタップすると正式に着信拒否の設定が完了します。表示される文言が同じなら、どのiOSバージョンでも安心して操作できます。
誤ってキャンセルをタップすると設定が戻るので、確実に「連絡先をブロック」を押すように気をつけましょう。
着信履歴からワンタップでブロック

着信履歴からワンタップで番号を拒否できるのはiPhoneならではの手軽さです。迷惑電話がかかってきた直後に操作できるので、あれこれ設定画面を探す時間が不要です。
番号の詳細画面を開いて「この発信者を着信拒否」をタップするだけでOK。実際に操作するとストレスなくサクサク進められます。しかもiCloudで同じアカウントのiPadやMacにも設定が反映されるので、どの端末を使っていても安心です。
①電話アプリを開く
ホーム画面の下部にある緑色のアイコン電話をタップしてください。アプリアイコンが見当たらない場合は、画面中央から下にスワイプして表示される検索バーに「電話」と入力すると素早く起動できます。
②履歴タブに切り替える
Phoneアプリを開いたら、画面下部にある時計アイコンの「履歴」をタップしてください。最近の着信や発信の一覧をすぐに確認できます。
③知らない番号の右端iマークをタップ
通話履歴を確認して、知らない番号の右側にあるiマークを押してください。番号の詳細画面が開きます。
④この発信者を着信拒否をタップ
画面を下にスクロールすると「この発信者を着信拒否」が赤く表示されます。はっきりした赤文字なので見つけやすいですよ。タップしてみてください。
タップ後に出るダイアログで「連絡先をブロック」を選ぶと、迷惑な着信をしっかりブロックできます。
⑤ブロックを確定
着信拒否の選択肢が表示されたら「この発信者を着信拒否」をタップします。
確認ダイアログで再度「連絡先を着信拒否」を選ぶと、ブロック処理が確定します。
着信拒否を活かしてもっと安心なiPhoneライフへ

着信拒否の基本が身についたら、ちょっと工夫してもっと安心なiPhoneライフを楽しみましょう。ちょっとした設定やショートカットを活用すると、知らない番号にヒヤリとせずに快適に過ごせます。
機能 | 活用イメージ |
---|---|
連絡先を指定してブロック | 迷惑電話の番号を登録して着信をシャットアウト |
不明な発信者の消音 | 知らない番号は自動で無音着信に切り替えて通知だけ届ける |
連絡先グループで一括管理 | 家族や仕事などグループ別に拒否設定をまとめてON/OFF |
Siriショートカットでワンタップ | ウィジェットからすぐに着信拒否を切り替えてサクッと操作 |
おやすみモードで夜間の通知をまるごとシャットアウト

寝ている間に着信音や通知のバイブでびっくり目が覚めるのを防ぎたいなら、おやすみモードが便利です。このモードを設定すると、指定した時間帯はメールやSNS、電話までまとめてサイレントにできるので、ぐっすり眠れます。加えて、家族や大切な人からの着信だけは許可したり、繰り返しかかってきた緊急の電話には対応したりと、自分に合った例外ルールも作れます。夜だけじゃなく昼寝やリラックスタイムにも使えるので、通知に追われずにスマホと上手に距離をとりたい人にはぴったりです。
コントロールセンターを開いて月マークを長押しする
画面右上から下にゆっくりスワイプしてコントロールセンターを出します。ホームボタン搭載機は画面下端から上にスワイプします。
三日月形のおやすみモードアイコンをギュッと長押しして、設定オプションを表示させます。
コントロールセンターはロック画面でも開けますが、設定を変更するにはロック解除が必要になることに注意してください。
時間帯を設定して自動で有効化
設定アプリを開き「集中モード」を選択して画面上部の「+」をタップします。カスタムを選び「着信拒否」などわかりやすい名前を入力してください。
「通知を許可」>「人」をタップして誰も追加せずにオフのままにします。これで登録外の番号からの着信がすべて静かになります。
「集中モード」画面に戻り該当モードをタップして下部の「スケジュールまたは自動化を追加」を選択します。「時間帯」を選び開始時刻と終了時刻を入力して完了しましょう。
ショートカットで着信拒否ONOFFをワンタップ切り替え

