メイク前のすっぴんでiPhoneを開こうとしたとき、フェイスidが素直に働かず困っていませんか?
例えば素顔を追加登録したり、マスク対応機能を活用したりするだけで、パスコード入力の頻度が激減し、移動中の電車内でも片手で通知を確認できます。さらに顔をリセットする方法を押さえれば、急な肌荒れや寝起きのむくみでもロック解除が滞りません。
これから紹介する手順をゆっくり試し、あなたのiPhoneを素顔でも頼れる相棒に仕立ててみてください。毎朝のメイク前も夜のスキンケア後も迷わず開ける快適さを一緒に味わいましょう。
FaceIDをすっぴんでもバッチリ認識させる基本の流れ

まずはFaceIDが素顔のままでもスムーズにロック解除できるよう、下準備から順番に進めていきましょう。ライトの当たり具合や顔の向きにちょっと気を配るだけで、認識精度がぐんとアップします。
- 環境を整える:明るく均一な照明の下で、カメラレンズに指紋やホコリがないか確認する。
- FaceID設定画面を開く:設定▶FaceIDとパスコード▶FaceIDをセットアップをタップ。
- 素顔で顔をスキャン:画面中央の枠に顔を合わせ、ゆっくりと左右に動かして全体を読み込む。
- 追加の容姿を登録:髪型やメガネありの状態でもう一度スキャンし、認識バリエーションを増やす。
- 動作確認:ロック画面でiPhoneを顔に向け、スワイプして解除を試してみる。
今の登録にもう一つの姿を追加する

iPhoneのもう一つの容姿を追加登録すると、普段の顔立ちから帽子やメガネをかけたとき、メイクありなしなど異なる見た目にもFaceIDがスムーズに反応します。
濃いメイクで印象がガラリと変わるときや、サングラス・マスクを併用しているときにぴったりな方法です。実際にメガネをかけたままロック解除がうまくいかず追加したら、サクサク解除できるようになりました。
設定は分かりやすく、一度登録しておけば顔の変化による解除失敗が大幅に減ります。普段と違う雰囲気でも快適にiPhoneを使いたいときにおすすめです。
①設定アプリを開いてFaceIDとパスコードをタップ
ホーム画面で⚙️マークの設定アプリをタップします。表示された設定一覧を少し下へスクロールしてFaceIDとパスコードを選びます。端末のパスコード入力が求められたら、いつも使っているコードを入力してください。
②パスコードを入力して認証する
FaceID画面の下部に数字キーが表示されます。普段使っている4桁または6桁のパスコードを、焦らず確実にタップして入力しましょう。
正しいパスコードを入力すると、すぐに画面が解除されてホーム画面やアプリにアクセスできます。
パスコードを何度も間違えると一定時間ロックされるため、入力はゆっくり丁寧に行ってください。
③もう一つの容姿をセットアップを選ぶ
ホーム画面から設定をタップして開きます。
設定リストからFaceIDとパスコードをタップし、パスコードを入力します。
表示された画面でもう一つの容姿をセットアップをタップし、カメラ枠に顔を収めてゆっくり一周させます。
暗い場所では読み取りに時間がかかることがあります。
④顔を枠に合わせてゆっくり一周させる
顔を画面中央の丸い枠に合わせたら、ゆっくりと顔を一周させましょう。あごから額、こめかみの角度まで、カメラに向かって均一に見せるイメージで動かすと、FaceIDが隅々までスキャンしてくれます。
あまり急いで回すと、顔の一部がスキャンされずにエラーになることがあるのでゆったり動かしましょう。
⑤続けるをタップして二回目のスキャンを行う
顔を画面中央に合わせたまま続けるを押します。前回と同じく、顔の輪郭がガイドにぴったり重なるようにゆっくり動かしましょう。
両側の耳の付け根からあご先まで、カメラに認識されるように注意してスキャンします。速すぎる動きは認識エラーの原因になるので、滑らかに回してください。
明るい場所で顔が影にならないようにスキャンすると成功しやすいです。
⑥完了が表示されたら追加登録はおしまい
追加登録が無事に終わると画面に「完了」と表示されます。このサインが出たら設定はすべておしまいです。
ホーム画面に戻ってすっぴんのままFaceIDを使ってみましょう。きちんとロック解除できれば追加登録は成功しています。
FaceIDをリセットしてすっぴんで登録し直す

