朝起きた瞬間にiPhoneから流れる目覚ましが無機質なベル音ではなく、好きな曲だったら気持ちよく一日を始められるのにと感じてはいませんか?
時計アプリの基本操作からAppleMusicやファイル音源の活用まで、実際に何度も試して見えたつまずきポイントをかみ砕きながら、誰でも迷わず好きな曲をアラームに設定できる手順と、曲を曜日ごとに変える応用アイデアまでをひとまとめにしています。
あとはベッドサイドでiPhoneを手に取り、流れに沿って数分触るだけです。毎朝耳に心地よいリズムが流れれば寝起きの重さがすっと軽くなりますので、さっそく試して新しい朝の習慣を味わってみてください。
iPhoneで目覚ましを好きな曲に変える手順をやさしくガイド

朝の目覚めを大好きな曲で彩りたいとき、時計アプリのアラームにもお気に入りを設定したくなりますよね。iPhone標準のアラームでは直接Apple Musicから選べないので、あらかじめ曲を着信音として登録する必要があります。
着信音登録のやり方は大きく分けて以下の3つです。プログラマー目線のちょっとしたコツも合わせて紹介しますので、使いやすい方法を見つけてください。
- GarageBandアプリで曲ファイルから直接着信音を作る方法
- パソコンのFinder(またはiTunes)で音楽ファイルをM4R形式に変換して同期する方法
- サードパーティー製アプリを使って手軽に着信音を作成する方法
プログラマー的アドバイスとしては、手順を進める前に設定アプリ→サウンドと触覚→着信音で変換後のファイルが登録されているか必ずチェックしておくと、あとで「あれ?ない…」と焦らずに済みます。
どの方法も順番どおり行えば難しくありません。次から各手順をていねいに解説していきますので、あとはお好みのやり方でカスタマイズしてみてください。
AppleMusicにある曲をそのままセット

AppleMusicのサブスクがあれば、ライブラリからそのままお気に入りの曲を目覚ましに設定できます。手間になるファイル転送や同期作業が不要なので、新曲をダウンロードしてすぐにアラーム音にできるのが魅力です。
好きなアーティストの最新曲やプレイリストをそのまま活用できるうえ、ジングルの長さも自由に選べるので、毎朝起きるのが楽しみになります。
①時計アプリを開いてアラームを新規追加
ホーム画面から時計アプリのアイコン(白い文字盤の時計マーク)をタップします。
画面下部にあるアラームを選んで、右上の+を押すと新しいアラームを作成できます。
②アラームの編集でサウンドをタップ
編集画面の設定項目として並ぶ「サウンド」をタップします。画面が切り替わり、iPhone内の着信音やミュージックライブラリの曲が一覧で出てきます。
③曲を選択をタップしてミュージックを開く
アラーム設定画面で「曲を選択」というボタンを見つけたら、そのままタップします。バックグラウンドでミュージックアプリが開いて、ライブラリ内の曲一覧が表示されます。
画面上部に「プレイリスト」「アーティスト」「アルバム」などのタブが並んでいるので、好きな曲を探しやすい方法を選んでみましょう。
ライブラリに曲がまだないときは、事前にミュージックアプリで曲をダウンロードしておくとスムーズです。
④お気に入りの曲を検索してタップ
アラームのサウンド選択画面で、画面上部にある検索バーをタップします。好きな曲名やアーティスト名を入力するとライブラリ内の音源が絞り込まれ、目当ての曲がリストに表示されます。
表示された曲名をタップすると、横にチェックマークが付き、そのままアラーム音に設定されます。
⑤戻るを押して保存をタップ
画面左上の戻るアイコンをタップしてアラーム編集画面に戻ります。そのまま画面右上の保存を押すと、新しい曲がしっかり登録されます。
iTunesStoreで買った曲を選ぶ

