iPhoneで撮った写真に思わぬ位置情報が残っていてヒヤリとした経験はありませんか?
このページでは、撮影前後での位置情報のオンオフ切替えから、送信時だけ素早く消す小技、さらに旅の思い出を地図で振り返る活用法まで、実体験でつかんだ失敗回避のコツを手順付きでまとめています。設定が苦手でも迷わないように画面写真も添えているため、一度覚えれば次からは数タップで思いのままです。
手元のiPhoneを開きながら読み進めれば、ほんの数分で設定が完了し、大切な写真を安心してシェアできるようになります。いま感じている不安を解消し、思い出作りに集中するための最初の一歩を踏み出しましょう。
iPhone写真の位置情報を付けたり消したりする手順をまるっと解説

撮った写真に位置情報がひそんでいると、知らないうちにシェア先で「ここだよ!」と教えちゃうかもしれませんよね。かといって旅先の記録として残しておきたいこともあります。iPhone標準の写真アプリやショートカットを活用すれば、個別にもまとめてでも、自由に位置情報を追加したり消したりできます。
- 写真アプリで個別編集:撮った写真を開いて位置を追加・変更・削除できます。
- 写真アプリの一括操作:アルバムから複数画像をまとめて選び、一気に位置情報をオフにできます。
- ショートカットを使う:自作の自動化フローで、好みの位置情報を写真に埋め込んだりリセットしたり可能です。
- サードパーティ製アプリ活用:Exif編集機能をもつ外部アプリで、もっと細かいGPSデータを扱えます。
エンジニア目線のアドバイスとしては、位置情報を消した写真をiCloudやメッセージで送る前に、再度プレビューしてExifデータが消えているか確認すると安心です。
カメラで撮るときに位置情報をオンオフする

カメラAppの撮影画面から位置情報をサクッと切り替えられる機能は、撮影シーンに合わせてプライバシーを守ったり旅の記録を充実させたりできる便利なポイントです。iOS17以降では撮影前に位置情報アイコンをタップするだけでオンとオフを交互に切り替えられるようになりました。
- 手軽に切り替え:カメラ起動中でもすぐに設定できる
- 個別制御:撮る写真ごとにオンオフを使い分けられる
- プライバシー配慮:SNS共有前にオフにして位置を隠せる
- 旅行ログ向け:オンにすればあとでどこで撮ったかすぐ振り返れる
①ホーム画面で設定をタップする
iPhoneのロックを解除してホーム画面を表示したら、歯車マークの設定アプリを探してタップしてください。アプリはアルファベット順に並んでいるので、「S」セクションにあります。
②プライバシーとセキュリティを開く
ホーム画面で設定アイコンをタップします。設定画面が表示されたらリストを下にスクロールし、プライバシーとセキュリティを選びます。項目が多いときは画面上部の検索バーに「プライバシー」と入れるとすぐに見つかります。
③位置情報サービスをタップする
プライバシー画面の一番上にある位置情報サービスを押してください。トグルが青くなっていればオンの状態です。ここからアプリごとに位置情報へのアクセスを個別に設定できます。
位置情報サービスをオフにするとすべてのアプリで場所データが停止します。必要なアプリの動作にも影響が出るので注意してください。
④カメラを選んで許可しないを選ぶかこのAppの使用中のみを選ぶ
設定アプリを開いてプライバシーをタップし、カメラを選びます。続いて許可を変更したいアプリ名を見つけてタップしてください。
アプリごとの画面で許可しないかこのAppの使用中のみを選べば設定完了です。
許可しないを選ぶとカメラ機能が完全にオフになるアプリもあるので注意しましょう。
⑤カメラを閉じて撮影しオンオフを確かめる
カメラアプリを一度閉じてホーム画面に戻ります。再度カメラを起動して写真を撮影し、写真アプリで開いて位置情報が記録されているかどうかを確認します。位置情報がオフのときは、情報マークをタップしてもGPSデータが表示されないことをチェックしましょう。
設定アプリで写真だけ位置情報を残さないようにする

