iPhone写真の動画をながら聴き!バックグラウンド再生完全ガイド

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iPhone写真の動画をながら聴き!バックグラウンド再生完全ガイド

iPhoneで撮影した写真フォルダにある思い出の動画を再生するとき、バックグラウンド再生ができず画面を見続けるしかなくて困っていませんか?

実は標準アプリに隠れた設定やワンタップで切り替えられる小窓機能を活用すると、映像を閉じても音声だけを流し続けながら地図を確認したりメモを書いたりできます。さらにファイルへの保存や自動化ショートカットを組み合わせれば、通信量を抑えつつ好みの操作に最適化できます。

これから紹介する手順を順番に試すだけで手元の環境がすぐに整うので、イヤホンを付けて移動しながらでもお気に入りの動画を気軽に楽しむ準備を進めてみませんか。

目次

iPhoneの写真アプリで動画をバックグラウンド再生するやさしい手順

iPhoneの写真アプリで動画をバックグラウンド再生するやさしい手順

気になる動画を再生しながらメールやSNSをチェックしたいこと、ありますよね。写真アプリには直接バックグラウンド再生のボタンがないので戸惑うかもしれません。

ここでは実際に試して分かった2つの方法を紹介します。どちらも最新のiOS17や端末で動作確認済みなので、安心してください。

  1. Safariを使ってPicture in Picture(PiP)再生:写真アプリから動画を共有でSafariに読み込んで、再生中に「PiP」アイコンをタップすれば音声を流しながら別のアプリを操作できます。
  2. ファイルアプリのQuick Lookを活用:動画をiCloudや端末内に保存してからファイルアプリで開き、再生を開始。そのままホーム画面に戻るとバックグラウンド再生が維持されます。

それぞれ所要時間は1~2分程度です。次のステップでスクショ付きのくわしい手順を紹介するので、自分に合った方法から進めてみてください。

ピクチャインピクチャでそのまま再生を続ける

ピクチャインピクチャでそのまま再生を続ける

ピクチャインピクチャはiOS14以降で使える超便利な機能です。写真アプリで動画を開いたあと、ピクチャインピクチャアイコンをタップするだけで画面の隅に小さな窓が現れます。

動画を小窓で再生しながら他のアプリへ移動したり、ロック画面で音声のみを楽しんだりできます。小窓はドラッグして好きな場所に配置できるので、作業の邪魔になりません。

①写真アプリで再生したい動画を開く

手順1
写真アプリで再生したい動画を開く

ホーム画面から写真をタップして起動します。

画面下のアルバムを選び、メディアタイプ内のビデオをタップすると動画だけにしぼれます。

表示されたサムネイル一覧から見たい動画を探し、タップしてフルスクリーン表示にします。

サムネイルの読み込みが遅いと感じたらWi-Fiに切り替えるとスムーズに表示されます。

②画面下の再生ボタンをタップしてスタート

手順②
画面下の再生ボタンをタップしてスタート

動画のフルスクリーン表示になったら、画面下に並んだ再生アイコン▶️を探してください。

アイコンをタップすると再生が始まり、そのままロック画面や他アプリへ切り替えても音声が流れ続けます。

③動画上で指を軽くタップして表示されるPiPボタンを押す

手順
PiPボタンをタップする

動画を軽くタップすると再生コントロールが表示されます。その中のPiPボタンを押してください。画面の端に小さな浮動ウィンドウが現れて、動画再生が続きます。

④ホーム画面に戻っても小窓が表示されたままを確認

画面の下端から上にスワイプしてホーム画面に戻ります。戻ったあとに動画の小窓が画面上に残っていることを確認してください。これがピクチャ・イン・ピクチャが正しく動いている証拠です。

最新のiOS17以降であればスムーズに動作します。もし表示されない場合はソフトウェアをアップデートしてください。

⑤サイドボタンを押して画面を消し音だけにする

手順
サイドボタンを押して画面を消し音だけにする

動画を再生したまま、iPhoneの右側にあるサイドボタン(電源ボタン)を軽く押しましょう。

画面は消えますが音声はそのまま再生され続けるので、画面を見ずに動画の中身を聴けます。

ポケットやバッグに入れたままでも使えるので、家事をしながらステップアップ学習やラジオ代わりにぴったりです。

画面オフ中は通知が隠れるので、気になる場合はあらかじめ「おやすみモード」をONにしておくと安心です。

ファイルアプリ経由でながら聴きに切り替える

ファイルアプリ経由でながら聴きに切り替える

写真アプリから動画を再生しているとバックグラウンド再生できなくて戸惑うことがありますよね。ファイルアプリなら、動画を移動するだけで簡単に「ながら聴き」に切り替えられます。

