iPhoneで撮りためた写真が増えすぎて、ユーティリティに何があるのか分からずアルバムの奥で迷子になっていませんか?
経験を踏まえた整理術を使えば、ユーティリティ内の自動アルバムを活用して重複や大容量の動画を瞬時に洗い出し、必要なものだけを手元に残すことが可能です。さらに隠しアルバムや類似項目の絞り込みも同時に行えるので、ストレージと閲覧性の両方がすっきり整います。
順に試してみることで、いつでも欲しい写真にすぐたどり着ける軽快なカメラロールを一緒に手に入れましょう。
ユーティリティアルバムを開いて写真をすぐ探せるようになるまでの手順

ずっと撮りためた写真を探すとき、どこにあるか分からなくて「これどこだっけ?」と焦った経験はないでしょうか。この章では、写真アプリのユーティリティアルバムをサッと開いて、目当ての一枚をすぐ見つける流れをやさしくまとめます。
- アクセス権をチェック:設定アプリで「写真」→「位置情報」や「メディアとAppleMusic」への許可を確認しておく
- ユーティリティアルバムを開く:写真アプリを起動し、下部の「アルバム」タブから「ユーティリティ」までスクロール
- 検索・フィルターを活用:画面上部の検索窓にキーワード入力、または顔/場所/お気に入りフィルターで絞り込む
この三つを押さえれば、膨大なライブラリの中でも迷わずに写真をキャッチできます。プログラマー的なコツとして、ライブフォトやビデオが混ざっていると絞り込みが遅くなることがあるので、事前にフォーマットごとにアルバム分けしておくとさらに快適です。
写真アプリだけでユーティリティを活用する基本ルート

iPhoneに最初から入っている写真アプリだけを使って、迷わずユーティリティアルバムにたどり着く流れを紹介します。追加のアプリは不要なので、新人エンジニアでもサクッと覚えられます。
- アプリだけで完結:インストールもログインもいらず、基本操作だけでアクセスできる
- 自動で整理:人物や場所、種類ごとに分かれていて探しものがラク
- オフライン対応:ネットがない場所でもすぐに表示できる
- 削除ミスを防ぐ:「最近削除した項目」で万一のときも安心
①ホーム画面で写真アプリをタップする
カラフルな花のアイコンを探して、やさしくタップしてください。ロック中でもホーム画面に戻せば同じ操作で開けます。
②ライブラリ下部のアルバムを選ぶ
写真アプリを起動したら画面下部のメニューに並ぶ「アルバム」をタップしてください。すると自動分類されたアルバムや自分で作成したアルバムが一覧で表示されます。
注意点:「写真」ではなく「アルバム」のタブを選ばないと一覧が出てこないので気をつけてください。
③下へスクロールしてユーティリティを見つける
画面を指でゆっくり下方向にスワイプしながらアルバム一覧の下部まで移動させます。途中でユーティリティという名前のセクションが出てくるので、ここをタップすると便利なアルバムがまとまっています。
④必要な項目をタップして内容を確認する
ユーティリティアルバムの一覧が出てきたら、見たい項目をそのままタップします。
たとえば「非表示」に入れておいた写真を確認したいときは「非表示」を選ぶと、中の写真サムネイルがずらりと並びます。
サムネイルをもう一度タップすると全画面表示に切り替わり、左右にスワイプして前後の写真をサクサクチェックできます。
アニメーションが滑らかなぶん、うっかり連続でタップすると別の画面に飛んでしまうことがあります。
⑤戻るボタンでライブラリに戻る
ユーティリティアルバムから離れるときは画面左上の<戻るをタップしてください。これだけでさっきのライブラリ一覧にすぐ戻れます。もしボタンが隠れているときは、画面を軽く下にスワイプしてみてください。
検索タブとユーティリティを組み合わせてピンポイントで探す

