フェイスidを手袋やマスクで上手く認識せず、いざというとき瞬時にオフへ切り替えられず戸惑っていませんか?
設定画面での完全停止と物理ボタンによる一時停止の2通りを順序良く示し、それぞれの安全性や手間の違いをイメージしやすいようにやさしく案内します。加えて長時間の旅行や作業用手袋の日など、実際によくある場面での活用例も絡めるので、読み終えるころには動作が自然と身につきます。
今すぐ次の章に目を通し、手元のiPhoneで手順をなぞりながら、自分の生活に合うフェイスIDの使い分けを試してみてはいかがでしょうか。
フェイスIDをオフにする2つの方法を丁寧に紹介

フェイスIDをオフにする方法は大きく分けて二つあります。それぞれのシーンに応じて使い分けると便利です。
- 設定アプリから完全にオフにする:
設定アプリでフェイスIDを無効化し、顔認証によるロック解除を完全に停止します。 - 緊急SOSで一時停止する:
サイドボタンを連続で押して緊急SOS画面を表示し、顔認証を一時的に停止。パスコードでの解除に切り替えます。
どちらの方法も数タップで完了するので、必要なときにさっと切り替えられます。状況に合わせて活用してみてくださいね。
設定アプリで完全オフにする

設定アプリからFace IDを完全オフにすると、顔認証によるロック解除やアプリ認証、Apple Payがすべて停止しますので、誤操作やプライバシーが気になる場面で安心です。特にシェア端末を使うときや、登録し直す前にいったん顔認証をリセットしたいときにも便利です。
最新のiOS17を使っているなら、設定アプリを開いてFace IDとパスコードを選び、各種オプションをオフにするだけで準備完了です。実体験として、これで急なマスク着用時にも手動入力に切り替わってスムーズでした。
①ホーム画面で設定を開く
画面下から上へスワイプしてホーム画面を表示したら、歯車マークの設定アイコンを探してタップします。アイコンが見当たらないときは、画面中央を下にスワイプして検索バーを出し「設定」と入力するとすぐに開けます。
②FaceIDとパスコードを押す
設定アプリを開いたら画面を下にスクロールしてFaceIDとパスコードという項目を見つけます。
タップするとパスコード入力画面に切り替わるので自分の数字コードを入力してください。
③パスコードを入力する
画面下にパスコード入力欄が表示されるので、普段端末のロック解除で使っている数字を順番にタップしてください。入力ミスしないよう、ゆっくり枠が埋まっていくのを確認すると安心です。
④iPhoneのロック解除のスイッチをオフにする
「Face IDとパスコード」の設定画面にある「iPhoneのロック解除」を左へスワイプしてオフにします。スイッチがグレーになれば切れているサインなので、次回からはFace IDではなくパスコード入力でロック解除ができます。もしスイッチが反応しにくいときは、一度別の設定項目をタップしてから戻すとスムーズです。
⑤確認ダイアログでオフを選ぶ
設定を進めると「FaceIDをオフにしますか?」と確認ダイアログが表示されます。
ポップアップ内のオフボタンをタップするとFaceIDが無効化されます。
ボタン操作で一時オフにする

サイドボタンと音量ボタンを同時に押し続けるだけで、フェイスIDをすぐにロックできる方法です。画面に「緊急SOS」や「スライドで電源オフ」が表示されると同時に顔認証が一時停止し、ロック解除にはパスコード入力が必要になります。
細かい設定画面を開かずにサッと一時停止できるので、たとえば友だちや家族に画面を見せたいときや、公共の場で一時的にプライバシーを守りたいときにぴったりです。
①サイドボタンと音量大ボタンを同時に長押しする
iPhoneの右側にあるサイドボタンと左側の音量大ボタンを同時に押し続けてください。
約1秒後に緊急SOSスライダーが出ますが、スライダーに触れずに押し続けるとFaceIDの機能が一時的に停止します。
スライダーが出たら押し続けずに指を離さないと緊急SOSが作動してしまうので注意してください。
②電源オフスライダが出たらボタンを離す
スライダが画面に現れたら、すぐにサイドボタンから指を離してください。ボタンを押し続ける必要はないので、スライダがはっきり表示されたタイミングでそっと外すのがコツです。
③パスコード入力画面が出るまで何もせず待つ
フェイスIDが数回認識に失敗すると、画面が自動でパスコード入力画面に切り替わります。この間、画面をタップしたりスワイプしたりせず、そのまま静かに待ちましょう。
プログラマー目線のちょっとしたコツですが、再起動直後や長時間ロックを放置したあとだと認証キャッシュが残りやすいです。動かさずに待つとスムーズにパスコード画面が現れます。
フェイスIDオフを活用してさらに安心と便利を手に入れる