顔の輪郭や髪型が変わってFaceIDの反応が鈍くなったときは、いったん登録情報をリセットして素顔ですっぴんの状態で再登録するのがおすすめです。
こうすることで最新の素顔データが保存されるため、化粧や髪型を変えてもロック解除が安定しやすくなります。
- 設定アプリからFaceIDをリセットして過去の顔情報を消去
- 何も装飾せずすっぴんの素顔で新規登録
- 完了後は化粧や眼鏡をしても安定した解除体験が期待できる
①設定アプリからFaceIDとパスコードを開く
ホーム画面で歯車アイコンの設定アプリをタップしてください。
画面を少し下にスクロールしてFaceIDとパスコードを見つけます。
選択するとパスコード入力画面が出るので、ご自身の暗証番号を入力してください。
②パスコードで認証してFaceIDをリセットをタップ
「FaceIDとパスコード」の画面が開いたら、画面の指示に従って普段使っている画面ロック用パスコードを入力してください。
認証が完了したら、画面下にあるFaceIDをリセットをタップします。これで登録済みの顔データがすべて消去されます。
③FaceIDをセットアップを選び開始をタップ
設定アプリのFaceIDとパスコード画面でFaceIDをセットアップをタップしてください。次に表示される開始を押すと顔の登録が始まります。スムーズに読み取るには、iPhoneを顔から約25〜50cm離し、自然な表情のままゆっくり動かすと成功しやすいです。
④すっぴんのまま顔をゆっくり一周させる
iPhoneを目線の高さに構え、顔が画面中央にしっかり収まるようにします。まぶたを閉じず視線はカメラに向けたまま、あわてずにゆっくりと顔をぐるりと一周させてください。左右と上下の角度から肌の凹凸をカメラに見せるイメージで動かすと、深度センサーが顔の形状をくまなくキャッチできます。
プログラマー目線のアドバイス:回転速度が早すぎると深度データがぼやけやすいです。一定のリズムでスムーズに動かすと認識率がグンとアップします。
⑤続けるをタップして二回目のスキャンを行う
画面下の続けるを押すと二回目のスキャンが始まります。顔を枠に合うようにゆっくり動かすと、より正確に登録できます。
⑥完了が表示されたら登録し直しは完了
「完了」と表示されたら、新しいFaceIDの登録がしっかりできています。
新しいFaceIDは設定アプリを閉じたあと、ロック画面で素顔のままiPhoneに顔をかざして解除できるか試してみてください。
マスクやメガネでも快適!FaceIDの応用ワザ

ちょっとひと工夫でマスクやメガネをつけたままでもサクッとロック解除できるようになります。ここでは実際に試してみて効果のあった応用ワザをご紹介します。
応用ワザ | どんなとき役立つ? |
---|---|
予備の外見を登録 | マスク姿やサングラス姿など、別の顔パターンをあらかじめ登録しておくとスムーズに解除できる |
メガネなし/ありを分けて設定 | 度付きメガネを掛け外しする習慣がある人にピッタリ。2つの顔をそれぞれ認識させる |
サングラス対応モード | 紫外線や反射に強い特殊センサーが活きる、やや暗い屋外でも安心 |
マスク下の表情トリック | 鼻まわりだけを重点的に学習させることでマスク越しの認識精度をアップ |
マスクOKモードをオンにして外出中もスムーズ

マスクをしたままFaceIDでサッと画面を開きたいならiOS15以降のマスクOKモードが便利です。外出先でいちいちマスクをずらさなくてもロック解除できるので忙しい朝や買い物中にも手軽に使えました。Apple Watchと連携しておけばセキュリティもバッチリキープできるので安心してオンにできます。
設定アプリでFaceIDとパスコードを開く
ホーム画面から歯車アイコンの設定アプリをタップして開きます。アプリが多い場合は画面を下にスワイプして検索欄に「設定」と入力すると楽に見つかります。
設定画面を下にスクロールしFace IDとパスコードの項目をタップします。iOSのバージョンによっては「Face ID&パスコード」と表記されることがあります。
画面が暗転してパスコード入力画面になるので、設定中のパスコードを入力してください。入力を終えるとFace IDの設定画面が表示され、各種オプションを調整できます。
マスク着用時FaceIDをオンに切り替える
ホーム画面で設定アプリを開いてください。
FaceIDとパスコードをタップし、端末のロック解除用パスコードを入力します。
「マスク着用時FaceIDをオンに」のスイッチを右に動かして緑色にします。
緑色になったら設定完了です。そのままマスクを装着した状態でロック解除ができるか試してみましょう。
iOS15.4以前のバージョンでは表示されないので、最新OSにアップデートしてください。
マスクを付けたまま顔をスキャンして仕上げる
マスクを装着したまま「FaceIDを設定」画面を開してね。画面の枠に顔全体が収まるように、目や眉をカメラに向けたままゆっくり頭を左右に回していくよ。
一度スキャンが終わったら、マスクをあご下までずらして今度は鼻から顎までのラインをカメラに認識させよう。同じように頭をゆっくり回して、マスクあり・なし両方に対応させるよ。
メガネの種類ごとに顔を追加して認識率アップ