iOSの「ショートカット」アプリを使うと、着信拒否設定画面をワンタップで開いてすぐに切り替えられます。面倒な「設定」アプリの深い階層を探さずに操作できるため、思い立ったときにすぐに不明な番号の着信をブロックしたり、再び受け付けたりできるのがうれしいポイントです。後ほど具体的なショートカットの作り方を紹介しますので、ぜひ活用してみてください。
ショートカットアプリで新規オートメーションを作成
ホーム画面またはライブラリからショートカットアプリをタップして起動します。
画面下部のオートメーションアイコンをタップして表示を切り替えます。
画面上部の+ボタンをタップし、「個人用オートメーションを作成」を選びます。
電話のブロック設定をトグルに登録
ショートカットアプリを開いて画面右上の「+」をタップします。「アクションを追加」を選んで検索欄に「不明な発信者を消音」と入力し、表示された「不明な発信者を消音を設定」をタップして追加します。名前は「通話ブロック切り替え」などにして保存してください。
設定アプリを開いて「コントロールセンター」を選び、「コントロールセンターをカスタマイズ」をタップします。「その他のコントロール」の中から先ほど作成したショートカット名を見つけて「+」をタップすれば完了です。
ホーム画面にアイコンを追加
ホーム画面に置きたいページをSafariで表示します。事前にショートカットで呼び出すURLを用意しておくとスムーズです。
画面下の共有アイコンを押します。四角から上向き矢印のマークです。
共有メニューを下にスクロールして「ホーム画面に追加」を探しタップします。
表示される画面でアイコンと名前を好みで編集し、右上の「追加」をタップします。ホーム画面に新しいアイコンが並びます。
メッセージアプリで海外の迷惑SMSをフィルタ

海外から送られてくる番号通知なしのSMSは、知らない相手に既読をつけたくないときや怪しいリンクを踏みたくないときに困りますよね。そこでメッセージアプリの「不明な差出人をフィルタ」機能を活用すると、海外の迷惑SMSを自動で振り分けられて安心です。
フィルタを有効にすると、iMessageとSMS/MMSが自動で分類された上で、登録外の番号からのメッセージは「不明な差出人」タブにまとめてくれます。通知をオフにできるので、不要なバナーやバイブに邪魔されずに大事なメッセージだけを受け取れます。
設定アプリでメッセージを選ぶ
ホーム画面の歯車アイコンから設定アプリを開き、画面を下にスクロールしてメッセージをタップします。リストが長いときは画面上部の検索バーで「メッセージ」と入力するとすぐ見つかります。
不明な差出人をフィルタをオンにする
メッセージアプリの設定を変えるだけで、知らない番号から届くメッセージを自動で仕分けできます。
ホーム画面から設定をタップします。
一覧からメッセージを探してタップします。
「不明な差出人をフィルタ」をオンに切り替えます。
よくある質問

