iPhoneの写真を誤って削除してしまいゴミ箱から復元できずに焦っているのではありませんか？
このページでは実際に操作した画面を元に失われた画像を数十秒で取り戻す手順と二度と同じ失敗をしないための安心設定を丁寧にまとめています。専門用語をかみ砕きながら手が止まらないように写真付きで示しています。
読み終えた頃には削除を恐れずシャッターを切り気に入った瞬間を思い切り残せる自信が得られます。どうぞ落ち着いて手順をなぞり思い出を取り戻す第一歩を踏み出してみてください。
iPhoneの写真ゴミ箱から元に戻す具体的ステップ
- 写真アプリ内から復元：写真アプリの「最近削除した項目」を開いて戻したい写真を選ぶ
- iCloud.comから復元：パソコンのブラウザでiCloud.comにサインインして写真をダウンロードする
- バックアップから復元：iTunesやFinderバックアップを使ってiPhone全体を復元する
この順番で試すと、消えたと思った写真もスムーズに取り戻せます。
写真の復元は削除から30日以内に行わないと完全に消えてしまうので手早く操作しましょう。
写真Appで直接復元する方法
写真Appには最近削除した項目というフォルダが用意されているため、削除から30日以内ならタップ操作だけでサクッと復元できます。
特別なアプリやパソコンは不要で、iPhoneだけで完結するのがうれしいポイントです。慌てて消しちゃったときでもすぐに取り戻せるので安心感があります。
iCloud写真をオンにしている場合は、復元するとほかのデバイスにも反映されるので、異なるiPhoneやiPadで撮影した写真もまとめて戻せます。
①写真Appを開いてアルバムをタップ
ホーム画面で写真Appアイコンを見つけてタップします。写真Appが立ち上がったら、画面下のメニューからアルバムを選んでください。
②下へスクロールして最近削除を選ぶ
画面下部のアルバム一覧をゆっくりスクロールしながら探します。アイコンが赤枠で囲まれた「最近削除」を見つけたらタップしてください。
③右上の選択をタップして復元したい写真をチェック
画面右上の選択をタップすると、写真の左上にチェックマークが表示されるモードに切り替わります。
サムネイルを直接タップするとチェックマークが付くので、復元したい写真を順番に選んでいきます。見分けにくいときはピンチアウトで拡大して確認すると安心です。
④画面右下の復元をタップ
画面右下にある復元をタップすると、選択中の写真が「ライブラリ」アルバムに戻ります。複数枚いっぺんに復元したいときは、先に写真をスワイプしてまとめて選ぶとスムーズです。Face IDやパスコードで認証が必要な場合があるので、画面の案内に従ってください。
⑤ポップアップで復元をもう一度タップして完了
画面下に「〇枚の写真を復元」というポップアップが表示されたら、ポップアップ内の復元をもう一度タップしてください。
これで選択した写真がゴミ箱から元のライブラリ（カメラロール）に戻ります。
iCloud.comでブラウザから復元する方法
iCloud.comを使うと、iPhoneが手元になくても写真のゴミ箱をチェックできます。ブラウザだけでサクッと削除済みの写真を見つけられるので、出先や仕事中でも安心です。
特にパソコンの大きな画面で操作すると、写真を選びやすくなります。Apple IDでサインインできれば自動的に最新の写真ゴミ箱が表示されるので、写真アプリが使えない状況でも復元できるのが心強いポイントです。
ブラウザ版iCloudは軽量なので、通信回線が安定しない場所でも比較的スムーズに動きます。ただし、復元したい写真が多数あるときは少し読み込みに時間がかかることがあるので、Wi-Fi接続をおすすめします。
①SafariでiCloud.comにサインイン
iPhoneでSafariを開きアドレスバーにicloud.comと入力してアクセスします。
AppleIDとパスワードを入力してログインをタップします。二段階認証コードが求められたら通知された数字を入力してください。
②写真アイコンをタップ
画面下部にあるメニューから左端の「写真」アイコンをタップします。iOS16以降ならアイコンがカラー表示になっていてわかりやすいです。
