フェイスidが突然反応せず、何度顔を向けても認識しない瞬間に冷や汗をかいたことはありませんか?
本ガイドでは短時間でできる再登録手順からカメラ掃除のコツ、更新時の落とし穴までを工程ごとに示し、設定画面で迷わないよう画像付きで解説します。さらにプログラマー視点ならではのミスを防ぐチェックも添えて、顔を向けるだけで一瞬でロックが外れる軽快さを取り戻すお手伝いをいたします。
手元の端末で反応が鈍いと感じた今が改善の好機です。ここで紹介するステップを順番に試し、古い登録データでも鮮度を取り戻し、安心してポケットから取り出せる毎日を手に入れてください。
実体験でわかったFaceIDが認識しないときの直し方

FaceIDが急に反応しなくなると「あれっ?」とドキッとしますよね。でも慌てずに順番に試せば大抵は戻ります。実際に試してうまくいった手順をまとめたので、安心してチャレンジしてください。
- レンズをキレイにする:カメラレンズに付いた指紋やホコリをマイクロファイバークロスでやさしく拭き取る。
- FaceID設定をリセット:設定アプリでFaceIDとパスコードを開き、FaceIDを再登録する。
- 照明と環境を見直す:暗すぎたり逆光だったりすると誤動作しやすいので、適度な明るさの室内で試す。
- 顔の向きと距離を整える:正面を向いて、顔とTrueDepthカメラの距離を25〜50cmに保ち、目を画面の真ん中に合わせる。
- 強制再起動でリフレッシュ:音量上ボタン→音量下ボタン→サイドボタン長押しでデバイスを再起動してみる。
- iOSを最新バージョンへ更新:設定アプリの一般>ソフトウェア・アップデートから最新版にアップデートする。
この6ステップを順に試せば、ほとんどのFaceIDトラブルは解消できます。顔周りのちょっとした工夫でサクッと元通りになるはずです。
FaceIDをまるごと再登録する

FaceIDが何度も失敗するようになったときは、思い切って顔情報をまるごと再登録すると安心感が違います。普段使いしているサングラスやマスク、ヘアスタイルを変えたあとでも再登録をしっかり行えば、スムーズさが戻ります。
この方法のいいところは、古い顔データをリセットして新しい状態からスタートできる点です。たとえば、途中でシステムアップデートを重ねて微妙にずれが生じたときや、初回登録時にちょっと不安定だったときなどにおすすめです。プログラマー視点のワンポイントとしては、照明を均一にすることと、カメラに対して正面をキープすることで、登録精度がより上がります。
①設定アプリを開く
ロック解除したらホーム画面で歯車マークの設定アイコンを探してタップします。
- アプリが多いときは画面を下に引っ張って「設定」と入力するとすぐ見つかる。
- ホーム画面にない場合はAppライブラリの「ユーティリティ」フォルダをチェックすると出てくる。
②FaceIDとパスコードを選ぶ
設定アプリを開いたら「FaceIDとパスコード」をタップしてください。
まだパスコードを設定していなければ「パスコードをオンにする」を選んで6桁以上の数字を入力しましょう。
FaceIDのスイッチが表示されたらオンにすると、顔を登録する画面に進みます。
③パスコードを入力する
FaceIDがうまく反応しないときは、慌てずにパスコードで解除してスマホを使える状態に戻しましょう。
ロック画面で画面をタップするか、下から上にスワイプしてパスコード入力欄を表示します。
いつも使っている数字4桁または6桁のパスコードを入力して、ホーム画面を開きます。
④FaceIDをリセットをタップ
設定アプリの「FaceIDとパスコード」を開いたら、スクロールしてFaceIDをリセットを探してタップしてください。パスコード入力画面が出るので入力してから、もう一度表示される「FaceIDをリセット」を選ぶと、保存されていた顔データがすべて消去されます。
注意点 リセットすると既存のFaceIDが無効になるため、この後すぐに新しい顔情報を登録してください。
⑤続けるをタップ
FaceIDの顔登録が完了すると、画面下部に「続ける」ボタンが表示されます。ここをタップすると、次の設定ステップへ進みます。
「続ける」がタップできない場合は、顔の位置を画面中心に戻し、周囲の明るさを少し上げてから再度お試しください。
⑥顔を枠内でゆっくり回して登録
画面に映る顔の位置を動かさずに、ゆっくりと顔を左右に回してください。あごから額まで均一に読み取れると認識精度がアップします。
顔と端末の距離は約30cmをキープするとカメラがピントを合わせやすくなります。
⑦完了をタップしてテスト
追加の顔登録が終わったら画面右下の「完了」をタップしてください。
ロック画面に戻ってサイドボタンを押し、FaceIDが登録した角度でロック解除できるか確認しましょう。
テストするときは照明やマスクの有無で認識が変わることがあるので、室内・屋外ともに試してみてください。
TrueDepthカメラをやさしく掃除する