フェイスIDオフをうまく活用すると、ふだんのiPhoneがもっと安心で便利になります。たとえばマスクをしたままサクっと開けられたり、こどもに貸してもデータをしっかり守れたり。ちょっとした工夫で、セキュリティと手軽さを両立できます。
応用例 | どう役立つか |
---|---|
マスク着用中の操作 | 顔認証が失敗しないのでサッとロック解除できる |
共有端末での一時使用 | 他の人に貸しても個人データをしっかりガードできる |
アプリ別アクセス管理 | 大事なアプリだけ手動ロックにして情報を守れる |
旅行中はホテルの室内だけでオフにして安心

ホテルの室内だけでFaceIDをオフにしておけば、清掃スタッフが入ったときや、ふと写真を見られそうなシーンでもスマホをしっかりガードできます。外出前に顔認証をサッと有効に戻せば、ホテルのチェックインや観光中もロック解除がスムーズなので、旅行中のストレスもグッと減ります。
設定アプリで夜だけフェイスIDをオフにする
ホーム画面から設定アプリをタップして起動します。
一覧からFace IDとパスコードを探してタップします。
「iPhoneアンロック」のスイッチをタップしてオフに切り替えます。
翌朝になったら同じ手順でスイッチをオンにして、通常の顔認証を再開します。
夜間は顔認証が無効になるため、緊急時にすぐ操作したいアプリはパスコードで開く準備をしておいてください。
朝チェックアウト前にオンに戻す
ロック画面を解除してホーム画面から設定アプリをタップします。
画面を下にスクロールしてFace IDとパスコードをタップし、パスコードを入力します。
「iPhone ロックの解除」「App Store&iTunes Store」など必要な項目をスイッチでオンに戻します。
Face IDオフの状態が長く続くと再登録が必要になることがあるので、チェックアウト前に戻すのがおすすめです。
作業用手袋の日は朝だけオフにして効率アップ

ゴツゴツした作業用手袋をつけたままだと画面スワイプがキマらず、FaceIDも反応しづらくイライラしがちです。
朝の作業スタート時だけFaceIDをオフにして、画面をタップではなくパスコード入力のクセをつけてみましょう。このひと手間で手袋のままロック解除できるようになり、外してはめ直すムダが大幅に減ります。
手袋を外す昼休み以降にFaceIDをオンに戻せば、セキュリティもしっかり保ちつつ効率アップがかないます。
出勤前にボタン操作で一時オフにする
出勤前にフェイスIDをすぐに無効化したいときは、サイドボタンと音量ボタンの同時押しが手軽です。この操作で次回のパスコード入力までフェイスIDがオフになります。
iPhoneの右側にあるサイドボタンと左側の音量アップボタンを同時に押します。フェイスIDが緊急停止モードになります。
電源オフと緊急SOSのスライダーが出たらボタンから手を離し、「キャンセル」を選びます。これでロック画面に戻り、フェイスIDは無効化されます。
スライダーが出たときに急いで右スワイプすると電源オフになるので、必ず「キャンセル」をタップしてください。
昼休みにパスコード入力でフェイスIDを再設定
昼休みの合間でもすぐに画面を点けたいときは、サイドボタンを押してスリープを解除しましょう。そのまま画面下部から上へスワイプすると、パスコード入力画面がすぐに出てきます。
設定済みの数字パスコードを正しく入力すると、iOS内部でセキュリティ認証トークンが更新されてFace IDが即座に使える状態に戻ります。プログラマー目線だと、この処理で生体認証周りの安全性がリフレッシュされる仕組みです。
家族に動画を見せる時だけオフにしてシェアしやすく

家族に面白い動画をサッと見せたい時は、Face IDを完全にオフにせず、一時的に解除するのがおすすめです。スマホを渡した瞬間にロック解除の顔認証を求められて操作が止まる心配がなくなり、見たいシーンを気持ちよくシェアできます。
コントロールセンターかサイドボタン長押しで顔認証を一時停止しておけば、動画だけスムーズに操作できて便利です。終わったら自動的にFace IDが復帰するので、プライバシーも守りながら家族と楽しい時間が過ごせます。
動画再生前にコントロールセンターから一時オフにする
画面右上から下にスワイプしてコントロールセンターを表示します。動画を再生する前にすばやくアクセスできるように慣れておくと安心です。
顔のアイコンをタップすると、コントロールセンター上でフェイスIDが一時的にオフになります。アイコンが半透明になっていれば完了です。
視聴が終わったら設定アプリでオンに戻す
ホーム画面から設定アプリをタップし、リストを下にスクロールしてFace IDとパスコードをタップしてください。
パスコードを求められたら入力し、オフにしていた機能のスイッチを緑色の状態に戻しましょう。
よくある質問