これでメインのライブラリ画面に移動し、画面上部の「アルバム」タブから「最近削除した項目」を探せるようになります。
③サイドバーの最近削除を開く
画面下の「アルバム」をタップしてアルバム一覧を表示します。
アルバム一覧を下までスクロールすると「最近削除した項目」があるのでタップしてください。
「最近削除した項目」は30日後に自動で完全消去されるので、早めにチェックしましょう。
④戻したい写真を選んで復元をタップ
「最近削除した項目」画面右上の選択をタップします。
復元したい写真をサムネイルでタップしてチェックを入れます。サムネイルを拡大するとより選びやすくなります。
画面右下の復元をタップすると元のアルバムに戻ります。
⑤iPhoneと同期されるまで待つ
写真を復元するとiCloudと同期が始まります。この同期は写真の枚数やネットワーク状況で時間が変わるので、落ち着いて待ちましょう。
写真データのやり取りが多くなるので、安定したWi-Fiにつないでおきましょう。
同期中に画面がオフにならないよう、自動ロックを無効にしておくと安心です。
写真アプリを開き、下部に出る「更新中…」や「アップロード中…」の表示を見守りましょう。
同期中はモバイルデータの使用量が増えやすいため、できればWi-Fi環境で待つのがおすすめです。
MacやWindowsでバックアップから復元する方法
USBケーブルでiPhoneをMacやWindowsパソコンにつなぐと、Finder（Mac）やiTunes（Windows）にiPhoneアイコンがすっと現れ、バックアップ一覧から復元したい日時を選ぶだけでサクッと写真を戻せます。
この方法ならネットワーク設定に悩まないうえに、大容量のバックアップもまとめて一気に復元できるので、写真をがっつり撮りがちな人にも安心です。
①ライトニングケーブルでiPhoneをパソコンに接続
純正のライトニングケーブルを用意して、iPhoneの底部に差し込みます。ケーブルのもう一方をパソコンのUSBポートにしっかり接続してください。
接続後にiPhoneのロック画面を解除すると「このコンピュータを信頼しますか？」というメッセージが表示されますので、信頼をタップします。
これでパソコンがiPhoneを認識し、内部の写真ゴミ箱へアクセスできる状態になります。
②FinderまたはiTunesでデバイスを選ぶ
MacならFinderを開いて、サイドバーの場所欄にあるiPhoneアイコンをクリックします。Windowsや古いmacOSではiTunesを起動して、左上のスマホアイコンを選びましょう。
もしデバイスが表示されないときはiPhoneをロック解除してからLightningケーブルを抜き差しすると、うまく認識されやすくなります。
③バックアップを復元をクリック
Appとデータ画面で「バックアップを復元」をタップします。
日時やファイル容量を見比べながら、目的のバックアップを選びましょう。
復元中はWi-Fiを切らず、バッテリー残量が十分ある状態を保つのが大切です。
大きめのバックアップは時間がかかるため、夜間のWi-Fi回線が空いている時間帯を狙うとスムーズです。
④復元したい日付のバックアップを選択
バックアップ一覧から復元したい日付をタップします。バックアップのサイズや作成日時を確認すると、誤って古いデータを選ぶ心配が減ります。
バックアップ復元を実行すると、その日付以降の端末データが上書きされるので注意してください。
⑤完了後に写真Appで復元を確認
手順が終わったら写真Appを開いて、アルバムの中や「最近削除した項目」に戻した写真がきちんとあるか確認してください。
iCloud写真がオンになっていると同期に時間がかかることがあります。反映が遅いと感じたらWi-Fi接続で更新ボタンをタップしてみてください。
復元できたらもっと快適！写真整理と安心バックアップの応用ワザ
| 応用技 | 役立ちポイント |
|---|---|
| 写真を自動でアルバム分け | 探したい写真がすぐ見つかるからストレスフリー |
| iCloudバックアップの細かい設定 | 最新の写真をどこでもチェックできて安心 |
| 外部ストレージへの定期保存 | 端末トラブルでも大切な思い出をキープ |
| ストレージ最適化機能の活用 | 容量不足を気にせずに撮影を楽しめる |