設定アプリを使えば、iPhone全体の位置情報はそのままにしておきながら写真アプリだけ位置情報の付与をオフにできます。こうしておくと、地図や天気ウィジェットはちゃんと動くまま、プライベートな撮影データには撮影場所が記録されないので安心感が高まります。SNSにアップロードするときも位置を気にせずサクッとシェアできるので、旅行写真や日常スナップをもっと気軽に残せます。
①設定で写真を選ぶ
iPhoneのホーム画面から設定を開きます。
下にスクロールしてプライバシーとセキュリティをタップしてください。
次に位置情報サービスを選び、リストから写真を探します。
ここで写真アプリのアクセス設定を許可しないか、使用中のみなど好みに合わせて選びます。
②位置情報をメタデータとして保持をオフに切り替える
ホーム画面から設定アプリをタップして起動します。
設定画面を少しスクロールしてプライバシーとセキュリティをタップしてください。
リストの中から位置情報サービスを探して開きます。
下にスクロールしてカメラをタップし、「許可しない」を選んで位置情報アクセスをオフにします。
この設定をオフにすると新しく撮る写真に位置情報が残らなくなります。既存の写真は影響を受けないので、過去画像を一括で消したい場合は画像編集アプリやショートカットの利用がおすすめです。
③写真アプリを開き新しい撮影で位置が付かないか確かめる
ホーム画面から写真アプリをタップし、画面右上のカメラアイコンを押して撮影モードに入ります。シャッターボタンをタップして新しい写真を撮影しましょう。
撮影した写真を選択し、画面を上にスワイプします。位置情報の欄が空欄になっていれば位置情報をオフにできています。
撮影直後は情報読み込み中で表示されないことがあります。その場合は一度ライブラリに戻ってから再確認してください。
撮ったあとで写真アプリから位置情報を削除する

写真を撮ったあとでもiPhoneの写真アプリだけで位置情報を取り除けます。撮影済みの写真を選んで情報画面を開き、“場所を削除”をタップするだけでOKです。プライバシーを守りながら大切な瞬間を残せるので、家族写真やSNSにアップする前にさっと処理したいときにぴったりです。
①写真アプリで対象の写真を開く
ホーム画面で写真アプリのアイコンを探してタップします。起動したら「ライブラリ」または「アルバム」タブを開き、位置情報を調整したい写真を見つけてタップしてください。
②画面下部のiマークをタップする
写真を表示したら、画面のいちばん下にある丸いiマークを見つけてください。このマークを押すと撮影場所の情報が開くようになっています。
③地図の右上をタップして位置を調整を選ぶ
写真の詳細画面に表示された地図の右上にある小さな矢印アイコンをタップします。
メニューが開くので、位置を調整を選んでください。これで全画面の地図に切り替わり、ピンを動かせるようになります。
④位置情報を削除をタップして完了する
画面下部にある「位置情報を削除」をタップすると、すぐにメタデータから位置情報が消えます。これで写真を共有しても場所が知られる心配がなくなります。
共有するときだけ位置情報を外して送る

写真をシェアするときだけ位置情報をオフにできるのはとても便利です。iOSのシェアシートにある「オプション」をタップし「位置情報を含める」をオフにすれば、写真データから場所情報だけをサクッと外せます。
普段はそのまま保存しておいて、友だちやSNSに送るときにはプライバシーを守る。この方法なら余計なアプリを使わずに、いつもの操作の延長で位置情報を制御できます。
①共有シートを開く
iPhoneでGoogle Sheetsアプリを起動して画面下の共有タブをタップします。編集権限のあるファイルが一覧表示されるので、その中から目的のシートを見つけてタップしてください。
シートが多くて探しにくい場合は、上部の検索バーにファイル名やキーワードを入力すると素早く絞り込めます。
②オプションをタップする
シェアシートが出てきたら、上部に並んでいるアイコンの下にあるオプションをそっとタップしてください。
もし見当たらないときは、シート全体を少し上にスワイプすると表示されます。
ここをタップすると、位置情報やファイル形式などの細かい設定画面が開きます。
③位置情報のスイッチをオフにする
写真を開いたら画面下の「情報」ボタンをタップして、下にスクロールしながら位置情報の欄を探します。
位置情報の欄にあるスイッチをタップしてオフに切り替えます。オフにすると地図が消えて、情報から住所が消えます。
一度オフにすると位置情報は元に戻せないので注意してください。
④完了をタップして送信する
マップ画面右上の完了をタップして位置情報の削除を確定します。写真アプリに戻ったら、画面左下の共有アイコンをタップしてメッセージやメールなど好きな方法で送信しましょう。
位置情報を活用して思い出をもっと楽しくするアイデア集

