iPhoneで撮った写真に写っているqrコードを後から開きたいのに、どう操作すれば良いのか分からず戸惑っていませんか?
安心してください。標準の写真アプリにはタップだけでqrの情報を取り出せる便利な仕組みが備わっています。さらにショートカットを組み合わせると、複数の画像からまとめて読み取り、リンクを自動で整理することも可能です。難しい設定は不要なので、初めてでも短時間で成果を実感できます。
このページでは、分かりやすい手順と活用例を順番に案内しますので、ご自分のiPhoneを手に取りながら一緒に試してみてください。読み終えるころには、溜まった画像のqrコードもスッキリ処理できるようになります。
iPhoneの写真からQRコードを読み取る流れをまるっとご紹介

iPhoneの写真からQRコードを読み取る方法は主に3つあります。それぞれちょっと違った楽しさがあるので、自分に合う方法を見つけてみてください。
- 写真アプリのプレビュー:写真アプリでQRが写っている画像を開いて長押しすると、その場でサクッと読み取れます。
- ショートカット活用:ショートカットアプリでQR読み取り用ワークフローを作ると、複数の写真を一気にチェックできるようになります。
- 専用アプリの利用:高精度な認識が欲しいときはApp StoreのQR読み取りアプリを使うと、色や傾きを自動補正してくれます。
エンジニア目線の小ワザとして、ショートカットで読み取った結果を自動でメモやスプレッドシートに送るようにすると、あとから探しやすくなります。まずは写真アプリの長押し読み取りから試して、慣れてきたらショートカットにもチャレンジしてみてください。
写真アプリのライブテキストでサクッと読む

写真アプリのライブテキストは撮った写真の文字をそのまま読み取る機能なのでQRコードもパパッと認識してくれます。iOS15以降を搭載したiPhoneなら追加のアプリを入れずに使えて便利です。
写真を開くとQRコード部分に黄色い枠が出てきて、そこをタップするだけでリンクや詳細情報がすぐに表示されます。わざわざカメラを立ち上げずに写真内のQRを読みたいときにぴったりです。
①写真アプリを開いてQRコード入りの画像を選ぶ
iPhoneのホーム画面で写真アプリのアイコンをタップします。アルバムやライブラリからQRコードが映っている写真を探してタップしてください。次の操作をスムーズに進めるため、ピントが合っていて暗すぎない画像を選ぶと読み取り成功率が上がります。
②画面右下のライブテキストマークを押す
写真を開いたら画面右下に表示されるLive Textマークをタップします。
③アイコンで強調表示されたリンクをタップする
QRコードを読み取ったあとに現れるリンクは、URLの左側に小さなアイコンが表示されているので目につきやすいです。アイコンとテキストをしっかり確認して、正しいリンクをタップしてください。タップするとSafariが自動で開いてサイトを表示します。
ショートカットAppで一発自動読み取り

ショートカットAppなら自作のワークフローで写真をまとめて読み取れるのが魅力です。写真アプリで選んだ複数の画像を一気に取り込んで、それぞれのQRコードを自動判定してリンクやテキストをリスト化してくれます。手動で1枚ずつスキャンする手間が省けるので、撮り溜めたQRコードを一括処理したいときにぴったりです。初回だけ少し設定が必要ですが、一度組んでおけば次からはワンタップでサクッと終わるので、忙しいときや大量のQRをさばきたいときに大助かりです。
①ショートカットAppを起動して新規ショートカットを作る
ホーム画面かAppライブラリの虫眼鏡アイコンをタップし「ショートカット」と入力すると見つかります。表示されたアイコンをタップして起動しましょう。
右上の「+」をタップし、新しいショートカットの編集画面を開きます。
②アクションでQRコードからURLを取得を追加する
ショートカットの編集画面で「+」をタップしてアクション一覧を開きます。
検索バーに「URLを取得」と入力すると「QRコードからURLを取得」が候補に出るのでタップしてください。
追加したアクションは前の「写真からQRコードを読み取る」アクションの結果を受け取って、自動でURLを抽出してくれます。
③共有シートで実行できるように設定する
Shortcutsアプリを起動して、作成したQR読み取り用ショートカットを長押しし、「編集」を選んで詳細画面を開いてください。
画面右上の「設定」アイコンをタップし、「共有シートに表示」をオンに切り替えてください。
「受け取るコンテンツの種類」をタップし、「イメージ」を選んでチェックを入れてください。
設定を確認してから「完了」をタップし、編集画面左上の「戻る」でショートカットを保存してください。
④写真アプリで画像を共有してショートカットを選ぶ
写真アプリでQRコードが写った画像を開いて画面左下の共有アイコンをタップします。共有シートが表示されたら左右にスワイプしてショートカットのアイコンを見つけてタップしてください。
共有シートにショートカットが表示されないときは「その他」をタップして「ショートカット」をオンにしてください。
写真のQRコードが読めると広がる使い道