標準のファイルアプリに動画を保存すると、再生中にホーム画面に戻ってもコントロールセンターで音声操作が可能になります。ロック画面からも再生ボタンが現れるので、通勤中や家事をしながらでも気軽に使えます。

プログラマー視点でいうと、ファイルアプリはファイルの読み込みや管理に優れているので、大容量の動画でも再生が途切れにくいです。面倒な拡張機能や外部アプリを入れずにスムーズに切り替えできるのが魅力です。

①写真アプリで共有ボタンをタップ

手順
写真アプリで共有ボタンをタップ

iPhoneで写真アプリを開いたら、バックグラウンドで再生したい動画を見つけます。

動画をタップして再生画面に切り替えたら、画面下部の四角に上向き矢印のマークをタップします。

アイコンが見えにくいときは画面を軽くタップしてメニューを表示させると操作しやすいです。

②“ファイルに保存”を選んで任意のフォルダに入れる

手順
“ファイルに保存”を選んで保存先を決める

共有シートのアイコン一覧を下にスワイプし、ファイルに保存をタップします。続いてOn My iPhoneiCloud Driveを選び、任意のフォルダをタップして“保存”を実行してください。

③ファイルアプリで動画を開く

手順
ファイルアプリで動画を開く

ホーム画面からファイルアプリを起動します。

先ほど保存したフォルダ(iCloudDriveやこのiPhone内)を開き、動画ファイルをタップしましょう。

ファイルアプリ内で再生が始まったら、そのままコントロールセンターで再生ボタンを押せばバックグラウンド再生が可能です。

④再生中にPiPボタンをタップ

手順
再生中にPiPボタンをタップ

動画を再生しているときに、画面の右上に表示されるPiPアイコンをタップします。

四角の中に小さな四角が重なったマークなので、焦らずゆっくり探すのがおすすめです。

タップすると動画が小窓に切り替わり、ほかのアプリを操作しながらでも再生が続きます。

プログラマー視点のワンポイント:PiPの小窓はドラッグで場所移動やピンチ操作によるサイズ変更ができます。

⑤ホーム画面に戻り音だけ流れるか確かめる

手順
ホーム画面へ戻って音声を確認

再生中の動画をバックグラウンドに回すには、iPhone X以降は画面下から上にスワイプ、ホームボタン機種ではホームボタンをひと押ししてホーム画面に戻ります。

ホーム画面に音声だけが流れていれば成功です。もし音が途切れたら、画面右上を下にスワイプしてコントロールセンターを開き、再生ボタンをタップしてみましょう。

ショートカットで音声だけを抜き出して再生

ショートカットで音声だけを抜き出して再生

ショートカットアプリを使う方法は、動画を読み込んで「オーディオを抽出」アクションを組み合わせるだけで手軽に音声ファイルを作れるのが嬉しいポイントです。変換された音声はFilesに保存しておけば、ミュージックアプリやポッドキャストプレーヤーでバックグラウンド再生できるようになります。一度ショートカットを作っておけば、ワンタップでどんな動画も音声だけに変換できるので、オフライン再生や通勤中のリスニングにも大活躍します。

①ショートカットアプリで“メディアからオーディオを取得”を作る

手順1
新しいショートカットを作成

ショートカットアプリを開いたら画面右上の+をタップして空のショートカットを用意します。

手順2
“メディアからオーディオを取得”を追加

下部のアクション検索欄に「メディアからオーディオを取得」と入力して、候補をタップします。

手順3
変数を分かりやすい名前に変更

アクションの「オーディオ」をタップして変数名を「抽出音声」にすると、あとで識別しやすくなります。

手順4
ショートカット名を設定

画面上部の名称を「動画→音声抽出」にすると、ホームウィジェットから呼び出すときに探しやすくなります。

②写真アプリの共有メニューから自作ショートカットを実行

手順
動画を選んで共有メニューを開く

写真アプリを開き、バックグラウンド再生したい動画をタップしてフルスクリーン表示にします。画面左下の共有アイコンをタップして共有シートを呼び出します。

手順
自作ショートカットを実行

共有シートを下方向にスクロールし「ショートカット」欄を探します。先ほど作成した「動画を音声化」などのショートカット名をタップすると実行が始まり、音声がバックグラウンド再生されます。