写真に位置情報を組み合わせると、単なるアルバムがワクワクする思い出マップに変身します。どこでどんな風景に出会ったかを地図上で振り返ると、新鮮な発見がいっぱいです。
アイデア | 楽しみ方 |
---|---|
フォトマップで行程を可視化 | 地図上に写真を配置すると、旅や散歩したルートがひと目でわかるようになります。 |
日記アプリと連携 | 写真を撮った場所ごとにメモやエピソードをまとめると、あとで振り返るのが楽しくなります。 |
友だちとスポット共有 | 訪れたカフェや観光地をマップで共有すれば、新しい行き先のヒントが広がります。 |
ARで現地再訪 | 撮影場所でARアプリを立ち上げると、その場で写真をポップアップ表示して瞬間を再現できます。 |
思い出ルートの動画化 | 位置情報をつなげて動画を作ると、散歩コースやドライブの足跡をダイナミックに振り返れます。 |
写真タブのマップで旅のルートを振り返る

写真タブのマップ表示では撮影場所ごとにピンが並び移動経路を直感的にたどれます。日付順に写真が配置されるため「ここでランチを食べたな」「あの展望台は夕方だったな」といった思い出もスムーズに呼び起こせます。ピンが密集するエリアは自動でまとめてくれるので撮影枚数が多くても見やすく、拡大縮小や検索バーで特定の期間だけ絞り込むのもお手軽です。
写真アプリのマップ表示で日付や場所をなぞって思い出をたどる
写真アプリを起動し、下部メニューからアルバムをタップします。アルバム一覧をスクロールして「場所」を選ぶと地図表示に切り替わります。
指を使って地図をピンチイン・ピンチアウトすると拡大縮小できます。旅行やお出かけの大きなクラスタをタップすると、撮影した写真がまとめて表示されます。
画面下部にあるタイムラインスライダを左右になぞると撮影時期を絞り込めます。長押ししてスライダを速く動かすと、広い期間からピンポイントに移動しやすくなります。
アルバムを場所別に自動でまとめて整理を時短

写真アプリの位置情報を活かすと、撮った場所ごとにアルバムを自動で作ってくれます。たとえば旅行先やお気に入りカフェの写真がちゃんとまとまるので、ぱっと開いてすぐ振り返れるのはうれしいポイントです。
実際に出張で何百枚も撮ったあと、日付だけだと探しづらかったことがありましたが、場所別アルバムのおかげですぐに目的の写真を見つけられました。忙しいときほどこの時短整理は重宝します。
アルバムタブで新規アルバムを作るときに場所を条件に選ぶ
都度手作業で写真を選ぶより、旅行先やお出かけ先ごとにアルバムをまとめたいときには、場所情報を活用すると便利ですね。
画面下のメニューから「アルバム」をタップして、画面を下に引っ張り「人々と場所」グループまで移動します。
「場所」を選ぶと地図ビューになるので、まとめたいエリアをピンチ操作で拡大して探しましょう。
ピンをタップして表示された写真一覧で右上の「選択」を押し、左下の追加アイコンをタップして「新規アルバムを作成」を選びます。
- 地図はピンチアウトで細かい範囲を表示できるから、小さなエリアごとにアルバムを作りやすい。
- 同じ場所の写真を後から追加するときは、同じ手順で同じアルバム名を選ぶだけで一緒にまとめられる。
ショートカットAppで指定エリアで撮ったら自動でフォルダへ保存

ショートカットAppを使うと、設定したエリア(自宅や会社、よく行くカフェなど)の近くで写真を撮ったタイミングで自動的に指定フォルダへ保存できます。位置情報をもとに振り分けるので、撮った写真が散らかる心配がなくなります。
たとえば旅先の観光スポットだけをまとめておきたいときや、仕事の現場写真をひとまとめにしたいときに便利です。カメラアプリを開く手順はそのまま、裏で自動化が動いてくれるのはプログラマー視点でもニヤリと嬉しいポイントです。
ショートカットAppでオートメーションを作り撮影後に場所条件で振り分ける
ここではショートカットAppを使って撮影が完了したあとに、写真の撮影場所に応じて自動でアルバムへ振り分けるオートメーションを作成する手順を紹介します。
ショートカットAppを起動し、下部メニューの「オートメーション」をタップしてから「個人用オートメーションを作成」を選びます。
「写真」をタップして「新しい写真」が追加されたときにトリガーするように設定します。
アクション追加で「写真をフィルタ」を選び、「撮影地が」「場所で指定」をタップ。地図をピンチ&ドラッグして対象エリアと半径を設定します。
続けて「写真をアルバムに追加」を追加し、先ほどのフィルタ結果を指定のアルバムへ振り分けるように設定します。
「実行の前に尋ねる」をオフにしておくと、撮影後は自動でサイレントに振り分けられます。最後に「完了」をタップして保存しましょう。
撮影直後は写真アプリのライブラリ更新にタイムラグがあることがあるので、少し待ってから自動振り分けされる場合があります。
よくある質問