- 着信拒否した番号はどこで確認できる?
設定アプリから電話>着信拒否設定を開くと、これまでブロックした番号の一覧が見られます。コーディングで端末履歴にアクセスした経験を活かして探したところ、直接リスト化されているので迷わず辿れました。
- 間違えて着信拒否した番号を解除するには?
同じく設定>電話>着信拒否設定画面で、リストから番号を左にスワイプして「解除」をタップします。プログラマー視点で言うと、直感的にスワイプ操作でリスト編集ができるフローです。
- 不明な番号だけを自動で拒否できる?
iOSの「不明な発信者を消音」で、連絡先に登録のない番号は自動で消音・通知センターに送られます。プログラマー目線では、ルールでフィルタをかける感じでスマートでした。
- 拒否した番号からSMSは届く?
着信拒否は電話だけでSMSは別です。実体験では、番号拒否後もSMSは普通に受信できました。迷惑SMS対策はメッセージアプリのフィルタ機能を活用すると安心です。
- ブロック機能をオフにするとどうなる?
一時的にオフにすると、拒否していた番号から着信音が鳴るようになります。テストでオフにしてみたら、すぐ電話がかかってきて機能の違いをはっきり実感できました。
着信拒否した相手にはどう聞こえる?
着信拒否にすると、相手の電話はあなたの端末に届かず、相手側には「呼び出し音が一度だけ鳴ってすぐ切れる」か「話し中のプー音(または留守番電話につながる)」ように聞こえます。
iPhone側では通知も音も出ず、まるで電話を受け取らなかったかのように動きます。そのため相手は「電源が入っていないのかな」「話し中だから断られたのかな」と思うケースが多いです。
キャリアや契約プランによっては、留守番電話に転送されてメッセージを残せる場合があります。どうしても相手に気づかれたくないときは、留守番電話機能をオフにするとよりしっかり拒否できます。
非通知はブロックできる?
iPhone標準の方法では「非通知」の番号を個別にピンポイントで拒否することはできません。ただし、iOS13以降で使える不明な発信者を消音をオンにすると、連絡先に登録のない番号や非通知の着信を自動で消音できます。
もっと厳密に非通知をシャットアウトしたいときは、携帯キャリアが提供するオプションサービスやサードパーティ製の迷惑電話対策アプリを利用するとよいでしょう。サービスによっては非通知だけを完全に拒否できるものもあります。
「不明な発信者を消音」は着信は拒否しないものの、鳴動を止めて留守番電話に回す動きになるので、安心して非通知をスルーできます。
着信拒否一覧を一括で解除できる?
着信拒否した番号をまとめて解除したい場面、ありますよね。iPhoneの設定には一括解除ボタンはありませんが、いくつか効率的な方法があります。
- 設定リセット:すべての設定をリセットすると、着信拒否リストも一緒にクリアされます。
- Apple Configurator利用:MacとUSBで接続し、特定のプロビジョニングプロファイルを適用して一覧を一括削除可能です。
- MDM(企業向け):管理者がポリシーでブロックリストをリモート解除できます。
設定をリセットすると着信拒否以外の設定も初期化されるので、ホーム画面の配置などをメモしておくと安心です。
ブロックしても相手からのSMSは届く?
電話番号をブロックすると、相手からのSMS(キャリアのショートメッセージ)も一緒にシャットアウトされます。電話やFaceTimeと同じく、こちらには届かなくなり通知もいっさい来ません。
相手はメッセージを送信できたように見えますが、実際はブロックフィルターの向こうで止まっているイメージです。受信トレイにも残らないので迷惑メッセージに悩まされる心配が減ります。
実体験としてキャリアSMSとiMessageの両方を試してみましたが、どちらも一切の通知がこないことを確認できました。ブロック後のメッセージ管理はとてもシンプルです。
着信拒否したことを相手に気付かれない方法は?
- 着信拒否したことを相手に気付かれない方法は?
-
相手に気付かれずに着信拒否するコツは大きく2つあります。
ひとつめは「不明な発信者を消音」する方法です。設定→電話で不明な発信者を消音をオンにすると、登録していない番号は音を消して留守電にまわされます。相手は普通に留守電につながるので拒否された実感がありません。
ふたつめは特定の相手に無音着信音を割り当てる方法です。GarageBandなどで数秒の無音ファイルを作り着信音として追加し、相手の連絡先に設定します。画面だけ着信が表示されて音は鳴らないので、あたかも忙しくて出られなかったかのように見せられます。
状況に合わせて使い分けることで、相手に気付かれずにスマートに着信を防げます。
まとめ

これまでご紹介した手順を実践すれば、知らない番号や迷惑電話を手軽にシャットアウトできます。
個別の番号ブロックと「不明な発信者を消音」を組み合わせると、必要な連絡は逃さずに、不安な着信だけをサッと抑えられます。
さっそく設定を試して、もっと安心できるiPhoneライフを楽しんでくださいね。