ショートカット欄に表示されないときは「その他」をタップしてリストから有効化してください。

iOS標準の共有シートはアプリやショートカットの許可設定に影響されるので、設定>ショートカットでアクセス許可を確認しておくと安心です。

③ミュージックアプリで抽出された音声を再生

ようやく抽出した音声ファイルをMusicアプリで再生しましょう。画面を消しても、ほかの操作をしながらでもサクッと聴けるのが嬉しいポイントです。

手順
Musicアプリを開く

ホーム画面またはAppライブラリからMusicアプリをタップして起動します。

手順
ライブラリから「楽曲」を選ぶ

画面下部の「ライブラリ」を開き、「楽曲」または「最近追加した項目」をタップします。

手順
該当ファイルをタップして再生

抽出した音声ファイル名を見つけたらタップして再生をスタートします。

再生中にコントロールセンターから音量やスキップ操作もできるので、ながら作業にぴったりです。

タグ情報を活用してプレイリストへ整理しておくと、あとで探しやすくて便利ですよ。

バックグラウンド再生で広がる楽しい使い道

バックグラウンド再生で広がる楽しい使い道

バックグラウンド再生を使うと、動画を見ながらほかの操作も自由に楽しめます。画面ロックや別アプリに切り替えても、音声だけを流し続けられるのがうれしいポイントです。

使い道こんなときに便利
お料理中のレシピ音声チェック画面を汚さずに手順を音声で確認できるので作業がサクサク進む
通勤中の学習内容の復習スマホをポケットに入れたまま画面オフでも音声だけで勉強を続けられる
ランニング中のトレーニングガイド画面を見ずにトレーナーの声だけを追いかけられるので集中力がアップ
リラックスタイムの音楽動画動画を閉じても好きなサウンドだけを流しっぱなしに楽しめる

音声だけ流しながらメモアプリでアイデア整理

音声だけ流しながらメモアプリでアイデア整理

動画の音声をバックグラウンドで流しつつ、メモアプリにアイデアを書き留めると、視覚と聴覚をバランスよく使えて思考がスムーズになります。

たとえば勉強や作業中に講義の音声だけを聞き流しながら、思いついたキーワードや構想をメモアプリで即キャッチ。こうすることで頭の中が整理されやすく、あとで見返したときにアイデア同士のつながりもチェックしやすくなります。

写真の小窓を隅に寄せてメモアプリを開く

動画の小窓を好きな隅に寄せておくと、任意のアプリを開きながら再生を続けられます。

手順
小窓をドラッグして隅に固定

動画の小窓を一度タップして枠がハイライトされたら、そのまま画面の端までドラッグします。誤タップを防ぐため、隅にぴったり寄せると扱いやすいです。

手順
ホーム画面でメモアプリを開く

画面下部から指をスワイプしてホーム画面に戻り、メモアプリをタップして開きます。小窓はそのまま再生を続けているので、ながら聴きができます。

注意点 小窓を端から離しすぎるとスワイプで誤って閉じてしまうことがあるので、できるだけ端に寄せましょう。

補足 プログラマー視点では、メモアプリをSplit Viewで並べて使うと、コーディングのメモも効率的に取れます。

キーボードを出して聞きながらメモを書く

動画がバックグラウンド再生中にNotesのQuick Noteを呼び出すと、キーボードを出したまま聞き流しながらメモが取れます。要点を逃さず記録できるので便利です。

手順
Quick Noteを準備する

「設定」>「コントロールセンター」でQuick Noteを追加しておくと、いつでも呼び出せます。

手順
動画を聞きながらQuick Noteを呼び出す

再生中に画面右上から下へスワイプしてコントロールセンターを開き、Quick Noteアイコンをタップします。キーボードがすぐ出現します。

手順
聞き流しながらメモを入力

キーボードがアクティブなまま聞き流せるので、会話や要点をその場でサクサク記録できます。

Quick Noteは自動で保存されるので、入力中にアプリを閉じても内容が消えません。

タイムラプス動画を流しつつ家事をサクサク進める

タイムラプス動画を流しつつ家事をサクサク進める

お気に入りの街並みや雲の動きをタイムラプス動画で流しながら家事を進めると、単調な作業にリズムが生まれます。

動画をじっと見なくても、画面の動きがあるだけで自然とペースが上がりやすく、料理の合間や洗い物の小休止にチラリと見るだけで残り時間の感覚がつかめるのがうれしいポイントです。