iTunesStoreで購入した曲は、手軽に目覚まし音にできる安心感が魅力です。購入済みの曲はDRM(著作権保護)が外れているので、オフラインでもサクッと再生できる点がうれしいですね。
特に通信環境が不安定な場所でもきちんと鳴ってくれるので「朝起きてみたら曲が再生されなかった…」なんてがっかりを防げます。お気に入りソングをしっかりダウンロードしておけば、いつでも確実にセット可能です。
さらにサブスク未加入の人でも使えるので、AppleMusicの権利周りを気にせずに好みの曲でスタートできます。次はこの曲を目覚ましに設定する具体的なステップを紹介していきますね。
①iTunesStoreアプリで曲を購入する
iPhoneのホーム画面からiTunesStoreアプリをタップして開きます。
画面下部の「検索」をタップし、欲しい曲名やアーティスト名を入力してリストから選びます。
曲の詳細画面で価格ボタンをタップすると、AppleIDのパスワード入力画面が表示されますので入力して「購入」をタップします。
購入が完了すると自動でダウンロードが始まり、ミュージックアプリの「ライブラリ」に追加されます。
②時計アプリのアラームを編集でサウンドをタップ
編集したいアラームの右上にある編集をタップします。表示された画面でサウンドを選ぶと、着信音やミュージックライブラリが並ぶサウンド一覧が開きます。
③購入済みを開いて曲を選ぶ
アラームのサウンドを編集画面で「曲を選択」をタップするとミュージックライブラリが開きます。画面上部にあるタブから「購入済み」をタップします。
購入ずみの楽曲一覧が出てくるので、スクロールしたり検索バーでタイトルを入力して見つけた曲をタップしてください。選んだ曲の横にチェックマークが付いてサウンドに登録されます。
④保存をタップして完了
最後に画面右上の保存をタップします。これで選んだ曲がアラーム音として登録され、次回からお気に入りの曲で起きられます。
曲がiPhoneにダウンロードされていないと再生されないので、事前にミュージックアプリでダウンロードを確認してください。
ファイルの音源をGarageBandで目覚まし用に作る

ひと手間かけてお気に入りの曲を目覚ましにしたいならGarageBandが強い味方です。曲の不要な部分をカットしたりフェードインをつけたりと細かい調整ができるので「このタイミングでこのフレーズ」という理想的なアラーム音を作り上げられます。
- 自由なトリミング:好きな曲の好きな部分だけ切り出せる
- フェード効果:徐々に音量を上げて優しく起こせる
- エフェクト追加:リバーブやEQで音質を好みに調整できる
①ファイルアプリで音源をダウンロードしておく
iPhoneのファイルアプリを開きます。
画面下のブラウズタブをタップし、iCloud DriveまたはOn My iPhoneを選びます。
保存先で目的の音楽ファイルを長押しし、“ダウンロード”をタップしてローカルに保存します。
あとで見つけやすいよう、ファイル名は英数字で短くまとめておくと安心です。
②GarageBandを開きAudioRecorderを選ぶ
ホーム画面またはAppライブラリからGarageBandをタップして起動します。開いたらインスツルメントの一覧が並んだ画面が現れるので、左右にスワイプしてAudioRecorder(マイクアイコン)を探し、タップしてください。
初めてGarageBandを使うときはマイクへのアクセス許可を求められます。「許可」を選ぶとスムーズに録音へ進めます。
③ループからファイルを読み込む
先ほど設定した「繰り返し」アクションの中に移動します。そこへ「ファイルを読み込む」アクションを追加し、読み込む対象を繰り返し項目に指定してください。これでフォルダ内の曲が一つずつ取り出され、次の再生アクションにそのファイル情報が渡せます。
④共有ボタンで着信音として書き出す
完成した音源を再生画面で表示させ、画面下にある共有ボタンをタップします。
メニュー一覧から「着信音として保存」を選んでください。iOSが自動的に30秒以内の音源を.m4r形式へ変換してくれます。
処理完了後は設定アプリの「サウンドと触覚」→「着信音」を開き、リストに追加されたファイルを確認しましょう。
⑤時計アプリのサウンド一覧から作成した着信音を選ぶ
時計アプリを起動し、画面下部の「アラーム」をタップして、変更したいアラームの「編集」を選びます。
編集画面の「サウンド」をタップすると、iPhone標準の着信音や自作の着信音が一覧表示されます。
「着信音」のセクションをスクロールして先ほどFinderで同期した着信音タイトルを探し、タップしてチェックマークを付けます。
自作の着信音は同期時のタイトルがそのまま表示されるため、わかりやすい名前にしておくと探しやすいです。
好きな曲を使って目覚まし時間をもっと楽しむ応用アイデア

