朝起きたいのにiPhoneの目覚ましが鳴っているのに音量が小さくて気付けないことはありませんか?
設定を細かく見直すだけでベルの大きさはぐんと上がり、寝過ごしの不安から解放されます。長年の使用でつかんだ失敗回避のコツに加え、就寝時に音量が下がる機能の落とし穴までやさしく解説し、純正アプリを組み合わせた応用技まで整理しています。
次の章を読みながら設定を済ませば、明日の朝は安心して目を閉じられます。早速ステップを確認して、スヌーズ連打に頼らない晴れやかな目覚めを迎えましょう。設定完了後はテスト鳴動で音の大きさを確かめ、自分にぴったりのボリュームを探してみてください。
iPhoneの目覚まし音量をしっかり上げるやさしい手順

朝起きたら目覚ましが小さくて聞こえず、気づいたら二度寝……なんてこと、ありませんか。せっかくセットしたアラームが弱々しい音だとガッカリしますよね。
ここでは音量が小さい問題をしっかり解決するため、初心者の方でも迷わず進められるやさしい手順をいくつかご紹介します。プログラマー視点のショートカット活用なども交えて、お助けします。
- サウンドと触覚の設定を確認:設定アプリの「サウンドと触覚」を開き、「着信/通知音」スライダを右端に動かしておきます。
- 音量ボタンでアラーム中に調整:アラームが鳴ったときに側面の音量ボタンを押せば、そのまま大きくできます。細かい調整が簡単なので覚えておくと安心です。
- ショートカットで自動化:ショートカットのオートメーション機能で、指定時刻に音量を最大にする設定を組んでおくと寝ぼけた朝でもバッチリです。
- マナーモードの確認:コントロールセンターでマナーモードがオフになっているか確認しましょう。アラームは鳴りますが念のため解除しておくと心強いです。
- 専用アプリで音量設定:純正以外のアラームアプリなら、アラームごとに独立した音量を設定できます。お気に入りのサウンドを大きく登録しておくと効果大です。
設定アプリから目覚まし音量を変える

まずは「設定」アプリからサクッと音量を整える方法です。iOS17の「サウンドと触覚」画面で目覚ましに使う着信/通知音量をまとめてコントロールできるので、朝の忙しいときでも迷わず操作できます。
この方法のポイントは、音量ボタンやコントロールセンターに頼らず、本体のメイン設定でまとめて調整できるところです。音量を最大近くまで上げた状態を保存しておけるので、うっかり小さく聞こえないまま朝を迎える心配が減ります。
①設定を開きサウンドと触覚をタップ
ホーム画面の歯車アイコンを探して設定を開きます。次に、画面を下にスクロールしてサウンドと触覚の項目を見つけたらタップしましょう。
②着信音と通知音のスライダーを右へ動かす
「設定」を開いて「サウンドと触覚」をタップすると、画面下部に着信音と通知音のスライダーが表示されます。スライダーのつまみを指で軽く押さえ、右へゆっくりスワイプして好みの音量まで調整しましょう。アラーム音を試し鳴らししながら調整すると失敗が減ります。
③音量ボタンで変更を許可をオンにする
設定アプリを開きサウンドと触覚をタップします。着信/通知音量の下にあるボタンで変更のスイッチを左から右にスワイプしてオンにしてください。
音量ボタンで目覚まし音量を変える

横にある音量ボタンは着信と同じアラート音量を変えてくれますから、アラームの音もサクッと変えられます。
ロック画面のままボタンを押すだけでOKなので、朝のぼんやりタイムでも簡単に大きくしたり小さくしたりできるのがうれしいポイントです。
①ホーム画面で音量ボタンを押して音量バーを出す
ロック解除されたホーム画面で音量ボタンを押すと、画面上部にボリュームバーが表示されます。他のアプリを開いていると反応が鈍くなることがあるので、必ずホーム画面に戻してから操作しましょう。
②サイドボタンを押しながらバーを最大まで上げる
サイドボタンを軽く押し続けつつ、画面に出てきた音量バーを指で上へスライドして最大まで上げます。ほかの操作とぶつからずにアラーム音量を確実にアップできます。
サイドボタンを長押ししすぎると緊急SOSが起動する場合があります。軽く押す感覚を意識しましょう。
③ベルマークがMAXになったことを確認
「着信音と通知音」スライダーのベルマークが一番右まで移動しているかどうかを確かめます。もし途中で止まっていたら、スライダーをゆっくり右方向にドラッグして最大音量に調整してください。
プログラマーならではのコツですが、スライダー上で触覚フィードバックを感じながら操作するとズレにくいです。勢いよくスワイプせず、ゆっくり押し込むように動かすと確実にMAXにできます。
睡眠スケジュールのアラーム音量をチェックする