写真の中で「この瞬間だけど、どこだったかな?」と迷うときは、まず画面下の検索タブをタップしてみてください。思い出せるキーワードや撮影日を入力すると、関連する候補がザッと出てきます。
そこからユーティリティアルバムのアイコンをタップすると、自撮り・パノラマ・動画などのジャンルでさらに絞り込めるので、探したい写真だけをピンポイントで見つけられます。
- 検索タブでキーワードや日付を入力して大まかに絞る
- ユーティリティアルバムでカテゴリ別にさらにフィルター
- 探す時間と手間を大幅にカット
①写真アプリで検索タブを開く
ホーム画面で白い背景にカラフルな花びらマークの写真アプリを探してタップします。
アプリが起動したら、画面下部の虫眼鏡アイコン(検索タブ)をタップしてください。
②検索窓にキーワードを入力する
画面上部にある検索窓をタップします。片手で持っていても親指が届きやすい位置なので、静かに狙いを定められます。
探したい写真に合わせ、場所や日付、人物の名前などを具体的に入力しましょう。「2023年」「渋谷」「家族」といったキーワードが絞り込みに役立ちます。
文末まで入力せずとも、サジェストに表示された候補をタップすれば入力ミスを防げます。人物検索のときはニックネームのほうが反応が良いこともあります。
キーワードを決定すると、入力欄の下に該当写真がリアルタイムで並びます。気になる写真をタップして、すぐに見つけ出しましょう。
③結果下部のユーティリティ候補をタップする
検索結果の下にある横並びのアイコン一覧を左右にスワイプして、必要なユーティリティを表示します。
表示したいユーティリティ(例:スクリーンショット、ポートレートなど)をタップすると、そのアルバムに絞り込まれます。
④関連アルバムを開いて写真をチェックする
写真アプリを開いたら、画面下部のアルバムをタップします。
一覧を下にスクロールすると関連アルバムと書かれたセクションが現れます。
「人物」「場所」「セルフィー」「パノラマ」などの分類フォルダを選ぶと、目的の写真がまとめて見られます。
気になる写真はサムネイルを長押しすればすぐに拡大表示できるので、細かい違いもはっきりわかります。
自動分類がうまく更新されないときは、画面を引き下げて再読み込みしてみてください。
⑤サムネイルを長押ししてクイックアクションを呼び出す
ユーティリティアルバムで見たい写真のサムネイルを画面に触れたまま軽く長押しします。触れてから約0.5秒ほど待つと、メニューが現れます。
表示されたクイックアクションには、お気に入り登録やアルバム追加、情報を見るなどが並んでいます。よく使う操作をワンタッチで呼び出せるので便利です。
端末の「設定」>「アクセシビリティ」>「タッチ」>「Haptic Touch」から感度(長押しの反応速度)を調整すると、自分好みの押し心地でクイックアクションを扱えます。
ユーティリティを覚えたら写真整理がもっとラクになる使い道

「ユーティリティアルバム」は写真をテーマ別にまとめてくれる頼もしい機能です。そのまま眺めるだけでも便利ですが、以下の応用テクニックを使うと思い出をよりすばやく探し出せるようになります。
活用方法 | 便利な場面 | ポイント |
---|---|---|
Live Photos抽出 | 動きのある一瞬をゆっくり味わいたいとき | ユーティリティ→Live Photosで一覧表示 |
連写(Bursts)整理 | 子どもの笑顔やスポーツ写真からベストショットを選びたいとき | Burstsにまとめられた複数枚を一発でチェック |
スクリーンショット一掃 | Webメモやレシピ動画の切り抜きだけを残したいとき | スクショだけ表示して不要なものをサクサク削除 |
テキストスキャン活用 | 会議資料やホワイトボードの内容をデジタル保管したいとき | スキャン済みだけ表示して必要データをすぐコピー |
このようにユーティリティで写真をカテゴリごとに切り分けると、目的の画像を探すストレスがグッと減ります。慣れてくると、サッと開いてサッと編集まで完了できるようになりますよ。
隠した写真をまとめてチェックしてロック画面から守る