写真に写っているQRコードを読み取れるようになると、いつものスマホ操作がもっと楽しく便利になります。保存しておいたチケットやレシートのQRコードをさっと読み込んだり、過去の旅行写真から観光地の公式サイトに瞬時にアクセスしたりと、アイデア次第で活用幅がグッと広がります。
使い道 | 活用シーン |
---|---|
イベントチケット確認 | 撮影しておいた電子チケットを表示せずに読み取って、入場をスムーズに |
商品情報チェック | ネットショップのカタログを写真から読み込んで、価格やレビューを手軽に確認 |
旅行プラン再訪 | 観光地で撮った写真のQRコードを後から読み取り、公式サイトや地図をすぐに開ける |
Wi-Fi設定の再利用 | 友人宅のWi-Fi設定を撮影しておき、再訪時に写真からログイン情報を自動入力 |
SNSシェアリンク取得 | 投稿画面を開かずに、写真内のQRコードでSNSやWebページのURLを直接コピー |
こうした応用を覚えておけば、写真アルバムがいつの間にか“次なるアクション”への入り口に早変わりします。ぜひいろいろ試してみてくださいね。
リンクをSafariのお気に入りに保存してすぐ開く

Safariのお気に入りにオンラインQRリーダーのリンクを登録しておくと、写真からの読み取りがすぐ実行できます。普段使いのブラウザを活用するので、余計なアプリを増やさずに手軽に使えるのがうれしいところです。
共有メニューから写真をSafariに送るだけで、お気に入りからワンタップで読み取りページへジャンプできます。いつもの画面からサクッと開けるので、いざというときにスムーズにQRコードチェックができる方法です。
Safariで読み取ったページを表示して共有ボタンを押しお気に入りに追加を選ぶ
QRコードをカメラで読み取ると自動でSafariが開きます。すぐにページが表示されないときは写真アプリでQRコードを長押ししてリンクを開いてください。
画面下の共有アイコン(四角に上向き矢印)をタップし「お気に入りに追加」を選びます。保存先フォルダはわかりやすい名前にしておくと後から便利です。
メモアプリにQRコードの内容とメモをセットで残す

QRコードを読み取ったあと、そのままメモアプリに残せば、リンク先と自分のコメントをセットで保管できます。写真アプリで読み取ってから共有シートで「メモ」を選ぶか、ショートカットを使うだけで手軽に記録が完了します。
メモアプリに残すと、あとから見返しやすいのが嬉しいポイントです。タイトル欄に日付や場所を書いておけば、検索ボックスにキーワードを入れるだけでたどり着けますし、フォルダ管理を使ってジャンル分けもラクラクです。
プログラマーならではのちょい技として、専用のショートカットを組んでおくと、QRコードをスキャン→メモ起動→テンプレート挿入→保存までをワンタップで実行できます。始めは設定が少し手間に感じるかもしれませんが、慣れると手放せない便利ワザになります。
共有シートからメモを選び内容を追記して保存する
写真アプリで表示しているQRコード画像をメモに追加で記録しておきたいときは、共有シートからメモを呼び出すと便利です。既存のノートに追記する手順を見てみましょう。
写真アプリの画面下にある共有アイコンを押します。
共有シートのアイコン一覧からメモを探してタップします。表示されないときは左右にスワイプしてみましょう。
「新規メモを作成」か「既存のメモを選択」をタップして、お好みのノートを指定します。
追記欄に必要な内容を書いたら、画面右上の「保存」をタップして完了です。
ホーム画面にアイコンを置いてワンタップアクセス