これらの応用ワザを使えば思い出の管理がラクになるだけでなく、バックアップも抜かりなく行えて心強いですよ。
お気に入りに登録して大事な写真をすぐ呼び出す
大事な写真をすぐに取り出せるように、写真アプリの「お気に入り」に登録する方法があります。画面下のハートマークをタップするだけで、その写真が「お気に入り」アルバムに追加されるので、あとから探す手間がグッと減ります。
特にOSが最新のiOS16以降なら、ストレージの容量やカメラ撮影モードを問わず、サムネイル表示が高速なので、アルバムを開いた瞬間にお気に入りの写真だけを一覧できます。ゴミ箱から復元するときも、まず「お気に入り」をチェックすれば欲しい写真をすばやく見つけやすくなります。
写真を開いてハートマークをタップ
最近削除した項目から復元したい写真をタップして全画面表示にします。画面下部にあるハートマークを押すとお気に入りに追加され、同時に元のアルバムへ戻す操作が完了します。
お気に入りアルバムで確認
もし普段からハートマークでお気に入りにしている写真なら、「お気に入り」アルバムをチェックしましょう。消してしまったと思った写真が思わぬ場所に残っているかもしれません。
ホーム画面から写真アプリをタップし、画面下の「アルバム」を選びます。
マイアルバム内にある「お気に入り」をタップします。ここにハートを付けた写真がまとめて表示されます。
見つからない場合は「最近削除した項目」から復元をお試しください。
アルバムを作ってイベントごとに仕分ける
イベントごとにアルバムを用意しておくと、写真を探すときにサムネイルをスクロールしなくて済むので気持ちがラクになります。この方法は、旅行や誕生日パーティーなど思い出を振り返りたいシーンが決まっているときにとくに便利です。
さらにプログラマー視点のコツとして、写真を選ぶタイミングでタグ（キーワード）を意識しておくと、あとから「仕事」「プライベート」「友達」といった複数のアルバムに同じ写真を追加しやすくなります。こうしておくとバックアップ先でも整理された状態がキープできるので安心です。
アルバムタブで新規アルバムを作成
写真アプリを開いて、画面下にあるアルバムタブをタップします。右上のプラスアイコンを押し、新規アルバムを選びます。
好きな名前を入力したら、作成をタップ。続いて整理したい写真をタップで選択し、完了を押せば新しいアルバムの完成です。
復元した写真を追加して整理
復元した写真はアルバムにまとめておくと後から探しやすくなります。以下の手順でサクッと整理しましょう。
写真アプリを開き「ライブラリ」タブの並べ替えを「追加日順」にします。復元直後は一番下にまとまっているので探しやすいです。
右上の「選択」をタップして整理したい写真をタップで選びます。選び終わったら画面下の「追加」をタップしましょう。
出てきたメニューから「アルバムに追加」を選び、既存のアルバムをタップするか「新規アルバム作成」で好きな名前を付けて整理できます。
iCloud写真を使っている場合は追加後すぐに他のデバイスへ同期されるので、整理完了まで少し待つことがあります。
自動バックアップ設定を見直してうっかり削除に備える
iCloud写真をオンにしておくと、端末内の写真がクラウドと自動で同期されますから、うっかり削除してもすぐに復元できます。
さらに、MacやWindowsの写真管理アプリで定期的にバックアップを取っておくと、iCloudだけでなくローカル環境からも取り戻せる安心感が得られます。
こうして自動バックアップの設定を見直しておけば、万が一の削除ミスでも焦らずに思い出の一枚を取り戻せます。
設定アプリでAppleIDをタップ
ホーム画面で歯車アイコンの設定アプリを探して開きます。画面最上部に表示される自分の名前とAppleIDが書かれたエリアを優しくタップしてください。
ここからiCloudやApp Storeの設定がひらきます。写真の復元を行う際は、この画面でiCloudの同期状況やアカウントのログイン状態をチェックしておくと安心です。
iCloud→写真でiCloud写真をオン
ホーム画面の設定アプリをタップし、一番上の自分の名前を選択してiCloud画面へ進みます。
iCloudの一覧から写真をタップし、iCloud写真のトグルを右にスワイプして有効にします。