写真アプリの「隠した写真」アルバムなら、普段見せたくないスナップをまとめてチェックできます。ただしそのままだとロック画面のウィジェットや検索画面にチラ見えすることもあります。
ここでは写真アプリの設定だけで、隠した写真をまとめつつロック画面からも見えなくする方法を紹介します。追加アプリは不要でサクッと切り替えられるのが魅力です。
- 隠した写真をひとまとめに保管できる
- 写真アプリ内の設定だけで操作が完結
- 設定をオフにすればロック画面や検索画面から完全ブロック
エンジニア経験がある身としては、サードパーティ製アプリに任せずiOS純正機能だけで完結するのが管理コストもかからず安心です。
写真アプリのユーティリティで非表示アルバムを開く
ホーム画面で写真アプリをタップして開いてください。
画面下部の「アルバム」をタップし、一覧を表示します。
アルバム一覧を一番下までスクロールすると「ユーティリティ」セクションが現れます。その中にある「非表示アルバム」をタップすると、隠していた写真がずらりと並びます。
非表示アルバムが見つからないときは、設定アプリの「写真」を開いて「非表示アルバム」をオンにしてください。
非表示解除したい写真を選んで再表示に戻す
写真アプリを起動して下の「アルバム」をタップ、その中の「ユーティリティ」→「非表示」を押して表示してください。
右上の「選択」をタップして写真をチェック後、左下のシェアアイコン→非表示を解除を選ぶとアルバムに戻ります。
連写ショットからベストショットだけ残す

連写ショットを撮ったあと、数十枚の似た写真を手作業で探すのは大変ですよね。ここではiPhoneの「ベストショットを提案」機能を使って、大事な一枚だけをサクッと残せる方法をご紹介します。
動きものや集合写真など、一瞬の表情を逃したくないシーンで特におすすめです。この機能を使うと自動でベストなショットをピックアップしてくれるので、後から感じていた写真整理のストレスがぐっと軽くなります。
ユーティリティの類似項目で連写セットを開く
写真アプリを開いて画面下部の「アルバム」をタップします。
一覧を下にスクロールして「ユーティリティ」を見つけます。
「ユーティリティ」をタップしたあと「類似項目」が並ぶのでその中から「連写」を選びます。
「連写」をタップすると、まとめられた連写セットが表示されるので好きなセットを開いて確認できます。
残したいカットを選択してそのほかを削除する
写真アプリの「アルバム」タブをタップし、スクロールして「ユーティリティ」内にある「重複写真」を選んで開きます。
重複リストから、画面右側のチェックマークをタップして残したいカットに緑のチェックを付けます。
画面下部の「すべて残す」を押すと、チェックのない写真がまとめて削除されます。
削除された写真は「最近削除した項目」に30日間保管されるので、すぐに戻したい場合も安心です。
巨大な動画を見つけてストレージを一気に空ける

iPhoneの「ユーティリティ」アルバムには撮影した動画をサイズ順にまとめてくれる「大きいビデオ」という項目があります。ここを開くと、容量をガッツリ占領している動画だけがずらりと並ぶので、つい見落としがちな巨大ファイルをすばやく見つけられます。
大きい動画は旅行の4K撮影や長時間の画面収録などで知らずのうちに増えがち。手動でアルバムをスクロールする手間を省いて、一気に容量を空けたいときに助かる機能です。どれが要らないか迷ったら、プレビューで再生時間をチェックして、ピンポイントでサクッと削除しましょう。
ユーティリティの大きいファイルを開く
写真アプリを起動して、画面下のアルバムタブを選びます。そのまま下にスクロールすると「ユーティリティ」が見つかります。
ユーティリティ内の「大きいファイル」アルバムをタップします。一覧にサイズの大きな写真や動画が表示されます。
大きいファイルは読み込みに時間がかかる場合があります。Wi-Fi環境での操作がおすすめです。
サイズ順に並べ替えて不要な動画を削除する
動画は容量をぐんと使うから、大きいものから順番に見ていくと手早く整理できるよ。
写真Appの下部メニューで「ユーティリティ」をタップし、「ビデオ」を選ぶ。
右上の「…」アイコンをタップし、「並べ替え」を選ぶ。
「サイズ:大→小」にチェックを入れると、重い動画がトップに並ぶ。
一覧から大きい動画をタップで選び、画面下のゴミ箱アイコンをタップして削除を確定する。
削除した動画は「最近削除した項目」に移動するので、完全に消すならそちらも空にしよう。
よくある質問