睡眠スケジュール(ヘルスケアApp内)のアラーム設定を使うと、寝る前のおやすみモード切り替えから起床アラームまでをまとめて管理できます。
この仕組みなら音量を0~100%の細かいレベルで調整できるうえ、起床時にバイブレーションも同時に使えるのがいいところです。iCloudでスケジュールが同期されるので、別のApple端末でも同じアラームが鳴るのもプログラマーならではの安心ポイントです。
①ヘルスケアを開き睡眠をタップ
ホーム画面で白い背景に赤いハートマークのヘルスケアアプリを探してください。見つかりにくいときは画面中央を下にスワイプして出てくる検索バーに「ヘルスケア」と打ち込むとすぐに表示されます。
アプリを開いたら画面下部の「ブラウズ」をタップし、リストを少し下にスクロールして睡眠を見つけてタップします。これで睡眠の詳細設定画面にアクセスできます。
②フルスケジュールとオプションをひらく
ホーム画面から時計
アプリを開いたら、下部メニューの「睡眠」をタップします。その後、画面中央あたりにある「フルスケジュールとオプション」を押して詳細設定画面を表示させます。
「フルスケジュールとオプション」が見当たらない場合は、設定アプリの「集中モード>睡眠」をオンにしてから再度試してください。
③起床時刻をタップしてベルマークを動かす
目覚ましアプリの画面で設定した起床時刻をタップすると、時間ダイヤルとベルマークが表示される画面に切り替わります。
ダイヤル下部のベルマークを指でスライドして右端に寄せると、アラーム音が最大音量に設定されます。
微調整したいときは、再度タップして少しずつ動かすとズレにくくなります。
大きな目覚まし音量を活かすちょい足しアイデア

大きな音量の目覚ましはそのままでも心強いですが、さらに一工夫すると目覚めがグッと快適になります。音だけに頼らず、さまざまな刺激を組み合わせてみましょう。
アイデア | 効果 | こんなときにおすすめ |
---|---|---|
Bluetoothスピーカー連携 | 部屋全体に響くサウンドで強力な刺激 | 深い眠りから抜け出したい朝 |
スマートライト連動 | 音と光の二段階アラームで目覚めサポート | 冬の薄暗い朝や曇りの日 |
振動アラーム付きバンド併用 | 耳を塞いでも振動が直接刺激 | 音が周囲に迷惑な環境での使用 |
モーニングプレイリスト切替 | 定番音以外の曲で脳をリフレッシュ | 同じアラーム音に慣れてしまったとき |
アラーム間隔をランダム設定 | 不規則な鳴動で二度寝を防止 | ついスヌーズを繰り返しがちな人 |
これらのアイデアを組み合わせると、朝の目覚めはより確実になります。大きな音量にちょっとしたアクセントを加えて、目覚まし効果をさらにアップさせましょう。
ショートカットで毎晩アラームと音量を自動セット

iPhoneに標準搭載されているアプリ「ショートカット」で自動化を組むと、毎晩決まった時間にアラームと音量をパパッとセットできます。アプリを開かずに処理が走るので、うっかり寝落ちしても大丈夫です。
自動化の流れはシンプルで、夜の時間帯になったら音量を好きなレベルに変更してから新しいアラームを登録するだけ。音量は小さすぎず大きすぎず、起きやすい適度な音量に統一できるのがうれしいポイントです。
エンジニア視点のコツとして、音量変更とアラーム登録の間に短い待機を入れると確実に反映されます。また、曜日ごとに変えたいなら条件づけも自由自在なので、平日だけ音量を上げるなど細かな設定もOKです。
オートメーションで就寝時刻に音量をMAXにする
ホーム画面からショートカットアプリをタップして開いてください。
下部メニューの「オートメーション」を選び、画面右上の「+」→「個人用オートメーションを作成」をタップします。
トリガー一覧から「フォーカス」→「睡眠」を選ぶと、就寝時刻の開始で動くようになります。
「アクションを追加」→「スクリプティング」→「音量を設定」をタップし、スライダーを右端の100%に調整してください。
「実行前に尋ねる」をオフにすると毎晩自動で走ります。最後に「完了」を押して設定はおしまいです。
就寝フォーカスをトリガーにできない場合は、代わりに「時刻」を選び、毎晩同じ時間を指定する方法もあります。
アラーム追加アクションで起床時間を登録
ショートカットの「アクションを追加」をタップして検索欄にアラームと入力し、「アラームを設定」を選びます。
「アラームを設定」で起床時間の時刻を07:00のように指定し、必要に応じて曜日を選んでオンにします。
実行前に尋ねるをオフにしておくと、毎朝指定した時刻に自動でアラームがセットされます。
就寝前に「今夜の準備」ボタンをワンタップ
画面右上から下へスワイプしてコントロールセンターを開き、ベッド型アイコンの「今夜の準備」を探します。
アイコンをタップすると、事前に設定しておいたSleep Focusやアラーム音量アップのショートカットが一気に適用されます。
お気に入りの曲をアラーム音にしてテンションアップ