朝の目覚ましにひと工夫加えると、毎日の目覚めがもっと楽しくなります。好きな曲を活かして、ちょっとした遊び心や便利な仕組みを取り入れてみましょう。
応用アイデア | 期待できる効果 |
---|---|
気分別プレイリスト連動 | 「仕事モード」「リラックス」などテーマで曲を自動切替し、毎朝の気分作りをサポートします。 |
フェードイン&スヌーズなし | 曲の音量がゆっくり上がる設定でやさしく起きられ、スヌーズを使わずにすっきり目覚められます。 |
HomeKitと同時連携 | 目覚まし曲と照明・加湿器を同時にオンにして、五感で起きるスマートホーム体験が楽しめます。 |
これらのアイデアは最新のiOSとHomeKit対応機器を使えばすぐに取り入れられます。朝のルーティンに合わせて好きな曲をもっと活用し、毎日をハッピーなスタートに変えてみてください。
曜日ごとに曲を変えて気分を切り替える

平日は爽やかなポップでシャキッと目覚めて、週末はゆったりしたジャズでリラックス…といった具合に、曜日ごとにプレイリストを切り替えると同じ目覚ましも新鮮に感じられます。
さらに「ショートカット」アプリで曜日を判定して自動再生するように設定しておくと、アラームごとにお気に入りの曲をセットし直す手間が省けてとってもスムーズです。
時計アプリでアラームを複製して曜日を設定し曲を変える
時計アプリを開き下部のアラームタブをタップします。複製したいアラームを長押しして現れるメニューから「複製」を選んでください。
複製されたアラームが一覧に追加されます。新しいアラームをタップして編集画面を開きましょう。
編集画面の「繰り返し」をタップして表示されるリストから、毎週鳴らしたい曜日にチェックを入れます。
「サウンド」をタップし「曲を選択」までスクロールします。ライブラリから鳴らしたい曲を選んでください。
画面右上の「保存」をタップすると設定が確定します。複製したアラームが指定した曜日とお気に入りの曲で鳴るようになります。
ショートカットで目覚める前に音量を上げておく

ベッドに入ってからいちいち音量スライダーを動かすのは、寝ぼけた頭には大変ですよね。そこで活躍するのがiPhone標準のショートカットアプリ。アラームが鳴る直前に自動で音量を上げるようあらかじめ設定しておくと、うっかりボリュームが低いままとなる心配がなくなります。
この方法なら例えば目覚ましをかける時間の10分前に音量を80%までアップさせるように組み合わせることも可能です。普段はマナーモードで使っていてもしっかり鳴らし分けできるので、寝坊対策にぴったりです。プログラマー視点でいうと条件やタイミングを細かくカスタマイズしておけばさらに安心感が高まります。
ショートカットアプリでオーディオ再生音量を設定しアラーム前に自動実行する
ショートカットアプリを開いて下部の「オートメーション」をタップし、「個人用オートメーションを作成」を選びます。
「時刻」を選び、アラームの再生予定時刻の約5分前などに設定します。毎日使うなら「繰り返し」を「毎日」にします。
「アクションを追加」で「音量を設定」を検索し、好みの%を入力。そのあと「再生」→「ミュージックを再生」を追加して目覚ましで使いたい曲を選びます。
「実行の前に尋ねる」をオフにし、「完了」をタップ。これで指定時刻に音量変更と曲再生がアラーム前に自動で行われます。
アラーム時間を変えたらオートメーションの設定時刻も忘れずに更新してください。
HomeKitと組み合わせて照明と曲を同時にスタート

目覚ましの曲が流れると同時に部屋の照明がふんわり灯ると、まるでカフェで迎える朝みたいに気持ちよく目を覚ませます。
最新のiOSショートカットとHomeKit対応のスマートライトを使えば、アラームが鳴った瞬間に選んだ曲とライトシーンを同時に始められます。朝のベッドサイドでスマホを触らずに、自然に明るくなる部屋とお気に入りの音楽のハーモニーで目覚められるのが嬉しいポイントです。
ホームアプリでオートメーションを作り曲と照明オンを同時設定する
iPhoneのホームアプリを起動して画面下部の「オートメーション」をタップします。ここから自分だけの動きを登録していきます。
「個人用オートメーションを作成」を押して、トリガー条件を選びます。例えば「時間帯」を選ぶと、指定した時刻にだけ動きます。
アクション追加画面で「メディアを再生」を選び、ライブラリから好きな曲やプレイリストをタップします。ボリュームもここで調整できます。
続けて「アクセサリをコントロール」を選び、家の中に登録されたライトを選択します。「オン」にして、調光や色の設定も可能です。
設定内容を見直して問題なければ「完了」を押します。これで曲と照明が同じタイミングで動きます。
オートメーションはホームハブ(HomePodやiPadなど)が必要です。指定した時間に動かない場合はハブのオンライン状態をチェックしましょう。
よくある質問