iCloud写真を有効にすると端末内とクラウドが同期されるため、削除した写真もゴミ箱から復元しやすくなります。
Wi-Fi接続時にアップロードされるか確認
まずWi-Fiに接続してから設定アプリを開き、画面上部の自分の名前をタップしてiCloud→写真を選んでください。
- 「iCloud写真」がオンになっているか確かめる
- 「モバイルデータ通信」をタップしてオフにし、Wi-Fi接続時のみアップロードするよう設定する
- 写真アプリを開き、復元した画像のサムネイル下に「アップロード中」「最新の項目をアップロード済み」と表示されるのを確認する
オフラインやモバイル通信中だとアップロードが保留になるので必ずWi-Fi環境でチェックしてください。
よくある質問
- 削除した写真はどれくらいの期間復元できますか？
写真アプリのゴミ箱には削除から30日間だけ写真が残ります。この間なら、いつでもサクッと元に戻せます。それを過ぎると完全に消えるので注意してください。
- ゴミ箱から写真が消えてしまった場合はどうすればいいですか？
30日を過ぎた写真はゴミ箱から自動で消えます。でも、iCloudバックアップやパソコンに残した過去の同期コピーがあれば、そこから復元できることがあります。一度バックアップをチェックしてみてください。
- SNSで保存した画像やスクリーンショットも復元できますか？
SNSアプリから保存した画像やスクリーンショットも、写真アプリに入っていれば同じようにゴミ箱から戻せます。もし別フォルダに入っている場合は、まず写真アプリのアルバム一覧を確認してください。
最近削除に写真が見当たらないときは？
「最近削除した項目」を開いても写真が出てこない場合には、iCloudに残っているバックアップやパソコン（Mac/Windows）で作成したiTunesバックアップから復元するルートが役立ちます。この方法なら、端末内で自動的に完全消去されてしまった写真も、バックアップ日時点の状態へまるごと戻せる点が強みです。
30日を過ぎた写真はもう戻せない？
写真アプリのゴミ箱（最近削除した項目）に入ってから30日以上経過すると、iPhone上では自動で完全削除されます。ただし、事前にiCloudバックアップやiTunes（Finder）バックアップをとっている場合は、そこから復元できる可能性があります。もしバックアップもないと、残念ながらiPhone単体で元に戻す手段はありません。次からは大切な写真を失わないよう、定期的にiCloud写真ライブラリを有効にするか、Mac／Windowsにバックアップを残しておくと安心ですよ。
パソコンがなくてもバックアップから戻せる？
iCloud写真を使っていればパソコンがなくてもiPhoneだけで削除した写真を戻せます。写真アプリの「最近削除した項目」に残っているうちは、そのまま復元ボタンをタップするだけで完了です。
一方でiCloudバックアップだけを利用している場合は、写真だけを部分的に取り出すことはできません。バックアップからの復元は端末を初期化して丸ごと復元する必要があるため、写真以外のデータが消えてしまうリスクもあります。
復元した写真がぼやけているのはなぜ？
ゴミ箱から写真を戻したあとに画像がぼやけて見えるのは、端末に保存されているのが
設定→写真でiCloud写真の最適化がオンになっていると、オリジナルはクラウドにあり端末にはサムネイルに近いデータだけが残ります。そのため、復元直後はぼやけたまま表示されるケースが多いです。
高画質版を取り戻すには、Wi-Fi接続のうえ写真アプリで該当画像を開いたり、設定→写真→オリジナルをダウンロードをタップするとスムーズに鮮明な状態に戻せます。
まとめ
写真を誤って削除してしまったらまずは写真アプリを開いて「アルバム」＞「最近削除した項目」から復元してみましょう。30日以内なら簡単に元に戻せます。もしiCloudバックアップを使っているならバックアップから復元もチャレンジできますし、Macとケーブルで接続してFinderから確認する方法も役立ちます。
ここまでの手順で大切な思い出を無事に取り戻せたはずです。これで安心して写真を整理できますね。ぜひ復元のコツを覚えて、笑顔あふれる写真ライフを楽しんでください。