好きな曲をアラームに設定すると、なじみのあるイントロが脳を優しく揺さぶって朝の目覚めが心地よくなります。iPhoneの「時計」アプリではミュージックライブラリから曲を選ぶだけで使えるので、好きなアーティストの一番盛り上がる部分を目覚ましに使うことも簡単です。朝の憂うつな気分を一気に吹き飛ばしたい人におすすめです。
選ぶときはサビ前の盛り上がるイントロ部分を意識するといいでしょう。最初の30秒以内で気持ちがグッと高まる曲を選ぶと、途中でアラームを止めたくなる失敗を減らせます。
ミュージックで曲をダウンロードしておく
設定アプリで「ミュージック」を開き、「ライブラリ同期」がオンになっているかチェックしてください。
ミュージックアプリを起動し、「ライブラリ」や「検索」からオフライン再生したい曲を見つけてください。
曲名の横にある雲マークのアイコンをタップすると曲が端末に保存されます。下向き矢印が完成の合図です。
サブスクリプション未加入の場合はiTunes Storeアプリで購入した曲をダウンロードしてください。
時計アプリで楽曲を選びアラームに設定
ホーム画面から時計アプリをタップし、下部の「アラーム」を開いたら、編集するアラームの右端にある「編集」を選んでください。
編集画面の「サウンド」をタップし、画面下部までスクロールして「曲を選択」を押してください。
表示されたミュージックライブラリからアラームに使いたい曲を探し、タップしてチェックマークを付けます。
画面左上の「戻る」をタップし、編集画面に戻ったら右上の「保存」を押して完了です。
選んだ曲がリストに表示されない場合は、ミュージックアプリでオフライン曲としてダウンロードしておくとスムーズです。
ボリューム調整で曲の最初をしっかり鳴らす
設定→サウンドと触覚を開き、着信音と通知音スライダーを右端に動かします。Change with Buttonsはオフにして、ボリュームボタンで音量が変わらないように固定しましょう。
時計アプリ→アラーム→編集→対象のアラームをタップ→サウンド→「フェードイン」をオフにします。これで曲の最初がしっかり大音量で再生されます。
Bluetoothスピーカーに鳴らしてベッドから離れても安心

スマホ内蔵スピーカーの音量が物足りないと感じるときは、Bluetoothスピーカーへアラームを流すのがおすすめです。
スピーカーをベッドから離れた場所に置くと、アラームを止めるために起き上がって移動する必要が出るので、自然と目が覚めやすくなります。
実際に試したところ、片手でiPhoneをミュートにしようとすると音が小さくても止まってしまいますが、Bluetoothスピーカー経由なら思わず立ち上がるので二度寝のリスクを減らせました。
プログラマー視点のコツとしては、スピーカーの設定画面で接続先を短い名前にしておくと再接続が安定しますし、ファームウェアを最新にして遅延や途切れをなくしておくと安心です。
設定でBluetoothスピーカーを接続
Bluetoothスピーカーに電源を入れ、取扱説明書に従ってペアリングモードに切り替えます。モデルによっては電源ボタン長押しや専用スイッチで切り替えるタイプがあります。
ホーム画面から設定アプリをタップし、Bluetoothを選びます。Bluetoothがオフならスイッチを右にスワイプしてオンにします。
「その他のデバイス」に表示されたスピーカー名をタップして接続します。接続が完了すると、名前の右に〈接続済み〉と表示されます。
内蔵アラームは本体スピーカーから鳴るため、接続したBluetoothスピーカーでアラーム音を鳴らしたい場合は、サードパーティ製のアラームアプリを使う必要があります。
アラーム前にスピーカーへオーディオ出力を切り替え
画面右上から下へスワイプしてコントロールセンターを開きます。オーディオ再生中のカードを長押しすると再生先のリストが出てくるので、iPhoneスピーカーを選んでください。
置き場所をベッドから離して二度寝防止
部屋の雰囲気を損なわない位置で、ベッドから最低でも一歩分距離がある机や棚を選びます。
ライトニングケーブルの長さを見直し、手元まで届かない配置で充電しながら置きっぱなしにします。
ケーブルが引っかかったり転倒の原因にならないよう、余ったケーブルはまとめておきましょう。
よくある質問