スマホの前面上部にあるTrueDepthカメラは、とても繊細なセンサーでできています。手帳やポケットの中で知らず知らずにホコリや手あかがついてしまうと、FaceIDがうまく反応しなくなることがあります。
そんなときはマイクロファイバークロスなど、柔らかい布でやさしく拭き取ってみましょう。布に水や無水エタノールをほんの少し含ませると、頑固な皮脂汚れもすっきり落とせます。ただし、センサー部分を強くこすらず、軽いタッチで仕上げるのがポイントです。
この方法なら、専門工具を用意しなくても数十秒でお手入れ完了。掃除後はFaceIDの認識がスムーズに戻ることがほとんどなので、まず試してみる価値があります。
①柔らかい布を用意する
ガラス面やセンサー部分を傷つけないように、メガネ拭きで使うマイクロファイバーの布を用意してください。ティッシュや紙は繊維が残りやすく、小さな傷の原因になるので避けるのが安心です。
プログラマーならではのコツですが、布は使うごとにホコリが付くので、週に一度は洗濯ネットに入れて軽く手洗いするとクリアな拭き心地をキープできます。
②カメラ部分をそっと拭く
まずカメラレンズまわりのホコリをエアダスターや柔らかいブラシで軽く吹き飛ばします。
次にマイクロファイバークロスを折りたたんで、レンズを中心に円を描くようにしながら強くこすらずそっと拭いてください。
レンズの汚れが気になるときは少量の精製水をクロスにつけてから拭くと、よりきれいになります。
③ケースやフィルムを外して確認
スマホケースや画面保護フィルムが厚すぎるとTrueDepthカメラの赤外線が遮られてFaceIDが反応しづらくなるかもしれません。ケースをゆっくり取り外し、フィルムも端からそっと剥がしてから再度ロック解除を試してください。
注意点:ケースを外す際は爪や硬い物で画面を傷つけないようにゆっくり操作してください。
④もう一度FaceIDを試す
iPhoneをロック画面にして、カメラ部分にゆっくり顔を向けてください。顔と画面の距離は30〜50cmがちょうど良いですよ。
メガネやマスクを外してトライすると、思いがけずスムーズに認識してくれることがあります。
薄暗い場所だと失敗しやすいので、明るいところへ移動してから再挑戦すると安心です。
iOSを最新にして不具合をなくす

FaceIDがうまく反応しないとき、意外と効果的なのがiOSを最新にアップデートすることです。メーカーが定期的に出しているソフトウェア更新には、カメラやTrueDepthセンサー周りの細かな調整やバグ修正が含まれているので、一度トライすると不具合がすっきり解消されることが多いです。
特に、最新バージョンをしばらく試していない場合や、前回のアップデートで途中エラーが出てしまった場合には強くおすすめです。設定アプリからワンタップで更新できて、再起動後には内部キャッシュもリフレッシュされるため、FaceID動作の安定感が戻ってきます。
①設定アプリを開く
ホーム画面に並ぶ歯車マークの設定アプリをタップして開きます。
②一般をタップ
設定アプリを開いたら、一覧の中ほどまでスクロールしながら一般を探してタップしてください。アイコンは歯車のマークでわかりやすいです。
メニューが多くて見つけにくいときは、画面上部の検索バーに「一般」と入力するとすぐに表示されます。サクッと移動したいときに便利です。
③ソフトウェアアップデートを選ぶ
設定アプリを開き、「一般」をタップします。
続いて「ソフトウェアアップデート」を選びましょう。
最新の iOS バージョンが表示されるので、必要なら画面の案内に沿ってインストールしてください。
アップデート中は電源ケーブルとWi-Fiに接続しておくと安心です。
④ダウンロードしてインストールをタップ
まずダウンロードしてインストールをタップしてください。Wi-Fiにしっかりつながっているか、バッテリー残量が50%以上あるかを確認しておくとトラブルなく進みます。
⑤再起動後FaceIDを試す
iPhoneの一時的なエラーが原因でFaceIDがうまく動かないことがあります。そんなときは再起動でサクッとリセットしてみましょう。
サイドボタンと音量ボタンのどちらか長押しでスライダーが出たら、スライダーを右へスワイプして電源をオフにします。
完全に電源が切れたらAppleロゴが出るまでサイドボタンを長押しします。これで再起動が完了です。
再起動後に画面を上にスワイプしてロック解除を行い、顔をカメラに向けてFaceIDを試してみてください。うまくいかない場合はマスクを外すか顔の角度を調整すると成功しやすいです。
Appleサポートアプリでセルフ診断する

