iPhoneで撮った写真がいつのまにか増え続け、何枚まで保存できるのかとふと不安になることはありませんか?
ここでは残り容量の見つけ方から効率的な整理術までを実体験ベースで丁寧に案内します。アプリの小さな表示を読み解くコツやパソコン連携で安全にバックアップする裏技も盛り込み、難しい設定画面で迷わないよう画像付きで手順を解説します。
手元のiPhoneをすぐ確認しながら読み進めれば、撮影のたびに容量を気にする日々とさよならできます。気楽な気持ちで最初のチェックから始めてください。
写真があと何枚撮れるかiPhoneで確認する方法

iPhoneで残り何枚撮れるかは、設定をチェックしてざっくり概算する方法と、無料アプリを使って自動計算する方法が使えます。それぞれの特徴を押さえて、自分に合う手順を試してみてください。
- 設定アプリで空き容量を確認して概算:設定>一般>iPhoneストレージで空き容量を確認し、写真1枚あたりの平均サイズ(約2〜3MB)で割って撮影可能枚数を計算します。
- 無料アプリで自動計算:App Storeから「撮れる枚数チェッカー」などのアプリをダウンロードすると、空き容量をもとに残り撮影枚数をワンタップで表示してくれます。
どちらの方法でも、実際の写真サイズは設定や撮影モード(HDR・Live Photosなど)によって変わるので、最新の撮影設定で実測データを使うと、より正確に枚数を把握できます。
写真アプリだけでチェックする

写真アプリだけで残り何枚撮れるかおおまかに知りたいときには、この方法がおすすめです。iOS15以降の写真アプリなら、選んだ写真の詳細情報にファイルサイズが表示されるようになっているので、かんたんに1枚あたりの容量をつかめます。
あとはスマホに残っている空き容量(設定アプリで確認する必要はありますが)を、その平均ファイルサイズで割るだけ。わざわざ他のアプリを起動せずに、撮影現場でサクッとチェックできるんです。
- 選んだ写真をタップ→情報アイコンでファイルサイズを確認できる
- 手順はアプリ内のみなのでわかりやすい
- 平均サイズを算出して空き容量を割るだけで枚数を推測可能
この方法ならカメラ操作の合間にぱっと容量感をつかめるので、旅行先やイベントなどで安心して撮り続けられますよ。
①写真アプリを開く
ホーム画面にある写真アプリ(カラフルな花のアイコン)をタップしてください。
もし見当たらない場合は、画面中央あたりを下にスワイプしてスポットライト検索を呼び出し「写真」または「Photos」と入力するとすぐに起動できます。
②ライブラリタブで全写真を表示する
ホーム画面やAppライブラリから写真アプリをタップして起動し画面下部にあるライブラリアイコンを押してください。
ライブラリ画面上部にある「年」「月」「日」「すべて」のタブからすべてを選んでください。これで端末に保存された全件が一覧表示されます。
③右下の枚数表示を読む
撮影画面の右下に「123枚」のような数字が表示されています。この数字が残りで撮影できる枚数です。
フォーマット(四角・パノラマ)を切り替えると、数字が変わることがあります。違う構図で撮りたいときは、表示をチェックすると安心です。
設定アプリでストレージ残量から予測する

設定アプリから「一般」をタップし「iPhoneストレージ」を開くと、残りのストレージ容量がすぐにわかります。この表示されている空き容量を、カメラで撮影する写真の平均ファイルサイズ(HEIFなら約2~3MB、JPEGなら約4~5MB)で割ることで、あと何枚撮影できるかをざっくり予測できます。
特別なアプリは不要なので、空き容量をチェックするだけで手軽に使えます。外出先でストレージ不足が心配なときなど、すぐに確認できるのが魅力です。
プログラマー視点のコツとして、写真アプリから10枚ほど選んで合計容量を確認し、1枚あたりの平均サイズを算出すると、さらに精度の高い予測ができます。
①設定アプリを開く
ホーム画面で歯車アイコンを見つけてタップします。見つからないときは画面中央を下にスワイプして検索バーに「設定」と入力すると素早く開けます。
②一般をタップする
設定画面のリストを上から見ていくと、歯車アイコンが並んでいます。そのなかから一般を探してタップします。並び順が変わることもあるので、アイコンの形を目印にすると見つけやすいです。
③iPhoneストレージをタップする
「一般」画面の中ほどにあるiPhoneストレージを見つけたらタップしてください。初回はデータ解析に少し時間がかかることがありますが、カラーグラフが表示されるまでゆっくり待ちましょう。
④容量バーと数値を確認する
設定アプリを開き「一般」→「iPhoneストレージ」をタップすると、画面上部に色分けされた容量バーが見えます。
バーの下に表示される「使用済み」と「空き容量」の数字で、あとどれだけ写真が保存できそうかざっくり把握できます。
表示される数値はあくまでも目安なので、実際の写真サイズによって必要な容量は上下する点に気をつけてください。
iCloud写真の容量を確認して安心する