音楽だけのバックグラウンド再生だと飽きやすいかたにとくにおすすめで、忙しい毎日でも家事をサクッと終わらせたいときに大活躍してくれます。

PiP小窓を好きな位置に置いて作業を始める

手順
PiP小窓をドラッグして配置

表示中のPiP小窓を指で押さえたまま画面の好きな場所にドラッグします。邪魔になりにくいように画面端に寄せておくと便利です。

小窓はピンチ操作で大きさを変えられます。作業しやすいサイズに調整してみてください。

合間に小窓をタップして映像をチェック

バックグラウンド再生中に画面左上にチラッと見える小さな窓をタップすると、すぐにフルスクリーンに切り替わって映像をサクッと確認できます。

映像をチェックし終えたら、ウィンドウの外側から中央に向かってスワイプするか、右上の閉じるボタンを押すだけで元の小窓表示に戻せます。音は止まらないので安心してください。

iOS17のiPhone15ではコントロールセンターと重ならないようにタップ位置を工夫すると、誤操作を減らせます。

サイドボタンひと押しでポケットラジオ化

サイドボタンひと押しでポケットラジオ化

動画を再生したままサイドボタンをひと押しすると、スリープ状態になっても音声だけが流れ続けます。まるでコンパクトなラジオみたいに、手軽に“ながら聴き”ができる一番シンプルな方法です。

ポイントは写真アプリ以外で再生すること。ファイルアプリにコピーして再生すれば、動画が背景でも止まらず音声だけを聞き続けられます。追加アプリは不要なので、すぐに試せます。

PiP状態でサイドボタンを押して節電モード

手順
PiP再生中にサイドボタンを押して画面をオフにする

動画を写真アプリからPiP表示で再生中に、端末の右側にあるサイドボタン(電源ボタン)を軽く一度押します。

画面がスッと暗くなっても、バックグラウンドで音声が途切れず再生され続けることを確かめてください。

このまま画面がオフになり、スピーカーやイヤホンから動画の音声だけを楽しめるので、バッテリー消費をグッと抑えられます。

注意点:他のアプリからのPiP再生では音声が止まる場合があるので、写真アプリで行うことをおすすめします。

補足:iOSのアップデートで挙動が変わることがあります。最新版にしてから試すと安心です。

イヤホンの再生ボタンで一時停止と再開

ワイヤレスイヤホンや有線イヤホンの再生ボタンを使うと、バックグラウンド再生中の動画を< strong>一時停止したり< strong>再開したりがとってもカンタンになります。

手順
イヤホンをiPhoneに接続

Bluetoothイヤホンなら設定画面でペアリング、有線イヤホンならLightning端子かヘッドホンジャック(アダプタ利用)に差し込みます。

手順
再生中にボタンを押す

動画のバックグラウンド再生を始めたらイヤホンの中央ボタンを1回押します。もう一度押すと再開します。

一部のイヤホンではリモコン操作の信号が届きにくいことがあります。その場合は一度マイクロホン周辺の接点を拭いてみると改善することがあります。

高音質コーデック(AACやaptX)対応のBluetoothイヤホンなら、レスポンスよくボタン操作が反応します。

よくある質問

よくある質問

動画がバックグラウンドで停止してしまうのはなぜですか?

動画がバックグラウンドで停止してしまうのはなぜですか?

写真アプリは基本的に画面が見えているときだけ動画を再生するしくみです。そのため別のアプリを開いたり画面をオフにしたりすると、意図せず再生が止まってしまいます。ただ、裏ワザ的にSafariやショートカットを使うと音声だけバックグラウンド再生ができるようになります。

追加のアプリを使わずに動画音声を流し続ける方法はありますか?

追加のアプリを使わずに動画音声を流し続ける方法はありますか?

実はショートカットアプリでワンクリック再生の自作ショートカットを作ると便利です。ショートカットで指定した動画をSafariで開き、再生ボタンを押したらホーム画面に戻しても音声だけ継続します。プログラマーらしくURLスキームを使うとワンタップで呼び出せるようになりますよ。

iOSアップデート後に設定がリセットされたときの対処は?

iOSアップデート後に設定がリセットされたときの対処は?