普段使いの細いフレームから休日用のサングラスまで、メガネの形状が変わるとFaceIDの赤外線マッピングに微妙なズレが生じることがあります。そのズレを防ぐには、メガネをかけた状態を複数パターンで登録するのがおすすめです。追加登録はFaceID設定の「代替容姿」を使って手軽に行えますから、メガネを掛け替えるたびに登録しておくと、どんなレンズやフレームでもスムーズにロック解除できるようになります。
設定アプリでFaceIDとパスコードを開く
ホーム画面で設定アプリをタップします。
リストを下にスクロールしてFaceIDとパスコードを探しタップし、デバイスのパスコードを入力してください。
パスコードを誤って入力するとロックがかかる場合があるので、正しい番号を準備してから進めてください。
メガネをかけた状態でメガネを追加を選ぶ
まずはいつも使っているメガネをかけたまま設定アプリを開いてください。そのあとFaceIDとパスコードを選びFaceIDを再設定する画面でメガネを追加をタップします。あとは画面の案内に合わせてゆっくり顔を回せばメガネありでもキチンと学習してくれます。
画面の案内に従い顔を二回スキャンする
顔が画面中央のガイド枠にぴったり収まるように端末をゆっくり動かしてください。
画面の案内通りに頭をゆっくり左右上下に動かして、二回目のスキャンを完了させます。
暗い部屋でのロック解除を助ける明るさのコツ

暗い場所でFaceIDが迷子になりやすいのは、赤外線センサー周りの光が少ないからです。手元の画面や周囲の明るさをちょっとだけプラスするだけで、顔認証がぐっと安定します。
- コントロールセンターから画面の明るさを少し上げる
- サイドボタン長押しでライトを点灯して顔をほんのり照らす
- AssistiveTouchで明るさ調整スライダーを常時表示にする
これらはどれも設定を覚えてしまえばサッと使えるコツです。暗い寝室や映画館帰りの廊下でも、ちょこっと明かりを足すだけでFaceIDがすぐ「おっ!」と反応してくれます。
コントロールセンターで画面の明るさを上げる
FaceIDのセンサーが暗いと顔を読み取りにくくなることがあります。画面を少し明るくすると赤外線の照射が安定して、認識率が高まります。
画面の右上端から指を下方向にスワイプしてコントロールセンターを表示します。
太陽のアイコンがついたバーを上方向へスライドして好みの明るさまで上げます。
自動明るさ調整がオンのときは設定アプリの「画面表示と明るさ」からオフにすると、意図した明るさをキープできます。
設定のディスプレイで自動明るさ調整をオンにする
ホーム画面で歯車のアイコンをタップして設定を開きます。
設定の一覧を下にスクロールしてアクセシビリティを開き、表示とテキストサイズをタップします。
「自動明るさ調整」のスイッチをタップして緑色に切り替えます。
自動明るさをオンにするとバッテリーの消費がわずかに増えることがあります。気になる場合は手動設定と併用がおすすめです。
低電力モードをオフにして赤外線センサーを活かす
ホーム画面で設定
アイコンをタップします。少ない手数でバッテリー設定画面に移動できるようにしましょう。
設定一覧からバッテリー
を選びます。プログラマーの経験上、この画面がFaceIDセンサーに影響する項目です。
低電力モード
のスイッチをオフにします。これで赤外線センサーがフルパワーで動作しやすくなります。
低電力モードをオフにするとバッテリーの減りが速くなる場合があります。
よくある質問