FaceIDの調子がイマイチに感じたら、まずはAppleサポートアプリでセルフ診断してみると安心です。公式アプリなら最新OSにも対応していて、画面に沿って進めるだけでFaceIDまわりのソフト状況やセンサーの動作をチェックできます。
アプリのセルフ診断なら、特別な知識やケーブルは不要です。画面タップで進むだけなので、初めての人でも迷わずに操作できますし、診断結果を見ながら原因がソフト寄りかハード寄りかをざっくり把握できます。
公式アプリならではのメリットとして、もしセルフ診断で解決が難しそうな場合、そのままチャットや電話でAppleサポートにつなげる点もとても心強いです。手順を中断せずに相談に進めるので、FaceIDが使えなくて焦っているときも落ち着いて対処できます。
①AppStoreでAppleサポートを入れる
まずはAppStoreでAppleサポートアプリをインストールしましょう。FaceIDに関する最新情報や自動診断が使えて安心です。
ホーム画面のAppStoreアイコンをタップして開きます。
画面下の検索タブを選び、検索欄にAppleサポートと入力して虫眼鏡をタップします。
「取得」もしくは雲のアイコンをタップしてダウンロードし、完了したら開くを押します。
Apple IDでのサインインが求められることがあります。パスワードを手元に用意しておくとスムーズです。
②アプリを開きデバイスを選ぶ
ホーム画面で歯車アイコンの設定アプリを探してタップしてください。次に画面上部に表示されている自分の名前(Apple ID)をタップすると、紐づいているデバイス一覧が表示されます。その中からFace IDの設定を確認したいiPhoneをタップしましょう。
③FaceID関連の項目をタップ
設定アプリの一覧からFaceIDとパスコードを見つけてタップしてください。スクロールが長い場合は画面を一気に上げるより、小さく何度かスワイプすると狙った項目に届きやすいですよ。
④画面の案内に沿ってテスト
登録が終わるとテスト用の画面に切り替わります。デバイスを手に持ったままカメラ枠に自分の顔を合わせ、ゆっくり左右・上下に顔を動かして画面の案内に沿って進めてください。
画面の枠がすべて埋まると自動で認識テストが始まります。いつもの距離と角度で画面を見つめるだけで大丈夫です。
周囲が暗すぎたり逆光だと認識がうまくいかないことがあるので、明るい場所で試すと成功しやすいです。
⑤結果に合わせて修理を検討
何度試してもFaceIDの反応が変わらない場合は、内蔵センサーの故障が考えられます。ここからは修理をスムーズに進めるための準備をしていきましょう。
- データのバックアップを取る:iCloudまたはパソコンに最新のバックアップを残しておきます。
- シリアル番号を控える:設定→一般→情報からシリアル番号をコピーしておきます。
- Appleサポートに問い合わせ:オンラインチャットか電話で現状を詳しく伝えます。
- 修理方法を選ぶ:最寄りのApple Store持ち込みか配送修理どちらが便利か決めます。
- 料金と所要時間の目安を確認:保証対象かどうかで費用が変わるので事前にチェックします。
Apple正規サービスプロバイダなら安心の純正部品交換が受けられます。
FaceIDがスイスイ動くようになったら試したい便利ワザ

FaceIDの動きがスムーズになったら、解除以外にもこんな便利ワザで日々のiPhone操作がもっと快適になります。
便利ワザ | どう役立つか |
---|---|
パスワード自動入力 | サイトやアプリのログイン欄で顔認証するだけでIDやパスワードが一気に入力されるので手間が激減します。 |
Apple Pay/App Store認証 | 買い物やアプリ購入時にFaceIDを当てるだけでOKなのでレジ前やレジ打ち待ちのストレスがなくなります。 |
ロック画面からメモ起動 | 緊急のメモやアイデアをすぐ書き留めたいときに顔認証→タップでメモが即立ち上がります。 |
写真アプリのプライベートアルバム | 隠したい写真フォルダをFaceIDロックにしておけば、他人に見られる心配がなく安心です。 |
マスク着用でも一瞬でロック解除