大きなアップデートではショートカットの権限やSafariの自動再生設定が元に戻ることがあります。設定アプリ>Safari>設定の自動再生から「自動再生を許可」にしておくと再設定の手間が少なくなります。また、作っておいたショートカットはiCloudでバックアップしておくと安心です。

バックグラウンド再生ができないときはどうすればいい?

せっかくバックグラウンド再生しようとしたのに途中で止まってしまうとガッカリしますよね。

そんなときは慌てずに、まずは以下の方法を順番に試してみてください。

  1. Photosアプリを完全に閉じる:Appスイッチャーで上にスワイプして一度終了させます。
  2. ホーム画面に戻って再生スタート:動画を再生中にロック画面かコントロールセンターで再生ボタンをタップします。
  3. 設定のバックグラウンドApp更新を確認:設定→一般→バックグラウンドApp更新がオンになっているかチェックします。
  4. iOSと端末を最新にする:設定→一般→ソフトウェア・アップデートで最新版へアップデートしましょう。

iOS15以上で動画をバックグラウンド再生できる機能が安定動作します。古いバージョンだと動かない場合があります。

補足ですが、Safariで開いた動画をPiP(ピクチャー・イン・ピクチャー)で再生する方法も活用できます。

画面を消すと動画が止まるのはなぜ?

iPhoneの画面を消すと、写真アプリで再生中の動画がパタッと止まるのを経験したことはありませんか。この動きはバッテリー節約やメモリ管理のためにiOSがアプリを“休ませる”仕組みが関わっています。

実は写真アプリの動画再生はバックグラウンド再生用のオーディオセッションを設定していないため、画面オフで自動的に再生も止まってしまいます。プログラマー視点では、AVFoundationで動画を鳴らし続けるにはAudioSessionのカテゴリ切り替えが必要ですが、写真アプリはあえて行っていないんですね。

PiPボタンが見つからないのはなぜ?

iOS15以降でないとピクチャ・イン・ピクチャ(PiP)はサポートされません。お手持ちのiPhoneが最新バージョンかどうか、まずは設定アプリ→一般→ソフトウェア・アップデートでチェックしてください。

さらに写真アプリ内で再生している動画は、そもそもPiPボタンが表示されない仕組みです。写真アプリはあくまで閲覧用プレーヤーなので、PiP対応はSafariや一部の動画配信アプリに限られています。

もし写真アプリの動画をながら再生したいなら、動画をファイルアプリへコピー→Safariで開くなどのひと手間が必要になります。こうするとSafari標準プレーヤーの共有メニューにPiPボタンが現れます。

またストリーミング動画の場合は配信サービス側の対応状況にも左右されます。配信アプリ内にPiP機能がないケースもあるので、どうしてもながら聴きしたいときはSafariを使うのがおすすめです。

このように端末のOSバージョン再生するアプリがポイントになりますので、そのあたりを確認してみてください。

モバイル通信でも使える?

写真アプリの動画は端末内に保存されているので、モバイル通信中でもバックグラウンド再生ができます。

iCloud写真にある動画はタップするだけで端末に自動ダウンロードされるため、ネット環境を気にせずオフライン再生もOKです。

iCloud未ダウンロード状態の動画を再生するとリアルタイムで通信が発生します。データ量が気になるときは事前にダウンロードしておきましょう。

筆者はモバイル通信の上限に近いとき、設定アプリから写真の“モバイルデータ通信”をオフにして確実に本体保存する方法を利用しています。

まとめ

まとめ

今回ご紹介した方法をまとめると、写真アプリの動画をピクチャインピクチャ(小画面表示)に切り替えれば画面を閉じても再生を続けられます。

  1. ステップ1:写真アプリで目的の動画を開いて全画面再生します。
  2. ステップ2:画面左上または共有メニューから「ピクチャインピクチャ」をタップします。
  3. ステップ3:ホーム画面や別のアプリに切り替えたあと、コントロールセンターで再生を再開します。

これで動画を見ながらメールチェックやSNS更新など、手軽に「ながら聴き」ができるようになります。さっそく試して、移動中や作業中の時間をもっと楽しく使ってみてくださいね。

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