iCloud写真を有効にすると端末で撮った写真やビデオが自動的にクラウドへバックアップされます。しかしiCloudの容量がいっぱいになると同期が止まりかねません。定期的に使用状況を確認しておくとバックアップの途切れを防げるので安心です。
- 容量不足のリスクを早めに把握できるためバックアップが止まらない
- 大切な写真や思い出をクラウドに確実に残せる
- 必要に応じてストレージプランのアップグレードを検討しやすい
①設定アプリでAppleIDバナーをタップ
設定アプリを開くと、画面のいちばん上に自分の名前が表示されたAppleIDバナーが出てきます。ここをそっとタップすると、AppleIDの詳細画面に移動できます。
②iCloud→写真を開く
iCloudの設定画面を下にスクロールすると写真という項目が見つかります。そこをタップすると、iCloudに同期している写真の管理画面が開きます。
③iCloudストレージの空きを確認する
ホーム画面から設定アプリをタップして開きます。
画面上部に表示される自分の名前をタップして、Apple ID設定画面を表示させます。
一覧からiCloudをタップしてiCloud設定画面へ進みます。
画面下部のストレージを管理を選ぶと、使用中と空き容量がグラフで見やすく表示されます。
バックアップや書類データも含まれるため、写真だけでは予想より空きが少ないことがあります。
空き容量を増やして写真をもっと撮れるようにするコツ

スマホの容量がギリギリだと、せっかくのシャッターチャンスを逃しちゃいますよね。そこで実際に試して効果があった、手軽に空き容量を増やすコツをまとめました。
コツ | ポイント |
---|---|
iCloud写真の最適化 | オリジナルをクラウドに置いて端末には軽量版だけ残すから、写真をたくさん撮っても安心 |
不要なスクリーンショット削除 | 連写や同じ場面のキャプチャをこまめに消せば、思いがけず大きな空き枠ができる |
動画を外部へオフロード | 長尺ビデオはPCや外付けSSDに移すだけで数GB単位でスッキリ |
アプリのキャッシュクリア | SNSや動画アプリの一時ファイルを定期的に消すって案外忘れがち |
Googleフォト低画質バックアップ | 控えめ画質なら無料で無制限に保存できて、端末容量を節約できる |
iCloud写真を最適化して端末容量を節約

iCloud写真をオンにして「iPhoneストレージを最適化」を選ぶだけで、端末には軽量版が保存され、フルサイズは自動でiCloudに収められます。手動で写真を整理しなくても容量不足の心配がぐっと減るので、旅行先でも連写や高画質動画を心おきなく楽しめます。
通信環境が整っていれば元データをいつでもダウンロードできるのも頼もしいポイントです。ストレージが少なめのiPhoneでも、クラウドの力を借りて思う存分撮影ライフを広げましょう。
設定アプリでAppleIDバナーをタップ
「設定」アプリを開いたら、画面のいちばん上にある自分の名前とアイコンが表示されたAppleIDバナーをタップします。ここを押すと、AppleIDまわりの情報がまとめられた画面に移動できます。
iCloud→写真を開く
Safariを起動してアドレスバーにicloud.comと入力し、Apple IDでサインインします。続いて表示されるアイコン一覧から写真をタップして開いてください。
iPhoneのストレージを最適化を選ぶ
「設定」>「写真」を開いたら、リスト内のiPhoneのストレージを最適化をタップして緑色に切り替えます。フル解像度の写真はiCloudに保存され、端末には軽量版だけが残るようになります。
プログラマー目線では、不要なファイル管理の手間が減り、動作がサクサク保てるうえにバックアップ時のトラブル予防にも役立ちました。
パソコンにバックアップしてからiPhoneの写真を削除