Face IDをオフにすると何が変わる?
- Face IDをオフにすると何が変わる?
Face IDの認証が使えなくなり、ロック解除やApp Storeの購入などすべてパスコード入力になります。慣れるまでは少し手間に感じるかもしれませんが、安全性が高まるので安心です。
一時停止と完全オフの違いは?
- 一時停止と完全オフの違いは?
一時停止は電源ボタン+音量ボタン同時長押しで数分間だけFace IDを停止します。完全オフは「設定」→「Face IDとパスコード」でリセットして無効化する方法です。一時的か恒久的かで使い分けてください。
Face IDを一時停止するには?
- Face IDを一時停止するには?
サイドボタンと音量どちらかのボタンを同時に長押ししてください。緊急SOS画面が表示されたら放すだけでFace IDが一時停止し、その後のロック解除はパスコード入力になります。
完全にオフにしたあとの再設定方法は?
- 完全にオフにしたあとの再設定方法は?
「設定」→「Face IDとパスコード」で「Face IDを設定」を選び、画面のガイドに従って顔を登録してください。角度を変えながら2回同じ動作をすると認識精度が高まります。
フェイスIDをオフにしてもApplePayは使える?
Face IDをオフにしてもWalletの設定がそのまま残っているので、ApplePayはちゃんと使えます。
決済手順はFace IDの代わりにパスコード認証に切り替わるだけなので、慣れればスムーズに支払いできます。
- サイドボタンをダブルクリックして支払い画面を出す
- Face IDがオフなのでパスコードを使って認証する
- Apple Watchをペアリングしていれば、ウォッチのタップだけで支払い可能
端末にパスコードを未設定だとWalletがロックされてしまうので、必ずコードを登録しておきましょう。
一時オフにすると自動でオンに戻る?
設定アプリからFace IDを一時オフにしても、そのままオフ状態が続くので勝手にオンに戻ることはありません。もしまたFace IDでロック解除したいときは設定→Face IDとパスコードでトグルをオンに切り替えてください。
一方、サイドボタン+音量ボタン長押しで表示される非常時画面からFace IDをオフにした場合は、次回ロック解除時にパスコードを入力すると自動的にFace ID解除が再開します。
パスコードを忘れているとオフにできない?
パスコードを忘れるとFaceIDの設定画面へ進めず、オフにできません。FaceIDは本体の生体認証とセットで動いており、設定変更にはパスコード認証が必ず求められる仕組みになっています。
もしパスコードを思い出せないときは、大事なデータをバックアップしたうえでiPhoneを初期化し、新しいパスコードを設定してからFaceIDをオフにする必要があります。プログラマーらしい視点でいうと、これがセキュリティを崩さずに解除できる唯一のルートです。
フェイスIDをオフにするとバッテリーは長持ちする?
フェイスIDはTrueDepthカメラを使って顔を認識するため、ロック解除やアプリの認証時にごくわずかですが電力を消費します。
ただし、普段の使い方でオンとオフを切り替えたときのバッテリー持続時間の差は非常に小さく、毎日何十回もロック解除をくり返しても節約できるのは数分程度にすぎません。
- TrueDepthカメラの起動:顔認証を行うときだけ稼働する
- 認証時の画面点灯:画面を照らして顔を検出する
- 実際の節約量:通常使用で感じられるほどの差はほとんどない
もしバッテリーをもっと長く使いたいときは、低電力モードを活用するほうが効果的です。フェイスIDオフにするよりも、バックグラウンド更新や画面の明るさ調整など他の省エネ設定を見直すと安心です。
まとめ

今回紹介した方法を使えば、急いで面認証を解除したいときも、じっくりオフにしたいときも、思いどおりにフェイスIDをコントロールできます。
- サイドボタンと音量ボタンを同時に長押ししてフェイスIDを一時停止する
- 設定アプリのフェイスIDとパスコードから不要な項目をオフにして完全に無効化する
- 解除したいときは同じ設定画面から再びフェイスIDをオンにする
これでフェイスIDのオンオフを自在に切り替えられますので、ぜひご自分のiPhoneでお試しください。