FaceIDがすっぴんのときだけ反応しないのはなぜですか?
- FaceIDがすっぴんのときだけ反応しないのはなぜですか?
FaceIDは赤外線を使って顔の凹凸を読み取っています。アイメークやリップカラーで顔のコントラストが強くなると認識しやすく、素顔では輪郭がぼやけて登録データとズレることがあります。
登録し直してもうまくいかない場合はどうすればいいですか?
- 登録し直してもうまくいかない場合はどうすればいいですか?
顔登録のときは明るい場所で、カメラに対してまっすぐ顔を向けてゆっくり左右をスキャンしてください。部屋の照明が暗いと赤外線センサーが正しく動かないことがあります。
眼鏡やマスクを外して登録したほうがいいですか?
- 眼鏡やマスクを外して登録したほうがいいですか?
普段使いのスタイルで二度登録できます。例えばメガネありと素顔の両方を追加登録すると、どちらの状態でもロック解除しやすくなります。
暗い場所でもFaceIDは使えますか?
- 暗い場所でもFaceIDは使えますか?
TrueDepthカメラは赤外線を使うため、完全暗闇でも動作します。ただし極端に暗いと顔の輪郭が薄れ、解除失敗が増えるので、ほどよく間接光を当てると安定します。
すっぴんとメイク後で毎回ロック解除に失敗するのはなぜ?
FaceIDは顔の細かい凹凸やパーツの位置を赤外線とドット投影で読み取って照合します。そのため、すっぴんの素肌だと暗いまぶたやまつげの影響で認識が甘くなることがあります。また、メイクをすると眉やアイライン、ハイライトの位置が少し変わるだけでも、登録時のデータと差が生まれてロック解除が失敗しやすくなります。
実際に試してみると、肌の質感や陰影の変化が大きいほど認証ミスが増えました。特にパウダー系のファンデやアイシャドウで顔の凹凸が平坦に見えると、FaceIDが顔として判断しにくくなるようです。
登録済みFaceIDにあとからメイク顔を足せる?
iOS12以降をのせたFaceID対応iPhoneでは、設定画面で素顔の横にメイク後の顔をあとから登録できるAlternate Appearance機能があります。
追加できるのは素顔も含めた合計2パターンなので、普段のすっぴんとしっかりメイクした顔をセットしておくと、どちらでもかんたんにロック解除できます。
マスクとすっぴん両方で認識させるコツはある?
iOS15.4以降なら、マスク着用時のFaceIDロック解除がそのまま使えます。設定→FaceIDとパスコードから「マスク着用時にFaceIDを使用」をオンにすると、目元だけで顔を識別してくれるようになります。
さらにすっぴんでもしっかり認識させたいなら、追加外見(オルタネート外見)機能を活用しましょう。素顔の状態で再度登録すれば、マスクあり・なし両方の顔データを持たせられるので、どちらでもスムーズに解除できます。
- マスク対応FaceIDを使う:目元の特徴から解除できるので、マスク着用中もサクッと解除。
- 追加外見で素顔を再登録:素顔の顔パターンをもう一度登録しておくと、マスクあり・なし両方OK。
暗い場所ですっぴんだと反応しにくい?
暗い場所ではTrueDepthカメラが赤外線で顔を読み取りますが、周囲の明るさが足りないと認識が鈍くなることがあります。特にすっぴんだと肌の陰影が少なくなるぶん、センサーが顔の凹凸を捉えにくくなる場合があります。
こうしたシーンで効果的なのが「別の容姿」登録です。明るい環境ですっぴんを通常の容姿に登録しておき、暗い場所ですっぴんでAlternate Appearanceを追加すると、両方の光条件で認識精度がグッと高まります。
パスコード入力を求められる頻度が増えたときの対処法は?
FaceIDがちょっと恥ずかしがり屋さんになってパスコードの出番が増えたときは、いくつかの方法で笑顔を取り戻せます。
- TrueDepthカメラのレンズを軽く拭く:ホコリや指紋で顔認証がうまくいかないクセを解消します。
- FaceIDを一度オフにして再登録する:学び直しで忘れていた表情も記憶し直します。
- 代替容姿を設定する:メガネや帽子姿も登録していつものスタイルで解除しやすくします。
- 注意検出をオフにする:画面注視が苦手なときは設定から切り替えてスワイプを減らします。
- iOSを最新にアップデートする:システムの細かい不具合修正で解除スムーズを取り戻します。
まとめ

ここまで、すっぴんでもFaceIDがしっかり認識するように、基本設定の見直しからデータリセット、再登録までを順を追って紹介しました。
別の表情を登録する応用テクニックや、センサー面のお手入れ、暗所でも反応を維持するコツもお伝えしたので、状況に合わせて試してみてください。
それでも動作が不安定な場合は、iOSを最新バージョンにアップデートして新機能や改善点を取り入れると、認識精度がさらに向上します。
これらのステップを実行すれば、素顔でのロック解除がスムーズになり、毎日のiPhone操作がもっと快適になります。
安心してすっぴんライフを楽しみながら、FaceIDをフル活用してください。