好きな曲をアラームに設定するために必要な準備は?
- 好きな曲をアラームに設定するために必要な準備は?
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ミュージックアプリのライブラリに曲を追加し、端末内にダウンロードしておく必要があります。iCloudミュージックライブラリをオンにして、オフライン再生できる状態にしてください。
曲が再生されないときはどうすればいい?
- 曲が再生されないときはどうすればいい?
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サイレントモードや音量設定を確認してください。アラーム音は着信音量に依存します。設定アプリ→サウンドと触覚→着信音と通知音のスライダーを上げてみましょう。曲がストリーミングのみの場合は、ミュージックアプリでダウンロードしてオフライン再生できるようにすると確実です。
Apple Musicに加入していなくても設定できる?
- Apple Musicに加入していなくても設定できる?
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できます。iTunes Storeで購入した曲やCDから取り込んだ曲を端末に取り込んでいれば、サブスクリプションなしでアラームに設定可能です。ライブラリ内の曲がすべて対象になるので安心してください。
曲を選んだのにアラームが鳴らない?
せっかくお気に入りの曲をアラームに設定したのに、朝になっても音がしなくてガッカリしたことはありませんか。原因はだいたい次のようなポイントで起こりやすいです。
- 曲がiPhoneのローカルにない:iCloudミュージックやストリーミング曲はアラームでは再生できません。あらかじめ「ミュージック」アプリにダウンロードしてください。
- サウンド設定で曲が選ばれていない:アラーム編集画面の「サウンド」欄を開き、「曲を選択」できているか今一度確認しましょう。
- 音量やサイレントスイッチの状態:サイレントモード中やボリュームが極端に小さいと鳴りません。着信/通知音量をチェックしてください。
- フォーカス(集中モード)が影響:作業中フォーカスやおやすみモードでアラームまでミュートしてしまうことがあります。設定>集中モードで例外を許可しましょう。
音量が小さくて起きられない?
朝の大事な目覚ましがうまく聞こえないとガッカリしますよね。このパートでは、iPhone本体の設定画面からアラーム音量だけをしっかり上げる方法をご紹介します。普段ボタン操作で変わりにくいアラーム音も、ここを押さえればしっかり鳴って、ゆるく寝坊しがちな日でも安心です。
Spotifyの曲を目覚ましにできる?
Spotifyの曲をiPhoneの目覚ましに直接設定することはできません。ただし、プログラマーならではの裏ワザを使えば「ショートカット」アプリや外部アプリを組み合わせて指定時間に再生スタートさせる方法があります。
このやり方ならストリーミングで好きなプレイリストを流せるので、毎朝違う曲で目覚めたい人や最新ヒット曲をチェックしながら起きたい人にぴったりです。ただし、Wi-Fiやモバイル通信が必須になるうえに、Spotify Premiumの契約が前提なので、安定感を求めるなら事前にダウンロードした曲を使うほうが手軽かもしれません。
自分で作った音源を無料で使える?
自作の音源はiPhoneに無料で取り込んで目覚ましに使えます。着信音フォーマット(m4r)に変換し、FinderやGarageBandを使ってデバイスに読み込めば、オリジナルサウンドで気持ちよく目覚められます。少し作業が必要ですが、自分好みに編集できるのが大きな楽しさです。
まとめ

ここまで紹介した手順で、ミュージックアプリに好きな曲を取り込んでダウンロードし、時計アプリのアラーム設定画面でサウンドをタップして曲を選ぶだけで、自分好みのメロディが目覚ましになります。
曲がリストに出てこないときは、ライブラリに確実にダウンロードされているかやオフライン再生の設定をチェックするとすんなり表示されることが多いです。
これで設定は完了です。明日はお気に入りの一曲で気持ちよく目覚めて、素敵な一日をスタートさせましょう!