パソコンに写真を移してからiPhone上のデータを削除すると、安心して空き容量を増やせます。手元にオリジナルが残るので「やっぱり戻したい」と思ったときにもすぐ対応できるのが嬉しいポイントです。
USBケーブルで直接つなぐと高速にコピーできるので、移行作業がスムーズになります。さらにフォルダを「撮影日別」や「イベント別」に分けておけば、あとから探すときにも手間がかかりません。
Lightningケーブルでパソコンと接続する
Lightningケーブルの細い端子をiPhone底部のポートにまっすぐ差し込みます。無理に傾けず、まっすぐ入れるのがコツです。
ケーブルのUSB端子(USB-AまたはUSB-C)をパソコンのポートへ差し込みます。向きを合わせて軽く押し込むだけでOKです。
写真アプリやエクスプローラーで写真を取り込む
まずUSBケーブルでiPhoneとPCを接続してロックを解除します。PCに「このデバイスを信頼しますか?」が表示されたら画面の指示に従って信頼を選んでください。
Windowsならスタートメニューから「フォト」を開き、右上の「インポート」をクリックし「接続されているデバイス」からiPhoneを選びます。Macなら「写真」アプリが自動で起動するので「読み込み」ボタンを押しましょう。
取り込み前に「読み込み済みの項目を除外」などの設定を確認すると重複が防げます。フォルダや日付ごとに保存先を設定しておくとあとで探しやすいですよ。
取り込み完了後にiPhone側の写真を削除する
iPhoneのホーム画面から写真アプリを起動し、画面下部にあるアルバムタブをタップします。
「最近の項目」やインポート専用アルバムを開き、画面右上の選択をタップして、消したい写真をタップでチェックします。
画面右下のゴミ箱アイコンをタップし、「○○枚の写真を削除」を選ぶと、一時的に「最近削除した項目」へ移動します。
アルバム一覧に戻り下へスクロールして最近削除した項目を開き、右上の選択→画面下部のすべて削除で完全に消去します。
外付けLightningUSBメモリに写真を移す

Lightning端子付きのUSBメモリを使うと、ケーブルなしでiPhoneの写真をさっと保存できるので、端末の容量を空けたいときにぴったりです。Wi-Fiがない環境でも動作するから、出先でストレージ不足を感じたらすぐに頼れます。
iOS13以降ならファイルAppから外付けドライブを認識できるので、写真や動画を簡単にドラッグ&ドロップで移動できます。プログラマー視点では、ドライブはexFAT形式でフォーマットしておくと大容量ファイルも扱いやすく、互換性のトラブルを抑えられます。
FilesアプリでUSBメモリを開く
USBメモリをiPhoneに接続して中身を見たいときは、Filesアプリが頼りになります。対応アダプタを使って差し込むだけで、追加の設定なしに読み込めます。
Lightning-USB3カメラアダプタまたはUSB-C to USBアダプタにUSBメモリを差し込み、iPhoneのポートへしっかり装着します。
ホーム画面からFilesアプリを開き、左端のサイドバーにある「USBドライブ」をタップすると、フォルダやファイルが表示されます。
USBドライブが見つからないときは、一度アダプタを外して再度接続すると読み込まれる場合があります。
写真アプリから移したい写真を選ぶ
写真アプリを開いて画面右下のライブラリを選びます。続いて右上の選択をタップして、移したい写真をタップでチェックします。チェックが面倒なときは、指をスライドさせると連続で選べます。
共有シートでFilesにコピーを選ぶ
共有シートを開き、アプリアイコンが並ぶエリアを左右にスワイプしてファイルに保存をタップします。
表示されたフォルダ一覧からiCloud DriveやこのiPhone内の保存先を選び、保存を押せば完了です。
よくある質問