マスクをしていてもサクッとロック解除できる方法は、iOS15.4以降の隠れ機能を活用することです。この機能をオンにすると、目元だけで顔を認識するように最適化され、急いでいるときでもマスクを外す手間がなくなります。プログラマー視点では、顔データを再登録する際に少しだけ上方向から撮影することで、マスクの上端が認識に混乱を与えにくくなる工夫もおすすめです。
設定アプリのFaceIDとパスコードを開く
ホーム画面で設定
アイコンをタップします。
表示されたメニューを下に向けてスワイプし、FaceIDとパスコード
をタップします。
パスコードの入力画面が出たら、ロック解除に使っているパスコードを入力して進んでください。
マスク着用FaceIDをオンにする
ホーム画面で設定
アプリをタップして開きます。
画面をスクロールしてFaceIDとパスコード
をタップし、パスコードを入力します。
マスク着用FaceID
のスイッチをタップし、オンに切り替えます。
iOS15以上でないと表示されません。ソフトウェア・アップデートで最新にしておきましょう。
案内に沿って顔を登録する
ホーム画面から設定アプリをタップし、下にスクロールして「Face IDとパスコード」を選んでください。
端末のロック解除用パスコードを入力して先に進んでください。
表示された画面の「Face IDを設定」をタップしてください。
画面の枠に顔全体が収まるように向きを調整し、ゆっくり頭を回して顔を登録します。
1回目と同じ手順で2回目のスキャンを行い、より多くの角度を登録しましょう。
登録が終わったら「完了」をタップしてFace IDの設定を保存します。
登録中は周囲の影を減らすために顔全体がはっきり映る明るさで行いましょう。
メガネを複数登録してどのメガネでも解錠

メガネをかけ替えるたびにロック解除がうまくいかないと焦りますよね。そんなときは代替容姿としてもう一つのメガネ姿を登録しておくと便利です。
たとえば普段使いのクリアレンズと外出用のサングラスをそれぞれ登録すれば、どちらをかけていてもスムーズに解除できます。操作も「設定>Face IDとパスコード>代替容姿」から撮影するだけなので、初めての方でも迷わず進められますよ。
FaceIDとパスコードを開く
ホーム画面から設定アプリをタップします。
一覧からFace IDとパスコードを探して選びます。
設定を続けるために、画面に表示されたパスコード入力欄に現在のパスコードを入力してください。
メガネを追加で設定を選ぶ
FaceIDの設定画面でメガネを追加をタップしてください。いつものメガネをかけたまま、画面の指示に合わせてゆっくりと顔をスキャンしましょう。
暗い場所だとスキャンが甘くなるので、明るい室内や自然光の下で行うと成功しやすいです。
異なるメガネで顔を登録する
メガネをかけた状態でもFaceIDがスムーズに開くように、別の外見として顔を登録します。
ホーム画面で設定をタップして開きます。
リストからFaceIDとパスコードをタップし、画面の案内に従ってパスコードを入力します。
別の外見を設定をタップして、メガネをかけたまま顔をフレームに合わせてゆっくり動かします。
複数のタイプのメガネを使う場合は、それぞれ別の外見で登録すると、どのメガネ姿でもFaceIDが認識しやすくなります。
パスワード入力を減らすSafari自動入力活用

Safariの自動入力を使えば、パスワードを毎回入力しなくてすむので、FaceIDがうまく反応しないときでもさくっとログインできるようになります。iCloudキーチェーンに保存した情報を呼び出してくれるから、よく使うサイトやアプリでとくに便利です。
- ログイン操作がスピーディーに:手動入力の手間がぐっと減るのでイライラ知らず。
- iCloudキーチェーンで同期:iPhoneだけでなく、MacやiPadともパスワードを共有できる。
- FaceIDやTouchIDと併用OK:自動入力後に生体認証を使えば安全性もバッチリ。
設定のパスワードを開く
ホーム画面から設定を開き、画面を下にスクロールしてFaceIDとパスコードを選んでください。
パスコードの入力を求められたら、いつも端末のロック解除に使っているパスコードを入力します。
正しく入力するとFaceIDの設定画面が表示され、次のステップに進む準備が整います。
自動入力をオンにする
設定アプリを開いて「FaceIDとパスコード」をタップしてください。
画面にパスコードを入力したら「パスワード自動入力」を探してスイッチをオンにしましょう。
これでSafariや対応アプリでログイン画面を表示するとFaceIDで顔認証しつつ、登録したパスワードが自動的に入力されるようになります。
FaceIDでログインを確認する
まずはアプリのログイン画面でFaceIDが動くかを確認しましょう。実際に試すことで、どこに問題があるのかはっきりさせられます。
FaceIDログインを利用したいアプリを起動して、ログイン画面まで進んでください。
「FaceIDでログイン」や顔のアイコンがあるボタンをタップして認証画面を呼び出します。
iPhoneを自然な位置に持ち、正面カメラが顔全体を捉えるようにしましょう。
認証が通るとパスワード入力画面を飛ばしてホーム画面やマイページに移動します。
もし認証に失敗したら、カメラの前面レンズに汚れがないか確認し、設定のFaceID再登録をお試しください。
よくある質問