この方法ではショートカットアプリで作った「写真からQR読み取り」ショートカットをホーム画面に置いておきます。
ホーム画面のアイコンをワンタップするだけで写真ライブラリがすぐ開き、読み取りたい画像を選ぶだけでQRコードを判別してくれます。
よく使うならこの手軽さは本当に便利で、ショートカットの中身は自分好みにカスタマイズできるので頻度が高いときほど助かる方法です。
Safariの共有ボタンからホーム画面に追加をタップする
画面下部にある四角いアイコンから矢印が飛び出した共有ボタンをタップします。
表示されたメニューを下へスクロールしてホーム画面に追加をタップします。
よくある質問

- 写真の中のQRコードがうまく読み取れない場合はどうすればいいですか
-
ぼやけや反射で読み取りにくいときは、まず写真をピンチで拡大してQRだけを画面いっぱいに表示してみてください。それでもだめなときはLive Text機能を活用すると便利です。写真を開いてQR部分を長押しするとLive Textの枠が出るので、表示されたURLやコードをタップしてアクセスできます。
- iOS標準の方法と専用アプリを使うときの違いは何ですか
-
標準のLive Textやカメラ機能は追加インストールなしでサクッと使える手軽さが魅力です。専用アプリを使うと複数のQRをまとめて履歴管理したり、テキスト化した内容を一括コピーできたりするメリットがあります。プログラマー視点だと、ショートカットと組み合わせるとさらに自動化が捗ります。
- 保存済みの写真をまとめて読み取りたいときはどうすればいいですか
-
たくさんの写真から一気に読み取りたいときは「ショートカット」アプリを使うのがおすすめです。自分で「最新の写真を取得→画像からQRコードを読み取る→結果をリスト表示」のワークフローを組むと、ワンタップでバッチ処理できます。プログラマーならではの最適化として、自動で不要なデータをフィルタリングするステップを入れるとすっきり扱いやすくなります。
ライブテキストのボタンが出てこないときは?
ライブテキストボタンが現れないときは、まずiOS15以上を搭載した端末(A12 Bionic以降)を使っているかを確認しましょう。そのうえで「設定」>「一般」>「言語と地域」>「ライブテキスト」がオンになっているかチェックしてください。加えて写真の文字をはっきり認識させるために、明るさを上げたりコントラストを調整したりすると、長押し時にボタンが出やすくなります。
iOS14以前でも写真のQRコードを読み取れる?
iOS14以前のカメラアプリは写真アルバムにあるQRコードを直接読み取れないから、保存したスクショを見てもタップしても反応しなくてモヤモヤしますよね。
そんなときはショートカットアプリを活用すると、写真を選ぶだけでQRコードの読み取りからリンク表示まで一気に進められます。自分好みに組み立てられるので、毎回同じ操作を繰り返す必要がなくてすごく便利です。
ショートカットがうまく動かないときは?
ショートカットがうまく動かない原因は設定やバージョンのズレだったりします。まずはiOSが最新かを確認し、写真へのアクセス許可がちゃんとオンになっているかチェックしてみてください。あとはLivePhotosのままだと読み取りにくいことがあるので、通常の写真に変換してみるのも手ですよ。ちょっとした設定の見落としで動かなかったものがスッと動くケースが多いです。
読み取ったURLが安全かどうか確かめたいときは?
「このURL、本当に安全かな?」と心配になったときは、ページを開く前にサクッとチェックしましょう。iPhone標準の機能とお手軽Webサービスを組み合わせると安心です。
- Safariでリンクを長押ししてドメインを確認する
- Googleセーフブラウジング(Safe Browsing)で危険性を調べる
- VirusTotalなどのWebサービスでワンクリック解析してみる
まとめ

写真アプリで読み取りたいQRコードが写った画像を開いてから画面下の「共有」をタップし、「QRコードをスキャン」を選ぶだけで一瞬で読み取れます。
もしもっと手軽に使いたいならショートカットでワンタップ起動に設定してみてください。撮影済みの画像からサクッとURLを開いたり、連絡先をまとめたりと活用の幅が広がります。ぜひ試してみてください。