- 写真アプリに「あと何枚撮れる」が表示されません。どうして?
-
カメラ設定のフォーマットを「高効率(HEIF/HEVC)」にしていると、あと何枚表示が出ないことがあります。JPEGに戻すと再び見えるようになりました。設定→カメラ→フォーマットから変更して様子を見てみてください。
- iPhoneだけで簡単に残り枚数を知るコツは?
-
設定→一般→iPhoneストレージを開くと、写真アプリの容量と「写真1枚あたりのサイズ」がわかります。空き容量をそのサイズで割ればおおよその残り枚数が算出できて、外出先でもサクッと確認できます。
- RAWやLive Photosをたくさん撮ると枚数がずれます。対策は?
-
RAWやLive Photosはファイルサイズが大きいので、標準表示の残り枚数はあくまでJPEG基準です。大事なシーンはRAWで撮影しつつ、枚数を正確に知りたいときは設定→一般→iPhoneストレージで実際の使用量を確認するのが確実です。
- iCloud写真を使うと残り枚数の確認はどう変わりますか?
-
iCloud写真を有効にすると、端末には最適化された軽量版だけが残ります。そのため、端末の空き容量で枚数を算出すると実際より多めに出ることがあります。正確に知りたいときは「オリジナルをダウンロード」してから確認すると安心です。
写真はiPhoneに何万枚まで入る?
写真をiPhoneにどれだけ入れられるかは、ストレージ容量と1枚あたりのファイルサイズで変わります。最新のiPhoneでは標準のHEIFフォーマットで保存されていて、1枚あたり約2MBに抑えられています。
ざっくり計算すると、ストレージ容量別にこんなイメージです。
ストレージ容量 | 写真枚数の目安 |
---|---|
64GB | 約32,000枚 |
128GB | 約64,000枚 |
256GB | 約128,000枚 |
512GB | 約256,000枚 |
1TB | 約512,000枚 |
実際にはアプリやOSのデータも必要になるので、写真だけで埋めたい場合は少し余裕を見ておくのがおすすめです。
残り容量の計算は自動でできない?
iPhoneは残りストレージ容量を表示するだけで写真の残り枚数を自動では出してくれません。
ですがお手軽な応用として、ショートカットアプリで「自由容量÷平均写真サイズ」を計算させると近似値がわかるようになります。こうすると電卓要らずでパッと確認できます。
平均写真サイズは使うカメラモードや画質設定で変わるので、おおざっぱな目安としてください。
動画と写真は同じ容量として数えられる?
写真と動画はどちらもストレージの空き容量から消費される点では同じ仕組みですが、同じ「枚数」として扱われるわけではありません。
一般的に写真1枚は平均で3~5MBほどですが、動画の場合は画質やフレームレートによって大きく変わります。例えばiPhoneの標準カメラで4K・60fpsの動画を撮影すると1分あたり約400MBも消費することがあります。そのため同じ1GBを写真にしたら約200~300枚、動画にするとわずか2分ほどの録画時間になってしまいます。
プログラマー的アドバイスとしては、設定画面の「一般>iPhoneストレージ」で写真アプリやカメラがどれだけ容量を占めているかを確認してから、動画の撮影時間や写真の枚数を見積もると、安心して撮影を楽しめます。
iCloudを使わずに容量を増やすには?
iCloudを使わなくてもiPhoneのストレージ不足を乗り越える方法はいくつかあります。
- パソコンに写真を移動:USBケーブルでつないで写真フォルダを丸ごと取り込めます。
- Lightning対応USBメモリを活用:専用アプリで直接iPhoneからデータをコピーして保存できます。
- 不要ファイルの整理:動画や使っていないアプリは定期的に削除してスペースを増やしましょう。
どれも初期設定や契約の手間が少なく、費用を抑えながらスマホ本体の空き容量を増やせる方法です。
まとめ

写真をたくさん撮りたいときは、まず「設定」アプリで「iPhoneストレージ」を開いて残り容量をざっくり把握しましょう。続いてカメラアプリを起動すると、フォーマットや解像度ごとの目安残り枚数が表示されるので、撮りたいシーンに合わせて設定を切り替えると安心です。
さらにiCloudの「ストレージ最適化」を使えば、オリジナル写真をクラウドに置きつつ、端末には軽量版を残せるので、容量不足の心配がぐっと減ります。旅行やイベントの直前には一度整理しておくと、思いがけないカメラロールの混乱を避けられます。
これで大切な瞬間を撮り逃す心配がなくなります。スマホの容量を味方につけて、思いきりシャッターを切りましょう。