- マスクをしていてFaceIDが認識しないときの対策は?
-
マスクを着けたままの顔はTrueDepthカメラが特徴を読み取りにくくなるため、iOS15以降なら「マスク着用時にFaceIDを使用」をオンにしてみてください。設定の「FaceIDとパスコード」から追加できるので、マスクあり用に顔の半分を登録するとかなりスムーズになります。
- 何度やってもFaceIDのセットアップが成功しません。どうすればいいですか?
-
登録時はカメラまわりのホコリや指紋が邪魔になることがあります。柔らかい布でレンズ部分を軽く拭いてから再試行してください。また、明るい場所で顔をゆっくり回すとセンサーが全体を捉えやすくなります。ケースや保護シートが干渉していないかもチェックしてみてください。
- 暗い場所でFaceIDが反応しないときの解決策は?
-
TrueDepthカメラは赤外線を使っているので暗所にも強いですが、あまりに真っ暗すぎるとセンサーが迷うことがあります。近くにほんの少し光を当てるだけで認識率が上がるので、デスクライトやスマホ画面の明かりを活用してみてください。
顔が変わるとまた認識しなくなる?
FaceIDは使うたびに学習して、メガネをかけたりヒゲが伸びたりした顔の変化にだんだん慣れてくれます。
ただ、髪型を大きく変えたりメイクをガラッと変えたりするとドキッとするくらい認識率が落ちることがあります。
そんなときにはiOSの「別の容姿を登録」機能を使って、大きく変わったとき用のもう一つの顔を覚えさせておくと安心です。
プログラマー目線で言うと、FaceIDのニューラルネットワークがあらゆる変化をゼロから学び直すわけではなく、ちょっとした変化を積み重ねる方式なので「急激すぎる変化」が苦手なんですね。
マスク設定はどのiPhoneでもできる?
iOS15.4以降を入れたiPhone12/13/14シリーズならマスク着用FaceIDが使えます。設定からFaceIDとパスコードを選んでいくとマスク着用時の認識を追加できる項目が見つかります。
iPhoneX~11シリーズは非対応なので、マスク姿で解除するときにはAppleWatchのロック解除設定を活用すると安心でした。
再登録しても失敗する場合はどうすればいい?
再登録を何度試してもFaceIDがうまく動かないときは、システムまわりをいったんリフレッシュする方法がおすすめです。
- iOSのアップデートを確認:最新のバグ修正やセキュリティ改善が含まれているため、FaceIDまわりの不具合が解消されることがあります。
- すべての設定をリセット:FaceIDを含む各種設定を初期状態に戻せるので、原因が設定の食い違いの場合に有効です。
- DFUモードで復元:システムの深い部分までまっさらにできるので、ソフトウェア的な問題を徹底的に取り除けます。
- Appleサポートへ相談:ハードウェア側の異常や修理が必要なケースもあるため、プロに見てもらう安心ルートです。
TrueDepthカメラに傷があるとアウト?
TrueDepthカメラのレンズに細かいキズがあると、赤外線が乱反射して顔のデータ取得がうまくいかず、認識失敗につながることがあります。マスクやメガネだけでなく、レンズの状態も大切です。
専門店でレンズ交換すると確実ですが手間と費用がかかります。まずはレンズに傷がないか目視で確認して、軽度の傷ならクリア保護シートや専用クリーナーでケアするのがお財布にも優しくおすすめです。
センサー掃除にアルコールは使っていい?
赤外線センサー表面はとても繊細なので、まずは乾いたマイクロファイバー布でホコリをそっと払ってみてください。そのうえで、イソプロピルアルコール70%を布にほんの少しだけ染み込ませて、優しく拭くと汚れが落ちやすくなります。直接スプレーしたり力を入れてこすったりするとコーティングが傷むので避けましょう。
まとめ

掃除や明るさ調整からiOSアップデート、FaceIDの再登録まで、一連の流れで対策すれば多くのトラブルはスッキリ解消できます。
- レンズのクリーニング:カメラ周りの汚れや指紋を柔らかい布で優しく拭き取る。
- 明るさと角度の調整:顔に均一に光が当たるように環境を整え、正面を向いてスワイプ。
- iOSとFaceID設定の更新:最新のソフトウェアにアップデート後、FaceIDをリセットして再登録。
一つずつ試しながら調整してみてください。どんな環境でもFaceIDが笑顔で反応してくれるようになりますように。