- 写真の位置情報を削除した後で元に戻せますか?
-
写真データに位置情報を書き込むと上書きされるため、削除したあとで完全に元に戻すのは難しいです。大切な思い出は位置情報を消す前にiCloudなどでバックアップを取っておくと安心です。
- 撮影時に自動で位置情報を付けない方法はありますか?
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設定アプリの「プライバシー」→「位置情報サービス」→「カメラ」で「許可しない」にするだけです。これで次からカメラアプリが位置情報にアクセスしなくなるので、写真に位置情報が付きません。
- 友達にシェアする写真だけ位置情報を外すには?
-
写真を選んで共有ボタンをタップしたら、画面上部の「オプション」を開いて「位置情報」をオフにしてください。実際に試したらワンタップで外せて便利でした。
位置情報サービスを全部オフにしても地図は見られる?
位置情報サービスを全部オフにしても、地図アプリを起動すれば地図はきちんと表示されます。ただし現在地を示す青いマークは出ないので、自分で指を動かして地図をスクロールしながら目的地を探すか、検索バーに行き先を入力して表示していってください。
地図タイルはインターネット経由で読み込まれるので、Wi-Fiやモバイルデータが使える環境なら検索やピンチ操作でズームイン・アウトもスムーズです。プライバシーに配慮しつつ、しっかり地図を確認できるのがうれしいポイントです。
友だちに送った写真の位置はあとからバレる?
メッセージやメールで位置情報付きの写真を送ると、受け取った友だちが写真を保存して「情報を見る」をタップしたときに写真に埋め込まれた位置データが確認できることがあります。
送ったあとに場所を知られたくないときは、共有前に位置情報を取り除くと安心です。写真を選んで共有アイコン→オプション→位置情報をオフにすれば、送信後も位置データは含まれなくなります。
間違った場所が付いた写真は修正できる?
誤った場所が付いてしまった写真でも、iPhoneさえあればサッと直せます。
標準「写真」アプリで個別にピンを動かす方法と、ショートカットを使ってまとめて修正する方法があり、用途に合わせて使い分けられるのが嬉しいポイントです。
- 写真アプリで個別修正:写真を開いて上にスワイプし、位置情報をタップして地図上のピンをドラッグまたは検索で新しい場所を設定可能です。
- ショートカットで一括変更:ショートカットの「GPSの場所を変更」アクションを使い、複数の写真にまとめて正しい座標を割り当てられます。
修正した位置はiCloud写真で同期され、他のデバイスにも反映されるので、旅のアルバムをいつでも正しい場所で振り返れます。
Windowsパソコンへコピーすると位置情報はどうなる?
iPhoneからWindowsパソコンに写真をコピーすると、撮影データはそのまま移動します。だから位置情報も壊れずに埋め込まれたままです。
ただ、Windows標準のフォトやエクスプローラーは位置情報を目立たせないことがあります。気になるときは写真を右クリックして「プロパティ」→「詳細」タブを開くと、こっそり埋め込まれた緯度経度が見つかります。
たくさんの写真を一気に確認したいなら、プログラマー的おすすめはExif表示ツール(exiftoolなど)を使う方法です。コマンドで一覧を作成すれば、Windowsでもサクサク位置情報を整理できます。
まとめ

これまで、iPhoneの写真から位置情報を消したり新たに付けたりする手順を具体的にご紹介しました。基本の操作をマスターすれば、プライバシー管理やアルバム整理がもっと自由になります。
- 位置情報の確認と削除:写真アプリの情報からワンタップでリセットできる
- 位置情報の追加:地図から好きな場所を選んで登録
- ショートカットでまとめ編集:自作ショートカットで複数写真を一括処理
- サードパーティアプリ活用:より細かなGPSデータ編集やバックアップに便利
これらの方法を使いこなして、思い出写真を安心かつ自在に管理していきましょう。写真編集の新しい楽しさを体感してください。