- ユーティリティアルバムはどこから開けばいいですか?
写真アプリを開いたら下部の「アルバム」をタップしてください。画面を少し下にスクロールするとユーティリティという見出しが出てきます。ここに自動でまとめられた各アルバムが並んでいますので、すぐに見つけられます。
- 自分でユーティリティアルバムに写真を追加できますか?
ユーティリティアルバムはiPhoneが自動で分類しているので、自分で直接追加することはできません。ただし、気に入った写真は「新規アルバム」を作成してまとめたり、「お気に入り」に登録してお気に入りアルバムで素早くアクセスできます。
- 思ったように分類されていない写真があるときは?
位置情報や撮影日時が正しくないと、自動分類がズレることがあります。該当の写真を選んで情報を編集すると改善する場合があります。それでも見つからないときは、Spotlight検索でキーワード検索すると手早く見つかります。
ユーティリティが表示されないときはどうすればいい?
Photosアプリでユーティリティアルバムが見当たらないときは、たいてい「アルバム」タブ以外を開いていたり、画面を下までスクロールし切れていないことが原因です。また、iOSをアップデートした直後には一時的に表示が乱れることも経験上あります。
ユーティリティアルバムを表示できるようになると、「今日」「先週」といった期間別の整理や、被写体ごとの自動分類がすぐに利用できるようになります。思い出をさっと振り返りたいときにとても便利なので、ぜひ再表示の手順を試してみてください。
削除した写真はどこにある?
写真アプリから「削除」をタップしても、その写真はすぐには完全に消えません。実は「最近削除した項目」というアルバムに移動して、最大30日間保管してくれています。
誤って削除してしまった写真や動画は、そのアルバムを開けば一覧で確認できます。復元はワンタップなので、うっかりミスにもやさしい仕組みです。
ユーティリティの写真をiCloudにだけ残すことはできる?
残念ながらユーティリティアルバムだけを選んでiCloudにのみ残し、iPhone本体から完全に消すような機能は用意されていません。
写真全体をiCloudにだけ保存して端末の容量を節約したい場合は、設定アプリから「写真」>「iCloud写真」をオンにして「iPhoneのストレージを最適化」を選んでください。これで撮影した全ての写真がiCloudに保管され、必要に応じて低解像度版がiPhoneに残ります。
もしユーティリティアルバムだけを別管理したいなら、MacやWindowsの写真アプリでスマートアルバム(キーワードや評価で絞り込む)を作成し、iCloud Driveや他のクラウドサービスと連携する方法がおすすめです。そのあと、iPhoneからはまとめて削除してもiCloud Drive上にはファイルが残せます。
とはいえ手間がかかるので、まずは「iPhoneのストレージを最適化」で空き容量を確保しながら、必要な写真は都度iCloudからダウンロードする運用が最もシンプルです。
MacやiPadとユーティリティは同期される?
iCloud写真をオンにしていると、ユーティリティに並ぶ写真の素材自体はMacやiPadにも同期されます。ただし、ユーティリティアルバムそのものは実体ある“フォルダ”ではなく、撮影データを絞り込むシステム領域で動いています。
たとえば「パノラマ」や「動画」などは、iPhoneでもMacでも同じスマートフィルタで分類されるしくみです。隠す機能で写真を非表示にした場合は、iCloud写真共有が有効ならどの端末でも「非表示」アルバムの中身を確認できます。
もしユーティリティ内の写真がMacやiPadに現れないときは、Apple ID設定のiCloud>写真で「iCloud写真」を有効にしてください。そうすると撮影データはすべてクラウド経由で揃い、各端末のユーティリティが同じ結果を表示してくれます。
まとめ

ここまででユーティリティアルバムを活用して、不要なスクショや連続写真をまとめてチェックし、振り分ける方法をおさらいしました。
まずは「重複項目」「スクリーンショット」「連続写真」などのユーティリティに目を向けて、要不要をスピーディに判断するのがコツです。スター機能で大切な写真だけをマークしておくと、あとから探しやすくなります。
この流れを繰り返せば、iPhoneのアルバムがすっきり整います。さっそく挑戦して、思い出をもっと気持ちよく振り返ってくださいね。