- アラーム音量を上げても反映されないのはなぜ?
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アラームの音量は「着信/通知音量」と連動していて、画面上の音量スライダーとは別物です。設定アプリの「サウンドと触覚」から「着信音と通知音量」をチェックしてみてください。プログラミング開発時にも気づいたのですが、ボタン操作で音量が動く場合はこの設定が影響するので、必ず最大まで上げておくと安心です。
- サイドの音量ボタンでアラーム音量を調整できる?
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設定アプリの「サウンドと触覚」内に「ボタンで変更」というトグルがあります。これをオンにすると、サイドボタンで着信/通知音量を操作できるようになります。仕事で複数端末を見るときは、誤操作を防ぐためにオフにするケースもありますが、日常利用ならオンがおすすめです。
- サイレントモード中でもアラームは鳴るの?
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はい。iPhoneの標準アラームはサイレント/おやすみモードの影響を受けず、きちんと設定した音量で鳴ります。夜中に集中して作業するときも安心して休めるのがスマホの魅力ですね。
- 複数のアラームをまとめて音量変更できる?
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残念ながら標準機能にはありません。ただ、ショートカットアプリで「アラームの音量を設定」アクションを作ると、ワンタップでまとめて変更できます。開発現場でも自動化スクリプトを組むと効率が上がるので、試してみてください。
音量を最大にしてもアラームが小さく感じるのはなぜ?
アラーム音の大きさは音楽や動画の音量とは別に管理されています。iPhoneでは着信/通知音のボリューム設定がアラーム音にも適用されるため、音楽再生時のボリュームを最大にしても、アラーム音には反映されないことがあります。
さらに「ボリュームボタンで変更」がオフになっていると、コントロールセンターや設定アプリで設定した着信/通知音量以外に変更できなくなります。アラームが思ったよりも小さく感じる理由には、次のようなポイントがあります。
- 着信/通知音量とメディア音量が別なので、アラーム用の音量は別設定となっている
- 「設定」→「サウンドと触覚」→「着信/通知音量」下の「ボタンで変更」がオフだと、音量ボタンで調整できない
- スヌーズやベッドタイム機能を使うと、初回アラームの音量が自動で弱めに設定されることがある
- 選んでいるアラーム音自体の音量設計が静かなタイプだと、最大でも控えめに聞こえる
おやすみモードにすると目覚ましも静かになる?
おやすみモードをオンにすると着信や通知は静かになりますが、時計アプリのアラームだけは例外扱いです。おやすみモード中でも設定した音量通りにしっかり鳴ってくれるので、寝過ごす心配がありません。
実際に試してみると、静かに休みたい夜も気兼ねなくおやすみモードを使えて、朝は思った通りの音で起こしてくれるので安心でした。
AppleWatchを使うとiPhoneのアラーム音量は変わる?
AppleWatchをiPhoneとペアリングしていても、iPhone本体のアラーム音量設定はそのまま変わりません。
かわりにAppleWatch側では振動アラームが使えるので、寝ぼけていても腕に伝わる感覚で確実に目覚めやすくなります。iPhoneの音だけでは不安なときは、就寝中にWatchを身につける使い方がおすすめです。
音量ボタンで調整できないときはどうすればいい?
音量ボタンを押してもアラームの音量が変わらないときは焦りますよね。実はアラームは「着信音と通知音」の音量に連動していて、メディア音量とは別に管理されています。
こんな場合は設定アプリやショートカットを活用するとスムーズに調整できます。以下の方法が特におすすめです。
- 設定>サウンドと触覚>着信音と通知音:スライダーを動かすとアラーム音量も一緒に上下します。
- コントロールセンター:音量アイコンを強く押して表示されるスライダーで調整できます。
- ショートカットアプリ:アラーム前に自動で音量を最大にするオートメーションを作成すると便利です。
エンジニア視点だと、ショートカットのオートメーションに時間トリガーを設定すれば、手動操作なしで毎朝しっかり大きな音量にできておすすめです。
まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。iPhoneの目覚まし音量を思い通りに上げる方法は主に「音量ボタンで直接調整」「設定→サウンドと触覚で音量固定」「大きめのアラーム音を選ぶ」「サイレントモードをオフにする」の4ステップでした。
まずは音量ボタンで目覚まし音がしっかり鳴るレベルにしてみてください。つぎに設定>サウンドと触覚>着信音と通知音で使いたい音量をキープしましょう。
さらに目覚まし用に音の大きいアラーム音を選ぶと、うっかり二度寝の心配も減ります。最後にサイレントモードやおやすみモードがオフになっているかどうかを確認しておくと安心です。
起きたい時間の少し前にテストアラームをセットしてチェックしてみると、設定ミスを防げます。これで朝のスタートがもっと快適になりますように。ぜひ新しい設定を試して、すっきり目覚める毎日を楽しんでください。